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キャッチーで抜けのいい、爽快感たっぷりのプログレ新鋭セレクション☆

スタッフ佐藤です。

プログレと言えば「複雑」「難解」「知的」「シリアス」といったイメージが先行しがちかもしれませんが、キャッチーなメロディと抜けのいい痛快な演奏で楽しませてくれるプログレもたくさん存在します。

各国の新世代グループ達から特に爽快感たっぷりな作品をご紹介してまいりましょう!

まずは、アメリカから届いたスンバらしい爽快プログレ24年作を!

MILE MARKER ZERO/COMING OF AGE

コネチカット州ニューヘイヴン出身、ほぼ無名のバンドながらキャッチー&メロディアスなプログレとしてこれは凄い完成度ですよ。

終始メロディアスなギターやトニー・バンクス彷彿のキーボード、清涼感いっぱいのコーラスを伴ったヴォーカルらが織り上げる、これぞアメリカな爽快プログレ!

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そのMILE MARKER ZEROを聴いて思い浮かべたイタリアの人気バンドによる24年作もさすがの一枚でした!

BAROCK PROJECT/TIME VOYAGER

キャッチー&テクニカルなイタリアの人気バンド、24年作!

トランペットが勇壮に鳴り響いたと思ったら、唸るハモンドを合図にクラシカルな絢爛さとスタイリッシュなポップさを纏い疾走し始める、この導入部の時点で傑作の匂いが漂います。

もちろん全編期待通りの素晴らしさ!

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ヴィンテージとモダンの絶妙なる融合、センス溢れるイタリア新鋭BAROCK PROJECTを特集!

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毎回ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。本日は新鋭より、70年代プログレを受け継ぐヴィンテージ感と現代のバンドらしいモダニズムを見事に融合させたサウンドを聴かせる、イタリア期待の新鋭BAROCK PROJECTにフォーカスしてまいりましょう!

DILEMMA/PURPOSE PARADOX

スポビやBBTなどを彷彿させる、キャッチーでドラマティックなメロディに溢れたプログレが根っこにあり、そこにメロディアス・ハード的なエッジの立った疾走感を加えた感じ。

オランダならではの職人的音作りセンスも発揮された快作!

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MOON SAFARI/HIMLABACKEN VOL.2

爽やかさでは右に出る者はいないプログレ・バンドと言ったらMOON SAFARI。

この23年作でもそのことを見事なまでに証明して見せています。

ファンタスティックで爽快な演奏、完璧なコーラスワーク、キャッチー&リリカルな珠玉のメロディ。

変わらぬMOON SAFARI印のサウンドを軸としつつも、メロハー的エッジ感や初期QUEENばりの荘厳さなど新たな要素も取り込んで進化を見せる傑作。

文句なしにカケレコメンド!

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【タイトル追加】KAIPAファンに聴いて欲しい、優美でファンタスティックな北欧プログレ・セレクション☆

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KAIPAによる22年作『URSKOG』、素晴らしい作品でした。今回はそんなKAIPAがお好きな方に是非聴いて欲しい北欧プログレ作品をご紹介したいと思います♪♪

AIRBAG/ALL RIGHTS REMOVED

北欧ならノルウェーのこのバンドも一押し!

『狂気』以降のフロイドを彷彿させる幻想的なパートを軸にしつつ、エッジの立ったギターが無機的かつエモーショナルに炸裂したり、艶やかなストリングスが伸びやかに旋回したり、次々と鮮やかな音像を描き出していき素晴らしい…。

北欧的な透徹した音使いもセンス抜群!

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ピンク・フロイドのメランコリーを受け継ぐノルウェーの新鋭メロディアス・プログレAIRBAGを特集!

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テクセル/メトロポリタン

前作で全開だったFOCUS愛を随所に感じさせつつ、よりモダンかつスタイリッシュなサウンドメイクで爽快感たっぷりに突き抜ける2nd。現CAMELのPete Jonesや00年代FOCUSのギタリストらも参加!

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70sプログレ&ロック・ファンに聴いてほしい、先人へのリスペクトに溢れたヴィンテージな新鋭特集!

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今回取り上げるのは、70年代プログレ&ロックへの憧れと敬意を感じさせるヴィンテージなサウンドを鳴らすバンドたち。厳選してピックアップ!

TIGER MOTH TALES/COCOON

「ファンタジー」そのものと言っても過言ではないサウンドを紡ぐマルチ・ミュージシャン!

近年はCAMELのキーボーディストに抜擢され活躍する盲目のアーティストPete Jonesによるプロジェクトです。

幻想に包まれたリリカルなメロディが躍動する2014年渾身のデビュー作に、10周年を記念して新規録音を追加した24年バージョン☆

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QUORUM/KLUBKIN’S VOYAGE

全パートのどこを切り取ってもメロディが溢れ出る、と言っても過言ではないメロディアスぶり!

これはGENESISやCAMELやYESなど70年代プログレの遺伝子を受け継いだ正統派プログレとして一級の出来映え!

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【タイトル追加】イエスが好きな人におすすめ!世界のファンタスティック・プログレ特集☆

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イエス『危機』を出発点に、テンションいっぱいのアンサンブルとファンタスティックなメロディ&コーラスが素晴らしいプログレを世界中からピックアップ!

QUORUM/ANOTHER WORLD

上記のデビュー作が気に入ったなら、こちらの2ndもぜひ。

「陽」「陰」のパートともにシンフォニック・ロック・ファンの心に直球で響くドラマたっぷり。

2010年代にデビューしたバンドの中でも屈指と言えるロシアの新鋭による待望の2015年作2nd!

RTFACT/LIFE IS GOOD

ずばり「ジェントルジャイアント+エニド」。管弦楽器群による本格クラシカル・サウンドと、GGを現代的にアップデートしたような目まぐるしいアンサンブルが融合、圧倒的な質量感を誇るシンフォ・ハードが迫ってきます。豪華ゲスト陣にも注目!

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DRY RIVER/CUARTO CRECIENTE

現代スペインが誇る新鋭プログレ・バンド、傑作『2038』から4年ぶりとなった22年作!

往年のQUEENにHR/HM的ヘヴィネスを纏わせたような、最高に熱くて強烈にキャッチーなサウンドに終始虜にされます!

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スペインのDRY RIVERから出発する、情熱的なヴォーカルが活躍する新鋭プログレ探求♪

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注目のスペイン新鋭DRY RIVERから、情熱的なヴォーカルが楽しめる新鋭プログレを探求します♪

キャスト/ヴィダ

中南米シーンが誇るシンフォニック・ロックの最高峰バンドですね!

この15年作は、まるでラッシュの疾走感とジェネシスのファンタジーをブレンドさせ、モダンなヘヴィネスとエッジで鮮烈なシンフォニック・ロックへと仕立てたような問答無用の傑作。

ハードだけどラテンアメリカ特有の爽やかな聴き心地も備えていて、本当にいいバンドです。

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スペインのDRY RIVERから出発する、情熱的なヴォーカルが活躍する新鋭プログレ探求♪

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メキシコが誇るシンフォ・バンドCAST特集!

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90年代以降のプログレ・バンドではフラワー・キングスと双璧と言っても過言ではないバンドへと成長した、プログレ辺境の地メキシコの雄、CASTを大特集!

いかがでしたか?気になる作品を見つけていただければ幸いです!

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  • CAST / VIDA

    メキシコが世界に誇るシンフォニック・ロック・バンド、2015年作、イタリア人の気鋭ヴァイオリン奏者を迎えた壮麗かつダイナミックな傑作

    90年代はじめのデビュー以降コンスタントに作品をリリースし続けているメキシコが誇るシンフォニック・ロック・バンド。前作から早くも1年で届けられた2015年作。特筆は、近年のニュー・トロルスのライヴへの参加や、管弦楽器隊によるプログレ・トリビュート・バンドGNU QUARTETでの活躍で知られるヴァイオリン奏者Roberto Izzoがコンスタントなメンバーとして参加していること。ゲストとして、他のGNU QUARTETの管弦楽器奏者も参加していて、瑞々しく艶やかなトーンのストリングスが躍動するクリアで明朗なサウンドが印象的。ソロとしても活躍している若き男性ヴォーカリストBobby VidalesによるカナダのRUSHを彷彿させるハイ・トーンの歌声もそんなサウンドに見事にマッチしています。ジェネシスのDNAが息づく多彩なキーボードによるヴィンテージな色合い、ザクザクとメタリックなリフや流麗な速弾きで硬質なダイナミズムを生むギターのアクセントも良いし、圧倒的に目の覚めるようなアンサンブル!今までの作品以上に「プログレ・ハード」と言えるキャッチーさと突き抜けるような明快さを軸に、管弦楽器による美麗さが加わっていて、そこに持ち前のテクニカルなエッジも効いていて、これはずばりシンフォニック・ロックのファンは必聴でしょう。ジャケットのデザインは、ジェネシスでお馴染みのポール・ホワイトヘッド!

  • QUORUM / KLUBKIN’S VOYAGE

    ロシアン・シンフォ新鋭、11年作、70年代プログレの遺伝子を受け継いだ正統派プログレとして一級の傑作!

    ロシアの新鋭グループ、2011年のデビュー作。もうオープニング・ナンバーのイントロからキてます。リック・ウェイクマンとアンディ・ラティマーが共演!?っといった感じで、マイルドなトーンの流麗なギターとクラシカルなピアノが美しい旋律で幕を開け、一転して、マイク・オールドフィールド『チューブラー・ベルズ』を彷彿とさせるような緊張感あるピアノに切り替わったかと思うと、ドラムが走りだし、視界が一気に広がり、ギターとキーボードから次々とメロディが溢れ出る!この展開に心躍らないプログレ・ファンは居ないでしょう。さぁさぁ、ヴォーカルはどんな感じかな、と待っていると、透明感のある歌声と包み込むような歌唱が素晴らしい男性ヴォーカルが伸び伸びと美しいメロディを歌い上げる。バックではコロコロとリリカルなピアノがサポート。それにしても、全パートのどこを切り取ってもメロディが溢れ出る、と言っても過言ではないメロディアスぶり!これはGENESISやCAMELやYESなど70年代プログレの遺伝子を受け継いだ正統派プログレとして一級の出来映え!往年のプログレ・ファンは必聴の大傑作です。

  • TIGER MOTH TALES / COCOON

    ジェネシスの他、BIG BIG TRAINなど新鋭プログレにも影響を受けた英国のマルチミュージシャン、スケールの大きな14年デビュー作

    80年、英国はノッティンガムシャー生まれで、子どもの頃から好きだったジェネシスやクイーンをはじめ、BIG BIG TRAINやFROSTなどプログレ新鋭にも強く影響を受けて音楽制作をはじめたマルチ・ミュージシャン&コンポーザーPeter Jonesによるプロジェクト。2014年のデビュー作。霧が晴れ陽光が降り注ぐ瞬間のような幻想性とともに晴れ晴れしさのあるヴィンテージなキーボードとスティーヴ・ハケットゆずりのリリカルなエレキギターで幕開け。北欧のムーン・サファリにも通じるファンタジックなアンサンブルから一転、ズンズンとヘヴィに突き進むギターリフが入るとともに、ドラムも力強さを増し、モダンなタッチの重厚なシンフォへと展開。その暗闇を抜けると、再び光りが差したようにメロディアスなリードが溢れ、ジェネシスばりのキメとともにフィナーレへ。オープニング・ナンバーから渾身の展開に引き込まれます。演劇的なヴォーカル・ワーク、クイーンばりのコーラス・ワーク、そして、古き良きジャズ・フィーリングが後半に壮大なシンフォニック・ロックへと帰結していく8曲目など、英国的な諧謔センスも織り交ぜるアレンジセンスも見事。イタリアのファビオ・ズッファンティや近年大活躍のオランダのクリスに続く才能と言っても過言ではない注目の新鋭。これは力作です。

  • DRY RIVER / CUARTO CRECIENTE

    スペインの要注目新鋭プログレ・バンド、前作から4年を経てついに届けられた22年4thアルバム!

    12年デビュー、メンバーほぼ全員がクイーンとドリーム・シアターをフェイバリットに挙げるスペインの要注目新鋭プログレ・バンド、前作から4年を経てついに届けられた4thアルバム!従来はQUEEN+DREAM THEATERを土台に豊富なアイデアが渦巻く奇想天外ロックを練り上げていた彼らですが、本作ではQUEEN+DTの土台と溢れんばかりのエネルギーはそのままに、よりストレートでドラマティックな表現で生き生きとロックするパフォーマンスが魅力的。80年代後半〜『Made In Heaven』あたりのQUEENにHR/HM的ヘヴィネスを纏わせたようなスタイルの、最高に熱くて強烈にキャッチーなサウンドに終始虜にされます。美しいピアノ独奏に続き、ソリッドに刻むギターリフと雄々しいヴォーカルが走り出す導入部から、もうDRY RIVERの世界に惹きこまれています。相変わらずとことん情熱的なスペイン語ヴォーカルと、まさにBrian MayのフレーズセンスとJohn Petrucciの畳みかける技巧を合わせたような超絶ギターが重量感たっぷりのリズムに乗って疾走する、パワフルかつ荘厳な1曲目で早くもノックアウト。そんな1曲目のテンションのままにスケール大きくパッション全開で展開してくサウンドは、従来のアルバムが気に入ったならまず間違いありません。QUEENファン、DTファン、そしてメロディアス・ハードが好きな方にも激オススメの一枚に仕上がってます。文句なしのカケレコメンド!!

  • RTFACT / LIFE IS GOOD

    アメリカを拠点に活動するロシア人コンポーザーYuri Volodarskyによるシンフォ・プロジェクト17年作、「ジェントル・ジャイアント+エニド」と言える圧倒的スケールのシンフォニック・プログレ・ハード!

    サンフランシスコを拠点に活動、映画プロデューサーや作家の顔も持つロシア人コンポーザーYuri Volodarskyによるシンフォ・プロジェクトの17年作。ゲストに、ハケット・バンドで歌うナッド・シルヴァンや、イングヴェイの作品で知られるジェフ・スコット・ソート、技巧派HR/フュージョン・ギタリストのジェフ・コールマンらが参加。そのサウンドは一言で言うと「GENTLE GIANT + ENID」。壮大に溢れ出す管弦楽器群による本格派クラシカル・サウンドと、GGのハード・ロックな部分をスケール大きく現代的にアップデートしたかのような目まぐるしくもエッジの効いたアンサンブルを一体にした、圧倒的な質量感を誇るシンフォニックなプログレ・ハードが凄まじい!と言ってもシリアスに迫ってくる感じはなく、アメリカンなキャッチーで爽快感あるメロディを合わせ聴きやすさ抜群のサウンドに仕上げているのが見事。また管弦楽器とギターやキーボードが緻密に絡み合う、隙なく構築されたインストゥルメンタル・パートも非常にハイレベルで、コンポーザーである彼の作曲能力の高さに唸らされます。とにかくすごい聴き応えの作品です。これは激カケレコメンド!

  • TEXEL / METROPOLITAN

    デンマークのキーボーディストSteffen Staugaardと英国人ギタリストNeil Gowlandを中心とするインスト・プログレ・プロジェクト、21年作2nd、CAMELのPete Jones/00sFOCUSのギタリストNiels Van Der Steenhovenらが参加!

    デンマークのキーボーディストSteffen Staugaardと英国人ギタリストNeil Gowlandを中心とするプログレ・ユニット、21年作2nd。前作で聴かせた驚くべき再現度のFOCUSリスペクトなスタイルから、本作ではFOCUS愛は随所に感じさせつつもよりモダンでスタイリッシュなサウンドメイクで爽快感たっぷりに突き抜けます。ダイナミックに躍動するリズム・セクションに乗って、シンセやヴィンテージ・トーンのオルガン、フュージョン・タッチの流麗でエッジの立ったギター、そして気品たっぷりのフルートが緻密に絡み合いながら紡ぐテクニカル・プログレに終始ワクワクしてしまいます。一転、アンサンブルが落ち着き、フルートとギターがメロディアスにユニゾンするパートなどは、まさにFOCUSそのものでさすがのリスペクトぶりを発揮。現CAMELのPete Jonesや技巧派ドラマーMarco Minnemannのほか、00年代FOCUSのギタリストNiels Van Der Steenhovenによる客演も聴き所です!

  • MOON SAFARI / HIMLABACKEN VOL.2

    00年代プログレを代表するバンドの一つと言えるスウェーデンの人気グループ、23年作、待望の「HIMLABACKEN」第2部!

    00年代プログレを代表するバンドの一つと言えるスウェーデンの人気グループによる、待望の「HIMLABACKEN」第2部となる23年作!高らかに響くシンセサイザーにキラキラしたピアノが寄り添うワクワクするような冒頭、そこにリズム隊とギターがバーンッと入ってくると一気に視界が開けます。ギターの流麗なフレーズを合図に、お待ちかねの力強くも優しさに溢れたコーラスが飛び出してきて、10年待ち続けた身としては早くも感動。まばゆいばかりのオープニングに、ファンであれば「MOON SAFARIが帰って来た…!」と呟いてしまう事でしょう。ハードなギターとドラマティックに歌い上げるヴォーカルになんとJOURNEYがよぎるキャッチーな2曲目、かと思うと『LOVER’S END』に入っていそうなめくるめくポップ・チューンの3曲目も実に素晴らしい。必殺のコーラスワークが劇的に盛り上げる胸を打つバラードの4曲目も最高です。そして21分の大作がまた聴きモノ。ストリングスが荘厳に迫りくるQUEENばりの導入部に始まり、ハートフルでメロディアスなMOON SAFARI節のヴォーカル・パートを経ると、シンセとギターがアグレッシヴに疾走しシアトリカルなヴォーカル&コーラスが登場する『II』『オペラ座』QUEEN彷彿の展開が再び幕を開けます。終盤には彼ららしい美麗なコーラスを生かしたファンタスティックな演奏へと回帰し、北欧の雄大な自然を映し出すようなイマジネーション溢れるサウンドでエンディングを迎える、この一大シンフォ絵巻には間違いなく圧倒されてしまうはず。抜けるようにファンタジックで爽快な演奏と、マジカルなコーラスワーク、そして珠玉のメロディ。そんな変わらぬMOON SAFARI印のサウンドを核としつつも、エッジの効いたメロディアス・ハード的表現や初期QUEENばりの荘厳さなど新たな要素も織り込んで、前進する彼らの姿を浮き彫りする傑作に仕上がっています。文句なしのカケレコメンド!

  • MILE MARKER ZERO / COMING OF AGE

    コネチカット州ニューヘイヴンの新鋭プログレ・バンド、キャッチー&メロディアスなプログレとして驚きの完成度を誇る24年作4th!

    東海岸の都市コネチカット州ニューヘイヴンで活動する5人組プログレッシヴ・ロック・バンド、24年作4thアルバム。これぞアメリカという抜群にキャッチーで抜けの良いメロディが素晴らしい、爽快感に溢れたプログレを鳴らします。シャープながら躍動感のあるリズム・セクション、バッキングからソロまで瑞々しくメロディアスなタッチで弾くギター、Tony Banks彷彿の華やかでファンタスティックなシンセとオルガン。煌びやかアコギも効果的に用いて力強くフレッシュに聴かせる演奏に、エモーショナルに歌い上げるヴォーカルと清涼感いっぱいのコーラスが乗ります。プログレでありながらどこまでも分かりやすく聴きやすいこのサウンドは、同郷ならECHOLYNやSPOCK’S BEARD、あるいはイタリアのBAROCK PROJECTあたりも思い出させる素晴らしさです。キャッチー&メロディアスなプログレとしてこれはちょっと凄い完成度ですよ。傑作!

  • BAROCK PROJECT / TIME VOYAGER

    現イタリア随一のキャッチーかつテクニカルなプログレを鳴らす人気グループ、24年作!

    天才キーボーディストと呼んで差し支えないLuca Zabbini率いる、現イタリアン・プログレ屈指の人気グループによる24年作!冒頭トランペットが勇壮に鳴り響いたと思ったら、突如唸りを上げるハモンド・オルガンを合図に、クラシカルな絢爛さとスタイリッシュなポップネスを纏って疾走し始めるアンサンブル。もうこの導入部の時点で傑作の匂いがプンプンしてきます。ヴォーカルが歌い上げるメロディも、いつもながらプログレを聴いている事を忘れそうなくらいにキャッチーで素晴らしいです。ビシビシとタイトに刻まれるリズム、クラシカルなフレーズを華麗に弾きこなすキーボード、強度抜群のヘヴィなギター、ここぞで涼風を運ぶフルート。各楽器が緻密に組み上げられていくような演奏なのですが、全体としては極めてスムーズな流れが感じられ、小難しさを一切感じさせないのが彼らの魅力です。そんな中でも、随所で飛び出してくるLuca Zabbiniの才気みなぎるオルガンの速弾き、そしてクラシックのバックボーンを発揮した劇的なピアノは、一際輝きを放っていてずばり一級品。キャッチーなプログレの最右翼として、MOON SAFARIと並べたい名バンドによる快作!

  • DILEMMA / PURPOSE PARADOX

    95年デビューのオランダ産バンドによる24年作、これでもかとキャッチーでドラマティックなメロディック・プログレの会心作!

    93年結成、95年に名門SI MUSICよりデビューしたオランダのメロディック・プログレ・バンド。02年解散〜18年再結成を経て、復活後の第2作目となった24年作。SPOCK’S BEARDやBIG BIG TRAINなどを彷彿させる、キャッチーでドラマティックなメロディに溢れた抜けの良いプログレが根っこにあり、そこにメロディアス・ハード的なエッジの立った疾走感を加えた感じ。流麗なシンセとギターを軸とする構築的ながらもスタイリッシュさを感じる演奏、そしてスッと耳に入ってくる淀みないメロディが特筆で、KAYAKの系譜に連なるオランダならではの職人的な音作りのセンスが発揮されている気がします。また一曲でDerek Sherinianが参加してさすがのプレイを披露しており要チェックです。一切の隙がない驚くべき完成度の一枚!

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