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英ブルース・ロック・ミュージシャンのプロジェクト作『TRAMP/TRAMP』- MEET THE SONGS 第173回

こんにちは。スタッフ青山です。
今日も暑い一日になりそうです。でもいつ雨が降るかわからない時期。夕方雷が鳴っていました。しばらくは傘が手放せないですね。

今日は英ブルース・ロック・ミュージシャンによるプロジェクト・バンド、TRAMPの69年作1stをピックアップいたします。実力派ミュージシャン達が集まったこのアルバム。気の合う仲間が集まって自然とセッションが始まった、という感じのアットホームでルーズな雰囲気が魅力です。


メンバーはこちら。

Dave Kelly – vocals、 guitar
Jo Ann Kelly – vocals
Bob Brunning – bass guitar
Bob Hall – piano
Mick Fleetwood – drums
Danny Kirwan – guitar

どんなメンバーが集まったのか、この頃までのそれぞれの経歴を簡単にご紹介いたしましょう。

Dave Kelly(vocals、 guitar)

1947年生まれ。米国のブルース・マンに影響を受けて66年単身ニューヨークへ渡米。 67年帰国しJOHN DUMMER BLUES BAND(JOHN DUMMER BAND)に加入します。1st(1969)、2nd(1969)の収録に参加。

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ソロ作『KEEPS IT ON THE FAMILY』(1969)もリリース。

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Jo Ann Kelly (vocals)

1944年生まれ。Dave Kellyの姉で、英国が誇る女性ブルース・シンガー。64年にEPレコード・デビューした後はコンピレーション・アルバムに録音を残しています。

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1969年に初ソロアルバムをリリース。

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Bob Brunning(bass guitar)

1943年生まれ。FLEETWOOD MACの初期に参加し、John McVieと交代する形で脱退。在籍時、1stに「Long Grey Mare」の1曲を収録しています。

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その後Savoy Brownでも短期間プレイ。そしてSAVOY BROWNで一緒だったBob HallとBRUNNING SUNFLOWER BLUES BANDを結成。このTRAMPに中心人物として参加しています。

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Bob Hall (piano)

1942年生まれ。オリジナル・メンバーとして63年Groundhogsでメジャー・デビューし、その後SAVOY BROWNを中心にJOHN DUMMER BANDなど色々なバンドの録音に参加しています。BRUNNING SUNFLOWER BLUES BANDを結成したBob Brunningと共にこのTRAMPの中心人物。

Mick Fleetwood (drums)

1947年生まれ。63年ビート・グループでメジャー・デビューした後、いくつかのグループを経て67年にJOHN MAYALL’S BLUESBREAKERSに加入。短期間で脱退した後、Peter GreenらとFLEETWOOD MACを結成。ドラマーとして長く活躍します。のインパクトある『MR.WONDERFUL』のジャケットはMick。

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Danny Kirwan (guitar)

1950年生まれ。68年、18歳の若さで3人目のギタリストとしてFLEETWOOD MACに参加し、ソングライターとしても活躍していきます。

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英ブルース・ロックシーンを牽引した錚々たるメンバーが集まっていますね!では曲を聴いていきましょう。

オープニングの「Own Up」はノリの良いブルース・ロック。姉弟の低いブルージーなボーカルがカッコいい。特にJo Ann Kellyの貫禄たっぷりな声に痺れます。

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T7「Street Walking Blues」は渋いスロー・ブルース。シンプルながら、ソウルフルなヴォーカルやギターソロを引き立てる絶妙な演奏はさすが実力派揃い。

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T10「Hard Day」。ヴォーカルはなく、リズミカルな太いベースとピアノをバックにブルージーなフレーズを弾きまくるギターを堪能できます。

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