2020年11月9日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
11月9日はCCRのオリジナル・メンバー、トム・フォガティのお誕生日でした。トムと言えば才能ある弟ジョンの影に隠れ、なかなか脚光を浴びることのない人物。しかし彼が抜けた後の3人組CCRが決して長続きしなかったところを見ると、バンドの支柱となっていたのは実は彼なのでは…という思いも浮かんできます。
今日はそんなCCRが好きな方におすすめの、ルーツ・テイスト溢れるロックをピックアップいたしました。躍動感あるサウンドにジョン・フォガティのようなハスキーなヴォーカル。エネルギッシュで南部フィーリング溢れる作品をお楽しみいただければ幸いです。
まずは本家からいきましょう。「BAD MOON RISING」、「GREEN RIVER」などがヒット曲収録の69年作3rd。名曲揃いで迷いますが、古いブルースを下地にしたR&Bのカヴァー「Night Time Is the Right Time」のブルージーでエネルギッシュなヴォーカルをお聴きください。
ずばり「CCRの弟分」としてデビューしたカリフォルニアのバンド。抜けの良い乾いたギター、タイトなリズムセクション、ジョン・フォガティの弟のようなやんちゃなハスキーボイス・・・愛すべきB級カントリー・ロック。
クラプトンにも曲を提供した名ソングライター、ジェリー・ウィリアムス率いる米フォーク/スワンプ・ロック名作。ジェリーはテキサス出身ですが、スワンピーな土臭さもありつつウェストコースト・ロック的な黄昏感も兼ね備えたこのサウンドは「逆CCR」と言えるかも。
こちらは本場南部のバンド。オールマン・ブラザーズ・バンドも所属したカプリコーン・レーベル末期の79年リリース作。豪快に炸裂するツイン・ギター、男臭いヴォーカルは、これぞサザン・ロックでエネルギッシュ!
最後に「Proud Mary」をカヴァーしている、ということで英国人メンバーによるブルース・ロック/スワンプ・ロック・バンドの71年唯一作をピックアップ。オープニング・ナンバーなんて、CCRが好きなら間違いなくたまらないでしょう!
もういっちょCCR憧憬の英国バンドを。PINK FLOYDのデイヴ・ギルモアがプロデュースを務めたフォーク・ロック・バンド、77年ラスト作。 CCRの「雨を見たかい」のカバーから始まる、最もアメリカンな一枚です。
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エリック・クラプトンやデイヴ・メイスンにも曲を提供した名ソングライターのジェリー・ウィリアムス率いる米フォーク/スワンプ・ロック・グループ、69年の唯一作。ズシリと響くベース、タイトでもったりとしたリズムを刻むドラムはスワンピーですが、ハイ・トーンの流麗なヴォーカルと巧みなコーラス・ワークが印象的なため、たいへんメロディアス。それにしてもヴォーカル&メロディが絶品!男性版キャロル・キングと言えるようなアーシーかつ洗練された歌唱から、声を張ったシャウトまで表情豊か。楽曲もバーズやバッファロー・スプリングフィールドを彷彿させるヌケの良いフォーク・ロックから、ブラスも入ったスワンピー&メロウなナンバーまで本格感プンプン。スワンピーな土臭さとウェストコースト・ロックの黄昏感とが絶妙にブレンドした名作。
ALLMAN BROTHERS BANDで有名なカプリコーン・レーベルから79年にリリースされた唯一作。タメの効いたグルーヴ、豪快に炸裂するツイン・ギター、男臭いヴォーカル、哀愁いっぱいのキーボード、スワンピーなホーン・セクション&女性コーラスが印象的なサザン・ロック。楽曲、演奏ともにエネルギッシュで力がみなぎった快作。
英国人メンバーによるブルース・ロック/スワンプ・ロック・バンド、RARE EARTHレーベルより米国盤もリリースされた71年の唯一作。タイトなリズム隊、ヌケの良いアコギのストローク、無骨なエレキのバッキング、男らしいヴォーカルと憂いたっぷりのメロディ&ハーモニー。このオープニング・ナンバー、CCRが好きなら間違いなくたまらないでしょう!その他の曲も、バーズを彷彿させる12弦ギターのアルペジオが泣けるフォーク・ロックから、ファズ・ギターが炸裂するブルース・ロックまで魅力的。ジャケ裏に写る硬派なごついルックスの通り、哀愁がそこかしこから溢れ出るグッとくる好盤です。
CCRの弟分としてファンタジーレーベルからデビューした、カリフォルニア州サクラメント出身カントリー・ロック・バンド、72年2nd。抜けの良い乾いたギター、タイトなリズムセクション、まさしくジョン・フォガティの弟のようなやんちゃなハスキーボイスで、初期イーグルスのような疾走感あるカントリー・ロックを奏でています。チャック・ベリーの「BYE BYE JOHNNY」「CAROL」やルーファス・トーマスの「WALKING THE DOG」の軽快なカバー以外はオリジナル曲です。ストーンズそのままのようなギターリフ、ビートリッシュなコーラスワーク等々、UKロックの影響を受けた愛すべきB級カントリー・ロック。
「HEY JUDE」の最後の部分をスワンピーにしたような曲だって!? このアメリカ人もマイナーですが、クオリティはメジャー級。どの作品も一級の出来映えです。
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