2023年10月3日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
カケレコは実店舗を持たない通販のお店ですが、もちろん商品管理用の大きな棚があります。
そんな棚の中から、カケレコ・スタッフが気まぐれにオススメのアルバムをご紹介する「カケレコ中古棚ナビ」。
ちょうど2か月前、8月3日にカケレコに入荷した中古盤を、カケレコ・スタッフと一緒に覗いてみましょう♪
8月3日の中古棚は北欧のユニークなアルバムが入荷していました!
ノルウェーのHOSTは、ハード・ロックを基調としたヘヴィー・プログレッシヴ・ロックで知られるバンドです。
母国語で歌われ、フルート入りで展開されるサウンドは北欧らしさも十分。
北欧プログレ・ファン必聴の名作でしょう。
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フィンランドのプログレッシヴ・ロックを象徴する名バンドのひとつ、TASAVALLAN PRESIDENTTIの4thアルバム。
ポップ・フィーリングを持ったジャズ・ロックで、ユーモラスな印象など、感覚的にはカンタベリー・ロックとの共通点も。
Jukka Tolonenを擁する素晴らしいグループです♪
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アイスランドのヘヴィー・プログレッシヴ・ロック・グループTRUBROTのアルバムは、数ある北欧プログレ必聴盤のひとつ。
本作は70年作『UNDIR AHRIFUM』71年作『LIFUN』の2in1CD。
本格的なヘヴィー・プログレッシヴ・ロックの逸品です!
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あるときはクラシカルに格調高く、あるときはジャジーかつ芳醇に、あるときはグルーヴィーで熱量たっぷりに…。辺境地で鳴らされた個性豊かなオルガン・ロックの数々をピックアップしてまいりたいと思います。
フィンランドの新鋭SCARLET THREADは、とても個性的な音楽性のグループ。
トラディショナル・フォークの土着性とプログレッシヴ・ロックの構築性を併せ持った特異な存在です。
スウェーデンのANEKDOTENやANGLAGARDのファンの方にも是非聴いてみていただきたい作品!
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瑞々しいフォーク・タッチの中に一筋縄ではいかないプログレッシヴな要素が潜む、プログレッシヴ・フォーク作品をピックアップ☆
その他のオススメ作品もご覧ください♪
STEVE HACKETTによる、「GENESIS REVISITED」関連作です。
2013年5月10日にロンドンで行われた公演の模様を収めたライブ・アルバム。
3枚組CDには19曲が収録されており、2枚のDVDには同ライブ映像と舞台裏・メイキング映像が収められています。
5枚組のボリュームで楽しめる傑作!
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エストニアの代表的なプログレッシヴ・ロック・バンドのひとつ、KASEKE。
81年と83年のEPをカップリングした2in1CDで、時代を反映したジャズ・フュージョン・サウンドを収録。
IN SPEと並んで、チェックしておきたいグループです♪
タルコフスキー映画「惑星ソラリス」の音楽を担当したことで知られるロシア(旧ソ連)のEDWARD ARTEMIEVの、サウンドトラック関連コンピレーション盤『MOOD – PICTURES』。
プログレ・ファンには84年作『THREE ODES』や85年作『WARMTH OF EARTH』といった傑作が広く知られています。
彼の御用バンド、Boomerangの演奏による楽曲を含む充実の内容!
実力派ギタリストJohn WilliamsやCURVED AIRのFrancis Monkmanらが参加して結成されたSKYの作品。
79年のデビュー・アルバム『SKY』から87年の『MOZART』までの7枚のスタジオ・アルバムを網羅し、DVDにはライブ映像を収めた8枚組です。
全英1位を獲得するなど、大人気を獲得した作品群を一気に揃えられるボックス・セットとなっています。
イスラエルから登場したキーボード・トリオTRESPASSによる、シンフォニック・プログレの傑作となった06年作『MORNING LIGHTS』。
TRESPASSは、カケレコでも人気の高いグループのひとつ。
EMERSON, LAKE & PALMERというよりはオランダのEKSEPTIONのようなサウンドで、クラシカルなキーボード・ロックとしてトップクラスのクオリティー。
カラリとした空気感で聴かせるバロック・アンサンブルは、すべてのプログレ・ファンに強くオススメできます。
1980年代、プログレッシヴ・ロックはジャンルとしての人気が下火になりましたが、そんな中でも重要なアルバムはリリースされています。
オランダのCODAによる86年作『SOUNDS OF PASSION』はその最たる1枚であり、まさに不毛の地に咲いた一輪の花のごとく美しいシンフォニック・ロックを収録。
なお、CODAは96年のセカンド・アルバム『WHAT A SYMHONY』も名盤とされています。
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オランダならではの端正でいて素朴な人情味にも溢れたメロディアスなプログレッシヴ・ロック名作をセレクトいたしましょう。フォーカスの他にも愛すべきグループがたくさん居ますね。
旧ソ連はエストニアを代表するグループ、RUJAとIN SPEのメンバーを中心に結成されたグループ。83年作に81年作のEPをカップリングした2in1CD。シンセとギターがアグレッシヴかつ荘厳に畳みかけるパートと、フュージョン・タッチの流麗なギターが軽やかに舞うメロディアスなパートとを鮮やかに対比した展開が見事。辺境っぽさは全く無く、テクニック、アレンジ、メロディ・センスともにかなりのハイ・クオリティ。YES+HATFIELD & THE NORTHと言うと乱暴ですが、疾走感と繊細さが絶妙に調和された奇跡の傑作。
1. Introduktsioon = Introduction 2:06
2. Sõnum = A Message 4:36
3. Kala Jälg Vees = Fish’s Trace In The Water 3:32
4. Laupäeval Koos Isaga = Together With Dad On Saturday 4:18
5. Elevant = Elephant 4:12
6. Valhalla 4:12
7. Elevantsi Hirmulaul = Heffalump’s Song Of Fear 3:34
8. Salajane Rõõm = Secret Joy 3:44
9. Põletaja = Con Fuoco 3:36
10. Tantsija = Dancer 5:50
11. Näotused = Unsightlinesses 4:48
12. Pikk Päevatee = Long Way To Go 4:44
13. Põlenud Maa = Burnt Land 3:42
【カケレコ国内盤(直輸入盤帯・解説付仕様)】デジパック仕様、デジタル・リマスター、定価2990+税
スウェーデンのグループ、76年作。ソリッドかつ切れのあるギター・リフを中心に、テクニカルなオルガン、変拍子を織り交ぜたスリリングなリズム隊が絡むテンション溢れるハード・プログレ。全曲スウェーデン語。
天才ギタリストJukka Tolonenを中心とするフィンランドのプログレ/ジャズ・ロック・バンド、最終作となった74年4thアルバム。本作は自国フィンランドのみならず英国、カナダ、ドイツ、アメリカなど世界各国でリリースされた一枚で、それに恥じぬ高い完成度のジャズ・ロックを聴かせてくれます。前作『LAMBERTLAND』でアヴァンギャルドさとクリアな北欧幻想が入り混じる個性的なジャズ・ロックを創出した彼らでしたが、本作ではそこにWIGWAMにも通じるポップなメロディを加味。ジャズ、ブルース、サイケとクルクル表情を変える変幻自在なギターを軸に舞うようなサックスも交え奔放な音の交歓が繰り広げられるサウンドは、『FAIRYPORT』『BEING』あたりがお気に入りという方なら堪らないでしょう。本作リリース後にベーシストが脱退したバンドは分裂状態に陥り、スウェーデンでのツアーを終えると、同年にあえなく解散。この先のサウンドが聴いてみたかったと思わずにはいられない充実作!
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