2013年4月12日 | カテゴリー:アーティスト・インタビュー,世界のロック探求ナビ
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前回よりスタートした新企画「アーティスト・インタビュー」。
世界のロックをカケハす、というカケレコのコンセプトを胸にいだき、マイナーながら是非ともロック・ファンに広く聴いて欲しいバンドを世界中から発掘し、インタビューを通じてその魅力を伝えてまいります。
第一回のFISH ON FRIDAYに続き、今回の第二回目は、4作目となる13年作が発表され話題となっているロシアの新鋭プログレ・バンド、LOST WORLD BAND。キング・クリムゾンからの影響が感じられる硬質でアグレッシヴなサウンドをベースに、クラシカルなヴァイオリンやフルートが疾走するテクニカル・アンサンブルが痛快な、現在最も注目すべき新鋭の一つです。
今回は、ヴァイオリン/ギター/ベースを兼任するバンドの中心メンバーAndy Didorenko氏とサウンド・プロデューサーのAlexander Akimov氏にインタビューに応じてもらいました。70年代プログレのエッセンスと彼らのルーツであるクラシックを高度に融合させた、プログレ・ファンを惹きつけて止まないそのサウンドの魅力に迫ります!
アンディ:「音楽を学ぶために、1989年にモスクワに来たんだ。そこでヴァッシリとアレックスに会ったんだよ。僕らはクラシックだけでなくロックも好きだったし、意気投合したので一緒に曲を書いてレコーディングしよう!って声を掛けたんだ。クラシックしか演奏しない、しちゃだめだ、っていう保守的な人も多いなかで、2人と演奏できることは本当にエキサイティングだったよ。」
―― あなた方の音楽はロック(プログレ)のダイナミズムとクラシックの格調高さが高度に融合したものだと感じます。バンドのコンセプト、目指すサウンド像があれば是非教えてください。アンディ:「クラシックから強い影響を受けているのは確かだし、ロックを演奏しても自然とクラシックは出てくるよね。クラシックを演奏するにはタキシードを着なきゃいけないし、リスナーも保守的な人が多い。ロックは自由だから僕らには合ってるよ。「Samum」を演奏するのには、クラシックとしてよりロックとして演奏する方がやりやすい。「Trajectory 1」は、クラシックの格調高さとロックのダイナミズムが融合したベストな例だと思う。LOST WORLDとはどんなバンドか?と聴かれたら、この曲を聴いてもらえばオーケーさ!」
Samum
Trajectory 1
アンディ:「僕らみんなビートルズとロシアのクラシック音楽が好きだよ。ショスタコーヴィチ、ラフマニノフ, チャイコフスキーに、ヴィヴァルディも好きだよ。プログレだと、キング・クリムゾン、EL&P、イエス、ジェントル・ジャイアント、スーパートランプだね。」
―― あなたをロック(プログレ)へと導いた作品があれば是非教えてください。またそれを初めて聴いたときどのようなことを感じましたか?アンディ:「ビートルズ『アビーロード』、キング・クリムゾン『宮殿』だね。15歳の時に聴いて本当にショックを受けた。あの時の衝撃は今でも覚えているよ。」
アレックス:「イエス『90125』、キング・クリムゾン『ビート』だね。今でもすごく好きだよ。」
―― 最近の愛聴盤とその理由を教えてください。アレックス:「ロシアの音楽ならAnimal JazZ『Step Breath』とHuman Factor『4.Hm.F』だね。本当、素晴らしいよ。」
―― 今年新作をリリースされましたが、以前より繊細で叙情的なパートが増え、音楽性の幅がますます広がっているように感じられます。ご自身ではどのような作品に仕上がったと考えていますか?アンディ:「前作『Sound Source』は、インストゥルメンタル・パートの激しさと緊張感が特徴だった。CDにはジョークで、聴いてる途中でコーヒーブレイクを入れてください、と書いておいたほどだよ。全編緊張感がみなぎっていた。だから、新しいアルバムでは、激しいプログレの間にバラードを入れようと思ったんだ。歌詞を作らなきゃだったけど、確実に僕らの幅を広げてくれたよ。今まで書いたことがなかったからどうなるかと思ってたけど、書けると分かってハッピーだった。ロシア語で先に書いた後、英語に訳してるんだ。」
―― あなた方の国であるロシアの音楽シーンというのは、なかなか日本では情報が得られません。現在はどういうタイプのサウンドが注目を集めているのでしょうか。また注目しているバンドがあれば是非教えてください。アンディ:「やっぱりポップ・ミュージックが人気だよ。すぐに人々にアピールできるし、即効性があるよね。ファースト・フードのようだね。それが悪いとは言わないけど。でも、プログレッシヴ・ロックには、ファースト・フードとは違う豊かな香りがたくさんあるでしょ。複雑だから多くの人には受け入れられないかもしれないけど、一度好きになったらやめられないよね。ロシアにも良いプログレ・バンドはたくさんいるよ。Kostarev Group、DEsin Gage、Human Factor、Gourishankar、From Uzはとくにオススメだよ。」
―― 日本という国で自分たちの音楽が聴かれているという状況をどのようにお考えですか?アレックス:「日本のリスナーが聴いてくれているなんて、本当に嬉しいよ。世界中の人が、僕らの音楽を聴いて何かを感じてくれたら、これほど嬉しいことはないよね。」
―― 日本の印象についてお聞かせください。また、日本のバンドで知っているもの好きなものがあれば是非教えてください。アレックス:「最近、Andropの「Bright Siren」を聴いたよ。とても良いビデオだった。」
アンディ:「Social Tensionはすごく良いバンドだね!」
アレックス:「日本の楽器は本当に素晴らしいよね。世界で最も優れていると思う。アンディはヤマハのエレクトリック・ヴァイオリンをずっと使ってるよね。」
アンディ:「1995年に東京ではじめてシンセサイザーを買ったんだ。京都も好きだよ。自然と歴史と文化が一緒になっていて本当に素晴らしいよ。」
―― 日本のリスナーへメッセージをお願いします。アンディ:「雪深いモスクワよりこんにちは!僕らの音楽を聴いてくれて本当にありがとう。楽しんでくれている?もっともっと良い音楽をこれからも届けていくから、僕らのことをずっと聴いてくれると嬉しいな!」
インタビュー依頼に快くオーケーしてくれたアンディ。
緻密でテクニカルな音楽性から、気むずかしい人なんじゃないか、断られちゃうんじゃないか、とちょっぴりびくびくしてたのですが、すごくフランクに応対してくれて、日本に多くのファンが居ることに本当に喜んでいました。
京都が好きなこと、日本製の楽器を使ってくれていること、嬉しいですね。
アンディ、アレックス、本当にありがとう!
このインタビューをきっかけに、一人でも多くのリスナーがLOST WORLD BANDを気に入ってくれたら嬉しいです。
LOST WORLD BAND -BIOGRAPHY-90年に、当時音楽院生だったAndy Didorenko(ヴァイオリン/ギター/ベース)、Vassili Soloviev(フルート/シンセ)、Aleksander Akimov(キーボード)の3人によって結成。その後、音楽大学などでのコンサートを通じ、プログレ・バンドとして徐々にロシア国内での評価を高めていきます。95年にヴォーカリストのAlexei Rybakovが加入し4人体制となったバンドは、01年までに自主制作による7枚の作品を発表します。03年発表の『TRAJECTORIES』により正式にデビュー。現在までに06年作『AWAKENING OF THE ELEMENTS』、09年作『SOUND SOURCE』、13年作『SOLAR POWER』を発表しており、ロシアン・プログレの代表格として多くのプログレ・ファンの注目を集める実力派バンドです。現在(『SOLAR POWER』録音時)のメンバーは、Andy Didorenko(ヴァイオリン/ギター/ベース)、Vassili Soloviev(フルート/シンセ)、Konstantin Shtirlitz(ドラム)の3人。
LOST WORLD BAND -DISCOGRAPHY-SOLAR POWER (2013)
現代ロシアを代表する3人組プログレ・バンドによる13年作4th。シャープで安定感のあるドラム、テクニカルに躍動するベースを土台に、キーボードがリズム隊とは異なる変拍子でミニマルかつエスニック調のフレーズをかぶせ、緊張感を生み出す。そこにどこまでも伸びやかに、そして鮮烈に奏でられるヴァイオリン!芯のある太いトーンのギターやフルートもからみ、「静」と「動」を対比させながら流れるように畳みかけます。目の覚めるような完璧なオープニング・ナンバー。ただただ心が躍ります。2曲目以降も、切れのあるヴァイオリンが疾走するクラシカル・シンフォから、ヘヴィーにうねるギターが炸裂する70年代中期クリムゾン的ヘヴィー・プログレ、フルートをフィーチャーした民族調テクニカル・アンサンブルまで、1曲の中でめくるめく展開しながら、ハイテンションで駆け抜けます。終始テクニカルで展開が多いながらも、決して大味になることなく、精緻で格調高く気品に満ちているのがこのバンドの凄いところ。その点で、ジェントル・ジャイアントをも凌駕していると言っても決して過言ではありません。傑作3rdをさらに上回る、素晴らしすぎる傑作!
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SOUND SOURCE (2009)
90年代初めから活動するロシアのシンフォ・グループ。高い評価を得た06年作2ndに続く09年作。ヌケが良く疾走感溢れるリズム・ギターとアグレッシヴなリズム隊が築くスケールの大きなキャンバスの上を、ヴァイオリンとギターが奔放に美しいメロディを描き、そこに流麗なピアノが鮮やかな色を付ける。聴いていて思わず笑みがこぼれる躍動感いっぱいのアンサンブル。まさに「鮮烈」の一言。ただ、ゴリ押しで畳みかけることは決してなく、どんなにアグレッシヴなパートでも、静謐とも言えるような格調高さを常に感じさせるのが特筆もの。前作同様に「静」と「動」の対比鮮やかで、「静」のパートでは、フルートが柔らかに舞い、優美なメロディを描く。ファンタスティックなシンフォを軸に、「太陽と戦慄」期クリムゾンのような硬質なヘヴィネスや、ディシプリン期クリムゾンのような浮遊感とサウンドのエッジをうまく織り込み、なおかつ全体的には優美さでまとめ上げるセンスは超一級。サウンド・プロダクションも抜群で、モダンなビビッドさとビンテージな温かみとのバランスが絶妙。これは傑作です!
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IN CONCERT (2009)
ロシア出身、90年代以降のプログレ・シーンを代表するグループの一つ。09年の本国モスクワでのライヴを収録した2010年リリースライヴ盤。フルートが柔らかく舞う幻想的なイントロでしっとりとスタート。アコギがサウンドの空間を左右に広げ、クールなシンセによる一瞬の静寂をはさみ、KING CRIMSON「Great Deceiver」ばりにヴァイオリンが疾走するアグレッシヴなパートへと雪崩れ込む!この「静」と「動」の対比の鮮やかさこそ、このグループの持ち味で、ライヴでも見事ダイナミックなサウンドを聴かせています。「ダークネス」と「格調高さ」が共存した色彩豊かなサウンドもさすがのスケール感。圧倒的な構成と演奏力を見せつけるシンフォ・ファン必聴のライヴ盤!
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AWAKENING OF THE ELEMENTS (2006)
ロシアのグループ、06年作。テクニカルかつ流麗なギターと、緊張感と叙情性を巧みに使い分けるヴァイオリン&フルートをフィーチャーした壮大なシンフォ・プログレ。とにかくすべてのパートがテクニック抜群。演奏の強度が半端ではなく、「動」と「静」の振れ幅がとんでもないことになっています。複雑なリズムを刻むスリリングなギターと狂気をはらんだ鋭角なヴァイオリンが襲いかかったと思えば、メロディアスなフルートが軽やかに飛翔する。圧倒的なダイナミズム。シンフォ・プログレの傑作。
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現代ロシアを代表する3人組プログレ・バンドによる13年作4th。シャープで安定感のあるドラム、テクニカルに躍動するベースを土台に、キーボードがリズム隊とは異なる変拍子でミニマルかつエスニック調のフレーズをかぶせ、緊張感を生み出す。そこにどこまでも伸びやかに、そして鮮烈に奏でられるヴァイオリン!芯のある太いトーンのギターやフルートもからみ、「静」と「動」を対比させながら流れるように畳みかけます。目の覚めるような完璧なオープニング・ナンバー。ただただ心が躍ります。2曲目以降も、切れのあるヴァイオリンが疾走するクラシカル・シンフォから、ヘヴィーにうねるギターが炸裂する70年代中期クリムゾン的ヘヴィー・プログレ、フルートをフィーチャーした民族調テクニカル・アンサンブルまで、1曲の中でめくるめく展開しながら、ハイテンションで駆け抜けます。終始テクニカルで展開が多いながらも、決して大味になることなく、精緻で格調高く気品に満ちているのがこのバンドの凄いところ。その点で、ジェントル・ジャイアントをも凌駕していると言っても決して過言ではありません。傑作3rdをさらに上回る、素晴らしすぎる傑作!
現代ロシアを代表するのみならず、ヴァイオリンをフィーチャーした新鋭プログレ・バンドとして屈指と言えるクオリティを持つトリオ、2016年作5thアルバム。オープニングから、舞踏音楽も取り込んだ躍動感いっぱいのリズム・セクションをバックに、ヴァイオリンが鮮やかなトーンでまるで天空を駆け抜けるかのように鳴り、エレキ・ギターが追随しながら疾走感を加える。イマジネーションいっぱいにめくるめく鳴り響く管楽器も凄いし、アコギとフルートによる静謐なパートの奥ゆかしさも特筆。ロシアが生んだクラシック音楽の巨匠ストラヴィンスキーが蘇り、交響楽団とテクニカルなプログレ・バンドを従えた、といった感じのまばゆすぎるアンサンブルにただただ心躍ります。何という完成度。2016年のプログレ作品の中で間違いなくトップ3に君臨することでしょう。ずばり傑作です。
ヴァイオリン/ギターetc.のAndy Didorenkoを中心に結成、現ロシアを代表するプログレ・グループにして、全世界的に見て最もスリリングなヴァイオリン・プログレを聴かせる実力派グループ、3年ぶりとなる19年作6th。Vln&G/fl/dr/perの4人編成だった前作発表後に、パーカス奏者が脱退しベーシストと女性キーボーディストが加入。バンドとして安定した5人編成で制作されたのが本作です。1曲目からアクセル全開!舞踏音楽を思わせる気品に満ちたフレーズを切れ味鋭くスリリングに紡ぐ圧巻のヴァイオリンを中心に、パーカッシヴな打音も織り込んだダイナミックなリズム隊、テンション高くアンサンブルに絡みつつもあくまでしなやかな音色のフルートがスピーディに駆け抜ける緻密にして猛烈にテクニカルなアンサンブルには、プログレ・ファンなら血沸き肉躍ること必至。キーボードが大活躍する2曲目は新境地で、テーマを豪快に奏でるシンセとオルガンがカッコいい骨太なテクニカル・シンフォ。Andyはキーボードに負けじとヴァイオリンをギターに切り替えて音数多くキレのあるプレイで応じており、火花を散らすような応酬が見事です。さらに、クラシック畑のメンバーらしい静謐な空間の中でヴァイオリンやピアノが優雅に奏でられるクラシカル・チューンも流石で、疾走感あるプログレ曲との間にあまりに鮮やか対比を生み出しており素晴らしいです。トリオ編成だった頃に比べて、アンサンブルに確かな厚みと密度が生まれ、サウンドにズシリとした重みが加わった印象を受けます。3年待った甲斐のある貫禄の傑作!
【カケレコ国内盤(直輸入盤帯・解説付仕様)】デジパック仕様、定価2,990+税
レーベル管理上、デジパックに若干角つぶれがある場合がございます。ご了承ください。
ロシア出身、ヴァイオリン/ギターetc.のAndrey Didorenkoを中心に90年代初頭に結成され、現在はアメリカを拠点に活動するテクニカル・シンフォ・バンド、24年作!今作ではAndriiがギター/ベース/ヴァイオリン/パーカッション/キーボードを兼任するソロ・プロジェクト的形態となり、フルート奏者/ヴォーカリスト/ドラマーらをゲスト・ミュージシャンに迎えての制作となっています。最長でも3分台というコンパクトな全16の楽曲群で構成される本作ですが、注目すべきはその恐ろしいまでの攻撃性。テクニカルでエッジの効いた音ではありつつも、あくまでクラシカルな気品高さが先立っていた従来の彼らを払拭するかのように、リズム・セクションとギターを中心にこれでもかとヘヴィかつタイトに攻め立てるサウンドに驚かされること必至。デビュー時より内包していたKING CRIMSONの影響が、むき出しの狂暴性となって襲い掛かってきます。バンドを特徴づけてきたヴァイオリンも狂気を露わにしながらスリリングに弾きまくっていて圧巻。荒れ狂うようなヘヴィ・プログレ・チューンが数曲続くと、かつての彼らを思わせる優美なクラシカル・シンフォニック・ロックが悠然と立ち上がって来る構成も見事で、その振れ幅が素晴らしい対比を生み出しています。クラシカル・サイドではゲストの女性ヴォーカルによる麗しくも憂いを帯びた歌声が絶品。KING CRIMSONファン、特に『太陽と戦慄』が好きな方はきっとニンマリとしてしまうでしょう!
下記ページで全曲試聴可能です!
https://lostworldband.bandcamp.com/album/a-moment-of-peace
90年代初めから活動するロシアのシンフォ・グループ。高い評価を得た06年作2ndに続く09年作。ヌケが良く疾走感溢れるリズム・ギターとアグレッシヴなリズム隊が築くスケールの大きなキャンバスの上を、ヴァイオリンとギターが奔放に美しいメロディを描き、そこに流麗なピアノが鮮やかな色を付ける。聴いていて思わず笑みがこぼれる躍動感いっぱいのアンサンブル。まさに「鮮烈」の一言。ただ、ゴリ押しで畳みかけることは決してなく、どんなにアグレッシヴなパートでも、静謐とも言えるような格調高さを常に感じさせるのが特筆もの。前作同様に「静」と「動」の対比鮮やかで、「静」のパートでは、フルートが柔らかに舞い、優美なメロディを描く。ファンタスティックなシンフォを軸に、「太陽と戦慄」期クリムゾンのような硬質なヘヴィネスや、ディシプリン期クリムゾンのような浮遊感とサウンドのエッジをうまく織り込み、なおかつ全体的には優美さでまとめ上げるセンスは超一級。サウンド・プロダクションも抜群で、モダンなビビッドさとビンテージな温かみとのバランスが絶妙。これは傑作です!
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