ブラス・ロックと言えばシカゴ。その代名詞と言える名曲が「25 Or 6 To 4」(邦題「長い夜」)。バンド名とは裏腹に活動拠点はLA。ジャズ〜ソウルの濃厚なブラスとウェストコースト・ロックとの豊かなブレンド。骨太さと清涼感に痺れますね。
アル・クーパーは抜けたけど、ジャズ〜ソウルとロックとの融合の意志を受け継ぎ、一気に洗練を極めたブラス・ロック屈指の傑作ですね。骨太グルーヴィーなリズム隊と分厚いホーン、そして熱いヴォーカル。カッコ良すぎる・・・。
シカゴやBS&Tと並ぶブラス・ロックの名グループ。何と言っても4本のトランペッターが強烈で、これでもかとアグレッシヴに吹いて吹いて吹きまくって、もう最大瞬間風速凄まじすぎ・・・。
BS&Tやシカゴのプロデューサーであり、ブラス・ロックの生みの親とも言えるジェイムズ・ウィリアム・ガルシオが最初期にプロデュースしたシカゴ産グループ。ブラス・ロックの原点と言える名作ですね。
天才ギタリスト、マイク・ブルームフィールドを中心に、米ホワイト・ブルースの精鋭が揃ったスーパー・グループ!グルーヴィーなホーンとオルガン、そこに切れ込むマイク・ブルームフィールドのギター!リズムもしなるように炸裂!す、凄い熱気・・・。
74年の再編エレクトリック・フラッグへの参加やソロ作でも米ルーツ・ロック・ファンに知られる米SSW、Roger Troy在籍の米ブラス・ロック・バンドによる71年唯一作。マイナーながら熱く洗練された音に痺れる快作!
知名度ではBS&Tには劣るものの、クオリティ高すぎるカナダ産ブラス・ロック。それにしても、69年のカナダでこれほど強靱な音が鳴らされていたとは・・・。アル・クーパーのスーパー・セッションあたりが好きならイチコロなはずっ!
BS&Tのオリジナル・キーボーディストが結成したグループ、70年唯一作。強烈なジャケに負けず劣らずのパワフル&グルーヴィーなサウンドを聴かせてくれるブラス・ロック好盤!
サイケ、ジャズ、ファンク、ソウルをごった煮にしたこの濃厚かつ洗練されたサウンド!これぞアメリカン・ロックならではのコクですよね?このニューヨークの9人組、素晴らしすぎる・・・。
強烈なマンドリル・ジャケに負けない音からほとばしるエネルギー!ラテン〜アフロのエッセンスをフィーチャーしてるけど、R&B〜ブルース〜ソウルのコクが濃厚で、ブラス・ロック・ファンにもおすすめ!
こ、これは、「ハード・ブラス・オルガン・ロック」!?マウンテンばりのソリッドなギター&英国Vertigoに通ずる叙情的なオルガンに熱いブラスが炸裂!後にカプリコーンから作品をリリースするSTILLWATERの前身、71年唯一作。
グランド・ファンク・レイルロードを解雇されたプロデューサー&マネージャーが設立したレーベルの第一弾。発禁ジャケで相変わらずお騒がせですが、サウンドは最高に痺れるブラス・ロック!
ジャニス・ジョプリンがソリッドなブラス・ロック・バンドに入ったみたい!?ポーランド生まれのシンガーGenya Ravan擁する米国ブラス・ジャズ・ロック、69年1st。
ニューヨーク出身、管楽器奏者を含む9人編成のグループ。70年作。サイケ、ジャズ、ファンク、ソウルをごった煮にしたグルーヴィ−&メロウなサウンドが聴き所。しなるリズム、ブイブイと引っ張るベースによるグルーヴィ−なリズム、軽快かつ陰影に富んだブラス、ソウル・フレイヴァーなヴォーカルが印象的なオープニング・ナンバーからたまりません。これぞアメリカン・ロックならではの濃厚な旨味に溢れています。サイケデリック&メロウな2曲目、野外フェスで聴いたら気持ちいいだろうなぁ、と思ってしまうメロウにたゆたう3曲目。次々とグルーヴィ−かつ洗練されたアンサンブルが繰り広げられます。そして、極めつけは、エモーショナル&ソウルフルなヴォーカルに柔らかなヴァイブが寄り添い、ブラスがむせぶ必殺のメローナンバー「Cross Country」。とにかく、どの曲もキャッチーかつ味わい深い佳曲ぞろい。雰囲気たっぷりのジャケにビビっときたら、聴いて損は絶対にありません。ロック・ファン、ソウル・ファン双方にとっても、これは必殺の傑作!
定価1553+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
軽微なカビあり
米ジョージア州のハード・ロック・グループ、71年作唯一作。後にカプリコーンよりアルバムをリリースするキャッチーなサザン・ロック・グループSTILLWATERに発展するバンドとのことで、こちらもそういう感じかと思いきや・・・1曲目は男女コーラスが爽やかなウェストコースト・ロック風。しかし2曲目では、いきなりMOUNTAINばりの絡みつくようなギター・リフが炸裂!?しかもそこへBS&Tばりのエネルギッシュなブラス隊や豪快なオルガンまで絡んできちゃうし、ヴォーカルはめちゃくちゃ野太いしで驚愕!さらに他の曲を聴いていくと、繊細なフルートやアコギを取り入れた陰りと叙情満ち溢れる楽曲があったり、英国Vertigoあたりを彷彿とさせる荘厳なハモンドが鳴り響いたり、ヒープやパープルばりの重厚&エネルギッシュなオルガン・ロックがあったりと・・・「英国オルガン・ロック」の香りがプンプン。しかしながらヴォーカルやブラスの豪快さは米国的で、まさに両者のいいとこ取りと言えるサウンドを聴かせています。これはズバリ隠れた傑作!英米ハード・ロック好きにオルガン・ロック好き、ブラス・ロック好きなど様々なファンにおすすめしたい一枚です。
米オハイオ出身の10人編成のブラス・ロック・バンド。グランド・ファンク・レイルロードのプロデューサー&マネージャーで、バンドとのゴタゴタで訴訟問題にまで発展し解雇されたテリー・ナイトが設立したBrown Bag Recordの第一弾としてリリースされた72年のデビュー作。ソウル・フレイヴァーたっぷりにシャープにしなるギター、ブイブイとむせぶホーン・セクション、タイトでエネルギッシュなリズム・セクション、淡いトーンのハモンド・オルガン。初期シカゴを彷彿させる熱気ムンムンのブラス・ロックを聴かせています。メンバーは平均20歳にも満たない若手だったようですが、そうは思えないコクのあるアンサンブルが印象的。ホーンはバッキングだけでなく、ソロも取っていて、オープニングの熱いサックスのリードはかなりカッコ良し。ブラス・ロックのファンにはたまらない好盤です。