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ヴァリーズ・オブ・ネプチューン

ジミ・ヘンドリックス

SICP2662() 【2010年発売CD】

デジパック仕様、定価2400+税。

評価:40 1件のレビュー

当時未発表となっていた69年録音アルバム、2010年リリース

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曲目リスト

アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。

1. ストーン・フリー
2. ヴァレーズ・オブ・ネプチューン
3. ブリーディング・ハート
4. ヒア・マイ・トレイン・ア・カミン
5. ミスター・バッド・ラック
6. サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ
7. ラヴァー・マン
8. シップス・パッシング・スルー・ザ・ナイト
9. ファイア
10. レッド・ハウス
11. ララバイ・フォー・ザ・サマー
12. クライング・ブルー・レイン

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レビュー一覧

評価:4 69年2月、4月のセッションを中心にしたエクスペリエンスの最終期(11 拍手)

たすけさん レビューをすべて見る

「ピープル・ヘル・アンド・エンジェルズ」が出されたことにより、かえってこの作品の位置づけがはっきりしました。「エレクトリック・レディランド」完成後のエクスペリエンスの完成期あるいは限界を示す意味合いの編集作品です。さらに「クラッシュ・ランディング」「ミッドナイト・ライトニング」という改悪作品を完全に踏みつける意味合いも含んでいます。たしかに、69年のヨーロッパ公演、北米公演のためのセッション音源中心ではありますが、常に曲に新しい息吹を吹き込もうとしていたジミのこと。エディ・クレーマーがこれらのリールを聴いて聴いて、12曲を残した意味は軽くありません。

1. Stone Free  悪名高い「Clash Landing」収録曲のオリジナル・テイクです。久々に同アルバムを引っ張り出してみましたが、寝ぼけている頭を引っぱたかれるぐらいのインパクトの違いがありました。このセッションは4CDボックスでも使われていますが、決定版を成しておきたいというエディ・クレーマーの意志なのでしょう。ベースにコックス、ドラムズにミッチェルです。
2. Valleys Of Neptune  このコンピレーションの目玉である未発表曲。曲の発想は69年2月から、録音は69年9月と70年5月。かなりの難作業だったことがうかがい知れます。ここで採用されたものはテイク5だそうで、ジミのボーカルとJuma Sultanのパーカッションだけが69年のもの。「Night Bird Flying」を彷彿とさせるような明るい曲調とジミの伸び伸びした声が素晴らしいと思います。ビリー・コックス、ミッチェル。
3. Bleeding Heart  もともとはエルモア・ジェイムズの曲の改作だそうで、ベースにビリー・コックス、ドラムズにロッキー・アイザック。「South Saturn Delta」にも別テイクが収録されています。
4. Hear My Train A Comin'   4CDボックスと「Blues」に収められたテイクが69年2月なのに対して、このテイクは69年4月。悪名高いアラン・ダグラスの「Midnight Lightning」収録バージョンのオリジナルのようです。異様な緊張感が最後まで継続します。レディング、ミッチェル。

5. Mr. Bad Luck  オリジナル曲は66年のジミー・ジェイムズ&ブルー・フレイムズ。「South Saturn Delta」にも別テイクが収録されています。この曲だけ67年の録音です。ベースとドラムズだけは87年に差し替え演奏。レディング、ミッチェル。
6. Sunshine Of Your Love  この曲が演奏されたのはステージ上だけのこと、スタジオ録音は初お披露目。69年2月です。レディング、ミッチェル。パーカッションのRocki Dzizornuは、ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」でも叩いているとのこと。おそらくライブのための音合わせなのでしょう。途中レディングのソロ部分では、ギターがリズム楽器の役割しか果たしていません。
7. Lover Man  6.と同じセッションから。「Here He Comes」として知られています。元歌はBBキングの「ロック・ミー・ベイビー」ですね。このベース、ドラムズも87年の差し替え演奏。
8. Ships Passing In The Night  69年4月、「Night Bird Flying」の原型です。ギターの音をレスリー・スピーカーから出すというギミックを使っています。レディング、ミッチェル。

9. Fire  この曲も69年2月のセッションから。ロイヤル・アルバート・ホール出演を控えたデモという位置づけです。
10. Red House  同じセッションからです。初期バージョンと比べると歌が上手くなってますね。実にいいです。
11. Lullaby For The Summer 2本のギター(うち1本はオクタビアというデヴァイスを通した音)のオーバーダブによる軽快な曲。アラン・ダグラスの「クラッシュ・ランディング」制作により散逸し、その後見つかったリールからの復元。69年4月、レディング、ミッチェル。
12. Crying Blue Rain  Rockiのコンガ を加えた69年2月のセッションから。スローなリズムに、歌詞が決まっていないスキャットを合わせています。途中から一転して軽快なロックンロールになります。

エクスペリエンス・ヘンドリックス設立後のコンピレーションの位置づけを書くと、「サウス・サターン・デルタ」は、旧「レインボウ・ブリッジ」「ウォー・ヒーローズ」など収録曲で「ファースト・レイズ〜」から落ちたものの拾遺集。「ヴァレイズ・オブ・ネプチューン」が、「エレクトリック・レディランド」以後でバンド・オブ・ジプシーズ以前。「サウス・サターン・デルタ」と合わせてアラン・ダグラス作業を完全に塗り替えてしまいました。「ピープル・ヘル・アンド・エンジェルズ」は、バンド・オブ・ジプシーズのスタジオ録音盤の意味合いがあります。いずれも「ファースト・レイズ〜」を聴いてからが判りやすいと思います。

ナイスレビューですね!