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スタッフ佐藤の、コレ好きなんですよ。 – 第十三回 デヴィッド・ボウイ『アワーズ』

こんにちは、カケレコ・スタッフ佐藤です。

「スタッフ佐藤の、コレ好きなんですよ。」は、一般的にはあまり注目を集めることのない作品ながら「実は良い作品なんだけどなぁ、もっと聴かれてほしいなぁ。」とスタッフ佐藤が日頃から感じている、愛して止まない作品たちを取り上げてご紹介していこうというコーナー。

今回取り上げるのは、デヴィッド・ボウイの99年作『アワーズ』です。

今年に入ってからポール・カントナー、グレン・フライ、ジョージ・マーティン、キース・エマーソンなどロックの歴史を作ってきたミュージシャンの訃報が多く届いており悲しいかぎりですが、今年最初に世界に大きな衝撃を与えたのは、1月10日、ロック界最大のスター、デヴィッド・ボウイ死去のニュースだったと思います。

個人的に、好きなミュージシャンを問われれば迷わずボウイを挙げるボウイファンだっただけに、その報を知ったときにはその日一日何も手に付きませんでした。

人生の目標の一つが「デヴィッド・ボウイのライヴを体験すること」だったスタッフ佐藤にとって、それが永遠に叶わぬ願いになってしまったのは残念としか言いようがありません。最後のワールドツアーとなった04年「リアリティ・ツアー」の映像を見るにつけ、生でボウイの雄姿を見たかった・・・という思いが募るばかりの毎日です。

ボウイの訃報を受けて、世界中のロックファンが追悼の意を込めて彼の作品を聴いただろうと思います。その時佐藤が手に取ったのは99年に発表された『アワーズ』でした。おそらくボウイのオリジナル・アルバムの中でもっとも存在感の薄い作品だと思います。実際、ウィキペディアで見るとこの作品だけ記事がないんですよね。チャート的にも『ジギー・スターダスト』以来、つまりスターとしての地位を確立して以降でもっとも順位の低いアルバムだったそうです。

ジャズ・ファンクを取り入れた92年の『ブラックタイ/ホワイトノイズ』、ベルリン時代の旧友ブライアン・イーノと再度タッグを組んだ95年の深遠なコンセプト作『アウトサイド』、ドラムンベースを大胆にフィーチャーした97年作『アースリング』と、90年代に入っても様々な音楽性を取り込み常に変化し続けたボウイが次に発表した作品としては、この『アワーズ』、決してインパクトの強い作品でないのは確かです。

ゆったりとしたテンポのメロディアスな楽曲がほとんどを占めていて、前作までの変化こそ生き様、と言わんばかりの彼からは想像できない作風だと言えるかもしれません。ただこの作品、ボウイのアルバムの中でもっとも美しい作品であることは間違いないと思うのです。

昨今めっきり使われることもなくなった言葉ですが、ある種の「癒し」の効果がこの作品にはあると思います。そう、ボウイ流のヒーリング・アルバムなんですよね。もしかすると、ボウイの死によって大きなショックを受けた心が、自然とこの作品を聴くことを求めたのかもしれません。

横たわるボウイとその頭をそっと抱えるボウイ、二人のボウイが映し出された神秘的ながらも穏やかなジャケットを眺めながら本作に耳を傾けていると、これは絶えず変化し続けてきた彼のつかの間の休息であり、「地球に落ちてきた男」のもっとも人間らしい姿がこの作品に収められているようにも思えてきます。

Thursday’s Child

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Seven

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The Dreamers

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      帯有

      若干ホチキス錆あり

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