南部アラバマ州にある町、マッスル・ショールズ。
その地にできたサザン・ソウルの名門フェイム・スタジオ、そこから分岐したマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオでは、アレサ・フランクリンやウィルソン・ピケットなどによるサザン・ソウル名作が続々と生まれ、ロジャー・ホーキンス(Dr)やピート・カー(G)などの名セッション・マンも数多く育ちました。
ストーンズやポール・サイモンなど、その地ならではのアーシーかつしなやかなグルーヴを求めて訪れた数多くのロック・ミュージシャン達。
マッスル・ショールズ録音作、マッスル・ショールズにゆかりのあるソングライターやセッション・マンのソロ作など、R&Bやソウルなど米南部のルーツ・ミュージックの芳醇な香りに包まれたロック名作をピックアップいたしましょう。
ボズ・スキャッグスと言えば、AORの代名詞として有名だけど、な、なんと、69年にマッスル・ショールズでデュアン・オールマンとともに録音した米ブルース・ロック傑作があるって!?
ボズ・スキャッグスやS&Gの作品に参加したり、あのオールマン・ブラザーズにも誘われたマッスル・ショールズの人気ギタリストと言えば?彼の76年1stソロがこちら!青空へと突き抜けるようなヌケの良いフレーズが気持ち良い!
マッスル・ショールズの名ギタリストによるデュオで、代表曲は全米13位となった「Falling」。サザン・ソウルとウェストコースト・ロックとの十字路で鳴らされた極上のAOR傑作!
マッスル・ショールズの名ミュージシャン/プロデューサーによる米SSW/スワンプの大傑作と言えば? サザン・ソウル・シーン屈指のソングライターとしての風格。そして、腕利きの猛者たちによるいぶし銀の演奏。生涯の一枚だなぁ。
マッスル・ショールズで活躍した名ピアニスト&オルガン奏者で、あのダン・ペンとのソングライター・コンビとしても知られるミュージシャンと言えば?ディランやニール・ヤングの作品にも参加してるし、ソロ作が名盤でないはずがないじゃない!?
マッスル・ショールズ録音で、腕利きがこぞって参加したサザンSSW名作。アトランティック傘下のCottilionより70年リリース。
アル・クーパーにも負けないぜ!ジミ・ヘンドリックス『エレクトリック・レディランド』への参加で知られるキーボード奏者と言えば?マッスル・ショールズやウッドストックの名うてのミュージシャンがバックを固めた米ルーツ・ロック名作っ!
ザ・バンドが下積み時代にHAWKSとして支えたミュージシャンと言えば? マッスル・ショールズ録音で、デュアン・オールマンが参加したカントリー/スワンプSSW名作!
ディランのニューポート・フォーク・フェスティバルのステージにも参加していた名ソングライターでありピアニストと言えば? ディランのプロデュースで、マッスル・ショールズ録音された極上のメロと演奏が堪能できるSSW/スワンプ傑作っ!
可憐なルックスなのに、ジャニスばりのシャウト!? マッスル・ショールズの腕利きがサポートした演奏も最高。マイナーながら、こ、これは米スワンプ・ロック屈指と言えるほどの傑作。悶絶ですよ!
スワンプ・ファンもこれは案外スルーしてないかな? ドラマーのソロと思って侮るなかれ。マッスルショールズ録音でポール・コゾフも参加して、もう素晴らしすぎる英SSW/スワンプ大傑作!
数あるマッスル・ショールズ録音のロック作品の中でも最もマニアックな一枚と言える?スウェーデン出身SSWの77年作で、異色の北欧発アーシー・ロック・アルバム!
ピート・カーとのコンビで有名なレニー・ルブランを父に持ち、FAMEスタジオを遊び場に育った新鋭SSWの2010年作なんですが、アーシー&メロウで、ダン・ペンやスプーナー・オールドハムとか偉大なサザンSSWのDNAを継ぐ円熟の名作。
アラバマ生まれ、サザン・ロック新鋭DRIVE BY TUCKERSの元メンバーによる07年作1stソロ。FAMEスタジオ録音で、Spooner Oldhamも参加。70年代の南部ソウル/ロックのDNAを受け継ぐ00年代屈指のSSWによる渾身の一枚。
スワンプ・ロック/フォーク・ロックの傑作『STRANGE FRUIT』の次作はマッスルショールズ録音だって?!本場にいながら滲み出る英国的叙情にグッとくるなぁ。
古くはキャリア最初期のキース・エマーソンが在籍したT-BONESを率いた英SSW、ゲイリー・ファーの73年作。前作英スワンプ・ロック/フォーク・ロックの傑作『STRANGE FRUIT』では、Richard ThompsonとMIGHTY BABYのメンバーがバックを務めていました。今作はなんと本場マッスルショールズに出向いての録音。プロデュースはジェリー・ウェクスラー、バックはロジャー・ホーキンス、ピート・カーなどマッスルショールズお馴染みの面々が努めています。オープニングからグルヴィーに疾走するスワンプ・ロック。骨太な演奏をバックに一段と熱を帯び、力強くソウルフルに響くゲイリー・ファーのヴォーカルにこちらも熱くなります。かと思うとT3では陰影あるメロディがグッとくるフォーク・ロック。本場にありながら英国的叙情性が滲み出る英スワンプ・ロック/フォーク・ロックの傑作です!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
ポール・サイモンなど数多くのロック名盤にもその名を刻むマッスル・ショールズの名セッション・ギタリスト、ピート・カーが、旧知のSSWのレニー・ルブランと結成したユニット。77年の唯一作。全米13位のヒットとなった名バラード「Falling」やイーグルスのカバー「Desperado」をはじめ、切なさに胸が締め付けられるメロディと豊かなハーモニーを、繊細なピッキングの表情豊かなギター、流麗なエレピやストリングスなどが爽やかに彩ります。メロウで洗練された極上のAOR。ファンキーなナンバーでのグルーヴィ−でいて土臭さはなく艶やかなリズム・ギターも特筆もの。これは名作です。
廃盤、13年デジタル・リマスター、定価1143+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
南部アラバマはマッスル・ショールズの名セッション・ギタリスト。同じくマッスル・ショールズの腕利きがサポートして76年に制作された1stソロ。ギター・インスト作品で、繊細なピッキングによるエモーショナルなギターが冴えわたる洗練されたフュージョン系ギター・インストが印象的。バラードでの感情を持っているかのように泣きまくるギター、ファンキーな曲でのエッジの立ったギターともにさすがに表情豊か。前年にリリースされたジェフ・ベック『ブロウ・バイ・ブロウ』へのマッスル・ショールズからの回答と言える快作!
廃盤、13年デジタル・リマスター、定価1143+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
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