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プログレの本場イギリスのハイレベルな新鋭バンドたちを一挙ピックアップ!

ロック・ミュージックの先端を行く国として60~70年代に栄華を誇ったイギリス。
70年代における世界的なプログレッシヴ・ロックの隆盛も、英国5大バンドを中心に巻き起こったものでした。

時は流れ、90年代~00年代にはイタリアやスウェーデンやポーランドといったヨーロッパ各国のプログレが勢力を伸ばし、英国はプログレにおいてはやや後塵を拝する形となっていたのは否めません。

しかし、BIG BIG TRAINやMAGENTAといった90年代~00年代の英国シーンを引っ張ってきたベテラン・バンドの背中を見て成長した若手バンドが、今次々とその才能を花開かせているんです。

プログレの本場イギリスの誇るハイレベルな新鋭たちを厳選してご紹介してまいりましょう!


BIG BIG TRAIN/GRIMSPOUND

まずは名実ともに現英国プログレの頂点に位置するバンドをご紹介しておきましょう。モダンなスタイリッシュさとジェネシス憧憬の70年代テイストを絶妙に取り合わせる手腕が相変わらず見事すぎる貫禄の一枚。1曲であのJudy Dybleがヴォーカル参加!

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MAGENTA/WE ARE LEGEND

活動歴17年目というベテランバンドとは思えない英国叙情溢れるこの瑞々しいアンサンブル!ポップにもドラマチックにも自在なクリスティーナ・ブースの美声ヴォーカルも素晴らしいし、この17年作もMAGENTA以外にありえないサウンドがたっぷりと楽しめます☆

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KARFAGEN/MESSAGES FROM AFAR: FIRST CONTACT

この透明感、熱量、スケール。もうフラワーキングスに肩を並べてると言って何の問題もないでしょう。ウクライナ出身の才人キーボーディスト率いるシンフォ・バンドの10作目、ずばりシンフォファン必聴作!!

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TIGER MOTH TALES/DEPTHS OF WINTER

昨年よりCAMELに参加している英国の天才マルチ奏者&コンポーザーによるプロジェクト、待望の17年作!まるで80年代頃のCAMELとBIG BIG TRAINが出会ったような、モダンでロマンティックで雄大なシンフォニーが眼前に広がるこの感じ…もう何というイマジネーション。

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I AM THE MANIC WHALE/GATHERING THE WATERS

デビュー時より、ジェネシス、フラワー・キングス、ビッグ・ビッグ・トレイン、スポックス・ビアード等に影響を受けたことを公言していたバンドですが、今作も、まさにそれらのバンドを一つに束ねてしまったかのようなグレイトなサウンドっ!

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LOOKING-GLASS LANTERN/CANDLELIGHT AND EMPIRE

BJHとENGLANDの遺伝子を合わせ持ったような英国マルチ・ミュージシャンだと!薫り高き英国叙情をこれでもかと含んだサウンドが堪らない注目新鋭!

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THIS WINTER MACHINE/MAN WHO NEVER WAS

ジャケ通りの舞い降る雪を思わせるリリシズム溢れるピアノ、一音一音を丹念に奏でる美しいフレージングのギター、そして端正な中に憂いを秘めた男性ヴォーカル。往年のネオ・プログレを受け継ぎながらより繊細にメランコリックに紡ぐ英国度100%新鋭!

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LIFESIGNS/CARDINGTON

再結成グリーンスレイドやストローブスに参加したキーボーディスト/コンポーザーによるバンドの2nd。豪華ゲスト・ギタリスト陣らと共に劇的に紡ぐ、ブリティッシュな香り高きサウンドメイクと美しいメロディに恵まれた感動作!

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COMEDY OF ERRORS/HOUSE OF THE MIND

80年代後半に活動しながらも作品を残さず解散、11年に再結成したグラスゴー出身バンドなのですが、この17年作、初期ジェネシスを正統に受け継ぐ薫り高きファンタジーが素晴らしすぎる一枚!朝靄に包まれたような幻想的なサウンドメイクも絶品。

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SANGUINE HUM/WHAT WE ASK IS WHERE WE BEGIN: THE SONGS FOR DAYS SESSIONS

カンタベリー・ミュージックとポスト・ロックとが出会った美麗なアンサンブルは最高だし、ヴォーカル&メロディはプログレというよりギター・ポップと言えるほどに胸キュンだし、「メロディ」への愛情が溢れまくり!

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SCHNAUSER/IRRITANT

XTC~スタックリッジ~キャラヴァン~10ccから影響を受けたって…最高じゃないか。英ブリストル出身のプログレッシヴ・ポップ・バンド、今作も痛快すぎます。

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AUTUMN CHORUS/VILLAGE OF THE VALE

イギリス産シンフォニック・ロック・バンドの12年デビュー作。かつてこれほどまでに崇高なシンフォニック・ロックが存在しただろうか・・。全ての楽器が信じられないほどに繊細に音を紡いでいく、これぞまさに至高の一枚!

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STEVE HUGHES/ONCE WE WERE – PART TWO

BIG BIG TRAINで活躍したドラマー/マルチ奏者による16年作3rd。エレクトロ要素を全編に導入しながらも終始メロディアスかつハートウォーミングに紡がれていく珠玉のシンフォニック・ロックは思わず溜息の出る美しさ。BBTファンにもお薦め!

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その他、イギリスのプログレ新鋭のリストはこちらから!新品、中古をおりまぜて人気順でどうぞ!

「イギリスのプログレ新鋭」CDリスト

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プログレの本場イギリスのプログレ新鋭特集!

  • TIGER MOTH TALES / DEPTHS OF WINTER

    現CAMELの英マルチ・ミュージシャン&コンポーザーPeter Jonesによるプロジェクト、待望の3rdアルバムとなる17年作!80sキャメルをモダンかつゴージャスに再現したかのようなイマジネーション溢れまくりの大傑作シンフォ、すごい才能です…!

    1980年に英国はノッティンガムシャーに生まれ、1歳の頃に病気により視力を失った盲目のマルチ・ミュージシャン&コンポーザーPeter Jonesによるプロジェクト、待望の3rdアルバムとなる17年作!16年よりCAMELのメンバーとしてツアーにも参加する彼。前2作で聴かせたコンポーザー&プレイヤーとしてのレベルの高さはもはや揺るぎないものでしたが、いやはや今作も凄い完成度です。まるで80年代以降のシリアスなテーマ性を持ったキャメルを、ゴージャスなサウンドプロダクションで再現したかのような、モダンかつロマンティックで雄大なシンフォニック・ロックが眼前に広がるこの感じ…何というイマジネーション。BIG BIG TRAINあたりに通じるモダンでスタイリッシュな音像も活きていて、往年のプログレと現代のバンドらしいモダンなセンスがこれほど不可分に結びついたサウンドはそうそうないでしょう。これでもかとファンタジックなフレーズを紡ぎ出すキーボード、アンディ・ラティマーばりにドラマチックに泣くギター、芳醇に響くクラリネット&リコーダー、そして端正に歌い上げる美声のヴォーカル。彼一人で各楽器をこれだけ自在に操る才能にはただただ脱帽。各パートが次々と展開していく、映画を観ているような情報量の多い音像は前作からの持ち味ですが、それを複雑に感じさせない淀みなく流れるような緻密な構築性にも舌を巻きます。改めてとんでもない才能を見せつけられる思いのシンフォ傑作です。

  • AUTUMN CHORUS / VILLAGE OF THE VALE

    英国新鋭プログレ・バンド、2012年デビュー作 、 信じられないほどに繊細に紡がれる、牧歌的でいて崇高な圧巻の名作!

    イギリス南東部のブライトン出身で、ヴォーカル、ギター、トランペット、オルガンを操るマルチ奏者ロビー・ウィルソンを中心に07年に結成された4人組。現代イタリア・プログレ・シーンの注目のレーベルAltrockと契約し、その傘下のFADING RECORDSより2012年にリリースされたデビュー作。アルバムの幕を静かに開けるのが鉄琴の一種であるグロッケンシュピール。まるでオルゴールのように静謐でいてファンタスティックなイントロではじまり、ドラムが入ると、オルガンが幻想的にたなびき、トランペットやストリングスなど管弦楽器が艶やかな音色を奏でるなど、クラシック・ミュージック由来の格調高さと温かみとともに、ポスト・ロック的な浮遊感が絶妙にブレンドされたイマジネーション溢れる音世界が次々と描かれていきます。ささやくように歌うハイ・トーンの繊細でメランコリックな美声男性ヴォーカル、聖歌隊のように厳粛なコーラス・ワークも絶品。レーベルからのインフォには、参考バンドとして英国70sプログレの名グループFANTASYとアイスランドのポスト・ロック・バンドSIGUR ROSが挙げられていますが、なるほどその通り!ジャケットのイメージ通りのいかにも英国的な牧歌性や幻想性と、宗教的とも言える崇高さとが完璧に融合したサウンドにただただ言葉を失います。全ての楽器と声とが信じられないほどに繊細に紡がれた、凛とした音の透明感。デビュー作とは思えない孤高の逸品です。これは名作でしょう!

  • I AM THE MANIC WHALE / GATHERING THE WATERS

    英新鋭プログレ・バンド、17年作2nd、端正な英国らしさに満ち溢れた極上のプログレッシヴ・ロックを聴かせる感動作、激カケレコメンド!

    2015年に英国はレディングにて結成された新鋭プログレ・バンド、待望の2ndとなる17年作。デビュー時より、ジェネシス、フラワー・キングス、ビッグ・ビッグ・トレイン、スポックス・ビアードより影響を受けたことを公言していたバンドですが、今作も、まさにそれらのバンドを一つに束ねてしまったかのようなグレイトなサウンド!エッジの立ったキレのあるギターと豊かな広がりを持つファンタスティックで清涼感あるキーボードを中心に描かれる、端正かつハートフルなプログレッシヴ・ロックに一曲目から早速胸打たれます。アンサンブルに優しく寄り添うようなメロトロンの使い方もグッド。線は細めながら溌剌としたフレッシュな歌声の男性ヴォーカルも大変いいし、多彩に変化する美しいコーラスも特筆ものです。ビッグ・ビッグ・トレインに通じるジェントルかつキャッチーなモダン・プログレッシヴ質感、フラワー・キングスの熱くドラマチックな叙情性、初期スポックス・ビアードの華やかなポップ・センスを融合させたようなサウンドと言っていいでしょう。さらに素晴らしいのが、初〜中期ジェネシスが持っていた「英国臭さ」とも言える英国のバンドしか醸し出せない芳醇さ薫り高さをしっかりと感じさせてくれる点。メロディやフレーズの端々にそういったエッセンスが散りばめられていてたまりません。何という瑞々しいサウンド。これは全ての英国ロック/プログレ・ファンへのこの上ない贈り物と言い切ってしまいたい感動作。激カケレコメンド!

  • KARFAGEN / MESSAGES FROM AFAR: FIRST CONTACT

    ウクライナ出身キーボーディストAntony Kalugin率いるプロジェクト、2017年作9thアルバム、ずばりTHE FLOWER KINGSにも肩を並べる完成度に達したシンフォ・ファン必聴作!

    ウクライナ出身、英国を拠点に活動する1981年生まれのキーボーディストAntony Kaluginによるソロ・プロジェクト。2017年作9thアルバム。冒頭から透明感溢れるシンセが美しく折り重なり桃源郷的サウンドを描き出していく展開に早くも耳を奪われます。ロイネ・ストルトと比べても遜色ない繊細かつ熱くフレーズを紡ぐギターも素晴らしすぎる。演奏の密度と熱量、スケールの大きさは間違いなくTHE FLOWER KINGSに匹敵します。エレクトロニクスも用いられていますが、バンド・アンサンブルの中に有機的に溶け込ませるセンスが抜群で、往年のプログレを意識しながらもスタイリッシュに聴かせるモダン・シンフォニックな音像を構築。また随所で聴ける東欧出身の彼らしい欧州トラッド的な荘厳な民族色を添えるプレイも感動的に響きます。ギターがエモーショナルなプレイで演奏を盛り上げ、キーボードが疾走感あるプレイで曲進行を牽引する、ユニークなスタイルも揺るぎない個性を生んでいて見事。前作までもリリースされるたびに完成度を上げてきましたが、10作目にしてかつてないステージへと進んだ感のある、シンフォファン必聴作に仕上がっています!

  • BIG BIG TRAIN / GRIMSPOUND

    名実ともに現英国プログレの頂点に位置するバンドによる17年作、モダンなスタイリッシュさとジェネシスなど70年代憧憬テイストを絶妙に取り合わせる手腕が光る傑作、1曲でJudy Dybleがヴォーカル参加!

    90年に結成され、今や名実ともに現英国プログレの頂点に位置するバンドによる17年作。静謐な世界の中をギターが幻想的にたゆたう導入から、一気にクライマックスが押し寄せるようなアンサンブルがなだれ込んでくるオープニングの時点で、早くも傑作を予感させます。ヴォーカル・パートでは、ピアノやオルガン、クリーントーンのバッキングを中心とする落ち着いたアンサンブルで歌をしっかりと聴かせており、シンセとギターが力強く溢れるインスト・パートと劇的な対比をなすメリハリあるサウンドメイクが一際印象的。滾々と湧き出すイメージのメロトロンをバックに、古楽のようにヴァイオリン/ヴィオラ格調高く鳴らされる詩的な美しさを湛えたパートを挿入する構成の妙も見事です。ギターとヴォーカルを主体に組み立てられたスタイリッシュなアンサンブルに、キーボードが担うジェネシス彷彿の70年代的ヴィンテージ・テイストを纏わせ、舞うように優美な弦楽器を絡ませた完成度の高いサウンドが、従来作にも増して感動をもたらします。70年代英フォーク調で始まる6曲目でヴォーカルを取るゲストのJudy Dybleも世界観を彩っており必聴。貫禄すら漂う傑作です。

  • THIS WINTER MACHINE / MAN WHO NEVER WAS

    イギリスの新鋭シンフォニック・ロック・バンド、IQやPENDRAGONなどネオ・プログレ・バンドを受け継ぎながら、より繊細にメランコリックに展開する丹念なサウンドメイクが素晴らしい16年デビュー作!

    イギリスの新鋭シンフォニック・ロック・バンドによる16年デビュー作。パートごとに自在に緩急をコントロールするリズム隊、ジャケットのイメージ通りの舞い降る雪を思わせるリリシズム溢れるピアノ、一音一音を丹念に選ぶように奏でる美しいフレージングのギター、そして端正な表情の中に憂いを秘めた男性ヴォーカル。IQやPENDRAGONなどネオ・プログレ・バンドを受け継ぎながら、より繊細にメランコリックに展開するサウンドは思わず息を飲むほどの素晴らしさを持ちます。メタル由来の重量感はほぼ皆無なのも特徴で、メタリックなプレイに頼らずに疾走感あるパートをしっかりと聴かせるテクニックとセンスも見事。いかにも英国的な叙情が滲むメロディメイクの上手さもまた特筆で、ピアノを中心とするアンサンブルが質の高いメロディをさらに際立たせます。純英国的なドラマチックな音楽性を儚く美しいサウンドメイクで包み込んだ素晴らしいバンド!


    バンドに簡単なインタビューを行いました!

    【1】本作『THE MAN WHO NEVER WAS』の中で、最も聴いてほしいパートを教えてください。

    -作品全体にとても自信を持っているし、特別にどこということはないかな。各メンバーのお気に入りはあるけど、聴いてくれた人がそれぞれにお気に入りのパートを見つけてくれると嬉しいね。

    【2】THIS WINTER MACHINEのサウンドに最も影響を与えているバンドは何でしょうか。

    -ピーター・ガブリエル、マリリオン、ラッシュ、ジェネシス、アイアン・メイデン、ドリーム・シアター、ゲイリー・ニューマン、ウルトラヴォックスあたりだね。

    【3】あなた方をプログレッシヴ・ロックに導いた作品を教えてください。

    -バンドメンバー全員にとって、マリリオンの『Misplaced Childhood』とラッシュの『Exit Stage Left』が、僕らをプログレッシヴ・ロックに導いた作品と言えるね。

    【4】日本で自分たちの音楽が聴かれていることについてどのように思いますか。

    -日本で僕らの作品が聴かれているというのは本当に素晴らしいことだと思うよ。特に日本の映画や文化が大好きなアル(ヴォーカルのAl Wynter)にとってはとても特別なことだろうね。

    【5】日本のプログレ・ファンにメッセージをお願いします。

    -こんにちは!僕らのアルバムを気に入ってくれることを心から願っています。そしていつの日か日本に訪れてライヴができたらと思っています。近いうちに会いましょう!

  • LOOKING-GLASS LANTERN / CANDLELIGHT AND EMPIRE

    英国のマルチ・ミュージシャン/コンポーザーによるソロ・ユニット17年作、BJHやENGLANDの遺伝子を受け継いだような英国らしさ満点の愛すべきシンフォ作、カケレコメンド!

    英国のマルチ・ミュージシャン/コンポーザーGraham Dunningtonによるソロ・ユニットによる17年デビュー作。これは逸材です!ジョン・リーズを思わせる少し哀愁あるヴォーカルが映える、BARCLAY JAMES HARVESTを思わせる幻想的で優しげなシンフォニック・ロックを聴かせたかと思うと、次の瞬間には初期GENESIS〜ENGLAND『GARDEN SHED』の遺伝子を受け継ぐ、英国庭園が眼前に広がるような薫り高き英国叙情に溢れたサウンドへと展開していきます。英国ファンなら冒頭3曲でノックアウト必至。ファンタジックな情景を描くシンセやハープシコード、ハケット・タイプのデリケートかつシャープなトーンでフレーズを紡ぐギター、タイトに演奏を引き締めるドラムなど、バンド・アンサンブルと遜色ないまとまりある演奏で丹念に作り上げられた愛すべきシンフォニック・ロックが素晴らしすぎ!30分に及ぶ大作は、ENGLAND「THREE PIECE SUITE」を思い出さすにはいられないあまりにエレガントでファンタスティックな本作のハイライト。これほどの作品を一人で作り上げてしまうとは恐るべしです。英国プログレ・ファンなら必ずや「これはっ!」となる一枚。カケレコメンド!

  • MAGENTA / WE ARE LEGEND

    美声女性ヴォーカルを擁する現英国シンフォ・シーンを牽引するバンド、26分の大作を含む17年作!

    女性ヴォーカルのクリスティーナ・ブースの美声とコンポーザーのロブ・リードのソングライティング力を武器に00年代屈指の英シンフォ・バンドへと上り詰めた実力派バンドによる17年作。サポートメンバーから今作より正規メンバーとなるベースのDan Nelson、KINKY WIZZARDなどで活動するドラマーJon Griffithsらが新加入。26分に及ぶ大作を冒頭に配し、約11分の楽曲2曲が後に続く全3曲という、イエス『危機』を思わせる構成を持ちます。新リズム隊による自在な切り返しを見せるタイトなプレイを土台に、溢れんばかりの情感を込めてフレーズを紡ぐギター、ピアノと艶やかなシンセを駆使して端正な英国叙情を添えるキーボード、そして清涼感に満ちた美声で時にポップに時にしっとり情緒的に歌い上げるフィメール・ヴォーカル。エレクトロニクスも巧みに導入しながら進行していく溌剌としたアンサンブルが本当に見事で、そのサウンドは活動歴17年目というベテランの域に入ったバンドとは思えない鮮度を誇っています。また本作では従来にも増してグッと抑えたエモーショナルな演出力が光っており、ヴォーカルが切々と歌うドラマチックなパートで繊細に織り上げられる泣きのアンサンブルには感涙必至。本作も彼らの持ち味が十二分に発揮された充実の一枚です。

  • LIFESIGNS / CARDINGTON

    再結成GREENSLADEやSTRAWBSに参加したキーボーディストJohn Youngを中心とするシンフォ・グループの17年作2nd、ブリティッシュな香り高きサウンドメイクと美しいメロディに恵まれた感動作!

    再結成GREENSLADEやSTRAWBSに参加したキーボーディストJohn Youngを中心とするシンフォ・グループの17年作2nd。基本的には13年のデビュー作から変わらない、英国然とした抜けの良い清涼感と気品高さを持つドラマチックかつポップなシンフォニック・ロックを聴かせてくれて、英国叙情をたっぷりと含んだJohn Youngのソングライティングが際立ちます。オルガン、ピアノ、シンセを自在に駆使して壮麗で浮遊感あるシンフォニックな音世界を作り上げる彼のキーボードプレイも素晴らしいですが、特筆はギター。IONAのDave Bainbridgeをメインとして、近年のFOCUSでプレイするMenno Gootjes、FISH作品でおなじみのRobin Boultら実力派がゲスト・ギタリストとして参加しており、特にDave Bainbridgeの「劇的」という表現が相応しいエモーショナルなギターには胸が熱くなります。スタイリッシュに洗練されたサウンドなのですが、ハートフルな温かみをちゃんと宿している点に優れたバランス感覚を発揮。爽やかなヴォーカル&コーラスもいいです。ブリティッシュな香り高きサウンドメイクと美しいメロディに恵まれた感動作。

  • COMEDY OF ERRORS / HOUSE OF THE MIND

    グラスゴー出身のシンフォニック・ロック・グループ、17年作4th、初期ジェネシスを正統に受け継ぐ薫り高きファンタジーが素晴らしすぎる一枚!

    84年にスコットランドはグラスゴーにて結成され、89年まで活動を続けながらアルバムを残さず解散、2011年に再結成し活動を続けるプログレ・バンド。17年リリースの4thアルバム。淡いトーンでゆったりと叙情美を描くハモンド・オルガンと、エッジの効いたドライヴ感あるプレイと陰影あるメロディアスなプレイを織り交ぜたギターを中心とする、正統派英国シンフォと言うべき端正なサウンドが紡がれます。全体に朝もやに包まれたような柔らかな聴き心地がとても印象的で、どこまでも英国叙情に溢れたファンタジックな世界観は初期ジェネシスに迫るほどの薫り高さ。特に13分の最終曲は、ジェネシス系シンフォニック・ロックとしては最上級と言いたい完成度を持つ必聴の一曲となっています。傑作!

  • SANGUINE HUM / WHAT WE ASK IS WHERE WE BEGIN: THE SONGS FOR DAYS SESSIONS

    カンタベリー・ミュージックとポスト・ロックとが出会ったような美麗なる英国新鋭プログレ・バンド、デビュー以前の配信限定音源のCD化、全31曲

    カンタベリー・ミュージックとポスト・ロックとが出会った美麗なアンサンブル、そして、英国らしい優美なメロディが魅力の00年代以降屈指と言える英国プログレ・バンド。2010年のデビュー作の前にデジタル配信のみで公開された06年作『Songs For Days』全15曲をはじめ、シングルのリミックス音源、未発表曲、セッション音源をCD2枚に収めた編集盤。プログレ・バンドというより、ギター・ポップ・バンド的と言える胸キュンのヴォーカル&メロディが素晴らしいし、緻密で流麗で透明感たっぷりのアンサンブルも絶品。彼らの根底にある「メロディ」への愛情が溢れた愛すべき好盤です。

  • STEVE HUGHES / ONCE WE WERE – PART TWO

    ENIDやBIG BIG TRAINで活躍したドラマー/マルチプレイヤー、前作『ONCE WE WERE – PART ONE』の続編となる16年作3rd、プログラミングと生演奏を融合させたセンス溢れるメロディアス・シンフォでBIG BIG TRAINファンにもオススメ!

    ENIDやBIG BIG TRAINのメンバーとして活躍したドラマー/マルチプレイヤーによる3rdソロで、前作『ONCE WE WERE – PART ONE』の続編となる16年作。プログラミングによるエレクトロなサウンドをベースとして生演奏を重ねていくスタイルで織り上げていく、近未来的なイメージを抱かせる鮮烈なシンフォニック・ロック・サウンドを展開します。中でもやはり注目はドラマーである彼の本職と言えるリズム。打ち込みと自身によるロック然としたダイナミックなドラミングをパートごとに使い分け、時には2つを重ねることで強烈な躍動感を持つリズムを作り上げるセンスは見事の一言です。さらにはデリケートに鳴らされる美麗なピアノ、雄弁にメロディを紡ぐギター、そしてハートウォーミングで清涼感のあるヴォーカルなど、ヴァイオリニストやサックス奏者の参加を除きほとんどの楽器を自身が演奏していて、そのマルチプレイヤーとしての才能には驚くばかり。いかにも英国らしいメロディアスな中にも微かな陰影を秘めたメロディは、BIG BIG TRAINの諸作にも通じます。溢れんばかりのクリエイティビティが注ぎ込まれた傑作シンフォニック・ロック!BIG BIG TRAINのファンにもオススメの作品です。

  • SCHNAUSER / IRRITANT

    英ブリストル出身の新鋭17年作、XTC〜スタックリッジ〜キャラヴァン〜10ccなどを吸収した極上プログレッシヴ・ポップ!

    05年に英国はブリストルで結成されたポップ/プログレ・バンド新鋭、17年作。ソフト・マシーン『Volume II』、XTC『BLACK SEA』、キンクス『ヴィレッジ・グリーン』、イエス『YES ALBUM』、10cc『SHEET MUSIC』といった作品に影響を受けたバンドということで、今作もその期待を裏切らないサウンドを聴かせてくれます。楽しげに跳ねるようなリズムに乗ってギターやブラスが賑々しく踊るXTC『BLACK SEA』を思い出さずにはいられない1曲目に始まり、キャラヴァン彷彿の人懐っこいメロディーが耳に残るカンタベリー直系ポップあり、スタックリッジ影響下のハートフルなナンバーあり、10ccばりのお遊び感覚をまぶしたモダン・ポップありと、あちこちに70年代大英帝国ポップのエッセンスが散りばめられていて、往年のファンもニンマリしてしまうこと間違い無しのサウンドでしょう。演奏面をリードするのはテナーサックスで、カンタベリー・ジャズ・ロックの流れを汲む滑らかで芳醇なプレイから、ポスト・ロック的センスを感じるたゆたうような美しいプレイまでこなすかなりの実力派。フュージョン・タッチの軽やかなナンバーでも腕前を発揮しています。またフワフワと舞うようなプログラミング音響の用い方もバンドのサウンドに絶妙な浮遊感を与えていてグッド。憧れのグループたちのサウンドを素直に吸収して雑味なく練り上げたような愛すべき一枚です!

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