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英国が誇るギター求道者アラン・ホールズワース特集!

プログレッシヴ・ロック・シーンからジャズ/フュージョン・シーンまで、ジャンルをまたいで数多くのグループを渡り歩き名演を残してきたアラン・ホールズワース。

サックス奏者のプレイを参考にしたという、レガートを多用した滑らかに音が繋がる速弾きスタイルは革新的なもので、現在に至るまで数多くのギタリストに影響を与えてきたまさにミュージシャンズ・ミュージシャンと言うべき存在でした。

2021年、そんなホールズワースの初出も含む参加作品の数々が、SHM-CD紙ジャケで一斉にリイシューされたんですよね。

それを記念して、リイシュー作品&70年代の主要な参加作品を振り返っていきたいと思います!

まずは、めでたくリイシューされた5タイトルをピックアップ♪


アラン・ホールズワース&ゴードン・ベック/サンバード

仏ジャズのトップ・リズム隊を迎え、職人芸的と言えるホールズワースのクリエイティヴなギタープレイが冴え渡る79年作。

英ジャズ・ロック然としたゴードン・ベックの陰影あるエレピもまた見事です。

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アラン・ホールズワース、ゴードン・ベック、ディディエ・ロックウッドetc./ユニーク・コンサート

英国の最高峰ギタリストとMAGMA~ZAOで活躍した天才フレンチ・ヴァイオリニストの邂逅!

上記の79年作『Sunbird』録音メンバーに、MAGMA~ZAOのディディエ・ロックウッドが参加した80年パリ公演を収録。

2人の超絶的なソロ・バトルは興奮必至ですよ~!

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ホールズワース、ウォーレイ、マシューソン、スプリング/ウォーレイ・マナー:ザ・ロン・マシューソン・テイプス Vol.1

英国が誇るレジェンド・ギタリストAllan Holdsworthを中心に、あの傑作『BUNDLES』参加ミュージシャンも交えて録音された70年末のセッションを収録!

完全未発表の要注目音源ですっ!

アラン・ホールズワース&ゴードン・ベック/シングス・ユー・シー

ジャズ・キーボーディストGordon Beckとの共演作第2弾!

キャリア最初期バンドIGGINBOTTOM時代のナンバーや後の傑作ソロ「IOU」に収録されるナンバーも披露する、ホールズワースのキャリアの中でも注目に値するのがこの作品。

ソフツ時代にもプレイしていたヴァイオリンも聴きもの!

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アラン・ホールズワース&ゴードン・ベック/ウィズ・ア・ハート・イン・マイ・ソング

当時のソロ作と同様、開発されたばかりのシンタックスを全面使用した88年作。

ホールズワースのシンタックスとG.ベックのシンセが気品ある滑らかなフレーズを折り重ねながら紡いでいく浮遊感に満ちた音空間。

アーティスティックな感性の中に不思議な聴き心地の良さが潜む名品です。

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ここからは、ホールズワースが名演を残した70年代作品の数々を見てまいりましょう~。


IGGINBOTTOM / IGGINBOTTOM’S WRENCH(1970)

ホールズワースのファースト・レコーディング作品として知られるのが本作。

ジャズ・ロックというよりはほぼジャズと言っていいサウンドで、彼も後の持ち味となる滑らかな速弾きプレイではなく、正統派ジャズギターといった趣のプレイを披露しています。

ただテクニックはこの時点ですでに抜群。早くもその才能の片鱗を見せています。

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TEMPEST / TEMPEST(1973)

元コロシアムの鉄人ドラマー=ジョン・ハイズマンが、ホールズワースなどを迎え結成したグループのデビュー作。

テクニシャン揃いなだけあって随所で技巧が炸裂するスリリングでパワフルなハード・ロックを展開。

元ジューシー・ルーシーのポール・ウィリアムスによるソウルフルなヴォーカルに絡む、ハードロック然としたソリッドなギタープレイがカッコイイです。

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SOFT MACHINW / BUNDLES(1975)

デビュー以来ギタリストが在籍しなかったソフト・マシーンに、初めて加入したギタリストがホールズワースでした。

テンションの高いテクニカル・ジャズ・ロック・アンサンブルを牽引するのはもちろん彼のギター。

難解で深遠だったソフツの世界観が、ホールズワースの縦横無尽なギターワークを得て、知的さはそのままにエネルギッシュに突き抜けたような印象を与える名盤です。

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GONG / GAZEUSE!(1976)

アレン&スマイス脱退後の第1作となった前作『SHAMAL』は中近東エッセンス香るジャズ・ロックの秀作でしたが、ホールズワースの参加が象徴するように、本作では一気にテクニカル・ジャズ・ロック/フュージョン路線へと舵を切っています。

ホールズワースのギターはリード楽器としての役割を超えほぼ主役と言える堂々たる演奏を披露。

耳に心地よい幻想的なパーカッションとの相性が抜群です。

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GONG / EXPRESSO II(1977)

前作『GAZEUSE!』に引き続いての参加。

モエルランが完全にリーダーシップを取ったことで、パーカッションを多用したオリエンタルな作風がより強まっていますが、ホールズワース特有のウネウネとしたプレイは見事にマッチしています。

さらに英国プログレ屈指のヴァイオリン名手ダリル・ウェイとの共演も聴き所。

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JEAN-LUC PONTY / ENIGMATIC OCEAN(1977)

ザッパ・バンドでの活躍も知られるユーロ・ジャズ・ヴァイオリニストの最高峰による、77年の代表作ですね。

ホールズワースと、ジェネシスのサポートでも知られるダリル・ステューマーという2人がギタリストとして参加しています。

ポンティによる鋭くキレのあるヴァイオリンとソロを取り合うホールズワースのテクニカル・ギターが圧巻。

負けじとワイルドかつハードエッジに弾きまくるダリル・ステューマーのプレイとの対比もまた聴き所です。

このテンションMAXなギラギラした演奏は、アル・ディ・メオラ在籍期のRTFも彷彿させます。

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BILL BRUFORD / FEELS GOOD TO ME(1978)

言わずと知れたYES~クリムゾンを渡り歩いたプログレ界きっての人気ドラマー、78年ソロ作。

デイヴ・スチュアートが散りばめる芳醇なカンタベリーテイストがたまらないジャズロック名品ですが、ここでのホールズワースのプレイも波長の合う仲間たちと一緒でかなり伸び伸びと演奏している印象を受けます。

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BILL BRUFORD / ONE OF A KIND(1979)

前作よりもややフュージョン・タッチなサウンドになった79年作2nd。

そうなると俄然冴えてくるのがホールズワースで、レガートを使用する滑らかなフレージングがかつてなく生きてきます。

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U.K. / U.K.(1979)

中身はクリムゾンの緊密なテンションとイエスの雄大なファンタジーを合わせたような、各メンバーが在籍したバンドのエッセンスが結晶となったプログレッシヴ・ロックを繰り広げる傑作。

ホールズワースの先の読めないウネウネとした速弾きギターも全開で、70年代でホールズワースの個性を堪能するには恰好の作品と言えます。

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まるで自身の腕を試すかのように様々なバンドを渡り歩きプレイしてきたその経歴は、まさにギター求道者と呼ぶに相応しいものですよね!


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  • SOFT MACHINE / BUNDLES

    75年リリース、Allan Holdsworth参加、圧巻のテクニカル・フュージョン/ジャズ・ロック傑作!

    オリジナル・メンバーのKevin Ayers以来のギタリスト、Allan Holdsworthが加入し、『6』『7』と推し進めてきたフュージョン色をより強めた作品。75年作の8thアルバム。Karl JenkinsとMike Ratledgeによる叙情性と浮遊感のあるキーボード・ワーク、そしてその上をテクニカルに疾駆するHolldsworthの流麗なギター。John MarshallのドラムとRoy Babbingtonのベースによるロック的ダイナミズムに溢れたソリッドなリズム隊も特筆もの。圧巻のテクニカル・ジャズ・フュージョン・ロック!Holldsworthの唯一の参加作となった傑作。

  • U.K. / U.K.

    英国プログレのトップ・ミュージシャンたちが集結したスーパーグループ、クリムゾンの緊密なテンションとイエスの雄大なファンタジーを合わせたような78年発表1st!

    KING CRIMSONで製作を共にしたJohn WettonとBill Brufordが、インプロヴィゼーション主体のキーボード・ロックグループを画策し、ROXY MUSICでの交流からEddie Jobson、そしてJohn Wettonのソロ作に参加したAllan Holdsworthを迎えて結成されたスーパー・バンドの78年デビュー作。プログレッシブ・ロックが確実に衰退していく中でリリースされた傑作であり、John Wettonのポップ志向とBill Brufordのジャズ・ロック的な躍動感、Allan Holdsworthの技巧とEddie Jobsonの奔放できらびやかなサウンドが結集した作品であり、プログレッシブ・ロック復興を賭けた傑作です。

  • BILL BRUFORD / FEELS GOOD TO ME

    イエス〜クリムゾンに在籍したプログレ界屈指の名ドラマー、A.ホールズワース/D.スチュワート/J.バーリンという鉄壁の布陣を従えた78年作、カンタベリーなセンスも内包するスリリングかつメロディアスなジャズ・ロック名品!

  • JEAN-LUC PONTY / ENIGMATIC OCEAN

    フランク・ザッパ〜マハヴィシュヌ・オーケストラで活躍した名ヴァイオリン奏者、ホールズワースやダリル・スチューマー、スティ−ヴ・スミスら腕利きが脇を固めた77年の名盤

    MAHAVISHNU ORCHESTRAやFRANK ZAPPA & THE MOTHERS OF INVENTIONといった有名グループでキャリアを積んだフランスのジャズ・ロック界を代表するヴァイオリニストの77年ソロアルバム。全編でテクニカルなヴァイオリンをフューチャーしたクロスオーバー・ジャズ・ロックが収められており、スリリングなパフォーマンスの応酬が聴き応え充分な名盤です。また、ゲストで参加している名ギタリストAllan Holdsworthのプレイが素晴らしいことでも知られてきたアルバムであり、随所で個性的なフレーズを連発。フレンチ・ジャズ・ロックの金字塔的なアルバムと言えるでしょう。

  • TEMPEST / TEMPEST

    COLLOSEUMの名ドラマーJon HisemanがAllan Holdsworthなどを迎え結成したテクニカル・ハード・ロック・グループ、73年デビュー作!

    COLOSSEUMのドラマーであったJon Hisemanが中心となり結成され、Allan Holdsworthの参加でも有名なイギリスのハード・ロックグループの73年デビュー作。Allan Holdsworthのギター・プレイとPaul Williamsのボーカルが堪能できる本作は、ブルース寄りのハード・ロック名盤となっており、Allan Holdsworthがジャズ・ロック的な流麗さを持ちながらも重みのあるハード・ロックを奏でていることが非常に新鮮に映る1枚です。またセクションによってはヴァイオリンも披露するなどバンドに貢献しており、技巧的な名演が素晴らしい傑作と言えるでしょう。

    • TECP25453

      背ジャケ元からなし、ケース側面シール付き仕様、定価2548

      盤質:傷あり

      状態:不良

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      (税込554円)

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  • GONG / GAZEUSE !

    名手アラン・ホールズワースが参加したテクニカル・ジャズ・ロック/フュージョン作、76年リリース

    David Allenを中心に結成され、個性的な浮遊感を持ったサイケデリックなスペース・ロックを確立。メンバーの出入りの多さからその人脈図は幾重にも枝分かれし、ファミリーバンドも多く存在し、プログレッシブ・ロックシーンに留まらず、エレクトロシーンなどにまでその影響を与えるグループの76年作。前作にはゲスト参加していたSteve Hillageも完全にバンドを離れたあとの作品であり、鮮やかなジャズ・ロックサウンドを基本にヴィブラフォンやパーカッションで彩を加えた作風となっていますが、後任ギタリストにAllan Holdsworthが参加しており、個性的なうねりを持った流れるようなギターワークでバンドに新風を吹き込んでいます。PIERRE MOERLEN’S GONGへの布石も多く見られる好盤です。

  • IGGINBOTTOM / IGGINBOTTOM’S WRENCH

    アラン・ホールズワース在籍のブリティッシュ・ジャズ・ロック・バンド、69年唯一作

    Allan Holdsworthが在籍していたことで知られるグループ。デラムから69年にリリースされた唯一作。R&B、サイケ、ジャズのエッセンスを煮詰めた芳醇なアンサンブルが聴き所。ホールズワースのギターがやはり特筆もので、R&Bからジャズまで飲み込んだ味わい深いフレーズがとめどなく溢れています。かなりの早弾きですがハードさは無く、ナチュラルなトーンで、印象はふくよか。それほど高く評価されたアルバムではないと思いますが、内容は文句無し。名作です。

  • ALLAN HOLDSWORTH & GORDON BECK / WITH A HEART IN MY SONG

    前作より8年ぶりにアラン・ホールズワースがゴードン・ベックとコラボレーションした88年作

    前作から8年後の88年に制作されたアラン・ホールズワースとゴードン・ベックのコラボ作品第3弾。ギター/ピアノ・アルバムだった前作に対して、本作ではホールズワースが数年前から導入していたシンタックスを全面的に使用し、「サンド」、「シークレッツ」に近い音色にて孤高の表現を展開。ゴードン・ベックもシンセを多用した演奏にて応える辺り、ある意味ツイン・キーボード的な印象も与える作品ながらも、二人の個性が見事に溶け合い、ホールズワースのシンタックス期の作品の中でも最高レヴェルの達成度を誇る隠れ名盤!(リリースインフォより)

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