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繊細なフォークタッチ中に一筋縄ではいかないプログレ精神が潜む、世界のプログレッシヴ・フォーク特集!

スタッフ佐藤です。

今回は、フォーク由来の繊細さの中に一筋縄ではいかないプログレッシヴ要素が光るプログレッシヴ・フォーク作品を、各国からご紹介してまいります!

まずは、プログレッシヴ・フォークと言えばこの作品!と言える孤高の名作からスタート!

COMUS/FIRST UTTERANCE

70sブリティッシュ・シーンに産み落とされた孤高のプログレッシヴ・フォーク名盤。狂気じみた緊張感と英フォーク本来の瑞々しさが同居するこのサウンド。聴いていて思わず戦慄が走るほどの凄みがあります…。


【KAKERECO DISC GUIDE Vol.44】狂気と格調高さが渦を巻く、戦慄のプログレッシヴ・フォーク怪盤COMUS『FIRST UTTERANCE』

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KAKERECO DISC GUIDE、今回取り上げるのは2018年に新規リマスター再発され注目が再び集まる英国プログレッシヴ・フォークの怪盤、COMUSのデビュー作『First Utterance』!

STRAWBS/JUST A COLLECTION OF ANTIQUES AND CURIOS

各種古楽器をふんだんに取り入れた、フォークと言うにはあまりに重厚かつ重層的な奥行あるアンサンブル。愁い溢れるメロディも絶品だし、リック・ウェイクマンが奏でるハープシコードもいい味出してます。

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「そしてロックで泣け!」第二十回 ストロウブスの「ベネディクトゥス」「ザ・フラワー・アンド・ザ・ヤング・マン」

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世間ではあまり知られていないが、聴いたら思わず涙がホロリ、もしくは嗚咽をあげて泣きむせぶ、そんなロックの隠れた「泣ける名曲」を紹介。お相手は、叙情メロディとネコをこよなく愛する音楽ライターの舩曳将仁。

MAGNA CARTA/LORD OF THE AGES

湿り気を帯びた気品あるフォークを軸に、荘厳なクラシカル要素、ハード・ロッキンなギターなども織り交ぜた一筋縄ではいかぬサウンドが特徴。幻想的なロジャー・ディーンジャケも含めて、「英国らしさ」に満ちあふれた作品ですよね。

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CONTINUUM/CONTINUUM

クラシックやジャズの要素をふんだんに取り入れた格調高い英プログレッシヴ・フォークの名品。PENTANGLEが好きな人には是非オススメです。

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BRAN/AIL DDECHRA

基本的にはメロキャンとチューダーロッジの中間ややチューダー寄りという長閑なフォーク・ロックなんですが、一曲目がメロトロンの洪水が流れ込むキラーチューンで仰天!哀愁滲むウェールズ語ヴォーカルもいいなぁ。

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CHIMERA/HOLY GRAIL

ニック・メイスンがプロデュースで、リック・ライトがゲスト参加していて、メロウ・キャンドルを彷彿させる女性ヴォーカル英フォークだって!?メンバー的にも内容的にも、これほどの作品がお蔵入りになってしまったなんて…。

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FOREST/FOREST

トラッドな香りが幻想性たっぷりの英国プログレッシヴ・フォークだけど、なんだか切羽詰まっているような緊張感漂う演奏が独特だなあ。神秘的なコーラスやちょっぴり呪術的な雰囲気はCOMUSっぽいかも…。

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ZAKARRIAS/ZAKARRIAS

只者ではなさそうなジャケ写真通り、一筋縄ではいかないプログレッシヴ・フォークを聴かせる唯一作。フォーキーなサウンドを基本としながらも、ベースが唸る強烈なヘヴィ・プログレが炸裂したりと強烈なインパクト!

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米国からは、こちらのアヴァンギャルドなフォーク作品をセレクト。

INSECT TRUST/INSECT TRUST

カントリー、ジャズ、サイケをごった煮にしたようなアンサンブルに妖艶な女性ヴォーカルが響き、アヴァンギャルドな実験色も炸裂。「時代を先取りしすぎた」という言葉が相応しい69年の逸品。

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ここからは、ユーロ産プログレッシヴ・フォークもご紹介!

エムティディ/芽生えの時

アシュ・ラ・テンペルのメンバーを中心に結成されたジャーマンサイケプロジェクト=COSMIC JOKERS。あの極上の音響を作り上げたエンジニアが手掛けた【スペース・フォーク】をご存知?

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EMMANUELLE PARRENIN/MAISON ROSE

77年フランスに産み落とされた、あまりにも美しいプログレッシブ・フォーク!古楽器やダルシマーの調べにのせて、夢幻世界が広がります。

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フレンチ・フォーク特集♪

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フレンチ・フォークをピックアップしてまいります!

HAIZEA/HONTZ GAUA

幽玄なフルートやチェロ、虚ろな女性ヴォーカル、エキゾチックなパーカッション。でも、混沌とすることはなくて、もうそれはそれは美しいんですよね。これぞバスキッシュ・プログレ・フォーク。

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バスク語フィメール・ヴォーカルを擁する名グループHAIZEAの76年2nd『HONTZ GAUA』をピックアップいたしました。

CLAUDIO ROCCHI/LA NORMA DEL CIELO VOLO MAGICO N2

アシッド・フォークのファン? でもってオリエンタル・サイケやクラウト・ロックなんかも好き? そんなあなたにオススメなのが、このイタリアのミュージシャン!

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AVALANCHE/PERSEVERANCE KILLS OUR GAME

こちらはオランダのバンド。内容はズバリ、フェアポート・コンヴェンションが初期アシュ・ラ・テンペルとセッションした感じ!?

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ダッチ・プログレ特集 ~ 商業の合理主義とプロテスタンティズムの敬虔主義とが息づく【オランダ】生まれのプログレ名品セレクション

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オランダならではの端正でいて素朴な人情味にも溢れたメロディアスなプログレッシヴ・ロック名作をセレクトいたしましょう。フォーカスの他にも愛すべきグループがたくさん居ますね。

CAROL OF HARVEST/CAROL OF HARVEST

ジャーマン・プログレッシヴ・フォークの名作。Annie Haslamを想起させるソプラノボーカルを擁し、ドイツロマン派を強く意識した深みのある音像と気だるげなデカダンスを感じさせるサウンドは唯一無二。

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【KAKERECO DISC GUIDE Vol.17】ドイツのダークなルネッサンス!?CAROL OF HARVEST『CAROL OF HARVEST』

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本日はドイツのプログレッシブ・フォーク、CAROL OF HARVESTの78年作をピックアップ。

なんと、南米にもプログレッシヴ・フォークが!?

BANDA DO CASACO/HOJE HA CONQUILHAS AMANHA NAO SABEMOS

トラッドをベースに、東洋的エキゾチズムや透明感ある神秘性などを加えたプログレッシヴ・フォーク。渋みある男性ヴォーカル、高音が美しい女性ヴォーカルという対照的な2人が楽曲に彩りを与える楽曲の数々は、得も言われぬ美しさを湛えます。

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EL CONGRESO(CONGRESO)/CONGRESO

ケーナ、ロンダドール、タルカ…。アンデス地方の笛楽器が彩る、魅惑のフォルクローレ・ロックを聴かせます。と思ったら管弦が優美に交差する格調高いチェンバー・ロック展開も挿入されて、これは一筋縄ではいかない好バンド!

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フルートもいいけれど...素朴で味わい深いリコーダー・プログレを探求しよう。

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表情豊かなフルートもいいけれど、素朴な音色が帰って奥深さを感じさせる、そんなリコーダーならではの味わいを堪能できるプログレ作品をご紹介!




最後は新鋭グループに注目。70年代の名作にも負けない英&伊の3タイトルをピックアップ。

CHARLIE CAWOOD/BLURRING INTO MOTION

CELESTEや初期マイク・オールドフィールドが好きならこの作品、オススメですよ~。ヴァイオリンやフルート、グロッケンが繊細かつ優美に織り重なってゆくチェンバー・アンサンブルは、息をのむ美しさ。

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REVERIE/ORPHEUS

THE WATCHで活動したギタリストValerio Vadoを中心とするシンフォニック・フォーク・プロジェクト。Mike Oldfield影響下の幻想的なギターサウンド+Annie Haslamに似る慈愛の伊語女性vo。この世とは思えない幽玄の世界が広がります。

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ANANDAMMIDE/EARTHLY PARADISE

煌びやかなアコギを基調に、浮遊感あるシンセや格調高いヴァイオリン&チェロ、たおやかなフルートらが丹念に紡ぐチェンバー・フォークは、同郷の名グループCELESTEを引き合いに出したい神秘的な美しさ。

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いかがでしたか?
気になる作品を見つけていただければ幸いです!

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  • COMUS / FIRST UTTERANCE

    英国的な気品と狂気じみた緊張感が混在する、英プログレッシヴ・フォーク孤高の名作、71年1st

    71年発表の1stアルバム。フォーク、クラシック、現代音楽がごちゃ混ぜになったサウンドは唯一無比。フィーメール・ヴォーカルによる格調高く美しい曲に酔いしれていると、突然穏やかな空気を切り裂くヴァイオリンの狂気のフレーズにただただ驚き。これはかなり一筋縄ではいかないアルバムです。ヴァイオリン、フルート、オーボエなどのクラシカルな楽器も、このバンドにかかれば全く別次元の発音器。伝統や時代を超越したサウンドは驚異的です。これぞ孤高の名作。

  • EMTIDI / SAAT

    72年作、ファンタスティックかつ緊張感溢れるジャーマン・プログレッシヴ・フォークの名作

    ドイツ人Maik Hirschhfeldtとカナダ人女性ボーカルDolly Holmesの2人から成るジャーマン・サイケデリック・フォーク・グループの72年作。ドイツロマン派を強く意識した深みのあるフォークを基本に、Pilzレーベルらしい独特のサイケデリック感覚を加味した作品であり、ジャケット通りの夢想的な音像は唯一無二のものです。COSMIC JOKERSでもその浮遊感溢れるスペーシーなサウンドを構築したエンジニアDieter Dierksの手腕が発揮されており、フォーク・ミュージックを母体にしながら、白昼夢を見せられるような酩酊感に溢れた名盤となっています。

    • BELLE213469MARQUEE

      紙ジャケット仕様、SHM-CD、オリジナル・アナログ・マスターからのデジタル・リマスター、定価3143+税

      【購入特典:カケレコオリジナル小冊子をプレゼント!】

  • HAIZEA / HONTZ GAUA

    スペイン、バスク産プログレッシヴ・フォーク76年作2nd、幽玄の美しさを湛えた名作

    スペインはバスク地方出身のプログレッシヴ・フォーク・グループ、76年作の2ndアルバム。前作と比較すると、エレクトリック・ギターの使用度が増した上、フルート、チェロ、パーカッションもより一層の幽玄美を奏でており、サイケデリックな要素が前面に出た作風を聴かせます。しかしサイケ特有のドロドロとした混沌は感じさせず、ある種の崇高さすら湛えた神秘的なサウンドが鮮烈な印象として残るのが特徴。14分を超えるタイトルトラックを筆頭に、ユーロ・フォークの枠には納まらないプログレッシヴな感性が光る傑作。

  • CONTINUUM / CONTINUUM

    ジャズやクラシックのエッセンスを取り入れた格調高い英フォーク、71年作

    71年作、英国フォーク。バッハをモチーフにした楽曲などクラシック影響下のサウンドが中心ですが、ダブル・ベースとブラシによる軽快なドラムなど、ペンタングルを思わせるジャジーなフレイヴァーも取り入れたプログレッシヴな英国フォーク作品。リコーダー、フルートによる古楽風のアンサンブル、格調高いストリングも印象的。全編インスト。かなり内容良いです。オススメ!

  • FOREST / FOREST

    緊張感と幻想性が同居する英プログレッシヴ・フォーク、69年作

    ウェールズ出身のフォーク・グループ。69年にHARVESTよりリリースされた1st。アコースティック・ギターのバッキングとルーズなヴォーカルというスタイルに、管楽器やハーモニカ、ハープシコードが幻想的な彩りを添えるサウンド。一般的な英国フォークものとは異なり、あまり穏やかな雰囲気はなく、どこか緊張感を感じさせるところが特徴的。ちょっと呪術的な雰囲気もあり、そのあたりはCOMUSにも近い印象です。

  • ZAKARRIAS / ZAKARRIAS

    ジャケのイメージ通り一筋縄ではいかないプログレッシヴ・フォーク、71年唯一作

    71年にDERAMから発表された、謎のシンガー/マルチ・ミュージシャン唯一のアルバム。その正体はオーストリア出身のSSW、Robert Haumerで、QUATERMASSのkey奏者Peter RobinsonやHENRY COWなどで知られる管楽奏者Geoff Leighらが参加して制作されています。ヘヴィに唸りをあげるベースが印象的なハード・ロック調の楽曲で始まったかと思えば、繊細なアコースティック・ギターとフルートが美しい内省的な楽曲もあるなど、なかなか一筋縄ではいかないアルバムです。ベースにあるのはアコースティックを基調とするフォーキーなサウンドながら、緊張感漂う空気はプログレッシヴ・ロック・ファンを唸らせるものでしょう。

  • BRAN / AIL DDECHRA

    ウェールズ出身のフォーク・ロック・バンド、原盤は激レアとして知られる75年作1st、メロトロンを豪快に鳴らす1曲目が必殺!

    ウェールズ出身のフォーク・ロック・バンド、原盤は激レアとして知られる75年の1st。何と言っても1曲目が必殺。軽快に刻むリズムとキンキンと響くサイケギター、そして分厚いメロトロンが洪水のごとく流れ込む大変素晴らしい一曲。かすかな哀愁を含んだウェールズ語のヴォーカルがまた堪りません。2曲目以降は女性キーボーディストによる清楚なフィメール・ヴォーカルをフィーチャーした、英国の片田舎をイメージさせる長閑なフォーク・ロック・ナンバーが中心で、メロウ・キャンドルとチューダー・ロッジの中間(ややチューダー寄り)といった印象で実に良い味わいです。綺羅びやかなアコースティックギター、哀愁たっぷりのサイケがかったエレキギターが楽曲を彩っていて、彼らならではの味を出しています。英フォーク本来の格調高さと、どこか感じられる「いなたさ」がいい塩梅で共存する好盤です。

  • MAGNA CARTA / LORD OF THE AGES

    Chris Simpson率いる英国フォーク・ロック・バンド、73年にUKヴァーティゴからリリースされた4th、アートワークはロジャー・ディーン

    73年にUKヴァーティゴからリリースされたChris Simpson率いる英国フォーク・ロック・バンド4thアルバム。主要メンバーは、ヴォーカル・ギターのChris Simpson、スポークン・ワードにGlen Stuart、同じくヴォーカル・ギターのStan Gordonのトリオ編成。そしてスリーヴ・デザインは、ロジャー・ディーン。楽曲のプログレッシヴなアプローチも相まって、作品の雰囲気を良く捉えています。湿り気のある英国のフォーク・サウンドが粒ぞろいの楽曲に乗って心地よく風に吹かれるかのような作品。

  • CAROL OF HARVEST / CAROL OF HARVEST

    78年作、女性ヴォーカルを擁するジャーマン・プログレッシヴ・フォーク

    Annie Haslamを想起させるソプラノボーカルBeate Krauseを擁し、ドイツロマン派を強く意識した深みのある音像と気だるげなデカダンスを感じさせるフォーク・ロックグループの78年作。バンド名が表すとおり、牧歌的で飾り気のないフォーク・ロックサウンドが根底にはあるものの、そこにジャーマン・ロックならではの奥深さと内省的な表情、そして適度なサイケデリアが絶妙に内包されており、隠し味で使われているシンセサイザーもジャーマン・エレクトロ的なメディテーショナルなサウンド。同郷EMTIDIにも通じる、牧歌的でありながらも決して生命的にならない、どこか浮世離れした味のあるサウンドを作り上げています。

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    ジャジーでプログレッシヴでサイケデリックかつルーツ色も含んだアメリカン・ロック・グループ、69年1st

    1967年のニューヨークにて結成されたカントリー・サイケ・フォーク/ジャズ・グループの69年作。一言で言うと、呑気なカントリー・ミュージックと洒脱なジャズ、神秘的な民族音楽、そしてサイケで実験性に満ちたアヴァンギャルド・ミュージックの狭間を綱渡りで渡っているような感じ…?アコギ、バンジョー等の楽器をフィーチャーしたリラックス感溢れるカントリー・フォークを軸に、艶っぽくセクシーな女性ヴォーカルが合わさっていい感じだなあ、なんて思っていると、突如ブイブイとサックスがむせび、ギターががむしゃらなノイズを奏でる「21世紀の精神異常者」みたいなパートに突入…。決して奇抜なだけではなく、軸となる”ルーツ・ミュージック meets サイケ・ジャズ・ロック”的アプローチは物凄くしっかりとしているのですが、そこへ突如フリーキーなサックスだったり南米の儀式のようなエキゾチックな笛とパーカッションだったりと全く予測不能な音楽的要素が飛び込んでくるのがあまりにもプログレッシヴ。「時代を先取りしすぎた」という言葉が相応しい、圧倒的な個性を放つ名盤です。

  • REVERIE / ORPHEUS

    イタリアの新鋭シンフォニック・フォーク・グループ、21年作

    イタリアの新鋭シンフォニック・フォーク・グループによる21年作。LETHE、THE WATCHで活動したギタリストValerio Vadoを中心とするプロジェクトで、オーストリアの詩人リルケの作品「オルフォイスへのソネット」を題材にしたコンセプト作です。ディレイやリヴァーブを深くかけたギターサウンドを繊細に折り重ねた夢想的かつ物悲しい音空間と、イタリア語による慈愛に満ちた女性ヴォーカルの調和が息をのむほど素晴らしいシンフォニック・フォークを奏でます。ギターはおそらくMike Oldfieldの影響下にありそうですが、Steve Hillageがプログレ・フォークをやったら…なんてフレーズも頭に浮かんできました。どこかAnnie Haslamの声質に似る女性ヴォーカルもスッと耳になじむ心地よさがあります。終始この世とは思えない幽玄の世界を描写するようなサウンドに圧倒される、ただならぬ一枚です。

  • ANANDAMMIDE / EARTHLY PARADISE

    イタリア、元FLOATING STATEのシンガー/マルチ奏者によるプロジェクト、20年作

    03年にアルバムを残したイタリアン・プログレ新鋭FLOATING STATEのシンガーMichele Moschiniが率いるプログレ・フォーク・プロジェクト、20年デビュー作。煌びやかなアコースティック・ギターの調べを基調に、浮遊感あるシンセや格調高いヴァイオリン&チェロ、たおやかなフルートらが丹念に紡ぐアンサンブルは、同郷のCELESTEを思い出さずにはいられない神秘的な美しさを湛えます。幽玄のチェンバー・フォークに魅了される素晴らしい逸品!

  • CHARLIE CAWOOD / BLURRING INTO MOTION

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    現GONGの主要メンバーとしても活躍するKavus Torabi率いるKNIFEWORLD等で活動する英国人ベーシスト/マルチ・ミュージシャン、19年のソロ作。優美な管弦楽器を主体としたアコースティック/チェンバー・サウンドが特色で、インスト主体ながら数曲では清楚な女性ヴォーカルもフィーチャーしています。マイク・オールドフィールドの牧歌性だけを抽出したようなどこまでも穏やかな空気の中、ヴァイオリンやフルートやグロッケンが飴細工のように繊細に折り重なってゆくアンサンブルは、思わず耳を澄ませて聴き入りたくなる程の出来栄え。CELESTEやケベックのMANEIGEのようなフォーキーでリリカルなプログレが好きな方には是非オススメしたい名品です。

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    チリ出身プログレ/フォーク・ロック・グループの76年リリース3rd、アンデス調フォーク・ミュージックにチェンバー色を配した独自のアプローチが完成形に至った名作

    南米チリ出身プログレ/フォーク・ロック・グループの76年リリース3rd。ケーナ、ロンダドール、タルカといったアンデス地域の笛楽器が活躍する豊かなフォルクローレ色が特徴の民族フォーク・ロック。フルートやリコーダーの軽やかで流麗な音色と尺八に近い味わいがあるアンデス笛楽器の音色が美しく絡み合い、弦楽器チャランゴが賑々しくかき鳴らされる、祝祭感いっぱいの演奏は、民族音楽×ロックの醍醐味を存分に味わわせてくれる極上のサウンドです。そんな演奏にこれ以上ないほどにマッチする、いかにも南米のバンドらしい繊細な叙情が滲む歌声とコーラスも堪りません。一方で10分超の最終曲は、フルート/オーボエなどの管楽器、チェロ/ヴァイオリン/ヴィオラなどの弦楽器が陰影豊かに交差する格調高いチェンバー・ロック調のサウンドを聴かせる孤高の一曲。途中どこか緊張感を持ったフォルクローレ・タッチも挿入されて、かなりプログレッシヴなサウンドを展開しています。デビュー時からの哀愁溢れるアンデス調フォーク・ミュージックにチェンバー色を配した独自のアプローチが完成形に至った名作です。

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文・市川哲史

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