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圧倒的な技巧とスピードで聴き手を飲み込むテクニカル・プログレ新鋭セレクション!

プログレの魅力の一つと言えば、ビシバシ刻まれる変拍子リズムの中を息もつかせぬテンションと緻密さで疾走するテクニカルな演奏。

今回は各国の新鋭よりそんな技巧派アンサンブルを特徴とするプログレ作品をピックアップしてまいりたいと思います!

PROMENADE/NOI AL DIR DI NOI

ジャケは荘厳なシンフォっぽいですが、中身はポップさも織り交ぜた痛快テクニカル・プログレ!ザッパやジェントル・ジャイアントにも迫るアイデアとテクニックで快走するアンサンブルには聴いていてきっと笑いがこみ上げてくるはず。さらに超絶技巧の中に哀愁もつまってて、このジェノヴァ新鋭、凄いです!

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予想を裏切る展開と豊富なアイデアで突き進む、奇想天外プログレ新鋭セレクション☆

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往年の名バンドへのリスペクトは確かに持ちつつも、より幅広く豊富なアイデアと予想を裏切る曲展開で独自に組み上げられた、痛快無比なプログレを聴かせてくれる新鋭グループたちをご紹介いたします!

INGRANAGGI DELLA VALLE/IN HOC SIGNO

アルティ・エ・メスティエリI『TILT』のテクニック&スピード感を受け継いだ伊新鋭だって!?超絶変拍子ジャズロックからヴィンテージ色豊かなシンフォへとダイナミックに展開していく演奏が圧巻。

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世界のヴァイオリン・プログレ新鋭特集!

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時に優雅に時にエネルギッシュに舞うヴァイオリンをフィーチャーした世界のヴ新鋭プログレを特集!

SLIVOVITZ/LIVER

サックス奏者、トランペット奏者、ヴァイオリン奏者、さらにハーモニカ奏者までを含む7人組アヴァン・ジャズ・ロック・バンドのライヴ作。『HOT RATS』あたりのザッパの影響も感じる、洒脱にしてどこまでも強靭なギラギラしたアヴァン・ジャズ・ロックはまさに痛快無比。このナポリのグループ、要注目です。

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プログレ新鋭の傑作ライヴ・アルバム選!

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各国の新鋭プログレ・バンドたちによる渾身のパフォーマンスを記録した、傑作ライヴ・アルバムをご紹介します!

DRY RIVER/2038

今話題のスペイン新鋭ですね!クイーン+ドリーム・シアターをベースに様式美HRからビッグバンドまでを取り入れる奇想天外なサウンドメイキングに耳が行きがちですが、その多彩さを可能とする各メンバーのテクニックにも要注目。特にギターはメタリックさとロックンロールのノリの良さを合わせ持った凄腕で、スペインらしい情熱溢れるプレイでアンサンブルを牽引します。

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待望の3rdアルバムをリリースした、痛快無比のスパニッシュ・プログレ新鋭DRY RIVERを大特集!

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MINDFLOWERS/NUANCES

現ハンガリーが誇るこのフュージョン・プログレはもう聴いた?メタリックな攻撃性、アコースティック・ジャズのふくよかさ、フュージョン的軽快さ、そして浮遊感あるエレクトロニクスまでを飲み込んで極上のテクニカル・プログレに仕上げた痛快作ですよ!

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メタルも好きなプログレ・ファンに贈る、ヘヴィなギターが炸裂する世界の新鋭プログレ作品セレクション!

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新鋭プログレ・シーンより、メタルの要素を巧みに配してスケール感あふれる音世界を作り上げている作品をピックアップしてまいりたいと思います。メタリックな重量感を取り入れることで生まれる、息を呑むようなダイナミズムとドラマ性をお楽しみください☆

LOST WORLD/OF THINGS AND BEINGS

まるでロシアが生んだクラシック音楽の巨匠ストラヴィンスキーが蘇り、交響楽団とテクニカルなプログレ・バンドを従えた、といった感じ!?この壮大にして疾走感いっぱいのサウンド、何という完成度か・・・。

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【アーティスト・インタビュー】LOST WORLD BAND

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キング・クリムゾンからの影響が感じられる硬質でアグレッシヴなサウンドをベースに、クラシカルなヴァイオリンやフルートが疾走するテクニカル・アンサンブルが痛快な、現在最も注目すべき新鋭の一つですLOST WORLDの魅力に迫るインタビュー!

VESPERO/AZMARI: ABYSSINIAN LIVENTURE

05年にデビューしたロシア発の新鋭バンド。ゴング影響下のサイケ・ジャズ・ロックをベースにエキゾ色も加え熱量たっぷりに展開していくサウンドは、スペイシーでオリエンタルで底なしにテクニカル。これは、近年で言えばエストニアのPHLOXにも匹敵する驚異の新鋭!

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ロシア・プログレ新鋭特集!

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LITTLE TRAGEDIESとLOST WORLDを双頭に、豊かなクラシック音楽の土壌に根ざしたダイナミックかつ格調高いプログレ・グループが続々と登場しているロシアのプログレ新鋭シーンを特集!

GLEB KOLYADIN/GLEB KOLYADIN

ロシア新鋭IAMTHEMORNINGのkey奏者によるソロデビュー作。Gavin Harrison、Theo Travis、Steve Hogarth、Nick Beggsといった豪華過ぎるミュージシャン達を従え、目の覚めるようにシャープでテクニカルなキーボード・プログレを展開します。中でもクラシックの素養に満ち満ちた技巧的にして美麗な音運びのピアノは絶品。「鮮烈」という一言が相応しい逸品!

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KHATSATURJAN/BEAST MACHINE & MAN

ジェネシス、ジェントル・ジャイアント、XTC、ラッシュ、そしてクラシック音楽や民族舞踏音楽のエッセンスをイマジネーションたっぷりにまとめあげるセンスが抜群!フィンランドを代表する新鋭プログレ・バンドによる渾身の2015年作!

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HEXATONICA/EL VISIONARIO

現アルゼンチンきってのテクニカル・シンフォ・バンドと言えるかな。

猛烈な勢いで攻め立てるテクニカル・ギターを軸としたハイテンションのパートと、南米の爽やかな風が感じられそうなリリカルで映像喚起的なパート。振れ幅あるサウンドが楽しめる好盤です。

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RESISTENCIA CHACO/UNA PUERTA ROJA EN ALGUN LUGAR DE LA REPUBLICA CHECA

ジャズの確かな素養にプログレッシヴな精神性、強靭な演奏力、掟破りのフリーキーさ。ヘヴィーメタリック・フリージャズとても呼びたい凶暴かつ知的でテンションみなぎるサウンドに圧倒されます。さすが南米随一のプログレ国アルゼンチン…。

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TOHPATI BERTIGA/RIOT

現インドネシアの最高峰ジャズ・ロック/フュージョン・グループSIMAK DIALOGのギタリストによる別働グループなんですが、変拍子の嵐の中、メタリックなトーンで高速リフを弾き倒し、ソロでも強烈にエネルギッシュなフレーズを炸裂。

こりゃまるで『太陽と戦慄』をマハヴィシュヌがカヴァーしたような、破格のテンション!

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DISCUSに続け!インドネシア・プログレ特集

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NHK-FMの『プログレ三昧』でDISCUSが取り上げられ、プログレ・ファンにとって注目すべきエリアとなったインドネシア。DISCUSにも勝るとも劣らない硬派かつイマジネーション溢れるジャズ・ロック/プログレの名作が続々と届いておりますので、ピックアップ!

関連カテゴリー

テクニカル・プログレ新鋭セレクション

  • DRY RIVER / 2038

    スペインの新鋭プログレ・バンド、前作より3年ぶりとなった18年作3rd、クイーン+ドリーム・シアターをベースに前作以上のエネルギーで快走する傑作!

    12年デビュー、メンバーほぼ全員がクイーンとドリーム・シアターをフェイバリットに挙げるスペインの新鋭プログレ・バンド、前作より3年ぶりとなった18年作3rd。前2作も素晴らしいアルバムでしたが、この3rd、もうとことんエネルギッシュで痛快。聴いていてこんなに楽しくってワクワクするプログレって他にないかもしれませんっ!ベースとなるのは最も影響を受けているクイーンとドリーム・シアターの合わせ技。そこにシンフォ、ロックン・ロール、様式美ハード・ロック、ビッグ・バンド・ジャズ、フュージョンなどを自在に結合させて、スペイン産らしい情熱的かつダイナミックなプログレに仕立て上げた、エネルギーがぎっちり詰まったサウンドを構築しています。歌い回しにフレディ・マーキュリー愛を感じさせる声量みなぎるスペイン語ヴォーカルとオペラチックな分厚いコーラスがドラマチックに舞い上がるクイーン風のヴォーカル・パートから、ド派手に鳴らすヴィンテージ・トーンのオルガン&クラシカルで可憐なタッチのピアノを操るキーボードが溢れ出し、ギターがテクニカルかつハードエッジに疾走。ギターはメタリックにゴリゴリしてはいるのですが、同時にコシの強いグルーヴ感があり、ロックンロールのノリの良さが先立っているのが特徴。硬質ながら人間味たっぷりに熱く弾き飛ばすプレイ・スタイルがカッコいい!ギターが牽引する強度あるヘヴィ・プログレに突如ゴージャスなビッグ・バンドが絡んできたり、クラシカルな速弾きが炸裂する様式美系ハード・ロックがごく自然に南国風フュージョンに発展したりと、あまりに先の読めない奇想天外なサウンドには軽く目眩が起きそうなほど。その後には一転して美しいメロディが冴え渡る叙情バラードを持ってくるセンスも憎い限りです。前作が彼らの完成形かと思いきや、まだまだ進化するDRY RIVERサウンドを見せつける大傑作!おすすめです!

  • MINDFLOWERS / NUANCES

    テクニック、センスともに抜群のハンガリー産テクニカル・プログレ、06年作2nd

    ハンガリーのグループ、06年作2nd。名作1stの延長線上にあるテクニカル・プログレ。メタリックな硬質さ、アコースティック・ジャズのふくよかさ、フュージョンの軽快さが違和感なく融合したサウンドからは、一聴して聴き手を捉える明快なテンションとともに、豊潤な奥行きを感じます。各音の瑞々しさと躍動感は特筆もの。単にテクニックで押すだけではない、豊かな音楽性が感じられます。これは傑作です。

  • LOST WORLD / OF THINGS AND BEINGS

    現代ロシアを代表する3人組プログレ・バンド、2016年作5th、圧倒的にまばゆくテンションみなぎるサウンドで駆け抜ける一大傑作

    現代ロシアを代表するのみならず、ヴァイオリンをフィーチャーした新鋭プログレ・バンドとして屈指と言えるクオリティを持つトリオ、2016年作5thアルバム。オープニングから、舞踏音楽も取り込んだ躍動感いっぱいのリズム・セクションをバックに、ヴァイオリンが鮮やかなトーンでまるで天空を駆け抜けるかのように鳴り、エレキ・ギターが追随しながら疾走感を加える。イマジネーションいっぱいにめくるめく鳴り響く管楽器も凄いし、アコギとフルートによる静謐なパートの奥ゆかしさも特筆。ロシアが生んだクラシック音楽の巨匠ストラヴィンスキーが蘇り、交響楽団とテクニカルなプログレ・バンドを従えた、といった感じのまばゆすぎるアンサンブルにただただ心躍ります。何という完成度。2016年のプログレ作品の中で間違いなくトップ3に君臨することでしょう。ずばり傑作です。

  • HEXATONICA / EL VISIONARIO

    アルゼンチン産新鋭テクニカル・プログレ12年作、アグレッシヴに攻め立てる超技巧派アンサンブルが痛快

    アルゼンチン産テクニカル・プログレ・バンドの12年作。冒頭より炸裂する、嵐のようにアグレッシヴ&テクニカルな変拍子アンサンブルにまず度肝を抜かれます。かなりヘヴィな演奏ながらも、プログレ・メタルとはならないギリギリのラインで演奏をコントロールしている印象で、あくまでプログレッシヴ・ロックとして聴かせる優れたバランス感覚が素晴らしいです。情景描写的な表現力にも優れており、南米らしいおおらかさと涼風が吹き抜けるかのような清涼感を感じさせるパートも絶妙に挿入。しかし本領はやはり猛烈な勢いで攻め立てるテクニカル・ギターを軸としたハイテンションのアンサンブルでしょう。強烈なギターと渡り合いながらもシンセサイザーでシンフォニックな色合いを添えるキーボードも只者ではありません。これは大音量にして全身で浴びるように聴きたい一枚。力作です。

  • INGRANAGGI DELLA VALLE / IN HOC SIGNO

    イタリア新鋭プログレ・バンド、13年デビュー作、ARTI E MESTIERI『TILT』を思わせるスピーディーなジャズ・ロックからELPばりのヴィンテージ・キーボード・シンフォまで、圧倒的なテクニックで描き切る傑作!

    イタリア新鋭プログレ・バンド、13年デビュー作。枯れたアコギとヴァイオリンによる味のあるデュオ演奏で幕を開けたかと思うと、次の瞬間、圧巻の手数でなだれ込むドラム、エッジの効いたトーンでスピーディーに弾きまくるギター、躍動感いっぱいに舞うヴァイオリン!ARTI E MESTIERI『TILT』を思わせるテクニックとテンションで突き進むジャズ・ロック・アンサンブルがただただ圧倒的です。緩急激しいメロディーをしなやかに歌いこなしていくヴォーカルも非常に印象的。メロトロンやハモンドが唸りを上げるヴィンテージなシンフォニック・ロック・テイストも魅力で、超絶リズム・セクションに乗ってELPばりのスリリングなキーボード・ソロが繰り広げられるパートも聴き所です。ジャズ・ロックをベースとした猛烈なテクニックに、ヴィンテージ感たっぷりのキーボード・ワーク、そして切ない叙情美が薫る地中海エッセンスすら感じさせる音楽性からは、メンバー一人一人の豊かな才能のぶつかり合いが感じ取れます。MATTIAS OLSSEN(ANGLAGARD)、DAVID JACKSONらのゲスト参加にも注目。これはずばり傑作!

  • RESISTENCIA CHACO / UNA PUERTA ROJA EN ALGUN LUGAR DE LA REPUBLICA CHECA

    アルゼンチン産、凶暴なメタル・アンサンブルとフリー・ジャズがスリリングに交錯するヘヴィー・プログレ、11年作

    アルゼンチン産ヘヴィー・プログレ・グループによる11年作。ヘヴィーメタルと言ってもよいほどに重厚かつ凶暴なアンサンブルと、フリーフォームで暴れるギターやVAN DER GRAAF GENERATORを思わせるフリーキーに叫ぶサックスなどフリー・ジャズ的な音の拡散性を持ったアンサンブルとがスリリングに交錯するヘヴィー・プログレ。メタリックな攻撃性とジャジーなエッセンスの取り合わせと言うと中期クリムゾンなどが思い出されますが、確かにその影響は感じられるものの驚くべきはその強引なまでの曲展開で、メタルとフリー・ジャズがハイテンションで入り乱れる構成に加え、プログレ・メタル的な楽曲におけるへヴィネスをそのままフリー・ジャズへ持ち込むという離れ業までやってのけます。ジャズの素養にプログレッシヴな精神、強靭な演奏力、掟破りのフリーキーさなどあらゆるものが揃ってなければ成立しない音楽であることがひしひしと伝わってくる衝撃作です。

  • PROMENADE / NOI AL DIR DI NOI

    これは激レコメンドの新鋭がイタリアはジェノヴァから登場!ザッパやジェントル・ジャイアントもびっくりな痛快プログレ、2016年作!

    イタリアはジェノヴァ出身の新鋭バンド、2016年デビュー作。こ、これは、な、な、なんというテクニックとアイデア!次から次へと切り返す高速変拍子で突っ走るドラム、まるで早回しのように急旋回しまくるサックス、ふくよかで厚みのあるトーンの切れ味鋭いフレーズでかっ飛ばすギター、クラシックの確かな素養を感じさせるテクニカルかつ流麗なピアノ。なんという痛快なサウンド!これは、ザッパやジェントル・ジャイアントもびっくりなはず!暗さは微塵もなく、大道芸風というかオリエンタルな空気感といいますか、超絶技巧の中に人間味というか市井の哀愁も満ちている感じで、なんという個性。演奏だけでなく、ハイ・トーンのエモーショナルなヴォーカル、フックと気品たっぷりのメロディも良いしなぁ。これは激、激レコメンドです!

  • TOHPATI BERTIGA / RIOT

    SIMAK DIALOGのギタリストによる新プロジェクト12年作、圧倒的なテンションで聴き手に襲いかかるアグレッシヴな快作!

    インドネシア出身、SIMAK DIALOGのギタリストによる新プロジェクト。カンタベリー的な流麗さもあるSIMAK DIALOGに対して、ここで聴かれるのは、ゴリゴリと早弾きで弾き倒すアグレッシヴなテクニカル・ロック。荒れ狂う肉感的なリズム隊による変拍子の嵐の中、暴風を一蹴するように、ロバート・フリップばりのメタリックなトーンで高速リフを弾き倒し、そのまま、ソロでも強烈にエネルギッシュなフレーズを炸裂させます。早弾き一発録りのライヴ録音のようですが、恐るべきテクニック。『太陽と戦慄』をマハヴィシュヌがカヴァーしたようなサウンドは圧巻のテンション!

  • KHATSATURJAN / BEAST MACHINE & MAN

    00年代のフィンランドを代表するプログレ・グループ、クラシック〜70年代プログレ〜80年代ポップスまで飲み込んだ快作

    00年に結成され、06年にデビューしたフィンランドのプログレ新鋭グループ。2015年の3rdアルバム。クラシック音楽の格調高さや祝祭感、民族舞踏音楽の悲哀感、ジェネシスやジェントル・ジャイアントのDNAを継いだ幻想性と変拍子たっぷりの器楽性、10ccやXTCや80年代ネオアコを彷彿させるポップ・フィーリング、ラッシュに通じるエッジとスピード感を丁寧に組み上げたサウンドはかなり個性的。ジェネシスとXTCがブレンドしたようなヴォーカルも良いし、多声コーラスも見事だし、メロディもフックに富んでいます。透明感あるトーンの流麗なピアノ、70年代プログレ直系のきらびやかなキーボード、スティーヴ・ハケットゆずりのリード・ギターと気品あるアコギの爪弾き、めくるめく変拍子アンサンブルなど、卓越した演奏テクニックとイマジネーションいっぱいのアレンジ・センスも特筆もの。70年代と80年代を同じ地平で捉えられる00年代世代だからこそ鳴らせるプログレッシヴ・ロックと言えるでしょう。これは名作です。

  • VESPERO / AZMARI: ABYSSINIAN LIVENTURE

    ロシアの新鋭インスト・サイケ/プログレ・バンドによる16年ライヴ作、GONG影響下にありながらもフォロワーという域を大きく超え出た孤高のサウンドが炸裂する驚異のライヴ・パフォーマンス!

    05年デビュー、ロシア出身のインスト・サイケ/プログレ・バンドによる16年ライヴ作。のっけから17分の大曲で彼らの音世界へと引き込まれます。シンセやヴァイオリン、サックスが思い思いにフレーズを奏で交歓する浮遊感たっぷりの導入部に、リズムが切れ込み、スリリングにアンサンブルが立ち上がってくる展開は、GONG『YOU』を思い浮かべずにはいられない息をのむ素晴らしさ。パーカッションを交え猛烈な音数でまくし立てるトライバルなリズム・セクションは相変わらずの超絶度合いだし、不穏な旋律を紡ぐヴァイオリンと暴走するサイケデリックなワウギターが対比するアンサンブルは凄まじい熱量を放ってます。演奏を適度にクールダウンさせるスペイストーンのシンセもいい仕事です。ライヴでも演奏のクオリティは一切下がっていません。GONG影響下にありながらもフォロワーという域を大きく超え出た孤高のサウンドが炸裂している驚異のライヴ・パフォーマンス!

  • SLIVOVITZ / LIVER

    ナポリ出身アヴァン・ジャズ・ロック・バンド、洒脱にして強靭なアンサンブルが駆け抜けるテクニカル・アヴァン・ジャズ・ロック、17年リリースのライヴアルバム!

    01年にイタリアはナポリで結成されたアヴァン・ジャズ・ロック・バンド。サックス奏者、トランペット奏者、ヴァイオリン奏者、さらにハーモニカ奏者までを含む7人組。2016年ミラノでのライヴを収録した17年作。圧巻の手数とうねるようなグルーヴ感覚を備えたジャズ・ファンク調リズム・セクション、饒舌なソロからド派手なユニゾンまで縦横無尽なサックス&トランペット、リズムワーク重視ながらクールかつ切れ味鋭いプレイを聴かせるギター、宙を舞うように高らかに響くエレキ・ヴァイオリン、そして他楽器に負けない熱気あるソロで存在感を見せるハーモニカ。洒脱にしてどこまでも強靭な、ギラギラしまくりの超絶アンサンブルは、目眩がしそうなほどの凄まじさです。管楽器&ギターが主役のテンション高いパートと気品あるヴァイオリン・パートが切り替わる瞬間や、何よりこの底なしのカッコよさはザッパの『HOT RATS』をも彷彿。これは痛快無比な傑作ライヴ盤!

  • GLEB KOLYADIN / GLEB KOLYADIN

    ロシアの新鋭プログレ・デュオIAMTHEMORNINGのキーボーディストによる18年デビュー作、Gavin Harrison/Steve Hogarth/Nick Beggsなど豪華ミュージシャンが参加

    ロシアの新鋭プログレ・デュオIAMTHEMORNINGのキーボーディストによる18年デビュー作。メンバーが驚きの実力派揃いで、ドラムはキング・クリムゾンのGavin Harrison、ベースはスティーヴ・ハケット・バンド他のNick Beggs、ヴォーカルはマリリオンのSteve Hogarth、フルート&サックスはタンジェント〜ソフト・マシーンのTheo Travis、さらに1曲ではJordan Rudessも参加したまさに鉄壁の布陣で制作されています。IAMTHEMORNINGでも聴かせた流麗かつテクニカル、まさに「鮮烈」という一言が似合うピアノ/キーボードのプレイは、相変わらず抜群の冴えを見せています。特にクラシックの並々ならぬ素養が滲むピアノのプレイは息を飲むような美しさがあって見事。また実力者たちの中にあって随所で存在感を見せる同郷ロシアのギタリストVLAD AVYによるフリップ憧憬の緊張感あるギターワークも聴きどころです。同じロシアで言えばLOST WORLDに通じる舞うように華麗なファンタジックさが強烈に魅力的な傑作!

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