2019年1月11日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
日に日に寒さが増してきましたが、冷えたカラダを心地よ~く包んでくれるドリーミーなサイケ・フォークの作品を世界各地からピックアップしてまいりましょう!
70年代アシッド・フォーク/サイケ・フォーク屈指の傑作と言われる73年作。
まどろんだアコギ、美しく気だるいヴォーカル、荘厳なヴァイオリン。ただただ素晴らしいの一言。
マイナーな米SSWによる74年作ですが、これは凄い作品。
ドリーミーなヴォーカルが綴る優しいメロディに、奥ゆかしく静謐なアレンジ・・・。まるで天上の美しさ。
こちらもマイナーながら名作。カルフォルニアのSSWによる79年作。
ドリーミーでキャッチーなメロディにほんのりとアシッド感を添えるワウ・ギター。実に心温まるなあ。
男女7人からなるアラスカのグループによる74年唯一作。
ドリーミなメロディに、男女の柔らかいコーラスがのり生み出す夢心地の世界。中でも透明感ある女性ヴォーカルが光る曲をピックアップいたしましょう。
カナダのサイケ・フォーク・バンドによる78年作。
叙情的なメロディを歌う美しい男女のコーラス。そこにフルートなど管弦楽が添えられ、一段とドリーミーな雰囲気を盛り上げます。
カナダ出身のミュージシャンによるプロジェクトで、日本のTEACが発売した4トラックレコーダー「TEAC 144」を使って録音された81年のレア盤。
夢見心地に鳴らされるアコギのストロークに、エコーに包まれたメロウなエレキ、テープ逆回転のSEがゆらめき、桃源郷のように心地よい音世界を作り出しています。
スコットランド出身のSSW、オリジナルは50枚のみプレスという77年のレア盤。
陽だまりのように暖かな弾き語りに、ベースを弓弾きしたというストリングス風の柔らかい音色。優しくもどこか幽玄な雰囲気漂うファンタジックな逸品。
次はフランスから。
フランスらしい静謐でドリーミーなリリシズムに溢れつつも、実験精神にも満ちたアーティスティックな美曲ぞろい。
フロイドの『おせっかい』あたりのファンから、レイト60sのサイケ・ポップのファンまでオススメできる71年作。
最後は辺境モノはちょっと・・・と言う方にもぜひ聴いていただきたい、南米フォーキー・サイケ・ポップの大傑作。
ラブリーなヴォーカル&コーラスに、軽やかなパーカッション。ALZO & UDINEも顔負けの素晴らしさ!
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アラスカ出身、男女7人のグループ。アコギとピアノを中心に、リコーダーやストリングスがしっとりと寄り添う奥ゆかしいアンサンブル。そして、男女ヴォーカルが歌うドリーミーなメロディ、端正なコーラス・ワーク。これは素晴らしいです。ジャズやアシッド・テイストも織り交ぜたピシッと緊張感溢れる雰囲気も印象的。たいへんセンス溢れるサイケ・フォークの逸品。
シカゴのSSW、74年にリリースされた2枚組作。いきなりのファズ・ギター早弾きに驚いていると、静謐でリリカルなピアノとともに、胸に迫る繊細でドリーミーな歌声が立ち上がり、ハッとさせられます。な、なんだこの美しさは!間奏でまたファズ・ギターが入り、遠くでオブリガードを奏でますが、これがもう高尚といいますか、天上の美しさ!とにかく歌声は素晴らしいわ、メロディは素晴らしいわ、74年とは思えないオルタナ感覚もあるわ、90年代以降の『ペットサウンズ』憧憬の宅録アーティストもひれ伏す完成度!ちょっと、これは凄い作品です。ニック・ドレイクと同じぐらい崇められてもおかしくないかも!?
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