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カケレコ店長の「日々是ロック」 – 深まる「秋」をテーマに、世界のプログレ&ロックをセレクト!

こんにちは、カケレコ店長の田中です。

ここ最近、だいぶ秋が深まってきましたね。
カケレコがある埼玉県寄居町も、今日は快晴ですが、最高気温は20度を下回っています。

事務所では、裸足に草履で過ごしていますが、そろそろ厳しくなってきました。

三連休は、世界のロック探求に読書に、「秋」を堪能したいですね!

さてさて、昨日入荷したCD、売れたCDの中から店長オススメの作品をピックアップするこちらのコーナー「日々是ロック」。

プログレ、ロック、ジャズ・ロック、サイケ、ハード・ロック、フォークなどジャンルを横断して世界のロックをカケハしてまいります。

一枚目は、ずばり「秋」をテーマにしたコンセプト・アルバムからスタート!

HOSTSONATEN/AUTUMNSYMPHONY

FINISTERREやLA MASCHERA DI CERAの中心人物Fabio Zuffantiによるプロジェクト・グループ。

現代イタリアン・ロック最高の才能が描く秋の音世界。

しっとりと艶やかなアコギ、流麗なピアノやヴァイオリン、キャメルに匹敵する映像喚起的でリリカルなエレキ。美しい・・・。

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HOSTSONATEN、FINISTERRE、LA MASCHERA DI CERAなど、天才Fabio Zuffanti関連作特集!

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HOSTSONATEN、FINISTERRE、LA MASCHERA DI CERAを率いて次々の傑作をリリース。90年代以降のイタリアン・ロック・シーンを牽引する天才と言って過言ではないFabio Zuffanti関連作を特集!

イタリアでクラシカルなシンフォと言えば、このベテラン・グループによる新譜も届きました!

MURPLE/IL VIAGGIO

74年にクラシカルなキーボードが彩るシンフォニック・ロックの名作『IO SONO MURPLE』をリリースするもその一枚のみで解散してしまった幻のイタリアン・ロック・バンド。08年の復活作に続く、2014年作の復活第二弾、通算では3枚目のアルバム。

往年のクラシカルなシンフォ・サウンドそのままに、若手メンバーも加えてフレッシュな躍動感もみなぎる快作!

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秋にはクラシカルなシンフォニック・ロックがぴったりですよね。ロシアの名品をセレクトいたしましょう。

LITTLE TRAGEDIES/OBSESSED

あのチャイコフスキーも輩出したサンクトペテルブルク音楽院で学んだ作曲家/Key奏者率いるロシア新鋭。

彼らの作品の中では、ロマンティシズム香るリリカルな曲が多く収められているファンタスティックな一枚。感動的ですよ~。

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ロシアン・プログレの雄LITTLE TRAGEDIESストーリー&最新作『ZAPECHNYJ RAJ(PARADISE BEHIND THE STOVE)』

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あのチャイコフスキーも輩出したサンクトペテルブルク音楽院出身で、作曲家/Key奏者のGennady Ilyinにより94年に結成された、90年代以降のロシア・プログレを牽引するグループ、LITTLE TRAGEDIESを特集!

東欧スロヴァキアはブラチスラヴァ産のこのプログレ・グループもまた、高い芸術性が深まる秋にぴったり。

3連休は、東欧の歴史や文化を読書で学びながらのロック鑑賞はいかがでしょうか。

COLLEGIUM MUSICUM/KONVERGENCIE

これはずばりハプスブルク帝国ロック!?

共産圏のロック、というより、ハプスブルク帝国の文化遺産が息づくブラチスラバという土壌で育まれたロック・ミュージックという方がしっくりくる豊穣な名作。

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クラシカルなプログレに浸った後は、しなるような強靭さを持ったチェンバー・ロックも聴きたくなりますね!

ロシア→旧チェコと紹介してきたところで、スラヴつながりで、ストラヴィンスキー「兵士の物語」をカヴァーしたスペインのグループをご紹介!

FILTHY HABITS ENSEMBLE/PLAYS STRAVINSKY L’HISTOIRE DU SOLDAT

こ、これは、チェンバー・ロックのファンには激レコメンド!

ザッパのトリビュート・バンドとしても活動しているスペインはバルセロナのグループが、ストラヴィンスキー「兵士の物語」のカヴァーに挑戦!
凄まじい強度と艶やかさ。圧巻です。

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バルセロナのジャズ・ロックと言えば、70年代に芳醇なるシーンが形成されていました。

特集ページも設けてありますので、連休中にじっくりと堪能ください。

MUSICA URBANA/MUSICA URBANA

後にスペインを代表する音楽家となるJoan Albert Amargosが若い日に結成したジャズ・ロック/アヴァン・ロック・グループ。

地中海音楽やアンダルシア音楽をはじめ、スペインのオペラであるサルスエラ(Zarzuela)も取り込んだスペインならではのロック・ミュージックを確立した傑作。

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Musica Laietana ライエターナ・ミュージック特集~スペインはバルセロナで起こったジャズ・ロック・ムーヴメント

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スペインはバルセロナのジャズ・ロック・シーンの名グループ、MUSICA URBANAがZELESTEレーベルよりリリースした76年作1st『MUSICA URBANA』をピックアップ!

スペインと言えば、北西沿岸の地からも素晴らしい新鋭グループが登場しております。

AMOEBA SPLIT/DANCE OF THE GOODBYES

スペイン北西沿岸のア・コルーニャ出身のカンタベリー・スタイルのジャズ・ロック新鋭。

太いヴィンテージなトーンのオルガン、流麗なエレキ、そして、洒脱な女性ヴォーカル!こりゃグレイト!

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カンタベリー・スタイルのジャズ・ロック新鋭と言えば、イタリアのこのグループもオススメ!

FONDERIA/MY GRANDMOTHER’S SPACE SUIT

レビュアー3人が満点を付けた!

HATFIELD & THE NORTH、SOFT MACHINE、CARAVAN、KING CRIMSONなどの影響を感じるグレイトなカンタベリー・スタイルのジャズ・ロック新鋭。

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【ユーロロック周遊日記】 FONDELIA『MY GRANDMOTHER'S SPACE SUIT』

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イタリアはローマで94年に結成されたジャズ・ロック新鋭、FONDELIAの2010年作3rd『MY GRANDMOTHER’S SPACE SUIT』をピックアップ!

スペイン→イタリアときて、地中海つながりで、イスラエルのグループもご紹介。

KTZAT ACHERET(NO NAMES)/NO NAMES

イスラエルではかなり名の知れたミュージシャンでありコンポーザーの3人、Shlomo Gronich(イスラエルのアラン・ソレンティとして有名!)、Shem Tov Levy(SHESHETのフルート奏者!)、Shlomo Ydov(2010年現在でも活躍を続ける名SSW)によるスーパー・トリオ。

イスラエル・プログレのNo.1グループとして知られていて、75年リリースの唯一作である本作は、SHESHETの唯一作と並んで人気の傑作。

グレッグ・レイクが発見したのが、P.F.M.じゃなくて、こっちだったら、勢力図は変わっていたかも?

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イスラエル・ロック特集

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SHESHETやKTZAT ACHERET(NO NAMES)をはじめ、ジャズをベースにした洗練された演奏と巧みなポップ・センスがブレンドしたまばゆい音楽の宝庫、イスラエルを大特集!

フランスとドイツのアヴァン/ジャズ・ロックの名品もピックアップいたしましょう。

CORIMA/QUETZALCOATL

英語ではなく、まるでコバイアのような異言語で歌っていますし、まさか00年代のアメリカにこんなバンドが出てくるとは!

マグマや吉田達也のファン、COSなどベルギーのジャズ・ロックのファンは必聴!

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ここ最近の新譜を見ていると、チェンバー・ロック/アヴァン系ジャズ・ロックの充実ぶりが凄い!最近リリースされた注目の作品をピックアップいたしましょう。

XHOL CARAVAN (XHOL)/HAU-RUK

ジャーマン・ジャズ・ロック/サイケ/アヴァンギャルドの最高峰バンド。本作は71年にベルリンの名門レーベルOhrからリリースされた傑作。

これを初めて聴いたとき、「ドイツ版ビッチェズ・ブリューだ!」と雄叫びましたよ!

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ここからは英米ロックからオススメ盤をピックアップいたしましょう。

TEAR GAS/PIGGY GO GETTER

秋にはいぶし銀のギタリストもぴったりですが、このギタリストもスモーキー・フレイヴァーがたまりません。

その名は、ザル・クレミンソン。

マイナーながら、パトゥのオリー・ハルソールやニュークリアスのクリス・スペディングに通じる、いぶし銀のギター名手。

支えるリズム隊も強力でこの70年作、ずばり英ハード名作。

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TEAR GAS『PIGGY GO GETTER』 - 「MEET THE SONGS」

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英国はグラスゴー出身で、後にアレックス・ハーヴェイと出会い、センセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンドへと発展するグループ。なんといっても、ザル・クレミンソンのいぶし銀ギターが特筆もの!

秋にぴったり「いぶし銀ギタリスト」と言えば、この人も良いですよね。

BLODWYN PIG/GETTING TO THIS

ジェスロ・タルをデビュー作のみで辞めたギタリスト、ミック・エイブラハムズ率いるグループ。

エネルギッシュなブラスに、ツバ飛びまくりのフルートも絡んできて、たまりません!

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ブリティッシュ・ブラス・ロック特集!

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イギリスのブラス・ロック名作をピックアップ!ついでに、ユーロのブラス・ロックも紹介しちゃいますよ~。

紅茶やコーヒーをたて、ゆったりと休日に聴くブリティッシュSSW。最高の一時。

TONY KELLY/BRING ME BACK

マニアックな英SSWだけど、アーニー・グレアムが好きならイチコロだろうなぁ。

Henry McCulloughも参加してるし、スワンピーで枯れた演奏もたまらん。

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MELLOW CANDLE、KEITH CHRISTMASなど、秋の夜長に聴きたい英フォーク/SSW作品特集

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秋の夜長に聴きたい英フォーク/SSW作品をセレクトいたしましょう。

ニッチ・ポップも堪能しちゃいましょう。

BLACKFOOT SUE/STRANGERS

グラム・ロックのゴージャス meets 英ポップ伝統の気品とヒネリ。

ハード・ロック、グラム、英ポップの隙間に入り込んじゃった、まさにニッチな逸品!

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マイク・オールドフィールドも「秋」にぴったりですが、ついでに、こんなディープな関連作も味わいましょうか。

JULY/JULY

マイク・オールドフィールド『チューブラー・ベルズ』のプロデューサーとして後に名を馳せるトム・ニューマンが、「独自のサウンドを確立するために山にこもって修行した」上で録音した英サイケ迷盤☆

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ラストは、アメリカからピックアップ!

STILLROCK/STILLROCK

バングラデシュ・コンサートにも参加したG/Voのドン・プレストン在籍のグループによる、まるでホリーズが南部で録音したようなマジカルアーシーなフォークロック快作!Proはドン・ニックス!

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いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。

またお会いいたしましょう。

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    イスラエルではかなり名の知れたミュージシャンでありコンポーザーの3人、Shlomo Gronich(イスラエルのアラン・ソレンティとして有名!)、Shem Tov Levy(SHESHETのフルート奏者!)、Shlomo Ydov(2010年現在でも活躍を続ける名SSW)によるスーパー・トリオ。イスラエル・プログレのNo.1グループとして知られていて、75年リリースの唯一作である本作は、SHESHETの唯一作と並んで人気の傑作。軽やかな変拍子によりめくるめく展開するアンサンブルと巧みなコーラス・ワークはGENTLE GIANTばり!地中海の空気が感じられる詩情豊かなパートも魅力的で、フルート、弦楽器、エレピ、アコギ爪弾きがタペストリーのように丁寧に重なり、美しいメロディを包み込むアンサンブルは、P.F.M.に比肩しています。GENTLE GIANTやCAMELなどブリティッシュ・プログレのファンからP.F.M.などイタリアン・ロックのファンの皆さま!ずばりこの作品は聴かなきゃ損です!素晴らしすぎる逸品!

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