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アメリカン・ロック特集

【第四章】アメリカン・ロック・ジュークボックス ~ シーンを彩る名グループたち

フォーク・シンガーの都、NYグリニッジ・ヴィレッジの60年代

アメリカのフォーク・ロックの原動力となった、フォーク・ミュージックの一大発信地となったのが、1960年代初頭のNYグリニッジ・ヴィレッジです。ここではその代表的な存在であり、若き日のBOB DYLANにチャンスを与えたヴィレッジ界隈のフォーク親分、FRED NEILを始めとした代表的フォーク・シンガーから、少しマニアックな顔ぶれ等にも焦点を当てて紹介して行きます。

特筆すべきは、これらのフォーク・アーティストが、21世紀に入り「アシッド・フォーク」と言う新たな概念で再評価著しいと言う点が上げられるでしょう。正確には、彼等は60年代後期のサイケデリック・ムーヴメント以前に、その作品の多くを残しているのですが、霧がかったリヴァーヴの向こう側でたゆたうように歌われるこれらのフォーク・ソングは、来るべき未来のサイケ・サウンドを図らずも予見していたかのように響いていたのです。

アメリカン・フォーク・ロック・シーンを彩った、BYRDS周辺の鬼才達

第二章でも触れた、アメリカのフォーク・ロック・ブーム最大の立役者、BYRDS。このバンドを中心軸に異彩を放った、フォーク・ロック、カントリー・ロックの風雲児、GRAM PARSONS。LAで結成された、BUFFALO SPRINGFIELDから巣立った、STEPHEN STILLSや、NEIL YOUNG等々、ここでは、BYRDSという大きな潮流の大樹を軸に、フォーク・ロックの鬼才達のキャリアに焦点を当てて、そのサウンドが持つ魅力を紹介。

第一章で紹介した、R&Bとカントリーに起源を持つロックンロールと、前章で紹介した、イギリス民謡等に古く起源を持つアメリカン・フォークが融合したそのサウンドは、文字通り、アメリカ民衆音楽の歴史を体現した「真にアメリカらしいロック」と言えるのではないでしょうか。とりわけ、BYRDSのROGER McGUINNが使用した12弦ギターは、BEATLESを始め、80年代以降のオルタナ・カントリーやギター・ポップに至るまで、大きな影響を与えています。

アメリカ音楽の揺りかご、南部地方のスワンプ、ルーツ・ロック

アメリカン・ロックの歴史は、東海岸や西海岸だけではありません。建国の遥か昔から、黒人奴隷による農場経営を主としたアメリカ南部地方では、早くからブルース、ジャズ、R&B、ゴスペルと言った黒人音楽の発祥の地として、またカントリーの発祥地としても、その存在を特別なものとして来ました。そこでは、プリミティヴなブラック・ミュージックの芳醇なエッセンスをたっぷり吸い込んだ、個性豊かなルーツ・ロック・シーンが花開きました。

ヒルビリー、カントリー、ブルースと言った南部音楽色の強いロックをサザン・ロックと呼び、その中でもとりわけ泥臭さを強調したものは、スワンプ・ロックと呼ばれています。英国のROLLING STONESや、ERIC CLAPTON、DAVE MASONと言ったアーティスト達も、これらの米南部音楽への憧憬が強く、何度か南部を訪れては本場の音楽を自分たちの中に取り込む試みを行っています。

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BEATLESに憧れた、甘酸っぱいメロディのアメリカン・ビート!

BEATLESに対する、アメリカ側が放ったもう一つのあからさまな反撃が、人工的に作られた対BEATLES反撃バンドこと、MONKEESです。彼等はテレビ・ショーとの企画オーディションで集められた名もない4人組で、BEATLESがツアーを休止し、スタジオ活動に専念していたタイミングで、一気にアメリカのスターダムにのし上がります(余談ですが、あのCSN&YのSTEPHEN STILLSもオーディションに応募していたと言うから驚きです)。

ここでは、ブリテッシュ・インベンション後のにわかに活況を呈したアメリカン・ロック界に躍り出た、BEATLESスタイルのバンド達を紹介。70年代以降、とりわけ甘酸っぱいメロディーでシーンを形成し、後のパワー・ポップの先駆的存在となったRASPBERRIESもまた、遅れてやって来たBEATLES旋風への、一つの回答と見る事が出来るでしょう。

ソフト・ロック

鍛えられた複雑なコーラス・ワークと、BEATLESに触発されたスタジオ録音技術

カリフォルニアのサーフィン/ホットロッド・グループとしてスタートしたBEACH BOYSのBRIAN WILSONは、1965年、BEATLESの『RUBBER SOUL』を聴いて衝撃を受け、このアルバムを越える作品作りに着手。PHIL SPECTORの影響と、LAのミュージシャンを駆使したそのサウンドは、世紀の大傑作『PET SOUNDS』を生みます。

片や複雑なコーラス・ワークで他を圧倒したのが、CURT BOETTCHERです。彼は68年に結成した、MILLENNIUMでコーラス・コラージュの一大絵巻、「BEGIN」を制作。8チャンネルのレコーダーを2台(計16チャンネル)使用し、日本の琴まで導入したその革新的なサウンドは、後にサーフィン音楽畑のGARY USHERと組んだSAGITTARIUSでのマイルドなサウンドと共に、アメリカン・ソフト・ロックの中心的潮流を成して行きます。紛らわしい事ですが、本国アメリカでのソフト・ロックとは、ほぼイージーリスニングを指す言葉なので注意が必要です。

ブルース / ブラス・ロック

英国勢に対する、ブルースの本場、シカゴからの回答

ブリティッシュ・インベンションの原動力であった、50年代英国のスキッフル・ブームは、一方でアンダーグラウンドなロックの方向性として、ブルース・ロックという道を指し示しました。その中で一躍人気を獲得して言ったのが、ERIC CLAPTONやROLLING STONESですが、これら英国勢に対する、ブルースの本場、シカゴからの回答がPAUL BUTTERFIELD BLUES BANDでした。シカゴ生まれのハーモニカ奏者、PAUL BUTTERFIELDと、ギタリストのMIKE BLOOMFIELDは、共にシカゴ生まれのユダヤ人。黒人音楽をラジオから貪欲に吸収した筋金入りのブルース・マニアでした。

一方、BOB DYLANのフォーク・ロック作品でキーボードを演奏するチャンスに恵まれたAL KOOPERは、その後ロックとジャズを融合させ、重厚なホーン・セクションをバックに従えた、BLOOD SWEAT & TEARSを結成。ブラス・ロックを牽引します。

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