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【真夏のサイケデリック探検隊Vol.3】けだるい夏の午後に聴きたい、けだるげサイケ・フォーク&フォーク・ロック選

こんにちは。スタッフ増田です。

いよいよお盆休み。実家に帰省する方も、お家でのんびりする方も、ぜひ日頃の疲れをリフレッシュできるといいですね。

さてさてスタッフ増田の夏休みの醍醐味と言えば…ずばり「昼寝」でございます。
昼ごはんに素麺なんかを食べて、ダラダラと甲子園中継を見ながら、扇風機の前でついウトウト。
気付けば夕方になっていたりすることもしばしばですが、そんな夏の過ごし方もまた風流と言えるのではないでしょうか…多分。

またもや前置きが長くなりましたが、今回の真夏のサイケデリック探検隊はサイケ・フォーク&サイケ・フォーク・ロック特集。
それも、ついつい昼寝をしたくなってしまう「けだるい夏の午後」にピッタリのサイケ・フォークをセレクトいたしました。

どうぞ皆様心地良い浮遊感に揺られながら、まどろみの世界へ…。

LOVE/DA CAPO

まずは米国から。「フォーク・ロック界のジミヘン」の異名をとる黒人ミュージシャンArthur Lee率いるLA産サイケ・フォーク・ロック・バンド、67年2nd。

柔らかくフォーキーなアコギと軽やかなドラムにジェントルなヴォーカル。西海岸らしく爽やかで暖かい雰囲気~、と思ったらマジカルなハープシコードも入ってきて、まさにサイケな夢見心地。

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NEW TWEEDY BROTHERS/NEW TWEEDY BROTHERS

西海岸サイケ・フォーク・ロックならこちらもオススメ!変形ジャケの先駆けとしても名高いシスコ・サイケ・フォーク・ロック68年作。

古き良き乾いたジャグやグッド・タイム・ミュージックに、もったりとしたヴォーカル・ハーモニーのアシッド感が心地良いです。

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SHADRACK CHAMELEON/SHADRACK CHAMELEON

マイナーですが、こんなサイケ・フォーク・ロックも良いです。アイオワの学生サイケ・フォーク・ロック・バンドによる71年の自主制作盤。

ドタバタと叩きまくるドラム、幻想的に鳴り響くオルガン、うつむき加減のアーティスティックなヴォーカル……ああ、やるせない青春の味。

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ANT TRIP CEREMONY/24 HOURS

オハイオ産サイケ・フォーク・ロック、68年作。紫煙が充満した気怠い空気を真空パックしたかのような、メロウ&ダウナーな「Hey Joe」のカヴァーが絶品。

見るからに怪しいジャケの期待を裏切らない、デンジャラスな心地良さに包まれた一枚です。

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ここからは心地よく微睡みの中に連れて行ってくれそうなUSサイケ・フォークをご紹介。

JIM SPENCER/2ND LOOK

サイケ・フォーク・マニアに人気の米国のSSWによる74年作ですが、フルートやサックス、メロトロンを配した彩り豊かなアプローチは英国プログレ・ファンにもグッときちゃうはず!?

緻密に構成されつつ、どこまでも優しい歌心に包まれたサウンドがもう素晴らしい~(泣)。

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THIRD ESTATE/YEARS BEFORE THE WINE and AGONISTES

ITHACAやFRIENDSからの影響が滲む、「英国の深い森」へと確実につながっているメロウなUSサイケ・フォーク73&74年作。

ネオアコにも通じる蒼く柔らかなコーラス&エコーに、もうメロメロメロメロ…

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JOHN VILLEMONTE/PEOPLE LIKE YOU

なんて心地が良いんだ・・・。ボサノヴァからAOR、ネオアコまで網羅しそうな軽やかなバッキング、とろけそうにメロウなメロディ、光が差し込んでくるような優しいヴォーカル。

米国ウィスコンシンで活動するSSW、77年に4トラックMTRで録音された、スムージーなサイケ・フォーク名盤。

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次は英国から!

BLONDE ON BLONDE/REFLECTIONS ON A LIFE

ウェールズ出身のサイケ・フォーク・ロック、ブルース志向を強めた最終作71年3rd。

ノイジーなギターが炸裂する曲もありますが、ダウナーな雰囲気充満するサイケ・ブルースやメランコリックなアコギをフィーチャーした夢見心地なサイケ・フォークは夏の午後にピッタリ。

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ORA/ORA

後にBYZANTIUMを結成するメンバー率いる英サイケ・フォーク・バンド、69年の唯一作。

フォークの伝統、ドノヴァンに通じるサイケ・ポップ、ジャズ&ブルースをブレンドし、英国らしい気品でまとめあげた、って感じのサウンドは、簡素なジャケからは想像できない完成度!

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MOONKYTE/COUNT ME OUT(MOONKYTE)

英国サイケ・フォーク・ロック&アシッド・フォーク、71年唯一作。

深いエコーに包まれた夢幻的なコーラス、メロディ・ラインから滲み出る英国的哀愁…。英アンダーグラウンド・サイケの隠れた好盤です。

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ではではここからは、いろんな国のサイケ・フォーク&サイケ・フォーク・ロックをご紹介いたしますよ。

SERENITY/PIECE OF MIND

フォーキーなCREAM!?くぐもったボーカルとほんのりサイケな楽曲、ブルージーなハーモニカ。

まさかのニュージーランドのトリオ、72年作。

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MAYFLY/MAYFLY

な、なんとドリーミー!オランダにこれほどのフォーク・グループが居たとは。

ニック・ドレイクの2nd、フィルモア・リンカーンあたりのファンは悶絶ですよ。蝶々ジャケも良い!

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最後は南米3連発でお別れいたしましょう。

CONGREGACION/VIENE

チリのグループ、72年唯一作。

夢見心地にたゆたうアルペジオ、心ここに在らずなメロディ…。夢うつつを行き来する旅人に捧ぐ、南米サイケ・フォークの金字塔。

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OS LOBOS/MIRAGEM

次はブラジルのサイケ・フォーク・ロック/ポップ、77年作。

ダバダ~♪な男女混成コーラスがタマらない。ペルーのテレグラフ・アヴェニューらと並び、南米ソフト・ロックを代表するブラジリアン・サイケの名盤!

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EL POLEN/FUERA DEL LA CIUDAD

これぞ南米版『HERON』!?ペルー随一のサイケ・フォーク・グループ、73年作。

ケーナ、コンガなどフォルクローレのエッセンスと夢見心地のサイケ・フォークを融合させ、心地よい自然音も取り入れたサウンドは唯一無二!

自然と一体になれそうな南米木漏れ日フォークの傑作。

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