プログレッシヴ・ロックの中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!

プログレ、60s/70sロックCDのネット通販/買取

24時間以内発送(土・日・祝は翌営業日)、6,000円以上送料無料

特集 世界のジェネシス・フォロワーたち!

スタッフ佐藤です。

今回の探求テーマは「世界のジェネシス・フォロワー」!

5大バンドの中でもとりわけ後進への影響力が強いバンドだけに、70年代当初から現代にいたるまで世界各国に膨大な数のフォロワー・バンドを生み出し続けています。

現在のカケレコ棚にもたくさんのジェネシス・フォロワー作品がございましたので、一部を厳選してピックアップしてみたいと思います☆

【直近で入荷した注目タイトル】

MANGALA VALLIS/VOICES

ジャケットからは想像できない、GENESIS憧憬と明快かつスケール大きく広がるモダンな音作りが見事に共存する、聴きやすくも風格に満ち満ちたシンフォニック・ロックが圧巻です!同じくGENESISをリスペクトするBIG BIG TRAINやSPOCKS BEARD、そしてECHOLYNあたりがお好きならこれは是非聴いてほしい力作!

試聴 Click!





ここからは、国別でお楽しみください☆

【イギリス】ENGLAND/GARDEN SHED

そのバンド名どおり、「英国らしさ」を最もイマジネーション豊かに音像化した一枚。香り立つような英国叙情にかけてはジェネシスと双璧でしょうね。魔法のようにファンタスティックなメロトロンのプレイも圧巻の大傑作!

試聴 Click!


【タイトル追加】「若い者には負けちゃいられん!」とばかりの、往年の名バンド達による貫禄の新作群を探求!

【関連記事】

【タイトル追加】「若い者には負けちゃいられん!」とばかりの、往年の名バンド達による貫禄の新作群を探求!

続々登場する新鋭バンドに負けじとハイクオリティな作品を発表している、70年代に活躍したベテラン・バンド/アーティストたちの作品に注目してまいります☆

【イギリス】WILLOWGLASS/BOOK OF HOURS

新鋭バンドからはこちらの素晴らしい一枚を。洪水のように溢れ出すメロトロンをバックに、リリカルなエレキ&アコギやシンセやフルートが優美に舞うファンタスティックな英シンフォを聴かせます。アルバムのどこを切り取ってもメロディが止めどなく溢れてきて堪りません!

試聴 Click!


【タイトル追加】メロトロンが好き?ならメロトロン溢れまくりの新鋭バンド達もお聴き逃しなく!

【関連記事】

【タイトル追加】メロトロンが好き?ならメロトロン溢れまくりの新鋭バンド達もお聴き逃しなく!

70年代の楽器と見なされている節があるメロトロンですが、プログレにおいては現在も現役バリバリの楽器であることはご存知でしょうか。今回は、そのあたりが実感していただけるメロトロンが溢れまくりの新鋭プログレ作品をご紹介してまいりましょう~。

【イタリア】WATCH/SEVEN

現イタリアのジェネシス系シンフォ・バンド筆頭格と言える彼らの17年作7th!3~7分台の楽曲にジェネシス憧憬の叙情美とドラマ性、ポップな聴きやすさをセンス良く詰め込む手腕はさすがの一言。S.ハケットのカバー曲には本人がゲスト参加!

試聴 Click!

【イタリア】SUBMARINE SILENCE/THERE’S SOMETHING VERY STRANGE IN HER LITTLE ROOM

これぞ、初期ジェネシスの幻想性 meets イタリアの詩情。90年代以降のイタリアでは数多くのジェネシス系シンフォの名バンドが生まれていますが、その筆頭格とも言えるでしょう。

試聴 Click!

【フランス】アンジュ/新ノア記

英国のシアトリカル・ロック代表がジェネシスなら、ユーロでは間違いなくこのバンド!このイマジネーション溢れるシンフォ・アンサンブルと耽美なフランス語ヴォーカルが織り成す圧倒的ドラマティシズムはもしやジェネシス以上!?

試聴 Click!


ANGEを起点に巡る、フレンチ・シアトリカル・プログレ・セレクション☆

【関連記事】

ANGEを起点に巡る、フレンチ・シアトリカル・プログレ・セレクション☆

今回は、フレンチ・シアトリカルの代表格と言えるANGEを出発点に、フランス伝統のシアトリカルなパフォーマンスが楽しめる作品を新旧織り交ぜてピックアップしてまいりましょう~☆

【フランス】MEMORIANCE/L’ECUME DES JOURSE: D’APRES BORIS VIAN

70年代末に残されたジェネシス系フレンチ・シンフォの秘宝。ジャケには秘宝感ないですが、奥ゆかしく叙情的なシンフォニック・サウンドはいかにもフランスならではで秘宝感ぷんぷん。

試聴 Click!


【タイトル追加】文学作品をテーマとする世界のプログレ・コンセプト・アルバム特集!

【関連記事】

【タイトル追加】文学作品をテーマとする世界のプログレ・コンセプト・アルバム特集!

世界各国より文学作品をテーマに制作されたプログレ・コンセプト・アルバムの名作をご紹介してまいりましょう!

【ドイツ】NEUSCHWANSTEIN/BATTLEMENT

ジェネシス・サウンドへの理解度/再現度では各国フォロワーの中でも屈指と言えるのがこの作品。トニー・バンクスへの敬意に満ちたファンタスティックなシンセとピーガブそっくりヴォーカルがもう、雰囲気抜群!

試聴 Click!

【ドイツ】TIBET/TIBET

こちらもジェネシス系ジャーマンものの名品の一つですね。イントロのメロトロン、まるでジェネシス「Watcher Of The Skies」!バンド名やジャケのイメージとは裏腹にクラシカル&リリカルなパートの美しさが際立った演奏が特徴的です。

試聴 Click!

【オランダ】SAGA/TO WHOM IT CONCERNS

70sオランダからはちょっとニッチな一枚を。ジェネシス、キャメル、ムーディー・ブルースをミックスさせたような叙情派プログレを鳴らしていて、陰影のあるメロディと抑えたメロトロンが織りなす儚げなアンサンブルは英プログレ・ファンにも直撃するでしょう。

試聴 Click!


【新作追加!】ドイツの注目レーベルPAISLEY PRESSのマニアックすぎるプログレ・リイシューを一挙ピックアップ!

【関連記事】

【新作追加!】ドイツの注目レーベルPAISLEY PRESSのマニアックすぎるプログレ・リイシューを一挙ピックアップ!

欧米各国の「ど」がつくマイナープログレを発掘リリースしている注目の新興レーベルPAISLEY PRESS。リリース作品を一挙ご紹介!

【オランダ】CHRIS/SNOW STORIES

オランダが誇る天才マルチ・プレイヤーが制作した珠玉のクリスマス・アルバム。ムーン・サファリも彷彿させる流麗で躍動感あるアンサンブルに、ジェネシス/キャメルを受け継ぐ夢見るようなロマンティックさが加わった絶品ファンタスティック・シンフォ!

試聴 Click!


プログレ新鋭のコンセプト・アルバム・セレクション!

【関連記事】

プログレ新鋭のコンセプト・アルバム・セレクション!

新鋭バンドたちによるコンセプト・アルバムの力作の数々をご紹介いたしましょう!

【ポーランド】MILLENIUM/EGO

現ポーランドを代表するバンドと言えば彼らですよね。ジェネシスの叙情美とフロイドの内省感を合わせたようなメロディーを東欧的なメランコリーいっぱいのアンサンブルが包み込んだこの13年作、ドラマティック過ぎっ!

試聴 Click!


【新作追加】新世代ポーランド・プログレの総本山 LYNXレーベル特集!

【関連記事】

【新作追加】新世代ポーランド・プログレの総本山 LYNXレーベル特集!

現在のポーランド・プログレを支えるレーベルLYNX MUSICを大特集します!

【スイス】DEYSS/AT KING

ジャケットからして分かる通り、ジェネシス~マリリオンに通じるスイスのバンド。旋律からにじみ出るハケットやバンクスへのひたむきな愛情が良いなぁ。

試聴 Click!


【CIRCUS国内紙ジャケ化記念!】叙情美と技巧性を併せ持ったスイス・プログレを探求!

【関連記事】

【CIRCUS国内紙ジャケ化記念!】叙情美と技巧性を併せ持ったスイス・プログレを探求!

フランス・ドイツ・イタリアという大国に囲まれつつ独自の規律を貫いてきた、永世中立国スイスのプログレを一挙ご紹介!

【ベルギー】MACHIAVEL/MECHANICAL MOONBEAMS

ベルギーを代表するシンフォニック・ロック・グループの78年作。GENESIS meets PILOTと表現したくなるような愛すべき逸品。

試聴 Click!


【タイトル追加】フランスとドイツに接する美しき小国ベルギーの、個性みなぎるプログレ作品を探求☆

【関連記事】

【タイトル追加】フランスとドイツに接する美しき小国ベルギーの、個性みなぎるプログレ作品を探求☆

フランスとドイツに接する美しき小国ベルギーが生んだ個性みなぎるプログレ作品の数々をレコメンド!

S【ノルウェー】ONIC SIGHT/ANTHROPOLOGY

初期ジェネシスタイプのシンフォならそれこそ星の数ですが、ガブリエル&コリンズ両時代のジェネシスをここまで見事に料理しきったサウンドって他にないんじゃないかなぁ。これは問答無用でオススメのノルウェー新鋭!

試聴 Click!


【タイトル追加】フランスとドイツに接する美しき小国ベルギーの、個性みなぎるプログレ作品を探求☆

【関連記事】

【タイトル追加】フランスとドイツに接する美しき小国ベルギーの、個性みなぎるプログレ作品を探求☆

フランスとドイツに接する美しき小国ベルギーが生んだ個性みなぎるプログレ作品の数々をレコメンド!

【アメリカ】CATHEDRAL/STAINED GLASS STORIES

硬質なギター&ベースやドラムはYESかKING CRIMSONを思わせますが、ファンタスティックで華麗なキーボードのプレイはGENESISからの影響大。極めつけは溢れんばかりのメロトロン!古くからの米シンフォ人気作ですね~。

試聴 Click!


『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!~「ジェネシスそっくりバンド大集合!」~

【関連記事】

『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!~「ジェネシスそっくりバンド大集合!」~

古今東西、GENESISが好きすぎるあまりそっくりになってしまった(!?)愛すべきGENESISフォロワーたちをご紹介してまいります!

【アメリカ】CELL15/RIVER UTOPIA

ピーガブ期ジェネシスとニール・モーズ期スポックス・ビアードを融合させたような、突き抜ける爽快感と英国叙情を備えた注目の新グループ。現代のバンドらしいエッジの効いたテクニカルなアンサンブルに耳を奪われますが、キーボードがもたらすヴィンテージな味わいも印象的なんです。

試聴 Click!


キャッチーで抜けのいい、爽快感たっぷりのプログレ新鋭セレクション☆

【関連記事】

キャッチーで抜けのいい、爽快感たっぷりのプログレ新鋭セレクション☆

キャッチーで抜けのいい、爽快感たっぷりのプログレ新鋭作品を集めました!

【アルゼンチン】PABLO EL ENTERRADOR/PABLO EL ENTERRADOR

南米のジェネシス・タイプときて、この作品を挙げないわけにはまいりません。天上からひらひらと降りてくるような奇跡のメロディ、センチメンタルなヴォーカル、テクニカルにして広がり豊かなファンタジックさもたっぷりのバンド演奏。ずばりアルゼンチン・ロック最高峰!

試聴 Click!


涙せずにはいられない。詩情あふれる珠玉のアルゼンチン・ロック選

【関連記事】

涙せずにはいられない。詩情あふれる珠玉のアルゼンチン・ロック選

叙情派アルゼンチン・ロック作品の中で、特にメロディの良さが堪能できる泣ける作品を見ていきたいと思います。南米ロック史に名を刻む名作から、そのDNAを受け継いだ新鋭まで、世代を超えてご紹介!

【メキシコ】CAST/LANDING IN A SERIOUS MIND

現メキシカン・プログレの雄、記念すべきデビューアルバム!00年代以降のダイナミックでテンション高いサウンドとは趣を異にする、ジェネシス愛と鋭くアーティスティックな感性が拮抗するシンフォニック・ロックなのですが、これが1stとは信じられない出来栄え!

試聴 Click!


メキシコが誇るシンフォ・バンドCAST特集!

【関連記事】

メキシコが誇るシンフォ・バンドCAST特集!

90年代以降のプログレ・バンドではフラワー・キングスと双璧と言っても過言ではないバンドへと成長した、プログレ辺境の地メキシコの雄、CASTを大特集!

【ニュージーランド】AIRLORD/CLOCKWORK REVENGE

イングランドが『ガーデンシェッド』をリリースしたのと同じ77年に、南半球にて、ジェネシスとイエスのエッセンスを同じく継いだこんな名盤というか迷盤が生まれていたとは・・・。これは名づけて「大道芸プログレ」!痛快!

試聴 Click!


オセアニアン・ロック特集Vol.1<サイケ/ハード・ロック編>

【関連記事】

オセアニアン・ロック特集Vol.1<サイケ/ハード・ロック編>

オーストラリア&ニュージーランドを中心に、英米の文化をいち早く吸収しつつ独自に進化させていったオセアニアのロックを探求してまいります。まずはサイケ/ハードロック編!


オセアニアン・ロック特集Vol.2<プログレ編>

【関連記事】

オセアニアン・ロック特集Vol.2<プログレ編>

オセアニアン・ロック特集、今回はプログレ編。オーストラリアが世界に誇るグループ、セバスチャン・ハーディーを起点に、オーストラリア&ニュージーランドの様々なプログレ作品をご紹介いたします。

【バーレーン】OSIRIS/MYTHS AND LEGENDS

バーレーンと言ったら石油とサッカーくらいのイメージしかないけど、こんないかにもな名前のプログレ・バンドがいたとは。しかもジェネシスやキャメル直系のシンフォニック・ロックで、日本人の琴線にビンビン触れてくるって!?

試聴 Click!


辺境地オルガン・ロック探求☆

【関連記事】

辺境地オルガン・ロック探求☆

あるときはクラシカルに格調高く、あるときはジャジーかつ芳醇に、あるときはグルーヴィーで熱量たっぷりに…。辺境地で鳴らされた個性豊かなオルガン・ロックの数々をピックアップしてまいりたいと思います。

いかがでしたか?気になる作品が見つかりましたら幸いです!



60&70年代ロック/プログレCDの買取なら是非カケハシ・レコードへ!

ご紹介したようなオールタイムのプログレや60s/70sロックのCDで聴かなくなったものはございませんか? 査定の正確さ・高額買取で評価いただいているカケレコ「とことん査定」、是非一度お試しください!買取詳細&買取査定額の一例はコチラ↓
http://kakereco.com/about_assess.php

関連カテゴリー

関連CD在庫

  • ENGLAND / GARDEN SHED

    77年リリースの唯一作にしてブリティッシュ・シンフォの大傑作、ファンタスティックで英国叙情匂い立つアンサンブルは素晴らしすぎます!

    古くからプログレッシブ・ロックの隠れた名盤として認知されてきたイギリスのシンフォニック・ロックバンドの77年デビュー作。当時プログレッシブ・ロックは衰退、時代はパンク・ロックが台頭し移ろう中、ひっそりとリリースされた本格的なプログレッシブ・ロック作品です。YES、GENESISの影響が色濃い音楽性を持ちながらも、飛び抜けたメロディー・メイクの上手さ、メロトロンをはじめ楽曲を彩るドラマ性、そしてタイトな演奏の中にも英国然とした湿り気と叙情美を感じる音作りでファンの心を揺さぶり続ける、知る人ぞ知る傑作です。

    • GTR153

      2枚組の特別エディションで、CD1にはアルバム音源、CD2には未発表曲や新曲など8曲を収録。オリジナル・マスター・テープからのデジタル・リマスター、28ページのブックレット入り。デジパック仕様CD2の収録曲は、

      1. Nanagram >Live< 2006 5:09
      2. Carmina Burana 4:00
      3. Fags, Booze & Lottery 4:47
      4. The Ladie’s Valley 7:42
      5. Masters Of War 4:27
      6. Three Piece Suite (1976 Olympic Version) 11:44
      7. Heebeegeebee 5:37
      8. Nanagram 4:15

    • BVCP20014

      廃盤希少、Blu-spec CD、05年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲(「ナナグラム」)、定価2381+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯有

    • ERC32004

      プラケース仕様、EDISON旧規格、定価3200

      盤質:無傷/小傷

      状態:良好

      帯有

  • NEUSCHWANSTEIN / BATTLEMENT

    抜群にファンタスティックなジェネシス系ジャーマン・シンフォの名作、79年発表

    ドイツの古城をバンド名に据えたシンフォニック・ロックグループの79年作。いわゆるGENESISフォロワーの中でもその徹底したサウンドメイクで評価を得たグループであり、初期、中期GENESISの音楽性を堅実に継承しています。ボーカルはPeter Gabrielそっくりのしゃがれ声でシアトリカルな歌い回しを聴かせ、のどかな田園風景を想起させるような12弦ギターのファンタジックな調べはまさに黄金期GENESISそのもの。そこに厚みのあるシンフォニックなキーボードが加わると、ジャーマン・シンフォニック・ロック独特の音の深み、そしてブリティッシュとはまた質感の違うロマン派の翳りが見える、素晴らしい作品です。

  • MILLENIUM / EGO

    ポーランド・プログレ・シーンを代表するシンフォ・バンド、ずばり最高傑作と言える13年作9th

    99年結成のポーランド屈指のプログレ新鋭バンド。ネオ・プログレとピンク・フロイドの影響の元に、メランコリックで映像喚起的なサウンドでデビューし、徐々に洗練させながら、前々作、前作で到達した、「プログレ」の枠を超えた、ピンク・フロイド『ウォール』ばりのスタイリッシュな「ロック」サウンド。2013年作9thである本作では、スタイリッシュさはそのままに、叙情性を増し、シンフォニック・ロックとして孤高のサウンドを聴かせています。映像喚起的なSEから入り、中欧の森を思わせるアコギのリードが静かに鳴るイントロ。その静寂を打ち破って轟くヘヴィなギターとキーボードによる音の壁とギルモアばりに伸びやかに泣くリード・ギター。そして、何より素晴らしいのがメロディーとヴォーカル。ピンク・フロイドの内省感とネオ・プログレの叙情美とが出会ったような美旋律、そして伸びやかさの中に翳りを感じさせるハイトーンが魅力のヴォーカルは、もう絶品の一言。99年のデビュー作での「空間的な音響センスに溢れたシンフォニック・ロック」を、これまでの作品で培ったテクニックとサウンド・メイキングのセンスにより圧倒的な強度で聴かせた一大傑作。熱くも透徹としたロマンティシズム。これはずばり最高傑作!

  • SUBMARINE SILENCE / THERE’S SOMETHING VERY STRANGE IN HER LITTLE ROOM

    伊シンフォの名バンドMOONGARDENの別動バンド13年作、GENESIS式ファンタジーを理想的に受け継いだ壮大なシンフォ絵巻!

    ジェネシス系伊シンフォの名バンドとして知られるMOONGARDENのギタリストとキーボーディストによるプロジェクト・バンド、13年作2nd。分厚く荘厳なシンセとピアノソロが連なっていく冒頭部を経た次の瞬間。躍動感いっぱいに弾むリズム・セクションに乗って、伸びやかに尾を引くロングトーンのギター、ひたすら柔らかくファンタスティックに広がるシンセが駆け抜けていくこのアンサンブル!GENESISの名曲「Watcher Of The Skies」を重ねずにはいられない素晴らしい演奏に、思わず胸が震えます。一音一音が凛とした美しさを放つピアノ、繊細な叙情美を添えるフルートもやはりGENESISを想起させる素晴らしいもの。前作にはなかったヴォーカルが加わっているのも特徴で、パッションと深みをあわせ持つ劇的な歌唱を聴かせます。全14曲切れ目なく展開していく演奏に最後まで圧倒される、見事な完成度のシンフォ絵巻。初期GENESISのファンタスティックさ、幻想性、叙情美を理想的に受け継いだ文句なく素晴らしい一枚です。おすすめ!

  • MEMORIANCE / L’ECUME DES JOURSE: D’APRES BORIS VIAN

    ジェネシスやキャメル影響下のフランスのバンド、79年作2nd、叙情的なユーロ・ロック名作

    ジェネシスやキャメル影響下のメロディアスなサウンドが人気のフランスのシンフォニック・ロック・バンド。76年のデビュー作と甲乙つけがたく人気の79年作2ndで、フランスの作家ボリス・ヴィアンによるSF青春小説『日々の泡』をモチーフにしたコンセプト・アルバム。前作から、ドラムが代わり、キーボーディストが加わってツイン・キーボード編成となって録音されています。ラインナップの変化はプラスとなった印象で、シャープに引き締まったドラム、左右チャンネルから鳴らされてシンフォニックに広がりドラマ性を高めるキーボード・アンサンブルは特筆。スティーヴ・ハケットやアンディ・ラティマーを彷彿させる繊細なタッチのリリシズム溢れるギターは相変わらず絶品だし、奥ゆかしさがフランスらしいヴォーカルもまた魅力的だし、ジェネシスやキャメルのファンにはたまらない「詩情」と「ドラマ」に満ちています。マイナーながら叙情的なシンフォニック・ロックの名作です。

  • SAGA / TO WHOM IT CONCERNS

    オランダのシンフォニック・ロック・バンド、ユーロ・ロックの秘宝と言える79年の唯一作

    オランダのシンフォニック・ロック・バンド、79年の唯一作。サウンドはずばり「もしもムーディー・ブルースに、スティーヴ・ハケットとピート・バーデンスが加入したら!?」って感じ。フォーキーなメロディ、朗らかでジェントルなヴォーカル、陰影を描くメロトロンなどはムーディー・ブルースを彷彿させながら、アンサンブルにはジェネシスやキャメルに通じるドラマティックさがあります。ハモンド・オルガンのクラシカルなキメとシャープなリズム・チェンジで緊張感を生むリズム隊との組み合わせはまるでジェネシスだし、ギターの繊細なアルペジオにムーグの柔らかなリードが乗るパートはキャメルを思い出します。ローカルなレーベルからのリリースで原盤は激レアのようですが、クオリティの高さは特筆もの。これはユーロ・ロックの秘宝と言える名作です。

  • AIRLORD / CLOCKWORK REVENGE

    まさかニュージーランドにこれほどまでのプログレ・ハードが生まれていたとは!ジェネシスを受け継ぎつつも何とも奇天烈な迷盤!

    76年〜78年に活動したニュージーランド出身のプログレ・ハード・バンド、77年の唯一作。ピーター・ガブリエルにちんどん屋&サーカス風味を加えたような演劇的かつ素っ頓狂なヴォーカルがいきなり強烈。演奏もテープを早回ししてるようにえらく焦燥感たっぷりで、切れこむ変拍子のキメはジェントル・ジャイアントばりだし、エッジの立ったトーンで忙しなく動きまわるベースはイエスを土台にしつつも何だか違う方向に突き抜けちゃってるし、子供の声みたいなコーラスも奇天烈感たっぷりだし、イングランドが『ガーデンシェッド』をリリースしたのと同じ77年に、南半球にて、ジェネシスとイエスのエッセンスを同じく継いだこんな名盤というか迷盤が生まれていたとは・・・。これは名づけて「大道芸プログレ」!痛快なるプログレ・ファン必聴の一枚です。

  • WILLOWGLASS / BOOK OF HOURS

    メロトロンとフルートに包まれた、どこを切ってもメロディが溢れるファンタスティックな英シンフォ、08年作

    イギリスのインスト・シンフォ・グループ、08年作の2nd。メロトロンの洪水をバックにリリカルなエレキ&アコギやシンセやフルートが優美に舞うファンタスティックな英シンフォ。アルバムのどこを切り取ってもメロディが止めどなく溢れてきます。圧倒的な叙情性!ヘヴィさは無く、1音1音丁寧に編み上げられた手工芸品のような逸品。CAMELやGENESISタイプのシンフォニック・ロックのファンは必聴です!

  • CAST / LANDING IN A SERIOUS MIND

    メキシコのみならず中南米プログレを代表するシンフォ・バンド、94年リリースの記念すべき1st!

    結成は70年代に遡るメキシコのシンフォ・グループ、94年作の記念すべき1st。トニー・バンクスからの影響が色濃いリリカルなキーボードを中心とするファンタスティックなシンフォニック・ロック。00年以降作のようなダイナミズムこそありませんが、丁寧に紡がれたGENESISタイプのアンサンブルは、これはこれでたいへん魅力的。詩情溢れるメロディは既に完成の域。センシティブでエモーショナルなヴォーカルも素晴らしい。すでに長いキャリアを誇るだけに、デビュー作ながらさすがの音作りセンスを感じさせる逸品です。

  • MANGALA VALLIS / VOICES

    02年デビューのイタリアン・プログレ・バンドによる2020年作4thアルバム、70年代テイストと明快かつスケール大きなモダンさが見事に共存する、聴きやすくも風格に満ち満ちたシンフォ傑作!

    02年にデビューしたイタリアン・プログレ・バンド、2020年作4thアルバム。BIG BIG TRAINやSPOCK’S BEARDあたりのグループに通じる、GENESISをはじめとする70年代プログレ的ヴィンテージ・テイストと、明快かつスケール大きく広がるモダンな音作りが見事に共存する、聴きやすくも風格に満ち満ちたシンフォニック・ロックは、8年というブランクを微塵も感じさせない素晴らしさです。どっしり安定感のあるリズム・セクションを土台に、新加入のキーボーディストによるジョワーっと芳醇に鳴るヴィンテージなオルガンと艶やかで輝かしい音色を響かせるシンセ、シャープながらエモーションいっぱいのメロディアスなプレイで躍動するギター、スタイリッシュさと繊細さが絶妙に共存する男性ヴォーカルらが力強く紡ぐシンフォニック・ロックには、終始感動が収まりません。パワフルなアンサンブルが不意に静まり、アコギやピアノによる気品あるパートへと切り替わるしなやかさを持つ演奏も特筆。上記2バンドやアメリカのECHOLYNなどがお好きな方ならグッとくる事間違いない傑作です!

コメントをシェアしよう!

あわせて読みたい記事

中古CD買取案内

カケレコ洋楽ロック支店

新着記事

もっと見る

プロのライター&ミュージシャンによるコラム好評連載中!

文・市川哲史

文・深民淳

文・舩曳将仁

文・netherland dwarf

人気記事ランキング

* RSS FEED

ロック探求特集

図表や代表作品のジュークボックスなどを織り交ぜ、ジャンル毎の魅力に迫ります。