2022年8月4日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
活動歴17年目というベテランバンドとは思えない英国叙情溢れるこの瑞々しいアンサンブル!
ポップにもドラマチックにも自在なクリスティーナ・ブースの美声ヴォーカルも素晴らしいし、この17年作もMAGENTA以外にありえないサウンドがたっぷりと楽しめます☆
キャメルの一員としても活躍する英マルチ奏者/コンポーザーによる待望4thアルバム!『Foxtrot』に入っていてもおかしくないジェネシス直系ナンバーから、キャメルばりの泣きの哀愁ギター炸裂ナンバーまで、今作も一人で作曲/演奏しているとは思えない凄まじいまでの充実ぶり。傑作!
KARFAGENでお馴染みの才人Antony Kaluginの別働プロジェクトによる18年作!フラワー・キングスからの影響もあるゆったりとスケール大きなメロディを主役に、これでもかとファンタジックに織り上げていくメロディアス・プログレに感涙~!
まるでビッグ・ビッグ・トレインにパイロットのデビット・ペイトンが参加して、アラン・パーソンズがプロデュースした感じ!?この英国の新鋭、ずばり注目ですよ~。
イギリスで現在最も注目すべき新鋭と言える彼らの、初となるライヴ・アルバム!2ndアルバムのナンバーが秀逸で、MOON SAFARIにも匹敵する瑞々しい躍動感がライヴで一層際立っており感動的!
GENTLE GIANTと初期GONGがコラボレーションしたような感じ!?しかもヴォーカルはデヴィッド・アレンが天国から降臨したみたいだって!?
こんなジャズ・ロック・グループが現代の英国にいたとは…。
BARCLAY JAMES HARVESTとENGLANDの遺伝子を合わせ持ったような英国マルチ・ミュージシャンだと!?
薫り高き英国叙情をこれでもかと含んだサウンドが堪らない注目の一作!
再結成グリーンスレイドやストローブスに参加したキーボーディスト/コンポーザーによるバンドの2nd。
豪華ゲスト・ギタリスト陣らと共に劇的に紡ぐ、ブリティッシュな香り高きサウンドメイクと美しいメロディに恵まれた感動作!
80年代後半に活動しながらも作品を残さず解散、11年に再結成したグラスゴー出身バンドなのですが、この17年作、初期ジェネシスを正統に受け継ぐ薫り高きファンタジーが素晴らしすぎる一枚!
朝靄に包まれたような幻想的なサウンドメイクも絶品。
XTC~スタックリッジ~キャラヴァン~10ccから影響を受けたって…最高じゃないか。
英ブリストル出身のプログレッシヴ・ポップ・バンド、今作も痛快すぎます。
古き良き牧歌的カンタベリー・テイストがモダンなポップセンスによって昇華され、優しげで爽やか、それでいて幻想的なサウンドを生み出しています。
懐かしくも洗練された英国叙情の滲み出る、期待のイギリス新鋭17年作!
洪水のように溢れ出すメロトロンをバックに、リリカルなエレキ&アコギやシンセやフルートが優美に舞うファンタスティックな英シンフォを聴かせます。
アルバムのどこを切り取ってもメロディが止めどなく溢れてきて堪りません!
カンタベリー・ミュージックとポスト・ロックとが出会ったような美麗なアンサンブル。
ヴォーカル&メロディはプログレというよりギター・ポップと言えるほどに胸キュンだし、このバンド、「メロディ」への愛情が溢れまくり!
イギリス産シンフォニック・ロック・バンドの12年デビュー作。
かつてこれほどまでに崇高なシンフォニック・ロックが存在しただろうか・・。全ての楽器が信じられないほどに繊細に音を紡いでいく、これぞまさに至高の一枚!
BIG BIG TRAINで活躍したドラマー/マルチ奏者による16年作3rd。
エレクトロ要素を全編に導入しながらも終始メロディアスかつハートウォーミングに紡がれていく珠玉のシンフォニック・ロックは思わず溜息の出る美しさ。BBTファンは是非!
リアリスティックとファンタスティックとがネジ曲がったような不思議な質感のサウンドが持ち味の英国ロンドン出身グループ、デビュー作。
近年のモダンに洗練されたBIG BIG TRAINのファンにもオススメ!
その他、イギリスのプログレ新鋭のリストはこちらから!新品、中古をおりまぜて人気順でどうぞ!
イギリス南東部のブライトン出身で、ヴォーカル、ギター、トランペット、オルガンを操るマルチ奏者ロビー・ウィルソンを中心に07年に結成された4人組。現代イタリア・プログレ・シーンの注目のレーベルAltrockと契約し、その傘下のFADING RECORDSより2012年にリリースされたデビュー作。アルバムの幕を静かに開けるのが鉄琴の一種であるグロッケンシュピール。まるでオルゴールのように静謐でいてファンタスティックなイントロではじまり、ドラムが入ると、オルガンが幻想的にたなびき、トランペットやストリングスなど管弦楽器が艶やかな音色を奏でるなど、クラシック・ミュージック由来の格調高さと温かみとともに、ポスト・ロック的な浮遊感が絶妙にブレンドされたイマジネーション溢れる音世界が次々と描かれていきます。ささやくように歌うハイ・トーンの繊細でメランコリックな美声男性ヴォーカル、聖歌隊のように厳粛なコーラス・ワークも絶品。レーベルからのインフォには、参考バンドとして英国70sプログレの名グループFANTASYとアイスランドのポスト・ロック・バンドSIGUR ROSが挙げられていますが、なるほどその通り!ジャケットのイメージ通りのいかにも英国的な牧歌性や幻想性と、宗教的とも言える崇高さとが完璧に融合したサウンドにただただ言葉を失います。全ての楽器と声とが信じられないほどに繊細に紡がれた、凛とした音の透明感。デビュー作とは思えない孤高の逸品です。これは名作でしょう!
1980年に英国はノッティンガムシャーに生まれ、1歳の頃に病気により視力を失った盲目のマルチ・ミュージシャン&コンポーザーで、現在はキャメルのキーボーディストとしても活躍するPeter Jonesによるプロジェクト。15年リリースの2ndアルバム『STORY TELLERS: PART ONE』の続編となる18年作4thがついにリリース。オルガンとアコースティックギター、彼の伸びやかな美声をメインに紡がれる比較的落ち着いた爽やかな演奏でスタートし、やや作風変わったかな?と思いきや、シームレスに突入していく2曲目から来た来た来ました…!音の粒子を繊細に散りばめたサウンドメイクの中、彼方から幻想的なギターとシンセが立ち上がってくるこの感じ。やはり並ではない才能を感じさせます。トニー・バンクスかと思うファンタジックで華やかなシンセ&オルガンとピーガブ風のユーモラスなシアトリカル・ヴォーカルが素晴らしすぎる『FOXTROT』に入っていてもおかしくない完成度の3曲目で、もうワクワクしっぱなし!そうかと思うと、アンディ・ラティマーばりの堂々たる泣きっぷりの哀愁ギターが大炸裂するナンバーも聴かせ、さすがキャメルの一員たる存在感も発揮しています。これを全て自身で作曲&演奏していることに、改めて驚きを禁じえません。さらに特筆は、TMT以前に彼が在籍した2 TO GOでデュオを組んでいた美声女性ヴォーカリストEmma Paineのゲスト参加。2曲で、2 TO GO時代を彷彿させる美しいデュエットも聴くことができ大変感動的です。ギターがこれでもかと叙情的に歌うシンフォニックで劇的なエンディングも見事だし、今回もTMTでしか味わえないファンタスティック&マジカルな音世界が堪能できる傑作に仕上がっています。初期ジェネシスやキャメルのファンには問答無用でおすすめ!
KARFAGENでお馴染みのウクライナ出身Key奏者&コンポーザーAntony Kaluginによるプロジェクトの18年作8th。タイトルから分かる通り彼のメイン・プレジェクトであるKARFAGENの17年作『MESSAGES FROM AFAR: FIRST CONTACT』とリンクする内容となっています。プログレッシヴ・ロック然としたダイナミックな迫力を持つKARFAGENのサウンドに比べると、より歌ものとしてのメロディアスな部分に焦点を当てた、流麗でファンタジックな作風が特徴。THE FLOWER KINGSからの影響を感じるゆったりとスケール大きく歌われるヴォーカルを主役に、輝く音色のピアノ、悠久を紡ぐように雄大なシンセサイザーらがドラマチックに交差し、甘く優しげなトーンのギターがアンサンブルの叙情面を担います。メインとなるのは繊細なコーラスを伴ったジェントルに歌う男性ヴォーカルですが、20分の大曲ではエモーショナルな女性ヴォーカルが加わりこれでもかと劇的なアンサンブルと共に駆け上がっていく展開に感動がこみ上げてきます。これぞ「メロディアス・プログレ」と言いたくなる、美旋律がとめどなく溢れ出してくる一枚です!
イギリスのインスト・シンフォ・グループ、08年作の2nd。メロトロンの洪水をバックにリリカルなエレキ&アコギやシンセやフルートが優美に舞うファンタスティックな英シンフォ。アルバムのどこを切り取ってもメロディが止めどなく溢れてきます。圧倒的な叙情性!ヘヴィさは無く、1音1音丁寧に編み上げられた手工芸品のような逸品。CAMELやGENESISタイプのシンフォニック・ロックのファンは必聴です!
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!