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プログレの本場イギリスのハイレベルな新鋭バンドたちを一挙ピックアップ!

ロック・ミュージックの先端を行く国として60~70年代に栄華を誇ったイギリス。
ご存知の通り70年代における世界的なプログレッシヴ・ロックの隆盛も、英国5大バンドを中心に巻き起こったものでした。

時は流れ、90年代~00年代にはイタリアやスウェーデンやポーランドといったヨーロッパ各国のプログレが勢力を伸ばし、英国はプログレにおいてはやや後塵を拝する形となっていたのは否めません。

しかし、BIG BIG TRAINやMAGENTAといった90年代~00年代の英国シーンを引っ張ってきたベテラン・バンドの背中を見て成長した若手バンドが、今次々とその才能を花開かせているんです。

プログレの本場イギリスの誇るハイレベルな新鋭たちを厳選してご紹介してまいりましょう!まずは直近リリースの注目作4枚から!

FAR MEADOW/FOREIGN LAND

YESやネオ・プログレ勢を受け継ぐ構築的かつメロディアスなプログレを聴かせる英新鋭19年作。疾走感あるパートでもヘヴィにならず英国然とした気品を崩さない演奏、そしてしっとり落ち着いた歌いぶりの女性ヴォーカルがとても良い!

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GIFT/ANTENNA

モダンな中にも70’s英国プログレ直系の叙情性を滲ませる新鋭ブリティッシュ・シンフォの好バンド。ピアノやアコギから醸し出る繊細な色合いもたまらないなあ。

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THIS WINTER MACHINE/A TOWER OF CLOCKS

JADISや90年代MARILLIONを繊細かつメランコリックにしたようなこの絶品サウンド、1stから変わらず素晴らしい…。期待の英新鋭による待望2nd!

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BIG BIG TRAIN/GRAND TOUR

キャリア30年でこのファンタジックで瑞々しいサウンドはほんと凄い…。20人超の管弦楽隊を従え制作された、スケール大きくもジェントルな優しさに満ち溢れた19年作!

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BIG BIG TRAIN特集! ~バンド・ヒストリー&ディスコグラフィー~ 大英帝国が誇るプログレ新鋭バンド

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90年代~00年代のイギリス屈指のプログレ新鋭バンドと言えるBIG BIG TRAINを特集。バンドのオフィシャル・サイトのヒストリーを元に、バンドのラインナップの変遷を見ていくとともに、作品を聴いてまいりましょう。




カルファゲン/ドラゴン・アイランド組曲

英国を拠点に活動するウクライナ出身の才人Antony Kaluginが率いるシンフォ・プロジェクト。またまた素晴らしい出来栄えの19年作10th。そのサウンドを一言で言い表すなら「THE FLOWER KINGS + GRYPHON」!!

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PSYCHOYOGI/ACCIDENT PRONE(2018)

GENTLE GIANTと初期GONGがコラボレーションしたような感じ!?しかもヴォーカルはデヴィッド・アレンが天国から降臨したみたいだって!?
こんなジャズ・ロック・グループが現代の英国にいたとは…。

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MAGENTA/WE ARE LEGEND(2017)

活動歴17年目というベテランバンドとは思えない英国叙情溢れるこの瑞々しいアンサンブル!
ポップにもドラマチックにも自在なクリスティーナ・ブースの美声ヴォーカルも素晴らしいし、この17年作もMAGENTA以外にありえないサウンドがたっぷりと楽しめます☆

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TIGER MOTH TALES/STORY TELLERS: PART TWO(2018)

キャメルの一員としても活躍する英マルチ奏者/コンポーザーによる待望4thアルバム!『Foxtrot』に入っていてもおかしくないジェネシス直系ナンバーから、キャメルばりの泣きの哀愁ギター炸裂ナンバーまで、今作も一人で作曲/演奏しているとは思えない凄まじいまでの充実ぶり。傑作!

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TIGER MOTH TALES/DEPTHS OF WINTER(2017)

こちらの17年作も素晴らしい出来ですよ!まるで80年代頃のCAMELとBIG BIG TRAINが出会ったような、モダンでロマンティックで雄大なシンフォニーが眼前に広がるこの感じ…もう何というイマジネーション。

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SUNCHILD/MESSAGES FROM AFAR: THE DIVISION AND ILLUSION OF TIME(2018)

KARFAGENでお馴染みの才人Antony Kaluginの別働プロジェクトによる18年作!フラワー・キングスからの影響もあるゆったりとスケール大きなメロディを主役に、これでもかとファンタジックに織り上げていくメロディアス・プログレに感涙~!

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I AM THE MANIC WHALE/EVERYTHING BEAUTIFUL IN TIME(2015)

まるでビッグ・ビッグ・トレインにパイロットのデビット・ペイトンが参加して、アラン・パーソンズがプロデュースした感じ!?この英国の新鋭、ずばり注目ですよ~。

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I AM THE MANIC WHALE/NEW FORM OF LIFE: LIVE AT THE OAKWOOD(2019)

イギリスで現在最も注目すべき新鋭と言える彼らの、初となるライヴ・アルバム!2ndアルバムのナンバーが秀逸で、MOON SAFARIにも匹敵する瑞々しい躍動感がライヴで一層際立っており感動的!

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LOOKING-GLASS LANTERN/CANDLELIGHT AND EMPIRE(2017)

BARCLAY JAMES HARVESTとENGLANDの遺伝子を合わせ持ったような英国マルチ・ミュージシャンだと!?
薫り高き英国叙情をこれでもかと含んだサウンドが堪らない注目の一作!

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THIS WINTER MACHINE/MAN WHO NEVER WAS(2016)

ジャケ通りの舞い降る雪を思わせるリリシズム溢れるピアノ、一音一音を丹念に奏でる美しいフレージングのギター、そして端正な中に憂いを秘めた男性ヴォーカル。
往年のネオ・プログレを受け継ぎながらより繊細にメランコリックに紡ぐ英国度100%の新鋭!

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LIFESIGNS/CARDINGTON(2017)

再結成グリーンスレイドやストローブスに参加したキーボーディスト/コンポーザーによるバンドの2nd。
豪華ゲスト・ギタリスト陣らと共に劇的に紡ぐ、ブリティッシュな香り高きサウンドメイクと美しいメロディに恵まれた感動作!

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COMEDY OF ERRORS/HOUSE OF THE MIND(2017)

80年代後半に活動しながらも作品を残さず解散、11年に再結成したグラスゴー出身バンドなのですが、この17年作、初期ジェネシスを正統に受け継ぐ薫り高きファンタジーが素晴らしすぎる一枚!
朝靄に包まれたような幻想的なサウンドメイクも絶品。

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SCHNAUSER/IRRITANT(2017)

XTC~スタックリッジ~キャラヴァン~10ccから影響を受けたって…最高じゃないか。
英ブリストル出身のプログレッシヴ・ポップ・バンド、今作も痛快すぎます。

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BIG HOGG/GARGOYLES(2017)

古き良き牧歌的カンタベリー・テイストがモダンなポップセンスによって昇華され、優しげで爽やか、それでいて幻想的なサウンドを生み出しています。
懐かしくも洗練された英国叙情の滲み出る、期待のイギリス新鋭17年作!

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WILLOWGLASS/BOOK OF HOURS(2008)

洪水のように溢れ出すメロトロンをバックに、リリカルなエレキ&アコギやシンセやフルートが優美に舞うファンタスティックな英シンフォを聴かせます。
アルバムのどこを切り取ってもメロディが止めどなく溢れてきて堪りません!

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SANGUINE HUM/WHAT WE ASK IS WHERE WE BEGIN: THE SONGS FOR DAYS SESSIONS

カンタベリー・ミュージックとポスト・ロックとが出会ったような美麗なアンサンブル。
ヴォーカル&メロディはプログレというよりギター・ポップと言えるほどに胸キュンだし、このバンド、「メロディ」への愛情が溢れまくり!

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AUTUMN CHORUS/VILLAGE OF THE VALE(2012)

イギリス産シンフォニック・ロック・バンドの12年デビュー作。
かつてこれほどまでに崇高なシンフォニック・ロックが存在しただろうか・・。全ての楽器が信じられないほどに繊細に音を紡いでいく、これぞまさに至高の一枚!

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STEVE HUGHES/ONCE WE WERE – PART TWO(2016)

BIG BIG TRAINで活躍したドラマー/マルチ奏者による16年作3rd。
エレクトロ要素を全編に導入しながらも終始メロディアスかつハートウォーミングに紡がれていく珠玉のシンフォニック・ロックは思わず溜息の出る美しさ。BBTファンは是非!

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RUBE GOLDBERG MACHINE/FRAGILE TIMES(2016)

リアリスティックとファンタスティックとがネジ曲がったような不思議な質感のサウンドが持ち味の英国ロンドン出身グループ、デビュー作。
近年のモダンに洗練されたBIG BIG TRAINのファンにもオススメ!

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その他、イギリスのプログレ新鋭のリストはこちらから!新品、中古をおりまぜて人気順でどうぞ!

「イギリスのプログレ新鋭」CDリスト

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プログレの本場イギリスのプログレ新鋭特集!

  • AUTUMN CHORUS / VILLAGE OF THE VALE

    英国新鋭プログレ・バンド、2012年デビュー作 、 信じられないほどに繊細に紡がれる、牧歌的でいて崇高な圧巻の名作!

    イギリス南東部のブライトン出身で、ヴォーカル、ギター、トランペット、オルガンを操るマルチ奏者ロビー・ウィルソンを中心に07年に結成された4人組。現代イタリア・プログレ・シーンの注目のレーベルAltrockと契約し、その傘下のFADING RECORDSより2012年にリリースされたデビュー作。アルバムの幕を静かに開けるのが鉄琴の一種であるグロッケンシュピール。まるでオルゴールのように静謐でいてファンタスティックなイントロではじまり、ドラムが入ると、オルガンが幻想的にたなびき、トランペットやストリングスなど管弦楽器が艶やかな音色を奏でるなど、クラシック・ミュージック由来の格調高さと温かみとともに、ポスト・ロック的な浮遊感が絶妙にブレンドされたイマジネーション溢れる音世界が次々と描かれていきます。ささやくように歌うハイ・トーンの繊細でメランコリックな美声男性ヴォーカル、聖歌隊のように厳粛なコーラス・ワークも絶品。レーベルからのインフォには、参考バンドとして英国70sプログレの名グループFANTASYとアイスランドのポスト・ロック・バンドSIGUR ROSが挙げられていますが、なるほどその通り!ジャケットのイメージ通りのいかにも英国的な牧歌性や幻想性と、宗教的とも言える崇高さとが完璧に融合したサウンドにただただ言葉を失います。全ての楽器と声とが信じられないほどに繊細に紡がれた、凛とした音の透明感。デビュー作とは思えない孤高の逸品です。これは名作でしょう!

  • I AM THE MANIC WHALE / EVERYTHING BEAUTIFUL IN TIME

    このバンドはグレイト!英国の新鋭バンドによる2015年デビュー作で、まるでPILOTとBIG BIG TRAINが融合した感じ!

    2015年に英国はレディングにて結成された新鋭プログレ・バンド。2015年12月にリリースされたデビュー作。バンドの公式サイトで影響を受けたバンドとして挙げられているのが、ジェネシス、フラワー・キングス、ビッグ・ビッグ・トレイン、スポックス・ビアード。なるほど、めくるめく躍動感いっぱいのハード・エッジかつファンタスティックなアンサンブル、アラン・パーソンズやパイロットあたりも頭に浮かぶようなキャッチーなメロディと豊かなコーラス・ワークには彼らからの影響を色濃く感じることができます。ハイ・トーンのヴォーカルもキレがあって魅力的で、まるでビッグ・ビッグ・トレインにパイロットのデビット・ペイトンが参加して、アラン・パーソンズがプロデュースした感じ!?各楽器のヴィンテージなトーンとアンサンブル全体としてのモダンな明瞭さとのバランスも見事だし、テクニックも安定感抜群。これは素晴らしいバンドの登場。オススメです!

  • TIGER MOTH TALES / DEPTHS OF WINTER

    現CAMELの英マルチ・ミュージシャン&コンポーザーPeter Jonesによるプロジェクト、待望の3rdアルバムとなる17年作!80sキャメルをモダンかつゴージャスに再現したかのようなイマジネーション溢れまくりの大傑作シンフォ、すごい才能です…!

    1980年に英国はノッティンガムシャーに生まれ、1歳の頃に病気により視力を失った盲目のマルチ・ミュージシャン&コンポーザーPeter Jonesによるプロジェクト、待望の3rdアルバムとなる17年作!16年よりCAMELのメンバーとしてツアーにも参加する彼。前2作で聴かせたコンポーザー&プレイヤーとしてのレベルの高さはもはや揺るぎないものでしたが、いやはや今作も凄い完成度です。まるで80年代以降のシリアスなテーマ性を持ったキャメルを、ゴージャスなサウンドプロダクションで再現したかのような、モダンかつロマンティックで雄大なシンフォニック・ロックが眼前に広がるこの感じ…何というイマジネーション。BIG BIG TRAINあたりに通じるモダンでスタイリッシュな音像も活きていて、往年のプログレと現代のバンドらしいモダンなセンスがこれほど不可分に結びついたサウンドはそうそうないでしょう。これでもかとファンタジックなフレーズを紡ぎ出すキーボード、アンディ・ラティマーばりにドラマチックに泣くギター、芳醇に響くクラリネット&リコーダー、そして端正に歌い上げる美声のヴォーカル。彼一人で各楽器をこれだけ自在に操る才能にはただただ脱帽。各パートが次々と展開していく、映画を観ているような情報量の多い音像は前作からの持ち味ですが、それを複雑に感じさせない淀みなく流れるような緻密な構築性にも舌を巻きます。改めてとんでもない才能を見せつけられる思いのシンフォ傑作です。

  • LOOKING-GLASS LANTERN / CANDLELIGHT AND EMPIRE

    英国のマルチ・ミュージシャン/コンポーザーによるソロ・ユニット17年作、BJHやENGLANDの遺伝子を受け継いだような英国らしさ満点の愛すべきシンフォ作、カケレコメンド!

    英国のマルチ・ミュージシャン/コンポーザーGraham Dunningtonによるソロ・ユニットによる17年デビュー作。これは逸材です!ジョン・リーズを思わせる少し哀愁あるヴォーカルが映える、BARCLAY JAMES HARVESTを思わせる幻想的で優しげなシンフォニック・ロックを聴かせたかと思うと、次の瞬間には初期GENESIS〜ENGLAND『GARDEN SHED』の遺伝子を受け継ぐ、英国庭園が眼前に広がるような薫り高き英国叙情に溢れたサウンドへと展開していきます。英国ファンなら冒頭3曲でノックアウト必至。ファンタジックな情景を描くシンセやハープシコード、ハケット・タイプのデリケートかつシャープなトーンでフレーズを紡ぐギター、タイトに演奏を引き締めるドラムなど、バンド・アンサンブルと遜色ないまとまりある演奏で丹念に作り上げられた愛すべきシンフォニック・ロックが素晴らしすぎ!30分に及ぶ大作は、ENGLAND「THREE PIECE SUITE」を思い出さすにはいられないあまりにエレガントでファンタスティックな本作のハイライト。これほどの作品を一人で作り上げてしまうとは恐るべしです。英国プログレ・ファンなら必ずや「これはっ!」となる一枚。カケレコメンド!

  • TIGER MOTH TALES / STORY TELLERS: PART TWO

    現キャメルの英マルチ奏者/コンポーザーPete Jonesによるプロジェクト、初期ジェネシス・ファン&キャメル・ファンには問答無用でおすすめの18年作4th!

    1980年に英国はノッティンガムシャーに生まれ、1歳の頃に病気により視力を失った盲目のマルチ・ミュージシャン&コンポーザーで、現在はキャメルのキーボーディストとしても活躍するPeter Jonesによるプロジェクト。15年リリースの2ndアルバム『STORY TELLERS: PART ONE』の続編となる18年作4thがついにリリース。オルガンとアコースティックギター、彼の伸びやかな美声をメインに紡がれる比較的落ち着いた爽やかな演奏でスタートし、やや作風変わったかな?と思いきや、シームレスに突入していく2曲目から来た来た来ました…!音の粒子を繊細に散りばめたサウンドメイクの中、彼方から幻想的なギターとシンセが立ち上がってくるこの感じ。やはり並ではない才能を感じさせます。トニー・バンクスかと思うファンタジックで華やかなシンセ&オルガンとピーガブ風のユーモラスなシアトリカル・ヴォーカルが素晴らしすぎる『FOXTROT』に入っていてもおかしくない完成度の3曲目で、もうワクワクしっぱなし!そうかと思うと、アンディ・ラティマーばりの堂々たる泣きっぷりの哀愁ギターが大炸裂するナンバーも聴かせ、さすがキャメルの一員たる存在感も発揮しています。これを全て自身で作曲&演奏していることに、改めて驚きを禁じえません。さらに特筆は、TMT以前に彼が在籍した2 TO GOでデュオを組んでいた美声女性ヴォーカリストEmma Paineのゲスト参加。2曲で、2 TO GO時代を彷彿させる美しいデュエットも聴くことができ大変感動的です。ギターがこれでもかと叙情的に歌うシンフォニックで劇的なエンディングも見事だし、今回もTMTでしか味わえないファンタスティック&マジカルな音世界が堪能できる傑作に仕上がっています。初期ジェネシスやキャメルのファンには問答無用でおすすめ!

  • KARFAGEN / ECHOES FROM WITHIN DRAGON ISLAND

    [カケレコ国内盤リリース中] ウクライナ出身キーボーディストAntony Kaluginによるプロジェクト、「THE FLOWER KINGS + GRYPHON」と言えちゃう驚異の19年作10th!

    ウクライナ出身、英国を拠点に活動する1981年生まれのキーボーディストAntony Kaluginによるプロジェクト。2019年10th。「ジキル博士とハイド氏」「宝島」などで知られる英作家R.L.スティーブンソンの詩を題材にしたコンセプト・アルバム。前作でTHE FLOWER KINGSに匹敵する途方もなく壮大でエネルギッシュなサウンドを提示した彼らですが、本作はずばり「THE FLOWER KINGS + GRYPHON」!前作を引き継いでスケール大きくダイナミックな構成で描かれるシンフォニック・ロックに、民族エッセンス豊かな管弦楽器が色彩を加える、匂い立つように芳醇な演奏のなんと素晴らしいこと。従来作にあったゴリゴリとヘヴィなパートはほぼ登場せず、終始優美な音だけで構築された、まるで丹念に作り込まれた手工芸品のように柔らかく優しい輝きを放つサウンドがただただ感動的に響きます。繊細なタッチながらも熱い叙情美をまとったプレイが胸に残るギターと、ファンタジックかつスリリングにフレーズを繰り出すシンセが一体となって駆け抜けるスタイルは、初期ジェネシスすら彷彿させる完成度。前作が彼らの完成形かと思いきや、また一段上のステージへと歩みを進めたと言える驚きの一枚。これはシンフォ・ファンにはとにかく聴いていただきたい!

  • MAGENTA / WE ARE LEGEND

    美声女性ヴォーカルを擁する現英国シンフォ・シーンを牽引するバンド、26分の大作を含む17年作!

    女性ヴォーカルのクリスティーナ・ブースの美声とコンポーザーのロブ・リードのソングライティング力を武器に00年代屈指の英シンフォ・バンドへと上り詰めた実力派バンドによる17年作。サポートメンバーから今作より正規メンバーとなるベースのDan Nelson、KINKY WIZZARDなどで活動するドラマーJon Griffithsらが新加入。26分に及ぶ大作を冒頭に配し、約11分の楽曲2曲が後に続く全3曲という、イエス『危機』を思わせる構成を持ちます。新リズム隊による自在な切り返しを見せるタイトなプレイを土台に、溢れんばかりの情感を込めてフレーズを紡ぐギター、ピアノと艶やかなシンセを駆使して端正な英国叙情を添えるキーボード、そして清涼感に満ちた美声で時にポップに時にしっとり情緒的に歌い上げるフィメール・ヴォーカル。エレクトロニクスも巧みに導入しながら進行していく溌剌としたアンサンブルが本当に見事で、そのサウンドは活動歴17年目というベテランの域に入ったバンドとは思えない鮮度を誇っています。また本作では従来にも増してグッと抑えたエモーショナルな演出力が光っており、ヴォーカルが切々と歌うドラマチックなパートで繊細に織り上げられる泣きのアンサンブルには感涙必至。本作も彼らの持ち味が十二分に発揮された充実の一枚です。

  • THIS WINTER MACHINE / A TOWER OF CLOCKS

    英新鋭シンフォ・バンドによる19年2nd、JADISや90年代MARILLIONを繊細かつメランコリックにしたような名品!

    16年に名作と呼ぶべき完成度のデビュー作をリリースした英シンフォ・グループによる待望の19年2nd。路線は前作を踏襲するもので、JADISや90年代のMARILLIONあたりのネオ・プログレ・バンドを彷彿させつつも、より繊細かつメランコリックに仕上げられた叙情派シンフォニック・ロックが絶品です。輝かしい気品に満ちたピアノとスティーヴ・ロザリー風のメロディアスに駆け上がる泣きのギターが美しく躍動し、声質は高めながらどこかスティーヴ・ホガースを想起させる男性ヴォーカルがドラマチックに歌うスタイルは、前作以上にスマートに洗練された印象を持ちます。持ち味と言えるピアノとヴォーカルが主役のリリシズムいっぱいの叙情バラードも素晴らしい。前作が気に入ったならまず間違いなしの、さすがの名品!

  • SUNCHILD / MESSAGES FROM AFAR: THE DIVISION AND ILLUSION OF TIME

    KARFAGENのKey奏者&コンポーザーAntony Kaluginによる別働プロジェクトによる18年作、これぞ「メロディアス・プログレ」と呼びたいとめどなく美旋律溢れ出す逸品!

    KARFAGENでお馴染みのウクライナ出身Key奏者&コンポーザーAntony Kaluginによるプロジェクトの18年作8th。タイトルから分かる通り彼のメイン・プレジェクトであるKARFAGENの17年作『MESSAGES FROM AFAR: FIRST CONTACT』とリンクする内容となっています。プログレッシヴ・ロック然としたダイナミックな迫力を持つKARFAGENのサウンドに比べると、より歌ものとしてのメロディアスな部分に焦点を当てた、流麗でファンタジックな作風が特徴。THE FLOWER KINGSからの影響を感じるゆったりとスケール大きく歌われるヴォーカルを主役に、輝く音色のピアノ、悠久を紡ぐように雄大なシンセサイザーらがドラマチックに交差し、甘く優しげなトーンのギターがアンサンブルの叙情面を担います。メインとなるのは繊細なコーラスを伴ったジェントルに歌う男性ヴォーカルですが、20分の大曲ではエモーショナルな女性ヴォーカルが加わりこれでもかと劇的なアンサンブルと共に駆け上がっていく展開に感動がこみ上げてきます。これぞ「メロディアス・プログレ」と言いたくなる、美旋律がとめどなく溢れ出してくる一枚です!

  • THIS WINTER MACHINE / MAN WHO NEVER WAS

    イギリスの新鋭シンフォニック・ロック・バンド、IQやPENDRAGONなどネオ・プログレ・バンドを受け継ぎながら、より繊細にメランコリックに展開する丹念なサウンドメイクが素晴らしい16年デビュー作!

    イギリスの新鋭シンフォニック・ロック・バンドによる16年デビュー作。パートごとに自在に緩急をコントロールするリズム隊、ジャケットのイメージ通りの舞い降る雪を思わせるリリシズム溢れるピアノ、一音一音を丹念に選ぶように奏でる美しいフレージングのギター、そして端正な表情の中に憂いを秘めた男性ヴォーカル。IQやPENDRAGONなどネオ・プログレ・バンドを受け継ぎながら、より繊細にメランコリックに展開するサウンドは思わず息を飲むほどの素晴らしさを持ちます。メタル由来の重量感はほぼ皆無なのも特徴で、メタリックなプレイに頼らずに疾走感あるパートをしっかりと聴かせるテクニックとセンスも見事。いかにも英国的な叙情が滲むメロディメイクの上手さもまた特筆で、ピアノを中心とするアンサンブルが質の高いメロディをさらに際立たせます。純英国的なドラマチックな音楽性を儚く美しいサウンドメイクで包み込んだ素晴らしいバンド!


    バンドに簡単なインタビューを行いました!

    【1】本作『THE MAN WHO NEVER WAS』の中で、最も聴いてほしいパートを教えてください。

    -作品全体にとても自信を持っているし、特別にどこということはないかな。各メンバーのお気に入りはあるけど、聴いてくれた人がそれぞれにお気に入りのパートを見つけてくれると嬉しいね。

    【2】THIS WINTER MACHINEのサウンドに最も影響を与えているバンドは何でしょうか。

    -ピーター・ガブリエル、マリリオン、ラッシュ、ジェネシス、アイアン・メイデン、ドリーム・シアター、ゲイリー・ニューマン、ウルトラヴォックスあたりだね。

    【3】あなた方をプログレッシヴ・ロックに導いた作品を教えてください。

    -バンドメンバー全員にとって、マリリオンの『Misplaced Childhood』とラッシュの『Exit Stage Left』が、僕らをプログレッシヴ・ロックに導いた作品と言えるね。

    【4】日本で自分たちの音楽が聴かれていることについてどのように思いますか。

    -日本で僕らの作品が聴かれているというのは本当に素晴らしいことだと思うよ。特に日本の映画や文化が大好きなアル(ヴォーカルのAl Wynter)にとってはとても特別なことだろうね。

    【5】日本のプログレ・ファンにメッセージをお願いします。

    -こんにちは!僕らのアルバムを気に入ってくれることを心から願っています。そしていつの日か日本に訪れてライヴができたらと思っています。近いうちに会いましょう!

  • WILLOWGLASS / BOOK OF HOURS

    メロトロンとフルートに包まれた、どこを切ってもメロディが溢れるファンタスティックな英シンフォ、08年作

    イギリスのインスト・シンフォ・グループ、08年作の2nd。メロトロンの洪水をバックにリリカルなエレキ&アコギやシンセやフルートが優美に舞うファンタスティックな英シンフォ。アルバムのどこを切り取ってもメロディが止めどなく溢れてきます。圧倒的な叙情性!ヘヴィさは無く、1音1音丁寧に編み上げられた手工芸品のような逸品。CAMELやGENESISタイプのシンフォニック・ロックのファンは必聴です!

  • BIG BIG TRAIN / GRAND TOUR

    現英国プログレの代表的グループの19年作、キャリア30年の風格と瑞々しいサウンドメイクが同居するさすがの傑作!

    90年代以降の英国プログレ・シーンをリードしてきた正真正銘の名グループ、オリジナル・アルバムとしては2年ぶりに届けられた19年作。17〜18世紀英国の貴族学生の間で行われたイタリアやフランスへの大規模旅行「グランドツアー」を題材にしたコンセプト・アルバム。レオナルド・ダヴィンチ、ローマのコロッセオ、パンテオンなどイタリアの歴史的事物をモチーフにした、これまでに増してスケール大きくロマンあふれるサウンドを楽しませてくれます。ピアノと鉄琴による密やかな演奏をバックにヴォーカルがデリケートに歌う1曲目に早くもジ〜ンと来ていると、メロトロンの高鳴りと同時に躍動感いっぱいのバンド・アンサンブルが滑り込んでくる2曲目!この冒頭ですでに作品世界にグッと引き込まれます。いつもながら見事なオープニング演出です。手数多く演奏を引っ張るテクニカルなリズム隊、シャープなキレの良さを持つエレキギター、ファンタジックに舞うシンセらが作り上げる「動」のアンサンブル。芳醇な鳴りのアコースティックギター、悠久を奏でるように格調あるヴァイオリン、繊細なタッチのオルガンやピアノらが織りなす「静」のアンサンブル。両者が一曲の中でもしなやかに切り替わる演奏の素晴らしさは必聴で、そこに総勢20人以上に及ぶ管弦楽器隊がBBTサウンドにふくよかな厚みを加えているのも特筆。癖のないピーター・ガブリエルと言えるヴォーカルの胸に迫る説得力を持った歌声も相変わらず絶品です。それにしても始動より30年を迎えるバンドがこの瑞々しいまでの音色を奏でている事に改めて驚きを禁じえません。むしろ作品をリリースするたびにサウンドが若返るような感覚さえ覚えます。現英国プログレを背負って立つ存在としての風格を持ちつつも、ファンタジックで鮮度の高いサウンドメイクで迫る傑作。

  • FAR MEADOW / FOREIGN LAND

    女性ヴォーカリストを擁する英新鋭プログレ・バンドによる19年作3rd、YESやポンプ・ロックを受け継いだファンタジックでスタイリッシュなシンフォニック・ロック秀作

    12年デビュー、女性ヴォーカリストを擁するロンドン出身の新鋭プログレ・バンドによる19年作3rd。YESをはじめとする70年代プログレからポンプ/ネオ・プログレまでを受け継ぐ構築的かつメロディアスなシンフォを聴かせます。タイトで鋭くリズムを刻むリズム隊、リリカルで歌心溢れる音運びのギター、ブリティッシュ然とした淡い叙情を漂わせるシンセ&オルガン、流れるように美しいクリアなピアノらが織り上げるアンサンブルが素晴らしく、疾走感あるパートでもヘヴィにならず、英国然とした気品ある佇まいを崩さない演奏が惚れ惚れするほど見事です。そして特筆が女性ヴォーカル。ジャズを歌ってもハマりそうな微かにハスキーさを帯びた落ち着いた声質が良く、しっとりした歌いぶりは繊細なアンサンブルにベストマッチ。冒頭18分の大作もYESを彷彿させる構築美でファンタジックかつスタイリッシュに一気に聴かせていて、前16年作よりグッと完成度をUPさせた力作です。

  • GIFT / ANTENNA

    03年結成の英新鋭シンフォ・バンド19年作4th、モダンな中にも古き良き英国的叙情性が滲み出る歌ものプログレ

    03年結成の英国シンフォニック・ロック新鋭による19年作4th。PINK FLOYDやBJHなど70年代英国プログレへの憧憬を感じさせる叙情的な作風を特徴とする彼らですが、本作でもそれは健在。ハード・ロック・テイストのあるキレ味鋭いギターにメロディアスに広がるシンセ、陰りあるメロディをエモーショナルに歌い上げるヴォーカル。スッキリと現代的な印象もありつつ、各所で牧歌的なアコギや情感豊かなピアノなどのアコースティックな質感を取り入れた英国的な繊細さ滲み出る音像には思わずニンマリ。決してテクニカルに攻めるグループではありませんが、愛すべき魅力を感じる歌ものプログレです。

  • I AM THE MANIC WHALE / NEW FORM OF LIFE: LIVE AT THE OAKWOOD

    イギリスで現在最も注目すべき新鋭と言える彼らの初となるライヴ・アルバム、2ndを中心とする18年5月のステージを収録!

    イギリスで現在最も注目すべき新鋭と言える彼らの、初となるライヴ・アルバム!18年5月のステージを収録しており、2ndアルバムからのナンバーを中心とする全9曲。冒頭、ギターがハードに唸る1st収録の「The Man With Many Faces」から素晴らしいですが、やはり2ndからのナンバーが聴きどころで「Stand Up」「The Lifeboatmen」などは、MOON SAFARIにも匹敵する瑞々しい躍動感がライヴで一層際立っており感動的。このバンドのキャッチーでクリアな叙情性を損なわない良好な音質も作品としてのクオリティを高めています。前2作が堪らなかった人なら、マストなライヴ盤!

  • BIG HOGG / GARGOYLES

    英新鋭17年作、人懐っこくも洒脱で洗練されたカンタベリータイプのポップ・ミュージックが素晴らしい!

    イギリス出身、15年にデビューした新鋭プログレ・グループによる17年作2nd。人懐っこいメロディーとサックスやトロンボーンなどブラスをフィーチャーしたポップで洒脱なサウンドメイク、キャラヴァンの2ndに入っていそうなほのぼのとした愛らしさに溢れていてグッドです!しなやかな女性ヴォーカルがしっとりと歌うナンバーも素晴らしくて端正な英国叙情が滲み出してきます。カンタベリー・ロックを手本としたヴィンテージな質感はあるのですが、決して懐古的ではなく、洗練された現代的なポップセンスの中に絶妙に溶かし込まれているのが見事。不意に現れるヘンリー・カウっぽいちょっぴり不穏な管楽アンサンブルもいいアクセントとなっています。こ、これはセンス抜群の新鋭!

  • PSYCHOYOGI / ACCIDENT PRONE

    まるでGENTLE GIANT×初期GONG!?英国の新鋭プログレ/ジャズ・ロック・グループによる18年作

    06年にデビューした英国・ロンドンの4人組プログレ/ジャズ・ロック・グループ、18年作。こ、これはまるで、GENTLE GIANTと初期GONGがコラボレーションしたみたい!?メロウなサックスと粒の細かいクリーン・トーンのギターによる緻密な変拍子フレーズ、歪なコード進行、繊細でテクニカルなリズム隊…GGからの影響を感じさせるとともに、「70年代英国」そのままの翳りと叙情性を湛えたアンサンブル。そこへさながらデヴィッド・アレンが天国から降臨したかのようなシニカルで掴みどころのないヴォーカルが合わさって、複雑性と柔軟性が絶妙に同居したユニークなジャズ・ロックを聴かせています。安定感のある演奏、暖かみのあるサウンド・メイク、どれを取っても充実の完成度。GG、GONGはもちろん、ザッパやディシプリン期クリムゾンなどが好きな方にもオススメしたい、センス抜群の逸品です!

  • SCHNAUSER / IRRITANT

    英ブリストル出身の新鋭17年作、XTC〜スタックリッジ〜キャラヴァン〜10ccなどを吸収した極上プログレッシヴ・ポップ!

    05年に英国はブリストルで結成されたポップ/プログレ・バンド新鋭、17年作。ソフト・マシーン『Volume II』、XTC『BLACK SEA』、キンクス『ヴィレッジ・グリーン』、イエス『YES ALBUM』、10cc『SHEET MUSIC』といった作品に影響を受けたバンドということで、今作もその期待を裏切らないサウンドを聴かせてくれます。楽しげに跳ねるようなリズムに乗ってギターやブラスが賑々しく踊るXTC『BLACK SEA』を思い出さずにはいられない1曲目に始まり、キャラヴァン彷彿の人懐っこいメロディーが耳に残るカンタベリー直系ポップあり、スタックリッジ影響下のハートフルなナンバーあり、10ccばりのお遊び感覚をまぶしたモダン・ポップありと、あちこちに70年代大英帝国ポップのエッセンスが散りばめられていて、往年のファンもニンマリしてしまうこと間違い無しのサウンドでしょう。演奏面をリードするのはテナーサックスで、カンタベリー・ジャズ・ロックの流れを汲む滑らかで芳醇なプレイから、ポスト・ロック的センスを感じるたゆたうような美しいプレイまでこなすかなりの実力派。フュージョン・タッチの軽やかなナンバーでも腕前を発揮しています。またフワフワと舞うようなプログラミング音響の用い方もバンドのサウンドに絶妙な浮遊感を与えていてグッド。憧れのグループたちのサウンドを素直に吸収して雑味なく練り上げたような愛すべき一枚です!

  • RUBE GOLDBERG MACHINE / FRAGILE TIMES

    00年代以降のバンドらしい音響センスと英国らあしいフォーク色やポップさがあわさったサウンドが魅力的、2016年デビュー作

    英国ロンドン出身のプログレ新鋭バンド、2016年デビュー作。深いエコーに包まれたアコギのストローク、静かに立ち込めるシンセなど、ピンク・フロイドからの影響を感じる「音響」的なバッキング、そして、ヌケの良いトーンで幾何学的なフレーズを心地よく紡いでいくエレキ・ギター。リアリスティックとファンタスティックとがネジ曲がったような不思議な質感のサウンドが魅力的です。スッと心に染みこむようなしっとりとメロウな歌声、メロディアスでハートウォームなメロディも特筆。近年のモダンに洗練されたBIG BIG TRAINのファンにもオススメの快作です。

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