2024年3月8日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
こんにちは。カケハシ・レコードの大濵です。
今回は、The Byrds の65年作、2枚目のアルバム『Turn! Turn! Turn!』を紹介します。
全米1位を獲得した彼らの代表曲「Turn! Turn! Turn!」やボブ・ディランの楽曲などが収録されており、
フォークロックにおける金字塔的アルバムです。
本作は、前作と同様に、12弦ギターのサウンドと美しい3声のコーラスが素晴らしく、初期のバーズらしさが感じられます。
また、メンバーそれぞれの個性が主張されたアルバムとなっています。
このアルバムの魅力の1つは、ロジャー・マッギンが弾く12弦エレクトリック・ギターです。
ここで、タイトル曲「Turn! Turn! Turn!」を紹介します。
ロジャー・マッギンがアルペジオで弾くキラキラとしたギターの音と爽やかなハーモ二ーで見事にアレンジされています。
ロック的なリズムでアレンジされた曲ですが、落ち着いていて品格があります。
そして、このアルバムで、オリジナル曲を3曲聴かせて活躍しているジーンクラークの声も、特徴的です。
3曲目の「Set You Free This Time」のイントロは、彼の哀愁のある渋い歌声で始まり、味わいのあるバラードとなっています。
このアルバムは、前作に引き続き、12弦ギターと美しいハーモニーを楽しむことができ、メンバーそれぞれの良さを感じられる作品となっています。
65年の記念すべきデビュー作。ビートを効かし、マジカルな12弦ギターのアルペジオと豊かなコーラス・ワークで彩ったディランのカバー「ミスター・タンブリン・マン」は全米1位の大ヒット。独自のフォーク・ロック・スタイルは、ビートルズにも影響を与えるなど、その後のミュージック・シーンに大きな影響を及ぼします。Gene Clarkによるビートリッシュな楽曲も魅力的。90年代ギター・ポップにも通ずる歴史的傑作。
65年の2nd。「ターン・ターン・ターン」がシングル・チャートで全米NO.1を獲得。大ヒットの連発により一層の人気を得、彼等のフォーク・ロック・スタイルは大きなセールス・ポイントになりました。本作からバーズはディランやビートルズの影響から脱しし始め独自のバーズ・サウンドを形成していきます。
盤質:傷あり
状態:並
ケースツメ跡あり、カビ・書き込みあり、側面部に色褪せあり
アメリカを代表するフォーク・ロック・グループ。バーズ版『Sgt.Peppers』とでも言えそうな68年の傑作5thアルバム。プロデュースはゲイリー・アッシャー。
廃盤、紙ジャケット仕様、2枚組、Blu-spec CD2、13年DSDマスタリング、定価2900+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯中央部分に若干色褪せあり、軽微な圧痕あり
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