2013年12月18日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: 日々是ロック
こんにちは。
カケレコ店長の田中です。
今日の夜は雪の予報となっているここ埼玉県寄居町。
運動不足と肩こり解消のために週三回、夜にランニングをしていて(最近のBGMはマグマ!星空にマグマ。最高です。)、水曜日は走る日なのですが、雨が降ると中止になるので、ちょっぴり嬉しいのです。誰に強制されているわけでもないので、嫌ならやめればいいだけなんですけどね☆
さて、昨日売れたCDの中から店長オススメの作品をピックアップするこちらのコーナー。
プログレ、ロック、ジャズ・ロック、サイケ、ハード・ロック、フォークなどジャンルを横断して世界のロックをカケハしてまいります。
一枚目は、久々に入荷したキャメルファン必聴のメキシカン・シンフォを!
CAMELのファン? メキシコにこれほど端正かつリリカルでファンタスティックなグループがいたとは!アルバム最後のギターとピアノによるソロの応酬はもう泣き、泣き、泣きのオンパレードでグッと来っぱなし!
イタリアでジャズ・ロックと言えばアレアで、地中海エキゾチズム漂うサウンドが魅力ですが、PERIGEOをはじめソフト・マシーンに通じる硬派なジャズ・ロック・バンドもまた魅力的。
このバンドもオススメですよ~。
ソフト・マシーン『4th』収録の悶絶オープニング・ナンバー「Teeth」が好き? でしたら、このマイナーなイタリアン・ジャズ・ロック・グループ、気に入ってくれると思います☆
4月にバンコとともに来日するこちらの新鋭。来日の情報の後、やはりよく売れています。
メロトロンの洪水や沈むようなキーボードによる重厚さ、アコギやフルートによるリリシズム。P.F.MやMUSEOばりのダイナミズムと緻密さを聴かせる06年の傑作!
イタリアのシンフォ新鋭は本当にレベルが高い!
ジャケが凄いことになってますが、中身だって全然負けてません。これがシアトリカルなヴォーカルが圧倒的なパフォーマンスを聴かせる衝撃作!欧州ロマンを湛えたメロディも素晴らし~
ポーランドのLYNXレーベルもシンフォ・ファンに人気。この作品、美しいですよ~。
この美しさの中に東欧特有の翳りを帯びたアンサンブル、絶品だなぁ・・。まさに刹那の美学という言葉がピッタリ来る美麗シンフォニック・ロックをポーランドに発見!
最近、仏MUSEA傘下のMUSEA PARARELLからは、日本のバンドの作品がよくリリースされていますね。
NETHERLAND DWARF、YUKA AND CHRONOSHIP、PTFなど新鋭とともに、こちらのベテランも注目。
バンド名からしてクリムゾンからの影響を感じさせる日本のバンドですが、音を聴いてニンマリ。ヘヴィネスに加えて、エキゾチズムや気品もあってさらにニンマリ。
アルゼンチンからも往年のシンフォ・バンドのDNAを継いだグループが続々と登場しています。
SEINとともにこちらのグループも人気高いです。
今やアルゼンチンの新鋭代表格と言えるグループによる珠玉のメロディがとめどなく溢れる2013年作!艶やかなストリングス、切ないフルートが感動的。
北欧プログレと言えばスウェーデンが人気ですが、フィンランドにもWIGWAMをはじめ好グループが多いですよね。
民族色豊かなパーカッション、ジャジーなサックスやエレピ、北欧的哀感たっぷりのギターが織り成すフィンランド産エスノ・ジャズ・ロック名品!
ブルース・ロックから一枚!
マイク・ヴァーノンがプロデュースで、演奏陣は、クラプトン、ポール・コゾフ、スタン・ウェブ、ジャック・ブルース、ミッチ・ミッチェル、ジム・キャパルディ、ブライアン・オーガーって、英ブルース・ロック・オールスターじゃん!
ニッチ・ポップはカケレコ一押し。大人気のこちらの作品、いったん再発された後、しばらく入荷が途絶えていましたが、別のレーベルよりめでたく再リイシュー。よく売れていますよ~。
このジャケ、センスが良いんだか酷いんだか微妙で、これぞニッチ・ポップですね。キャッチーなメロディと鋭角なギターが突き抜ける英ハード・ポップ逸品!
韓国BIG PINKのリイシュー盤も相変わらず人気です。
リタ・クーリッジの姉さんで、夫はブッカー・T・ジョーンズ!んで、LAの名手達がサポートときたら、スワンプ好き、サザン好きはだまっちゃいられません。
清楚な女性SSWが好き?川のせせらぎのような木漏れ日フィメール・フォークだなぁ、これ。この米女性SSW、チューダー・ロッジあたりの英フォークのファンも気に入っちゃうだろうな。
ウッドストック系は本当に愛すべき作品が多い。この作品もたまらないなぁ。久々に入荷いたしました。
まるでグラム・パーソンズを夢見心地にしたようなヴォーカル!? ほのぼのとした米カントリー・ロックの愛すべき作品ですね。エイモス・ギャレットのスライドがたまらない☆
最近、ITHACA周辺の作品がよく売れるなぁ。
手回しオルガンのようにメルヘンなフォーキー・ポップ!?なるほど、後にITHACAを結成するミュージシャンによるグループなのかぁ。
いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。
イタリアのグループ、81年作。手数多くシャープなドラム、時にリードも取るアグレッシヴなベース、軽快かつ流麗なインタープレイからグルーヴ感溢れるバッキングまで印象的なエレピ&ピアノ、グイグイと引っ張る力強いサックスによるジャズ/フュージョン・ロック。変拍子のキレの良さなど、テクニック抜群。4thあたりのSOFT MACHINEやBRAND Xなどの英ジャズ・ロックをベースに、地中海のヌケの良さを加えたサウンドは、かなりレベル高いです。クロスオーバー寄りのジャズ・ロックが好みの方は必聴のグループ。おすすめです。
グリニッチ・ヴィレッジで活躍したブルーグラス・バンドGREENBRIAR BOYSの中心人物として活動した後、ウッドストックへ移住。MUD ACRESへの参加を経て、73年に制作したソロ作。グラム・パーソンズを夢見心地にしたような鼻にかかったハイトーンが染みるほのぼのしたヴォーカル、土の香りをいっぱいに吸い込んだふくよかでいてタイトなグルーヴ、カントリー/ブルーグラスの軽快さと哀愁。エイモス・ギャレット、マリア・マルダー、エリック・ワイズバーグなど、ウッドストックの名うてのミュージシャン達の演奏も光る名作。バーズ〜グラム・パーソンズのファンは是非!渋谷道玄坂の名店ブラックホークがセレクトした99選の一枚でもあります。
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有、帯中央部分に色褪せあり、内袋に軽微な破れ・若干色褪せ・若干汚れあり
Janis Joplinを彷彿とさせるアメリカ出身の女性ヴォーカル、69年作。英ブルース・ロックの仕掛け人Mike Vernonがプロデュースで、英ブルース・ロック・オールスターというべきゲスト陣の豪華さは特筆もの!Eric Clapton、Paul Kossoff、Stan Webb、Jack Bruce、Mitch Mitchell、Jim Capaldi、Chris Wood(TRAFFICのSax)、Brian Augerなど、すごいメンツですね。演奏もノっていて、特にBluesbreakers時代を彷彿とさせるエッジの立ったClaptonのギター、タメの効いたエモーショナルなKossoffのギターは必殺!バックに負けてないソウルフルなシャウトも良いです!名作!
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