2024年3月1日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。カケハシ・レコードの大濵です。
今回は、 The Bandの70年作3rd『Stage Fright』を紹介します。
本作は、名盤として有名な1st『Music from Big Pink』や2nd『The Band』と比較すると、目立たないアルバムですが、1st・2ndに負けず劣らず魅力的な作品です。
前2作は、米国のルーツ・ミュージックを追求した土臭さが感じられる作品でした。それに対し、今作は、全体的に軽快で洗練されたロックな楽曲が収録されています。
この作品の魅力の1つが、ガースハドソンのアコーディオンやオルガンが活躍しているところです。
グッとくるのが「The Shape I’m In」。
軽快に切れ込んでくるギターを皮切りに、ズンズンとストレートなリズムを刻むドラム。メロディ&ハーモニーも素晴らしく、力強くもポップで哀愁いっぱい。そして、聞こえてくるのはガースによるハートフルなオルガン。鉛色の1st、土色の2ndと比べ、陽の光を感じるアンサンブルとサウンドが印象的です。
加えて、このアルバムでは、前作でも活躍していたリチャード・マニュエルのボーカルを楽しむこともできます。
ピアノの弾き語りで始まる「sleeping」は、リチャードの歌声が味わい深く、格好良いです。曲の途中で曲調が変わるところも魅力的です。
本作は、2作目までとは雰囲気が異なり、色彩豊かな作品となっていて、名作に仕上がっています。
68年のデビュー作。R&B、ブルース、ゴスペル、カントリーといったアメリカ南部ロックを消化した芳醇なサウンドは絶品の一言。音と音の「間」のなんと雄弁なこと。まさに完璧なグルーヴ。メロディ・ラインの美しさも特筆もの。Eric Clapton、George Harrisonなど、本作により音楽性が変わるほどの衝撃を受けたミュージシャン多数。ロック史を変えた全ロック・ファン必携の大名盤。アメリカン・ロック史上に輝く金字塔。
アメリカン・ロックを代表する名グループ。傑作デビュー作に続き、69年にリリースされた2nd。「地下室のような」音をめざした1stに対し、本作のサウンド・コンセプトは、「木の温もりのある、ズシンとくる音」。まさに言い得て妙。数十年という時を刻んだ木だけが出せる芳醇な温もりを見事に感じさせてくれます。相変わらずの深みのあるアンサンブル、完璧なグルーヴ、奇跡的なメロディ。THE BAND渾身の傑作。
白地に赤線の帯、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック7曲、定価1500
盤質:傷あり
状態:並
帯無
解説無、帯無、色褪せあり、小さい破れあり
デジタル・リマスター、ボーナス・トラック7曲
盤質:傷あり
状態:並
ケースツメ跡あり、ケースにスレあり、小さいカビあり
ピンク帯、紙ジャケット仕様、24ビット・デジタル・リマスター、ボーナス・トラック5曲、定価2476+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、ピンク帯、アウター・カバー付仕様、ボーナス・トラック6曲、定価2476+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
紙ジャケット仕様、プラチナSHM、ターコイズブルー・レーベル、HRカッティング、内袋付仕様
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、紙ジャケに若干汚れあり
黒い帯、紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲、定価2476+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯に軽微な色褪せあり
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