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【タイトル追加】フランスとドイツに接する美しき小国ベルギーの、個性みなぎるプログレ作品を探求☆

スタッフ佐藤です。

今回取り上げるのは、フランスとドイツに接する美しき小国ベルギーのプログレ。

ベルギーといったら何と言ってもチェンバー・ロックの大家ユニヴェル・ゼロの本拠地ということで、チェンバー系の名グループを数多く輩出している国ですが、非チェンバーなプログレでもなかなかハイクオリティなアルバムが生まれています。

それでは、フレンチ・プログレともジャーマン・プログレとも趣を異にする魅惑のベルギー・プログレ探求に出発しましょう☆

まずは22年にリイシューを果たしたマイナー・ベルギー・ロック作品たちをご紹介!

RECREATION/MUSIC OR NOT MUSIC

ELP+GRACIOUS+アヴァンギャルドな実験精神!?

こ、これは凄い作品ですよ~。

ベルギーのアート・ロック/プログレ・グループによる72年の最終作2nd。

痛快に弾き倒すキーボード・ロックと、摩訶不思議なエクスペリメンタル要素が融合した、これぞ「アート・ロック」と呼びたい傑作!

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MAGENTA/MAGENTA

当時のベルギー国内ではかなり知られた存在だったらしいグループの74年1stアルバム。

ベルギー北部の公用語フラマン語で饒舌に歌い上げるヴォーカルと、オルガンとギターをメインに据えたハートフルかつ哀愁に富んだアンサンブルの組み合わせが魅力的。

この巻き舌も交え歌うヴォーカル、イタリアのカンタゥトーレ作品にも通じる味わいが滲みます。

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ALAIN BURO/FUME C’EST DU BELGE

ヘヴィ・ロック・バンドLIGHT FIREなどで活動したベルギーのSSW/マルチ・プレイヤーによる75年の唯一作。

ギターとフルートが哀愁いっぱいに交差し、シンセがうっすら幻想のカーテンを引き、甘い声質のヴォーカルが少しシアトリカルに歌うポップ・ロックは仏ロック彷彿のロマンティシズムたっぷり。

でもダークな雰囲気はなく、明るさとノリの良さが魅力的なベルギー・ポップ・ロックの逸品です!

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それでは、有名所から見てまいりましょう~♪

MACHIAVEL/EARLY YEARS

ベルギーを代表するシンフォニック・ロック・グループと言えばこちら。

持ち味と言えるユーロらしい芸術性の高さと英国ポップに通じる明快さや牧歌性が融合した、魅惑のサウンドが堪能できる初期3作を収録!

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魅力的なモダン・ポップ/ニッチ・ポップを聴かせるのは何も英国のバンドばかりではありません。英国勢を手本として時にその国ならではの要素も組み入れた、各国のモダン・ポップ/ニッチ・ポップを見てまいりたいと思います♪

COS/VIVA BOMA

RIO系バンドとも交流があり、カンタベリー直系の淡く知的なジャズ・ロックを鳴らすベルギーのグループと言えば?1stよりアヴァンギャルドな色合いを増し、緊張感でヒリヒリするスリリングな演奏を聴かせる傑作2nd!

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ABRAXIS/ABRAXIS

そのCOSのメンバーだったKey奏者とベース奏者によるグループがこのABRAXIS。柔らかな音色のフルートを中心に、優美に音を散らすエレピ、フィル・ミラー彷彿の繊細なギターが織りなすサウンドは、ナショナル・ヘルスやギルガメッシュらカンタベリー・ジャズ・ロック勢に通じる芳醇さを持っています。名盤!

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PHYLTER/PHYLTER

冷たいトーンのシンセに多声合唱風のヴォーカル、CAMELのような暖かみに包まれたトーンから重厚なディストーションまで振れ幅の大きいギター。ひんやりとした幻想性とハードな熱気を併せ持つ、ベルギー産シンフォの秘宝!

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WOMEGA/A QUICK STEP

ミック・ロックによるSTRAPPSのジャケを思い出すモダンなセンスのジャケがカッコいい75年作。音の方も最高で、まるで初期シカゴとウィッシュボーン・アッシュとクレシダが合体したような感じ!

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MAD CURRY/MAD CURRY

音の方はジャジーなキレがあってかなりカッコいいのに、このジャケですよ。ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーターにR&Bフィーリングと女性ヴォーカルを加えたようなサウンドと言えるかな?

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淡い叙情性だったり、知的な凶暴性だったり、プログレッシヴな感性を持ったジャズ・ロック/アート・ロック作品を世界中からピックアップして紹介いたしましょう。

SHAMPOO/VOLUME ONE

ほとんど知られていないベルギー産ジャズ・ロックですが、洒脱でテクニカルなブラス・ジャズに人を食ったようなユーモアをふんだんに散りばめたサウンドが大変ユニーク。

ケヴィン・エアーズやロバート・ワイアットのソロが好きな人はたまらないかも!?

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QUANTUM FANTAY/TESSELLATION OF EUCLIDEAN SPACE

シンフォニックなOZRIC TENTACLES!?

コズミックな音響とうねるギターはスペースロックそのものだけど、フルートとシンセにはオリエンタルで柔らかなシンフォ・テイストがあって、なのに違和感はゼロ。

このベルギー新鋭は凄いっす。

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FISH ON FRIDAY/GODSPEED

緻密なスタジオ・ワークとポップ・センスが光る知性的なプログレ・ポップにはさらに磨きがかかっている印象。アラン・パーソンズ・プロジェクトのDNAを継ぐベルギー産プログレッシヴ・ポップ・バンド、佳曲ずらりの2014年作!

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    COSのメンバーだったKey奏者とベース奏者を中心に、WATERLOOやPAZOPやPLACEBOで活動していたフルート奏者、ギタリスト、ドラムにより結成されたベルギーの5人組ジャズ・ロック・バンド。77年の唯一作。爽やかに柔らかにたゆたうフルートを中心に、優美なエレピ、フィル・ミラー彷彿の繊細なギターが織りなすサウンドは、カンタベリーのナショナル・ヘルスやギルガメッシュに通じている印象。シャープでいてファンキーなグルーヴ感もあるリズム隊も特筆ものです。精緻かつダイナミズムもあるサウンドは、カンタベリー・ミュージックをはじめ、COSやPAZOPなどベルギー・ジャズ・ロックのファンは必聴でしょう。名品です。

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    60年代末に結成され70年にデビューしたベルギーのアート・ロック/プログレ・グループ、72年リリースの2ndにして最終作。ワイルドに唸るオルガン、クラシカルなピアノ、ファズが効いたサイケなギターらが縦横無尽に乱れ飛ぶアンサンブルと、実験的なミュージック・コンクレートが混ぜ合わさり全15曲を曲間なく疾走していく、これぞ「アート・ロック」と呼びたい傑作。クラシックの格式みなぎるピアノ独奏が突如ノイジーなサイケ・ギターソロに取って代わる衝撃のオープニング、ファンキーなリズムをバックにピアノがスリリングに舞うテンションみなぎるジャズ・ファンク、ボサノヴァっぽいアコギが10秒ほど鳴らされると、次にはBEGGARS OPERAのようにダイナミックなオルガン・ロックが炸裂!シンセによる不穏な浮遊音や爆発音やガラスの割れるSEなどが散りばめられるのも特徴的で、まるで夢と現を行き来しているかのような摩訶不思議な感覚を聴き手にもたらします。何と言っても素晴らしいのが、これだけ音数多く忙しなくかつ実験性も盛り込んで展開するにもかかわらず、難解どころかキャッチーですらある点。アヴァンギャルドな場面でも常にリズムが生き生きとしていて躍動感たっぷりなのがポイントに感じられます。ELPに実験精神を加えた感じ、またクラシカルなオルガン・ロックという部分ではGRACIOUSや前述のBEGGARS OPERAも彷彿させます。いやはやこんな凄いアート・ロックが70年代初頭のベルギーに存在した事に驚き!

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    ベルギー出身、ツイン・ギター、ブラス&フルート奏者を擁する雑食性プログレ・バンド、75年唯一作

    ベルギー出身、ツイン・ギターに加え、ブラス&フルート奏者、キーボード奏者を含む7人組グループ、EMIより75年にリリースされた唯一作。ブラス・ロックを彷彿させる逞しくもシャープなリズム・セクション、クラシックな気品もあるドラマティックに盛り上がるツイン・リード・ギター、英VERTIGOの作品群を彷彿させる流麗なフルートや淡いオルガン、そして、多声コーラスを交えて荘厳に盛り上がっていくヴォーカル&ハーモニー。まるで初期シカゴとウィッシュボーン・アッシュとクレシダが合体したような何とも魅惑的なサウンドが全編で繰り広げられていてビックリ。演奏は安定感抜群だし、変拍子のキメを織り交ぜながら忙しなく畳み掛ける展開もプログレッシヴだし、メロディもフックたっぷりだし、これは素晴らしい作品。ユーロ・ロック名作!

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  • MAGENTA / MAGENTA

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