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「音楽歳時記」 第十六回 5月 端午の節句 : 子供つながり 文・深民淳

相変わらずグチャグチャなビジネス環境ではありますが、去年の後半とかと比べるとだいぶ落ち着いてきた感があり、ちょっと一息と思ったら、明日からTHE WINERY DOGSの来日だ、紫のアルバム・デビュー40周年記念アルバム『Quacer』(かなりいい仕上がり。RAINBOW『Gates Of Babylon』とKANSAS『Left Overture』が一緒になって攻めてきた感じ、てな印象)用のインタビュー撮影で沖縄に行かなければならない状況で一気に怒涛の仕事モード。それでも束の間のぬるま湯ムード期にCD店に行けば、良いのでてるじゃん! BGOがやってくれました、マイク・ハリソンのソロ・アルバム3作を2CDで再発! あのどよ〜んとした声のダウナー感満載の黄昏ブリティッシュ・ロック・アルバムが手軽に聴けるようになりましたぜ! マイク・ハリソンは言うまでもなく、SPOOKY TOOTHのヴォーカリストで、ISLANDとGOOD EARから出た3枚のアルバム(特に最初のISLANDレーベル時代の2枚)はSPOOKY TOOTH『Last Puff』あたりのサウンドの流れを汲んでいるのですが、1st『Mike Harrison』には途中から原曲無視してジャズ・ロック的ジャム・セッションに突入してしまうキャット・スティーヴンスのカヴァー「Hard Headed Woman」があるし、2nd『Smokestack Lightning』はあのブルース/R&Bの名曲を12分越えの長尺ジャム・ヴァージョンで披露してくれているし、黄昏ロック・ファンにとっては必ずやお宝アイテムとなるパッケージです!

さて、カケレコ店長の田中さんはアボカド・アレルギー疑惑(ちなみに店長! アボガドじゃないぞ〜!アボカドだぁ。詳しくはSPITZ『Jamboree Tour 2009 ~さざなみOTRカスタム At さいたまスーパーアリーナ』の「ロビンソン」前のMCをご参照ください)があるそうですが、筆者はツツジ恐怖症です。別に食べるわけではありません、街中にツツジが咲きほこるこの季節、あの花を見ているだけで軽く発狂しそうになってしまうのです。色の取り合わせが嫌なのです。あのピンクなんだか赤なんだかわからない花の色と妙に深い緑の葉っぱのコントラストがたまらなく嫌いで、気候は外出にもってこいなのに家に篭ってしまう傾向にあります。東京の街路にも多いですが、横浜市がやっているのか神奈川県なのかは定かではありませんが、うちのそばを通っている横浜環状道路の延長工事が終わったと思ったら、街路にびっしりツツジ植えやがって、白のツツジならまだ許せるものの、全部あの趣味の悪い色のツツジにしやがって、筆者にとっては最低の景色となりました。ついでにこの時期はあちらこちらで鯉のぼりが出現。あれもダメ。ただひたすら気味が悪い。できることなら見たくない。というわけで4月後半から5月のゴールデンウィークあたりまでは気分が塞ぎがちです。

5月といえば5日のこどもの日、端午の節句っすね。うちは娘なので「なんで鯉のぼりを飾ってくれないの?」とか昔から言われることはなく、その点は良かったと思いますがね。端午は五節句のひとつで、別名菖蒲の節句とも言われるそうです。因みに五節句のうち残りの4つは人日(1月7日)、上巳(3月3日)、七夕(7月7日)、重陽(9月9日)です。風習としては紀元前3世紀の中国、楚で始まったものだそうで、国王の側近だった屈原という民衆からも慕われた政治家がいたのですが、後に失脚し川に身を投げ自殺してしまい、それを知った楚の民らが川にちまきを投げ入れ魚が屈原の遺体を食べてしまうのを阻止したという故事に由来するそうです。結構、ダークな由来ですが、ここ日本ではご承知のように男の子の健やかな成長を願う日になっています。

別名、菖蒲の節句というくらいですから、この日は菖蒲湯に入るのも習わしのひとつとなっております。この時期になると花屋の店頭などに束ねて売られている巨大なニラみたいなやつがそうです。筆者の家ではそのまま風呂にドボンですが、地域によっては刻んで入れるところもあるそうで、なんか餃子作っているみたいだなぁ、とつい思ってしまいました。東京に住んでいる方はわかると思いますが下町の方に堀切菖蒲園というのがあります。昔から一度は行ってみたいと思って、以前、この時期に友人に行ってみようよと誘ったことがあるのですが、「今行っても咲いてねぇぞ。6月の上旬に咲くんだよ」と言われちまいました。考えてみれば、そうですね。旧暦の話だから今の暦では約一ヶ月の開きがあるのを忘れていました。

てなわけで、子供の日ということで、Childでござる。この単語から即座に思い出すのは1975年に何がなんでもMAHOGANY RUSHのアルバムが欲しかったこと。1975年には3rdアルバム『Strange Universe』が出ていましたが、僕はその前年に出た『Child Of The Novelty』がどうしても欲しかったのです。何処で聴いたかは記憶が定かではないのですが、高校生だった時のことなので、ラジオ関東(その後ラジオ日本に改名)で深夜に放送されていた「キャロル・アベ・ショウ」かFENのどちらかで聴いたのだろうと思います。

MAHOGANY RUSHの親方、フランク・マリノは’70年代当時多かったジミ・ヘンドリックス・フォロワーの中でも、ランディ・カリフォルニアと並んで純度が高く、頭ひとつ突き抜けていた存在だした。当時、ジミ・ヘンの流れを汲むアーティストの中で最も注目度が高かったのは間違いなくロビン・トロワーだったのですが、それにはあまりジミ・ヘン臭を感じず、ひたすらMAHOGANY RUSHが欲しかったわけ。フランク・マリノは今でも聴いたことのない音源を見つけると無条件に手を出してしまうアーティストですが、不思議なのは今日に至るまでジミ・ヘンは聴くには聴くが好きだと思ったことは一度もなく、逆に苦手なんですよね。にもかかわらず純度の高いフランク・マリノに惹かれたこと。多分、黒人であるジミ・ヘンの音楽にある独特の粘度が苦手なのかもしれません。フランク・マリノはスタイルこそ近いがゲル状感はなく限りなく液状だったあたりにはまったのかも。

ともあれ、僕は1975年に京王線聖蹟桜ケ丘駅前にあったホルン楽器で『Child Of The Novelty』と『Strange Universe』を買いました。鮮明に覚えていますがこれも不思議。当時住んでいたところからだったら新宿の方が間違いなく近かったし、輸入盤店も多かったのにわざわざ逆方向の聖蹟桜ケ丘だったのか? 今も半バカですが高校時代は大馬鹿であったからして、おそらく当時お気に入りの女の子がそっち方面に住んでいたとかそんな理由だったのでしょうね。記憶を手繰り寄せていくうちに、大馬鹿だった頃の思い出のフラッシュバックに襲われ完全に落ちてます。思い出すんじゃなかった…。

とはいえ、『Child Of The Novelty』、『Strange Universe』やはり良いです。MAHOGANY RUSHといえばやはり『Mahogany Rush IV』(’76年)、『World Anthem』(’77年)、『Frank Marino & Mahogany Rush Live』(’78年)あたりが最も人気なのでしょうが、個人的にはデビュー作『Maxoom』(’73年)を入れた初期3作に惹かれます。特に誇大妄想気味で気負いがモロに出たフランク・マリノ版『Axis Bold As Love』といった趣の『Maxoom』、そこから一気にステップアップした2nd『Child Of The Novelty』は今聴き直しても十分に燃えます。趣味の悪いアートワークもいかにもだし、この当時のハード・ロック作品としてはかなり高品質の部類に入るにも関わらず、思い切り立ち込めるアンダーグラウンド臭にクラっとする感覚が何ものにも代えがたいと。特に『Child Of The Novelty』はアシッド感漂うファスト・チューンというありそうでないオープニング曲「Look Outside」で軽く持って行かれ、この時期固有の独特のグルーヴ感に終始翻弄されるという中々得難いサウンドは聴いておく価値が十分にあると思いますよ。

「Look Outside」

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『Strange Universe』も悪くないのですが、不気味なパックマンというか鏡餅か白玉の化け物の行進みたいなアートワークにちょっと引いてしまうのと、アンダーグラウンド臭が消えかかってサウンドが変化し始めている部分がやや不満といったところでしょうか。

1975年にMAHOGANY RUSH買った時一緒に買ったのがFLEETWOOD MACの『Fleetwood Mac』。スティーヴィー・ニックスとリンジー・バッキンガム参加した最初の作品で、FLEETWOOD MAC全盛期の幕開けを宣言した大ヒット作でした。実際よく聴きましたが、ダニー・カーワンのみならずついにボブ・ウェルチもいなくなってしまったか、という一抹の寂しさも感じる作品でもありました。というのも中学生の時雑誌で読んでFLEETWOOD MAC聴いてみたくなり、輸入版店のバーゲンで安く売っていた1971年の『Future Games』が最初のFLEETWOOD MAC体験だったわけです。雑誌で読んだようなブルース・ロックの最高峰みたいな印象とは全く違い、霧がかったメローさが心地よい作品だったわけでして…。そりゃ、そうですよね。この作品を制作する時にはピーター・グリーンはとっくにいなくて、ジェレミー・スペンサーも失踪しちゃった後、ブルース時代から残っていたギタリストはダニー・カーワンだけなんですから。ブルース・ロックを期待した中学生は軽くショックを受けてしまうわけですが、聴いているうちにどんどんのめり込み、今思えば、これが黄昏ロック好きの入り口だったと思っています。Child繋がりはこの『Future Games』に続き1972年に発表された『Bare Trees』にあります。

ワーナー・ミュージックがこの時期のFLEETWOOD MACを紙ジャケット化した際の山崎くんのライナーにもあるようにこの時期のMACは共同生活に近い状態にあり、バンド・アンサンブルという面では最強モードにあった時代の作品です。「Child Of Mine」はその『Bare Trees』のオープニングを飾る曲で、ほんのりブルース色を残したドライヴィング・ロック・トラックです。多少楽器をかじったことのある人なら、音を拾うだけなら結構簡単にできると思うのですが、この曲の持つグルーヴ感を再現するのは至難の技でしょう。絶妙なタイム感を誇るミック・フリートウッドのドラミングの上をブンブン飛び回るジョン・マクビーのベース。あまりに奔放な指さばきは時に、「あ〜、その一音、余計」みたいな場面もありますが、ガチでリードを弾き倒すカーワン、ボブ・ウェルチのギター合戦をしっかりと支え聴く者を圧倒します。まさに四六時中音を出せる環境にあったバンドのみが出すことのできる全幅の信頼感のうえに成り立つ至高のグルーヴ感だと思います。ただ、ピーター・グリーンもジェレミー・スペンサーもいなくなってしまった後のFLEETWOOD MACという大看板を支えるという大きなプレッシャーに飲み込まれ、ダニー・カーワンは神経的に落ち込んでいったいった時期故、アルバム全体の整合感といった点では前作『Future Games』のほうがちょっと上かな、という気もしますが、クリスティン・マクビー姐さんの必殺のR&Bトラック「Homeward Bound」、どこかTHE SHADOWSを思わせるほのぼのインスト・ナンバー「Sunny Side Of Heaven」、ボブ・ウェルチ作で後にソロになり、その第1弾アルバムとしてリリースした『French Kiss』でセルフ・カヴァーしてヒットした「Sentimental Lady」のオリジナル・ヴァージョンあり、など聴きごたえのある楽曲満載で良い雰囲気のアートワークとともに40年以上の時を経ても聴き続けている作品となっています。

「Child Of Mine」

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最近は再評価が進んでいますが、今でもその前のガチのブルース・バンド時代、この後のスティーヴィー・ニックス、リンジー・バッキンガム時代と比べると未だ、格下みたいな雰囲気がありますが、カケレコをコンスタントにチェックしている音楽ファンにとってはダニー・カーワン、ボブ・ウェルチ時代は金鉱と言っても過言ではないと思います。で、ちょっと蘊蓄を挟ませていただくと、『Future Games』のアナログ盤、英国プレスのほう、要するにジャケットの地色がカスタード・クリームみたいな色のほう(アメリカ盤はモス・グリーンというかアーミー・グリーンというか、そんな地色)レーベルのリムにワーナー・マークがない初期プレスのものと多分、1975年の『Fleetwood Mac』のヒットを受けてのワーナー・マークありの再プレス盤はジャケットの裏の写真の一部に差し替えがあります。たまたま両方持っていたもんで気がつきました。今も中古盤店の餌箱チェックが好きという方は頭の片隅にでも置いておいて機会があればチェックしてみてください。小さな違いです。

次のChild繋がりは、自分が子供だった頃のことを思い出しながら何にしようと考えていたら思いついた1枚。小学生の頃の思い出で印象に残っているのが、1969年7月のアポロ11号が人類史上初の月面着陸を果たした日のこと。日本時間でいうと7月21日の午前中でした。夏休みになったばかりか、夏休みに入る日だったような記憶があります。その辺ちょっと曖昧なんですけれど、鮮明に覚えているのは図書委員だったので、学校の図書館の本の整理の手伝いをさせられていたわけです。ちょっと薄暗い図書室で古い本が放つ独特の匂いが充満していたスペースで黙々と本の整理をしていたのですが、ちょうどお昼刻くらいの時間に職員室のほうから歓声があがったことをはっきりと覚えています。時間的にニール・アームストロング船長が月面に降り立った時間なので、TVを見ていて歓声をあげたのでしょう。本の整理を終え、家に全速力で走って帰りその後はTVの前にかじりついていた記憶があります。

そんな空気の中、制作されていたのがMOODY BLUESの5thアルバムで彼らが設立したレーベル、スレッショルドから出た『To Our Children’s Children’s Children』です。制作自体は1969年5月くらいからスタートしたのですが、序盤は難航したものの、アポロ11号の月面着陸に強くインスパイアされ一気に作り上げたと言われています。レコーディングに際し、SEとして使用するためにロケットの打ち上げ時に録音された音声をNASAから借りたそうですが、期待はずれの音だったため、スタジオ機材を駆使してSEを作り上げたというエピソードからも判るように1967年の『Days Of Future Passed』から『Seventh Sojourn』に至る7連作の中では最もぶっ飛んだサイケデリック色が強いアルバムになっています。アポロ11号の偉業に特に感銘を受けたグレアム・エッジとことん拘って作り上げたロケット・ブラストSEからスタートする「Higher And Higher」から最後の「Watching And Waiting」(先行シングルとしてアルバム発売前に発表されたいました)までほとんど切れ目なしに流れていく、MOODY’Sの全作品の中でもプログレ度の高い作品です。自分たちのレーベル、スレッショルドから最初にリリースするMOODY’Sのアルバムだったこともあり、ちょっと力んでしまった面もあるように思いますが「Gypsy」、「Candle Of Life」、先行シングル「Watching And Waiting」など、秀逸なメロディを持った曲も多かったのですが、バンドはイギリスでのアルバム発売直後にすぐにスタジオ入りして新作の準備に取り掛かります。あまりに凝りすぎてライヴで再現できない曲が多かったためです。

ライヴでも再現可能なもう少しシンプルな作風にシフトした次作『A Question Of Balance』はちょうどアメリカでCS&Nやジェームズ・テイラーらアコースティックなフォーク・サウンドが注目を集めた時期と重なったこともあり、そのフォーク・ロック的なサウンドがアメリカでは受け、ビルボード・チャートでは前作を大きく上回る成功を収めたものの、メンバーは多少仕上がりに不満があったそうで、その反省を踏まえ『To Our Children’s Children’s Children』と『A Question Of Balance』の良いところをエンハンスさせた名作『Every Good Boy Deserves Favour』を生み出します。また蘊蓄かまさせていただくと、『To Our Children’s Children’s Children』まではアナログ、モノ盤が存在します。スレッショルド初期のレーベルは白地に青いスレッショルド・マークですが、モノ盤はこのスレッショルド・マークが赤(配給がDERAM/DECCA系なんでそのレーベルマナーに準じているのでしょう)なんですが、特に『To Our Children’s Children’s Children』は思い切りステレオ再生を意識したアルバムをモノにしているため、結構世界観が違っていて面白いのです。MOODY’Sのモノ盤の中で最もプレス枚数が少ないらしいのですが、機会があれば是非一度体験していただきたいと思います。

MOODY BLUESが出たらこのバンドも出さないわけにはいかんでしょう。BARCLAY JAMES HARVESTです。EMI/ハーヴェストの初期4作は英国のプログレッシヴ・ロックを探求する上で避けて通れないマスト・アイテムですが、ここでは充実期の始まりと言えるポリドール移籍直後のスタジオ・アルバム『Everyone Is Everybody Else』と個人的に思い出深い最初のライヴ・アルバムを挙げておきます。子供繋がりは『Everyone Is Everybody Else』のほうで1曲めが「Child Of The Universe」。名曲です。EMI/ハーヴェスト時代はオーケストラの導入などを率先して進め、レーベルメイトのPINK FLOYDとは異なる叙情派プログレのひとつの大きな流れを作り出す原動力となったなったバンドですが、ポリドール時代になるともう少しコンパクト・サウンドにシフトしていくのですが、逆にメロディラインの美しさは1978年の『XII』あたりまで際立っており、この時期の作品はどれも甲乙つけがたい独自の美しさを湛えています。

「Child Of The Universe」

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そしてライヴ。BJHはやたらライヴ盤が多いバンドですが、ここで取り上げるのは最初のやつ。黒地にメンバーのライヴ写真が4枚配置されているやつです。なんで思い出深いかといえば、高校時代、都下三多摩エリアで人気のあったSUPER ORANGE SUNSHINEというバンドがおりまして、結構プログレっぽいサウンドで注目を集めていたのですが、そのバンドがオリジナル曲のはずなのに、このライヴ盤1曲めに収められている「Summer Soldier」の出だしのギター・メロディをそのまま使ってまして、子供心に良いメロディだなぁ、と思っていたら、このアルバム聴いて「なんだよ、BJHだったのかよ!」っていうことがありまして、今でもそのことが妙に印象深く、つい書いてしまいました。脱線ついでに書かせていただくと、この時代の三多摩バンドで今も強烈な印象が残っているのがBALLERINAというバンド。今でも、誰か当時のライヴを録音したカセット持っていないかと探しているのですが、見つかりません。誰か状態の良い録音持ってませんか? 職権乱用で発売したいです。(かなり本気)

さて、今月の1枚ですが、最初の方でも書きましたが、紫のアルバム・デビュー40周年記念アルバム『Quacer』。すいません、自分ところで出すアルバムでしかもまだ発売されていません。5月25日発売予定となっていますが、沖縄人マイ・ペースで、筆者も実は全曲聴いたのは3日前なもので、おそらく2週間ほど後ろにずれるかと思います。ただ、内容は良いです。個人的な印象では「紫、ハード・ロックの割に意外とサウンド軽いんだよなぁ」っていうのがあったのですが、今度のは重心が低くてガツ〜んと来るし、曲の出来が良いんだ。個人的には今度のやつが一番好きです。バンドは今とてつもなく良い状態にあるみたいです。40周年記念ツアーも予定されていますので、ハード・ロック好きの方は是非チェックしてみてください。一瞬、今何年だよという思いが頭をかすめますが、これが聴き進むうちにグッと来るんだ!



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