プログレッシヴ・ロックの中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!

プログレ、60s/70sロックCDのネット通販/買取

24時間以内発送(土・日・祝は翌営業日)、6,000円以上送料無料

アモン・デュール『楽園へ向かうデュール』から、世界のまどろみサイケ・フォークを探求!

こんにちは、スタッフ佐藤です。

ジャーマン・ロックの重要バンド アモン・デュールの3rdアルバム『楽園へ向かうデュール』が紙ジャケット仕様でリイシューされましたね。

アモン・デュールと言えば、1stアルバムにおける耳をつんざくようなSEやトライバルに打ち付けるビート、脈絡などお構いなしに演奏の断片が継ぎ接ぎされていくサウンドが衝撃的で、アヴァンギャルドな作風のグループという印象があるかもしれません。

でもこの71年3rdは、英国のアングラ・フォーク・ロックにも通じるまどろみ感が漂うサイケ・フォークの逸品なんですよね。もっとも不意にクラウト・ロックらしい「おっかなさ」を見せる場面は随所にあるのですが…。

今回は本作からスタートして、各国のまどろみサイケ・フォーク作品をピックアップしたいと思います。

それでは出発!

アモン・デュール/楽園へ向かうデュール

アヴァンギャルドな音塊と言えた従来のサウンドから音楽的な進化を見せた3rd。

かつてなく明確に提示されたメロディをアコギ、打楽器、フルートらが彩るサイケ・フォークで、頼りなげにゆらゆら木霊するバンド演奏には聴く者を惹き付けるある種の中毒性が宿っています。

試聴 Click!


<ロック黄金時代回想企画>1969年デビュー・アルバム特集Vol.8 ー AMON DUUL II『PHALLUS DEI』

【関連記事】

<ロック黄金時代回想企画>1969年デビュー・アルバム特集Vol.8 ー AMON DUUL II『PHALLUS DEI』

1969年からちょうど50年を記念して、70年代を代表する名バンドによる69年リリースのデビュー作をピックアップ。今回は西ドイツから登場したクラウトロックの代表的バンド、AMON DUUL IIの『PHALLUS DEI』!

ドイツと言えば、もう一枚サイケ・フォークの名盤が思い浮かびます。

エムティディ/芽生えの時

アシュ・ラ・テンペルのメンバーを中心に結成されたジャーマンサイケプロジェクト=COSMIC JOKERS。

あの極上の音響を作り上げたエンジニアが手掛けたDieter Dierksの手腕も光るサイケ・フォーク名作がこちら。

英国のスパイロジャイラに近いトラディショナルでメランコリックなフォーク・ロックを土台として、そこに宗教的な格調高さやケルティックな優美さを溶け込ませたようなスタイル!

試聴 Click!


【ユーロロック周遊日記】ドイツのスパイロジャイラ!? PILZレーベルの秘宝プログレ・フォーク、EMTIDI『SAAT』

【関連記事】

【ユーロロック周遊日記】ドイツのスパイロジャイラ!? PILZレーベルの秘宝プログレ・フォーク、EMTIDI『SAAT』

名盤からディープな作品まで、ユーロ諸国で誕生した様々なロック名作を掘り下げていく「ユーロ・ロック周遊日記」。今回はジャーマン・プログレ・フォークの逸品、EMTIDI『SAAT』に注目!

英国はまどろみサイケ・フォークの宝庫ですね。厳選2タイトルをご紹介。

V.A./A GAME FOR ALL WHO KNOW: THE H&F RECORDINGS BOX

英アシッド・フォーク・シーンの重要コンビPeter Howell & John Ferdinandoの関連5作品を収録したボックスセット!

ITHACAやAGINCOURTは、アシッド・フォーク・ファン必聴の名作ですよ~。

試聴 Click!


COMUS『FIRST UTTERANCE』から出発、英国アシッド・フォークの深い森を探求!

【関連記事】

COMUS『FIRST UTTERANCE』から出発、英国アシッド・フォークの深い森を探求!

アシッド・フォークの最高峰に君臨するCOMUS『First Utterance』から出発して、英国アシッド・フォークの深い森を探索します♪

GREGORY BRIGHT/ROOM BY GREG

69年に自主制作でリリースされたサイケ・フォークの激レア盤。

まどろんだアコギ・アルペジオをバックに、ちょっとハスキーな歌声と繊細かつドリーミーな歌い回し、少しタイプは違いますが、Nick Drakeを引き合いに出さないわけにはいきません。

試聴 Click!

アメリカからは、超リリカルなこのマイナー・サイケ・フォーク盤&アラスカ産のとっておき盤をおすすめ!

MIKE FIEMS/I WOULD DREAM

マイナーながら驚くほどリリカルなメロディが溢れ出す米サイケ・フォーク。

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのドリーミーでリリカルな曲やITHACAあたりが好きなら是非☆

試聴 Click!


ニック・ドレイクからめぐる繊細かつリリカルな世界のSSW探求

【関連記事】

ニック・ドレイクからめぐる繊細かつリリカルな世界のSSW探求

ニック・ドレイクの名作1st『ファイヴ・リーヴズ・レフト』を出発点に、繊細かつリリカルなSSWを世界中からピックアップ!

WINDFLOWER/WINDFLOWER

アラスカ出身か・・・。

この男女ヴォーカルのコーラスの陰影は、メロウ・キャンドルやチューダー・ロッジのファンはイチコロでしょうね。

試聴 Click!


ドリーミーな空気にふんわりと包まれるサイケ・フォーク

【関連記事】

ドリーミーな空気にふんわりと包まれるサイケ・フォーク

冷えたカラダを心地よ~く包んでくれるドリーミーなサイケ・フォークの作品を世界各地からピックアップしてまいりましょう!

北欧にも絶品サイケ・フォークがあります。スウェーデンのバンドによる幻の発掘音源集!

CYMBELINE/1965 – 1971

宅録だからなのか、この程よ~くリラックスした気だるい演奏が北欧らしい幻想性をさらに強めてますね。

と思ったら突然ジャジーな展開が挿入されたりして、なかなかにプログレッシヴ。

この北欧アングラ・サイケ・フォーク、あなどれません。

試聴 Click!

【関連ジュークボックス】

北欧サイケの不思議な世界…。

お次はスペインはマヨルカ島から、極上の一枚をピックアップ!

PEP LAGUARDA & TAPINERIA/BROSSA D’AHIR

ゴングのデヴィッド・アレンがプロデュースした、このマヨルカ島発サイケ・フォーク盤はご存知?

地中海風の陽気と美しさを内包したドリーミーなサウンドがもう絶品すぎる…。

ゴーキーズあたりが好きな90年代以降ロックのファンにも聴いてもらいたいです。

試聴 Click!


ニッチ&ディープなユーロ・フォーク特集。

【関連記事】

ニッチ&ディープなユーロ・フォーク特集。

オランダやドイツ、スペインやフランスなど、欧州様々な国のフォーク作品をピックアップいたしました!

南米のサイケ・フォーク名産地と言えるのがチリ。中でも一押しの2枚をどうぞ☆

CONGREGACION/VIENE

フォルクローレを下地に、夢見心地にたゆたうアコギ・アルペジオ、ゆらゆらと聴き手の意識を奪うリコーダーや鳥のさえずり、「心ここに在らず」の優美なメロディ、包み込むようにメロウなヴォーカル。

すべてが奇跡的にピースフル。

夢うつつを行き来する旅人に捧ぐ、南米サイケ・フォークの金字塔。

試聴 Click!


【真夏のサイケデリック探検隊Vol.3】けだるい夏の午後に聴きたい、けだるげサイケ・フォーク&フォーク・ロック選

【関連記事】

【真夏のサイケデリック探検隊Vol.3】けだるい夏の午後に聴きたい、けだるげサイケ・フォーク&フォーク・ロック選

愛の夏、サイケの夏!今回は夏休みという事で、ついつい昼寝をしたくなってしまう「けだるい夏の午後」にピッタリのサイケ・フォーク&サイケ・フォーク・ロックをセレクトいたしました。

EL CONGRESO(CONGRESO)/EL CONGRESO

チリを代表する名グループの71年作。

フォルクローレをベースにした柔らかく優美なメロディと、リコーダーや打楽器による民族色を取り入れた南米らしいたおやかなフォーク・ロック。

ただ、ところどころに持ち味であるアコースティック・チェンバー色を配しピシっと引き締めるなど、格調高さや緊張感もこのグループの魅力となっています。

試聴 Click!


民族音楽とプログレ【70年代編】

【関連記事】

民族音楽とプログレ【70年代編】

民族音楽とプログレ、今回は70年代に活躍した世界各国のバンドを取り上げてまいります!

いかがだったでしょうか。
気になる作品を見つけていただけましたら幸いです!

関連カテゴリー

関連CD在庫

  • CONGREGACION / VIENE

    チリ産、南米サイケ・フォーク至高の傑作、72年唯一作

    チリのグループ、72年の唯一作。フォルクローレを下地に、夢見心地にたゆたうアコギ・アルペジオ、ゆらゆらと聴き手の意識を奪うリコーダーや鳥のさえずり、「心ここに在らず」の優美なメロディ、包み込むようにメロウなヴォーカル。すべてが奇跡的にピースフル。白昼夢を断ち切るように時折いななくファズの好き嫌いは分かれそうですが(笑)、南米サイケ/アシッド・フォークを代表する傑作です。

  • PEP LAGUARDA & TAPINERIA / BROSSA D’AHIR

    スペイン出身、GONGのデヴィッド・アレンがプロデュースしたドリーミーで儚いサイケ・フォーク78年作、絶品!

    スペイン出身のサイケ・フォーク・グループ。78年作の唯一作。デヴィッド・アレンによるプロデュースで、ドリーミーなメロディー、美しいコーラス・ワーク、リコーダーやハーモニカによる黄昏のアンサンブルが印象的な名作。どの曲もメロディーが素晴らしく、佳曲揃いです。

  • WINDFLOWER / WINDFLOWER

    アラスカのグループ、ドリーミーなサイケ・フォークの逸品、74年唯一作

    アラスカ出身、男女7人のグループ。アコギとピアノを中心に、リコーダーやストリングスがしっとりと寄り添う奥ゆかしいアンサンブル。そして、男女ヴォーカルが歌うドリーミーなメロディ、端正なコーラス・ワーク。これは素晴らしいです。ジャズやアシッド・テイストも織り交ぜたピシッと緊張感溢れる雰囲気も印象的。たいへんセンス溢れるサイケ・フォークの逸品。

  • EMTIDI / SAAT

    72年作、ファンタスティックかつ緊張感溢れるジャーマン・プログレッシヴ・フォーク名作

    ドイツ人Maik Hirschhfeldtとカナダ人女性ボーカルDolly Holmesの2人から成るジャーマン・サイケデリック・フォーク・グループの72年作。ドイツロマン派を強く意識した深みのあるフォークを基本に、Pilzレーベルらしい独特のサイケデリック感覚を加味した作品であり、ジャケット通りの夢想的な音像は唯一無二のものです。COSMIC JOKERSでもその浮遊感溢れるスペーシーなサウンドを構築したエンジニアDieter Dierksの手腕が発揮されており、フォーク・ミュージックを母体にしながら、白昼夢を見せられるような酩酊感に溢れた名盤となっています。

  • GREGORY BRIGHT / ROOM BY GREG

    69年の自主制作サイケ・フォーク、繊細でドリーミーな歌声と流れるようなメロディに心奪われる逸品

    69年に自主制作でリリースされたサイケ・フォークの激レア盤。まどろんだアコギ・アルペジオをバックに、ちょっとハスキーな歌声と繊細かつドリーミーな歌い回し、そして狂気を滲ませつつも流れるような美しさに心奪われるメロディ。安易とは知りつつもNick Drakeを引き合いに出さないわけにはいきません。これは素晴らしい作品です。サイケ・フォークのファンは必聴の逸品。

  • EL CONGRESO(CONGRESO) / EL CONGRESO

    溢れ出る哀愁、南米チリ産サイケ・フォークの名作、71年作

    チリを代表するグループ、71年作。80年代以降の作品はジャズ・ロックですが、本作は、フォルクローレをベースにした柔らかく優美なメロディと、リコーダーや打楽器による民族色を取り入れた南米らしいたおやかなフォーク・ロック。ただ、ところどころにアコースティック・チェンバー色を配しピシっと引き締めるなど、格調高さや緊張感もこのグループの持ち味。

  • V.A. / A GAME FOR ALL WHO KNOW: THE H&F RECORDINGS BOX

    英アシッド・フォーク・シーンの重要コンビ、Peter Howell & John Ferdinandoを中心に残された5作品を収録したボックスセット!

    英アシッド・フォーク・シーンの重要コンビ、Peter Howell & John Ferdinandoを中心に残された5作品を収めたボックスセット。『ALICE THROUGH THE LOOKING GLASS』『TOMORROW COME SOMEDAY』『AGINCOURT / FLY AWAY』『ITHACA / A GAME FOR ALL WHO KNOW』『FRIENDS / FRAGILE』を収録。

コメントをシェアしよう!

あわせて読みたい記事

中古CD買取案内

カケレコ洋楽ロック支店

新着記事

もっと見る

プロのライター&ミュージシャンによるコラム好評連載中!

文・市川哲史

文・深民淳

文・舩曳将仁

文・netherland dwarf

人気記事ランキング

* RSS FEED

ロック探求特集

図表や代表作品のジュークボックスなどを織り交ぜ、ジャンル毎の魅力に迫ります。