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【コンテンツ追加】プログレ界のリヴィング・レジェンド、スティーヴ・ハケット特集!


英国プログレッシヴ・ロックの代表的バンドであるジェネシスで活躍し、ソロ・アーティストとしても精力的な活動を展開しているスティーヴ・ハケット。

2020年5月に予定されていたクラブチッタ川崎での来日公演が新型コロナウイルスの影響で延期となっていましたが、
このたび、2022年7月8日(金)、9日(土)、10日(日)に開催が決定いたしました!!

クラブチッタにとって約2年ぶりとなる海外アーティスト公演がこのスティーヴ・ハケット来日公演。
詳細情報は下記公式ページをご覧いただければ幸いです。

https://www.cittaworks.com/event/stevehackett2022/

今回はそんなプログレ・シーンのレジェンド的存在と言える彼の足跡を辿っていきたいと思います!

【イントロダクション】 70’s~90’s スティーヴ・ハケット潮流図

【第一章】スティーヴ・ハケットの足跡

  • ご存じ初期ジェネシスを支えた名ギタリスト、スティーヴ・ハケットにフォーカスするよ。カケレコくんはハケットと言ったら、どのへんを思い浮かべるかな?
  • やっぱり僕は初期ジェネシスですかね。あっ、でもソロも大好きな作品がいっぱいあるし、GTRとかもかっこよかったしなぁ。
  • 彼は、70年代半ばにジェネシスを脱退した後も、プログレッシヴ・ロックの精神を受け継いだ数々のソロ作品を発表しているのが特徴だね。
  • はい。70年代のプログレッシヴ・ロックが持っていた魅力を、当事者として現在も伝え続ける貴重なミュージシャンですよね。
  • そうだね。じゃあ、そんなスティーヴ・ハケットの足跡を、代表的な楽曲を聴きながら辿ってみよう。
  • はい、芹沢さんよろしくお願いします!
  • まずは、ハケットがジェネシス以前に弟のフルート奏者ジョンと共に参加していたバンド、クワイエット・ワールドから紹介するよ。
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  • へぇ、ジェネシス以前にこんなバンドに所属していたのかぁ。哀愁のソロはあるけど、まだハケットらしいプレイとまではいかないですね。
  • そして彼のジェネシス初参加作となったのが、71年発表の『NURSERY CRYME』。この時には既に、タッピングを駆使した個性的なギタープレイを全編にわたって聴くことができるね。
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  • よく彼がタッピングの元祖だという説もありますよね。疾走感があってかっこいいなぁー!
  • 以降、彼のギタープレイは『FOXTROT』『SELLING ENGLAND BY THE POUND』など、英国的な気品高さと緊張感を合わせ持つジェネシス・サウンドに大きく貢献していくことになるんだ。
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  • 早足で駆け抜けるようなトリッキーなエレキギター、繊細で深みのあるアコギ、どっちもハケットならではの持ち味ですよね。
  • そんなハケットも、77年の『WIND AND WATHERING』を最後にジェネシスを脱退して本格的なソロ活動に入るんだけど、それ以前の75年に発表したのがソロ第1作となる『VOYAGE OF ACOLYTE』。初期ジェネシスの優美な部分だけを抽出したような美しく幻想的な名品に仕上がっているね。
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  • これ、僕大好きです!弟ジョンのリリカルなフルートも絶品なんですよね。う~ん、ロマンティック・・・
  • そして78年発表のソロ第2作目『PLEASE DON’T TOUCH』では、よりポップで抜けのいいアメリカ志向のサウンドを展開するんだ。でも残念ながら、1stほどの成功は収められなかった。
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  • カンサスのヴォーカリスト、スティーヴ・ウォルシュをフィーチャーした「NARNIA」、名曲なんだけどなぁ~。でもこの作品、当時ファンから求められていたものとはギャップがあったわけですね。
  • でもそんな経験を踏まえ、79年の3rd『SPECTRAL MORNINGS』では、1stを彷彿させるサウンドに回帰したわけだね。
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  • ジェネシスがちょうどフィル・コリンズ主導でポップな音作りへと向かっていく頃に、ハケットは逆により初期ジェネシス的な音楽性を追求しようとしたんですね。興味深いな~
  • そして、そんな前作の音楽性をより突き詰めたのが、80年の名作『DEFECTOR』。初期ジェネシスを引き継ぐ彼本来の音楽性に、クラシック、ジャズ、ラテン音楽まで、様々な要素を取り入れて作り上げられた、完成度の高い作品なんだ。
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  • この曲、終盤ドラマティックに盛り上がっていくギターが感動的ですね!
  • そして81年にはアメリカでの活動に合わせて、再びポップな作風に挑戦した『CURED』を発表したんだけど、これも残念ながらセールスには結びつかなかったんだ。
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  • う~ん、これまた80年代のポップなジェネシスとは対照的ですよね。プログレというフィールドの中でこそ、その才能を生かしきれるタイプのミュージシャンということなのかな。でもそれはそれで、なんだか職人気質な感じでかっこいいな~!
  • 前作のセールス面での失敗を受けて、再びプログレッシヴな方向へとシフトしたのが『HIGHLY STRUNG』。ハケットらしい幻想的なジャケ通りのサウンドだよ。
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  • その後は、83年の「BAY OF KINGS」を皮切りに、クラシカルなアコースティック・ギター作品を中心に独自の音楽性を磨いていったという印象だね。
  • あっ、でも80年代ということは、あのスーパーバンドの登場じゃないですか?
  • そう、80年代後半の活動で特筆なのが、イエスのギタリスト、スティーヴ・ハウとのダブルリードが話題となったGTR。2人のドライヴ感いっぱいのギターが駆け巡る、英国産プログレ・ハードの名作だね。
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  • はいっ、僕もこの作品好きです!飛翔感のある2人のギターと、Max Baconの伸びやかなハイトーン・ヴォーカルの組み合わせが素敵なんですよね!
  • そして90年代に入って彼が取り組んだのが、自らが参加したジェネシス楽曲のリメイク・プロジェクトだったんだ。じゃあこの『GENESIS REVISITED』と題された96年作から、「FIRTH OF FIFTH」を聴いてみよう。
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  • おお~、原曲の魅力を損なわずにハケット独自のエッセンスが加わっていますね。クリムゾンのメンバーや、かつてのジェネシスのサポートメンバーの参加もポイントですよね。
  • 99年のオリジナル作『DARKTOWN』は、ブレイクビーツを始めデジタルかつ硬質なサウンドを大胆に取り入れた作風が話題になったね。90年代以降のクリムゾンとも通じるヘヴィネスと、合間で聴かせるクラシカルなアコギ曲との鮮やかな対比が魅力的な作品と言えるだろうね。
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  • 初めて聴いたときは驚いたんですけど、かつてはクリムゾンに憧れていたという彼の一面を物語るような作品ですよね。
  • さて、ここまで代表的な作品をピックアップして紹介してきたけど、もう一つ彼の活動を語る上で欠かせないのが、00年代以降に登場した数多くのプログレ・バンドにゲスト・ミュージシャンとして参加していることなんだ。
  • へぇ、そんな活動をしていたとは知らなかったです。一体どんな作品に参加しているんですか!?
  • 興味あるかい?カケレコくん。それは後ほど第3章で紹介するよ。じゃあ、次はこのコーナーへ行ってみよう!

【第二章】 スティーヴ・ハケット名演集

FIRTH OF FIFTH

トニー・バンクスの流麗すぎるピアノを受け継いで紡ぎ出されていく、必殺の哀愁ソロ!ハケットのミュージシャンとしての豊かな才能を感じさせる名演ですね。

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KNIFE(LIVE VERSION)

おそらくGENESIS史上最も凶暴な演奏と言えるのではないでしょうか?終盤のクレイジーなギターソロは、まさに「KNIFE」という楽曲にふさわしい切れ味!!

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ACE OF WANDS

ソロキャリアの出発点といえるスピーディーなナンバー。明確なソロパートこそないものの、全編で音数の多いテクニカルなギタープレイを披露しています!何度聴いてもカッコいい~!!

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SPECTRAL MORNINGS

淡く繊細なタッチで描き出される幻想美が素晴らしいギターインスト。彼岸的境地すら感じさせる名演です・・・。

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JACUZZI

初期のジェネシス作品に収録されていてもおかしくないほどジェネシス的な気品高い叙情性を放つナンバーですが、圧巻は中盤のキーボードとのユニゾンで聴かせる超絶速弾き!まさにジェネシスでのトニー・バンクスとのコンビネーションを思い出さずにはいられない感動の名演です!

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SECOND CHANCE

アメリカ志向のポップで抜けの良いナンバーの多い本作にあって、この曲は初期ソロ作を思わせる静かな英国叙情に満ちた小曲。ナイロンギターの切ない響きと物悲しい旋律を奏でるフルートのデュオが涙を誘う名品です。

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ALWAYS SOMEWHERE ELSE

クラシカルで格調高いフレーズを紡ぐ前半から、バンド演奏に乗って繰り出されるスピーディーでエネルギッシュなプレイが圧巻な後半まで、ハケットのギタープレイの全てが詰まったような一曲。これは痺れる~!

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TWICE AROUND THE SUN

天まで届きそうなほど力強くパッション溢れる入魂のギターソロが素晴らしすぎる一曲。キャメルのアンディ・ラティマーに迫る、深みのあるトーンが極上!!

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【第三章】 00年代のスティーヴ・ハケット~新鋭バンドへの参加作セレクション

  • 第1章の最後でも言ったように、ハケットの近年の活動で印象的なのが、新鋭バンドへのゲスト参加なんだ。
  • さすが!現在進行形のプログレ・シーンへも積極的に関わっていこうとする姿勢が素晴らしいですよね。
  • そうだね。じゃあ、彼が参加する新鋭バンドたちを見てみよう。イギリスのみならず、イタリアやオランダまで大活躍しているよ。

スティーヴ・ハケットがゲスト参加するプログレ・バンドにフォーカス!

KOMPENDIUM

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MAGENTAのリーダー、ROB REEDによるサイド・プロジェクト12年作。女性ヴォーカルをフィーチャーして壮大に繰り広げられるケルティック・シンフォで、STEVE HACKETTのギターの他にもMEL COLINS、FRANCIS DUNNERYなどが参加し、作品世界を彩っています。

LIFESIGNS

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再結成グリーンスレイドへの参加でも知られるJOHN YOUNGによるプログレ・バンド、13年デビュー作。ゆったりと伸びやかなメロディと、ジェントルかつ明朗なヴォーカルが織りなすスケールの大きなメロディアス・プログレ。ハケットの叙情味溢れるギタープレイが相性抜群!

L\’ESTATE DI SAN MARTINO

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イタリアのグループにも参加!サックスがリードするジャズ・ロックから泣きのシンフォまで、全編清涼感に満ちた叙情アンサンブルが素晴らしい一枚。ハケットは、アコギ小曲を担当。リリシズム溢れるサウンドを提供しています。

ROME PRO(G)JECT

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こちらもイタリアの新鋭12年作。ジェネシス直系のファンタスティックさとELPのテクニカルな疾走感を合わせ待つキーボード・サウンドを中心としたシンフォ・アンサンブルが持ち味。ハケットの他にもリチャード・シンクレア、デヴィッド・ジャクソンらが参加!

PBII

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なんとオランダのバンドにも参加。一曲のみながら、彼の近作で聴けるブレイク・ビーツ調のリズム、オーケストラ、そしてロングトーンのソロと、彼の持ち味を詰め込んだかのようなサウンドを展開。

STEVE HACKETT & DJABE

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幾度も共演しているハンガリーの新鋭エスノ・ジャズ・ロック・バンドDJABEとの11-12年のライヴ作品。GENESISナンバーにて共演を果たしています。このジャジーな「LOS ENDOS」、痺れるカッコよさ!

THE WATCH

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多くのGENESISフォロワーを抱える現イタリアでも屈指のクオリティで聴かせる人気グループですね。ハケットの1stに収録「The Hermit」のカバーにてご本人が幻惑のギターを披露しており聴き所です。

SYNDONE

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まるでAREAのようなテンションのアヴァン・プログレとGENESIS的シンフォ要素を兼ね備えたイタリアの好グループ。イタリア叙情ほとばしるラストナンバーにて、近年でも屈指の名演を聴かせてくれていて、ハケットファンなら絶対聴き逃がせません!

ALGEBRA

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GENESIS/CAMEL/GG/ELPなどをカバーした伊プログレ19年作。カバーの完成度も素晴らしいですが、聴き所はゲスト参加するA.フィリップスとS.ハケットの共演!フィリップスの繊細な12弦ギターの上をハケットのエモーショナルなギターが飛翔するパートは感涙ものです〜。

DAVID MINASIAN

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CAMEL系シンフォの名作と言えた前作2ndから実に10年。持ち前のCAMEL系シンフォ・スタイルに、ハケット、アニー・ハズラム、ビリー・シャーウッド、ジャスティン・ヘイワードら豪華ゲストの持ち味が絶妙に溶かし込まれた2020年3rd!


【第四章】 ハケットから影響を受けた現代プログレ・シーンのギタリスト達をピックアップ!

Graham Dunnington(LOOKING-GLASS LANTERN/CANDLELIGHT AND EMPIRE)

ジェネシスのファンタスティックさ+バークレイ・ジェームス・ハーヴェストの哀愁といえちゃうような英国のマルチ・プレイヤーによるソロ・ユニット。

どの楽器でも味わいある良いプレイを聴かせてくれてますが、中でもハケット愛を感じるデリケートな音運びにジョン・リーズばりの哀感も込められたギターが愛すべきだなぁ~。

薫り高き英国叙情をこれでもかと含んだサウンドが堪らない注目アーティスト!

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Alessio Guerriero(YLECLIPSE/SONGS FROM THE CRACKLING ATANOR)

要所要所で絶妙に「スティーヴ・ハケットが弾きそうなフレーズ」を繰り出してくるのが、このGENESIS系イタリアン・シンフォ新鋭バンドのギタリスト。

気品高さとエキセントリックな音運びがいかにもなギターワークからトニー・バンクス直系のファンタスティックなシンセまで、もうこれでもかとGENESIS愛に満ち満ちた名品☆

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David Cremoni(SUBMARINE SILENCE / DID SWANS EVER SEE GOD?)

この1曲目、多分あらゆるGENESISフォロワーの中で最も深くGENESISリスペクトを示した名曲ではないでしょうか。

後半の雄弁なギターソロは、初めて聴いた時ハケット本人によるプレイに違いないと本気で思いました。完璧すぎます。

初期GENESISファンならば「よくぞここまで…」と拍手を送りたくなるはず!

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Atte Kurri(KHATSATURJAN/BEAST MACHINE & MAN)

まるでハケットがフュージョンへと傾倒したような、デリケートさと緊張感を保持しつつも滑らかに音を紡ぐプレイに思わず耳を奪われます。

それにしてもジェネシスを筆頭に、ジェントル・ジャイアント、XTC、ラッシュ、そしてクラシック音楽や民族舞踏音楽のエッセンスまでをイマジネーションたっぷりにまとめ上げるこのセンス、只事でありません。

フィンランド随一の個性派プログレ新鋭による渾身の2015年作!

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Francisco Hernandez Reyes(CAST/ANGELS AND DEMONS)

メキシカン・シンフォの雄、いよいよ世界屈指のジェネシス・フォロワーへと上り詰めたと言って過言ではない傑作。

クラシック由来の気品に満ち満ちたキーボード群とデリケートかつ緊張感にも溢れるハケット直系ギターが描く、「静」と「動」の鮮やかなダイナミズムと共に疾走するアンサンブルを聴け!

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皆さまからご投稿いただいた『スティーヴ・ハケット在籍時代のジェネシス・フェイヴァリット・アルバム』をご紹介!

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STEVE HACKETTの在庫

  • STEVE HACKETT / TO WATCH THE STORMS

    03年作

  • STEVE HACKETT / OUT OF THE TUNNEL’S MOUTH

    09年作、アンソニー・フィリップスやクリス・スクワイアが参加

  • STEVE HACKETT / BEYOND THE SHROUDED HORIZON

    11年作

  • STEVE HACKETT / LIVE RAILS

    2009-2010年の欧州ツアーを収録した11年作

  • STEVE HACKETT / GENESIS REVISITED: LIVE AT THE ROYAL ALBERT HALL

    全曲GENESISナンバーの、13年ロイヤル・アルバート・ホールでのステージを収録

  • STEVE HACKETT / VOYAGE OF THE ACOLYTE

    ジェネシス在籍中にリリースされた75年1stソロ、初期ジェネシスの幻想的なパートだけを抽出したような珠玉のシンフォニック・ロック名作

    英国プログレッシブ・ロックを代表するバンドGENESISの全盛期を支えたギタリストによる、GENESIS在籍中の75年ソロ・デビュー作。本家のGENESISはちょうど代表作である「幻惑のブロードウェイ」を発表した時期であり、Phil CollinsやMike Rutherfordのサポートを受け、Peter Gabrielに採用させることのなかったSteve Hackettの求めたGENESISの音が詰め込まれた傑作といえます。またGENESISを想起させるばかりではなく、最初期のKING CRIMSONにも通じるような荘厳なメロトロンの使用、Sally Oldfieldのソプラノ・ボーカルなどが豊かなバリエーションを描き、彼独自のシンフォニックな音像を形成しています。

  • STEVE HACKETT / SPECTRAL MORNINGS

    初期の集大成と言える78年3rdソロ!

    英国プログレッシブ・ロックを代表するバンドGENESISの全盛期を支えたギタリストによる、初期の名盤と言われる78年3rd。前2作がゲストミュージシャンを迎えての録音であったのに対して、本作からは本格的にバンド体制を組みJohn Hackett、Nick Magnus、Pete Hicksらを従えた、音楽的にも統一感を持たせた作風となっています。GENESIS直系のファンタジックなシンフォニック・ロックから、クラッシック・ギターを響かせる楽曲、オリエンタルなエキゾチックさを醸し出す楽曲まで触れ幅に恵まれていますが、どの楽曲も一聴して彼と分かるオリジナリティーに脱帽してしまう名盤です。

  • STEVE HACKETT / DEFECTOR

    80年作

    元GENESISのギタリスト。80年にCHARISMAレーベルよりリリースされた4thソロ。前作の延長線上にあるメロウでプログレッシヴなサウンドですが、キーボードの比重が増し、プログレッシヴな楽曲ではよりテクニカルでダイナミックに、メロディアスな楽曲では、CAMELを想わせるたおやかで幻想的なキーボードにより、一層ドラマティックになった印象です。キーボード、フルート、ギターが次々にリリカルなフレーズを奏でる「JACUZZI」他、どの曲も完成度が高く、聴き所満載。名作です。

    • VJCP98033

      紙ジャケット仕様、SHM-CD、05年デジタル・リマスター、ポスター付仕様、定価2800

      盤質:傷あり

      状態:

      帯有

      帯中央部分に色褪せあり、その他は状態良好です

  • STEVE HACKETT / CURED

    アメリカ志向のポップな作風を取り入れた81年作

    アメリカ進出にあわせて制作された81年作5th。前2作でのバンドサウンドを離れ、キーボーディストのニック・マグナスとの2人体制でレコーディングされた異色作。ジャケットにも象徴されるような、アメリカナイズドされたポップで抜けの良いナンバーと、合間に奏でられるハケット本来の英国的なリリシズム溢れるアコギ曲とが共存する好作品となっています。

  • STEVE HACKETT / BAY OF KINGS

    83年作、珠玉のアコースティック・ギター・アルバム。

  • STEVE HACKETT / HIGHLY STRUNG

    スリリングに白熱するバンド演奏が魅力の83年作

    アメリカのマーケットを意識した作風だった前作から、再び彼本来の英国らしい気品とリリシズムが溢れるサウンドへと回帰した83年作。前作のパートナー、ニック・マグナスに加え、ダリル・ウェイズ・ウルフやマリリオンでの活動で知られるイアン・モズレーがドラムを担当しており、アンサンブルにダイナミズムに進化。それに触発されるように全編でエネルギッシュなプレイを炸裂させるハケットのギターも出色です。ずばり名作!

  • STEVE HACKETT / TILL WE HAVE FACES

    ブラジリアン・テイストを取り込んだ84年の異色作

    84年発表の第8作目。初のクラシック・ギター作品である83年作『BAY OF KINGS』と、スティーヴ・ハウとのバンドGTRでの活動の間に位置する作品。本作の特徴がブラジリアン・リズムを大胆に取り入れたサウンドで、その意味で彼の作品の中でもとりわけ個性的な一枚と言えます。ラテン音楽の華やかで軽快なサウンドを基調に、R&B調のナンバーから、ジャズ/フュージョン・タッチのナンバーまで、そのすべてに表情豊かなプレイを乗せていくハケットの卓越したギターがやはり出色。異色作ながら、ハケットの個性的なギタープレイの魅力が存分に発揮された好作品です。

  • STEVE HACKETT / GUITAR NOIR

    93年の通算11作目、90年代のキャリアを代表するスタジオ・アルバム

  • STEVE HACKETT / GENESIS REVISITED

    96年リリース、GENESIS楽曲のリメイク作、クリムゾン・ファミリーの他豪華ミュージシャン参加!

    70年代GENESISサウンドの立役者の1人であり、脱退後も独自のギターサウンドを追求するギタリスト、GENESIS在籍時の楽曲を再演した96年作。中間部にギターとストリングス、パーカッションによるアヴァンギャルドなパートが現れる「FIRTH OF FIFTH」、美しく伸びのあるギターをフィーチャーしたドラマティックな「YOUR OWN SPECIAL WAY」、民族的なリズムを取り入れた「LOS ENDOS」など、ソロキャリアの中で培ってきたハケットならではのサウンドメイクで、往年の名曲を再演しています。かつてジェネシスのライヴサポートメンバーとして参加したチェスター・トンプソン、ビル・ブラフォードを始め、ジョン・ウェットン、トニーレヴィン、エイドリアン・ブリューなどクリムゾンのメンバーが演奏に参加している点も、本作の聴き所。生まれ変わったGENESISナンバーに胸躍る一枚です。

  • STEVE HACKETT / DARKTOWN

    ハケット本来のエモーショナルで叙情的な作風とデジタルかつ硬質なゴシック調が一体となった99年の意欲作

    99年作。ブレイクビーツを始めデジタルかつ硬質なサウンドを大幅に取り入れたナンバーから、得意のクラシカルなアコギ曲、そしてアンディ・ラティマーを彷彿させるエモーショナルな深みを持ったギタープレイが素晴らしい楽曲まで、ソロキャリアで培った幅広い音楽性を一枚にまとめあげた作風が特徴的な作品です。

    • PHCW1027

      初回限定盤スリップケース付き仕様、ボーナス・トラック2曲、画像はスリップケースのものです、定価2427+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

      帯に折れあり、スリップケースにスレあり

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STEVE HACKETT & DJABEの在庫

  • STEVE HACKETT & DJABE / JOURNEY CONTINUES

    ハンガリーのエスノ・ジャズ・グループDJABEとの19年コラボ・ライヴを収録した21年作

    ご存じ、元GENESISのレジェンド・ギタリストSteve Hackettが、何枚も共演作品を残すハンガリーのエスノ・ジャズ・グループDJABEと行った19年ハンガリーでのライヴを収録。17年作『LIFE IS A JOURNEY』のナンバーをメインとするDJABEの曲、「Last Train to Istanbul」「Hairless Heart」などのソロ曲、そして「Firth of Fifth」「Los Endos」などのGENESISナンバーをプレイ!

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GTRの在庫

  • GTR / GTR

    スティーヴ・ハウ×スティーヴ・ハケット、プログレ本流の2人がプログレ・ハードに挑んだ86年作!

    元イエス〜エイジアのスティーヴ・ハウと元ジェネシスのスティーヴ・ハケットを中心とするプログレ・バンド。86年の唯一作。プロデュースはジェフ・ダウンズ。言わずと知れた名ギタリストの2人ですが、メロディアスなバンドを経てきた彼ららしく、あくまで歌に比重が置かれていて、2人が紡ぐエレキ、アコギ、ギター・シンセが織りなす重厚かつ伸びやかなギター・オーケストレーションを中心に、アメリカナイズされたタイトなリズム・セクションとハイ・トーンのヴォーカル、フックに富んだメロディが爽快に躍動するプログレ・ハードが印象的です。アルバムの幕を開ける「When The Heart Rules The Mind」は全米14位の大ヒット。

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GENESISの在庫

  • GENESIS / ARCHIVE 1967-75

    結成当初のデモ音源から貴重なライヴ音源まで、52曲すべてが未発表音源!

  • GENESIS / LIVE IN ROME APRIL 1972

    72年のローマ公演を収録、全9曲

    GENESISが72年4月に行なったイタリアはローマでのライヴを収録。シングルリリースのみのナンバー「Happy The Man」ほか、『TRESPASS』と『NERSERY CRYME』からのナンバーを中心に披露。

  • GENESIS / SONGBOOK

    メンバーや関係者へのインタビューを中心に構成されたドキュメンタリー

    • PMVDVD209283PANORAMA

      DVD、NTSC、リージョン3、チャプターリストリーフレット・レーベルカタログリーフレット付仕様

      盤質:傷あり

      状態:良好

      スレあり、リーフレット2種に圧痕・小さい折れあり

      690円

      207円
      (税込228円)

      531円お得!


      CD詳細ページへ

  • GENESIS / NURSERY CRYME

    寓話的幻想性が彩る孤高の世界観が極まった71年作3rd

    Peter Gabrielによる味わい豊かなしゃがれ気味のボーカルと、演劇的に彩られたステージ・パフォーマンスが独特の存在感を放ち、数多くのフォロワーに受け継がれ、現在に至るまで脈々とプログレッシブ・ロックシーンに息づいているイギリスのグループの71年3rd。Phil Collins、Steve Hackettが加入し、ついに黄金期のGENESISが誕生した記念すべき1枚。Peter Gabrielの寓話的な世界観が良く現れており、その奇天烈な世界は冒頭「ミュージカル・ボックス」と、それを表現したアルバムジャケットに顕著でしょう。GENESISサウンドが完全に確立された作品であり、本作をステップにGENESISは名盤を連発していきます。

  • GENESIS / SELLING ENGLAND BY THE POUND

    溢れんばかりの英国叙情に満たされた73年リリースの5th、これぞ初期GENESISの魅力が凝縮された大名作!

    Peter Gabrielによる味わい豊かなしゃがれ気味のボーカルと、演劇的に彩られたステージ・パフォーマンスが独特の存在感を放ち、数多くのフォロワーに受け継がれ、現在に至るまで脈々とプログレッシブ・ロックシーンに息づいているイギリスのグループの73年5th。Peter Gabriel期GENESISの作品の中でも非常に英国然とした湿り気と気品に溢れた作品であり、ジャケットの通り温かみのあるサウンドを構築しています。「ダンシング・ウィズ・ザ・ムーンリット・ナイト」や「ファース・オブ・フィフス」といった代表曲も収録されており、前作「FOXTROT」に負けず劣らずの傑作となっています。

  • GENESIS / LAMB LIES DOWN ON BROADWAY

    ガブリエル在籍期最終作となった74年リリースの6th、コンセプト・アルバムの大名作!

    Peter Gabrielによる味わい豊かなしゃがれ気味のボーカルと、演劇的に彩られたステージ・パフォーマンスが独特の存在感を放ち、数多くのフォロワーに受け継がれ、現在に至るまで脈々とプログレッシブ・ロックシーンに息づいているイギリスのグループの74年6th。Peter Gabriel在籍期最後のアルバムとなる本作はマンハッタンを舞台に繰り広げられる、ラエルという男性を主人公にしたコンセプト・アルバムであり、Peter Gabriel期GENESISの集大成となった問題作。前作までのファンタジックなジャケットから一転、ヒプノシスによるジャケットを採用し、それまでの寓話的な幻想性は後退していますが、Peter Gabrielのシアトリカルなボーカルは健在であり、聴く者を文字通り幻惑の世界に誘います。

  • GENESIS / A TRICK OF THE TAIL

    ガブリエル脱退後第1弾の76年作、珠玉のメロディが溢れ出す、GENESIS中屈指の美しさを誇る名作

    フロントマンであったピーター・ガブリエルが脱退、4人編成となって制作された初のアルバム。グループの要が抜けたことでバンドの存続さえ危ぶまれたが、フィル・コリンズを新しいヴォーカリストに据え、プログレッシヴな要素は残しつつもポップ・センスが加わった新しいジェネシス・サウンドを打ち出した作品。メロディ・ラインの美しさという点では屈指と言える傑作。

  • GENESIS / WIND AND WUTHERING

    ジャケット通りの幻想的なシンフォニック・ロックを聴かせる傑作8th、76年リリース

    前作に続き、フィル・コリンズをフロントに据えた4人体制で制作された、プログレッシヴ・ロック期の最後の作品とも称される通算8作目のオリジナル・アルバム。ピーター・ガブリエル在籍時の神秘性こそ薄れたものの、彼ららしいファンタジックな世界観を美しくも格調高いサウンドで聴かせるクオリティの高い作品。

  • GENESIS / SECONDS OUT

    サポート・ドラマーとしてChester ThompsonとBill Brufordが参加した77年の傑作ライヴ・アルバム!

  • GENESIS / AND THEN THERE WERE THREE

    80年代へと繋がるポップ・センスが発揮され始めた78年作、ヒットチューン「Follow You Follow Me」収録

  • GENESIS / THREE SIDES LIVE(CD)

    81年の欧州&米公演を収録した82年ライヴ作

  • GENESIS / GENESIS

    83年リリース、12作目にしてセルフタイトルを冠した渾身の傑作!

  • GENESIS / LIVE / THE WAY WE WALK VOLUME ONE: THE SHORTS

    92年ツアーからのベスト・ライヴ・テイク集、ヒット曲中心の全11曲

    • VJCP68110

      紙ジャケット仕様、初回プレス、解説元から無し、歌詞対訳・ファミリーツリー・内袋付仕様、定価2427+税

      盤質:無傷/小傷

      状態:並

      帯有

      若干カビあり

  • GENESIS / CALLING ALL STATIONS

    97年作

  • GENESIS / TURN IT ON AGAIN – THE HITS

    99年編集のベスト盤、全18曲

  • GENESIS / R-KIVE

    14年リリース、各メンバーのソロからも収録したオールタイム・ベスト、全37曲

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