プログレッシヴ・ロックの中古CD豊富!プログレ、世界のニッチ&ディープな60s/70sロック専門ネットCDショップ!

プログレ、60s/70sロックCDのネット通販/買取

24時間以内発送(土・日・祝は翌営業日)、6,000円以上送料無料

カケレコスタッフの日々是ロック:7/28 ジェイド・ウォリアーSHM-CD紙ジャケ化記念!オリエンタルな香り漂う英&ユーロ・プログレ特集

こんにちは。

この「日々是ロック」コーナーは、直近で入荷した注目のタイトルや売れ筋の人気タイトルの新品CDをメインに、日替わりでスタッフがおすすめの作品をピックアップしてまいります。

今回まず取り上げたいのが、22年7月に新規リマスターでSHM-CD紙ジャケ化されたジェイド・ウォリアーの初期3タイトル。

トム・ニューマンが率いたことで知られるサイケ・バンドJULYで活動したギタリストとフルート奏者が結成したグループで、エネルギッシュなサイケやブルース・ロックに東洋的神秘性を纏わせたサウンドは、ヴァーティゴ勢の中にあっても一際個性的ですよね。

今回は、そんなジェイド・ウォリアーのようにオリエンタル要素を取り入れたエキゾチックなサウンドを楽しませてくれる英&ユーロの作品を取り上げていきたいと思います。

ではまずは、ジェイド・ウォリアーの3作品から見ていきましょう~。

ジェイド・ウォリアー/ジェイド・ウォリアー

曲者揃いのヴァーティゴ勢の中でも一際個性が光る彼らの1st。

轟音ファズ・ギターと、エキゾチックなフルート&東洋的なパーカッションが織りなすサイケ・ハードは、混沌とした中にも神秘性を感じさせていて、かなりの完成度です。

試聴 Click!


サイケとプログレの狭間を行け!素晴らしき世界のアート・ロック選

【関連記事】

サイケとプログレの狭間を行け!素晴らしき世界のアート・ロック選

60年代末から70年代初頭、サイケからプログレへの過渡期に生み出されたアーティスティックな作品たち。世界の素晴らしきアート・ロックをご紹介してまいります!

ジェイド・ウォリアー/リリースド

神秘的な印象だった1stから、ブルース/ジャズ・ロック色を強調したより「ヴァーティゴらしい」サウンドを楽しませてくれる2nd。

トライバルなパーカッション&フルートと強靭なサックス&ギターが繰り広げる熱気みなぎるアンサンブルがカッコいい!

試聴 Click!

ジェイド・ウォリアー/ラスト・オータムズ・ドリーム

和洋入り混じる、混沌としながらも美しいジャケットが、「晩秋の夢」というタイトルにピッタリですね。

内容も、粗野でアクの強めなサイケ・ハード・ナンバーと、オリエンタル・テイスト香る淡く幻想的なナンバーが対比する、夢と現を行き来するような音空間が唯一無二!

試聴 Click!

続けて、英国プログレからは2作品をご紹介。

ゴング/シャマール

オリエンタルなプログレと聞いて多くの方が真っ先に思い浮かべるかもしれない、アレン&スマイス脱退後の第一弾。

リーダーを失った直後の過渡期にある作品ながら、和的なテイストも盛り込んだ柔らかく美麗なジャズ・ロックは見事な出来。

その後のGONGを引っ張っていくPierre Moerlenのヴィブラフォンも大活躍しています。

試聴 Click!


ゴング来日公演@ビルボードライブ東京 ライブレポート(10/31)

【関連記事】

ゴング来日公演@ビルボードライブ東京 ライブレポート(10/31)

10月31日にビルボードライブ東京で行われた、ゴング来日公演を観てまいりました!


銀河の果てへ……。ロックで楽しむ宇宙旅行!

【関連記事】

銀河の果てへ……。ロックで楽しむ宇宙旅行!

果てしない宇宙の旅に連れて行ってくれそうな、スペーシー&コズミックな作品をピックアップ。

RAMASES/SPACE HYMNS

ジェイド・ウォリアー1stと同じ71年Vertigo発の一枚。

荘厳なロジャー・ディーン・ジャケに包まれた本作は、プログレ/サイケ/フォークを融合させたサウンドに東洋的な神秘性まで取り入れた孤高の作風が魅力となっています。

ジェイド・ウォリアーが気に入ったなら、こちらも是非!

試聴 Click!

イタリアからはとっておきのオリエンタル・サイケ・プログレをピックアップ☆

AKTUALA/LA TERRA

中近東や北アフリカの民族音楽にフリージャズやサイケのエッセンスも加えた個性豊かなイタリアン・ロック!

『太陽と戦慄』のジェイミー・ミューアの雰囲気やマウロ・パガーニのファンには是非お楽しみいただきたいです。

試聴 Click!


民族音楽とプログレ【70年代編】

【関連記事】

民族音楽とプログレ【70年代編】

民族音楽とプログレ、今回は70年代に活躍した世界各国のバンドを取り上げてまいります!

お次はドイツから、CANのメンバーが深く関わったニッチ作品!

ALEX/ALEX and THAT’S THE DEAL

ドイツはケルン出身のトルコ民俗楽器奏者、1stと2ndの2in1CDなのですが取り上げたいのは74年1stのほう。

プロデュースはCANのJaki Liebezeit&Holger Czukayが担当。

米ルーツ色も感じさせる芳醇なフォーク・ロックに、彼自身が弾くトルコの弦楽器バーラマによるエキゾチックな旋律を絡ませた個性的なスタイルが光る一枚です。

試聴 Click!


【追悼】CANのドラマー『ヤキ・リーベツァイト』が参加した数々のコラボレーション作品群

【関連記事】

【追悼】CANのドラマー『ヤキ・リーベツァイト』が参加した数々のコラボレーション作品群

CANのドラマーであるヤキ・リーベツァイトが亡くなりました。その追悼として彼の参加作品群を振り返ります

ZARTONG/ZARTONG

西にトルコ、東にカスピ海、南にイラン。ヨーロッパとアジアの境目に位置するアルメニアならではのサウンドを楽しませてくれる秘宝的一枚が本作。

ペルシア地方伝統の民族楽器であるKEMATCHA(弦楽器)とSANTOUR(打楽器)の他、フォルクローレ調の管楽器をフィーチャーしたエスニック色濃厚な演奏は、これぞ「辺境プログレ」!

試聴 Click!


アルメニアン「民族」プログレ、ZARTONGの79年唯一作『ZARTONG』 – ユーロ・ロック周遊日記

【関連記事】

アルメニアン「民族」プログレ、ZARTONGの79年唯一作『ZARTONG』 – ユーロ・ロック周遊日記

南コーカサス地方アルメニアの民族音楽を取り入れたプログレ秘宝、ZARTONGの唯一作『ZARTONG』をピックアップ!

VESPERO/SONGO

従来の作品で聴かせたGONGに通じるコズミック&テクニカルなジャズ・ロックに、この21年作では女性ヴォーカル&アジアン・フレイヴァーが浮遊する神秘的なサウンドを纏わせています。

バンドはカザフスタン国境に近いロシア南部アストラハン出身だけあって、本格的な中央アジア伝統音楽の香りが立ち込めてきて堪りません。

試聴 Click!


ロシア・プログレ新鋭特集!

【関連記事】

ロシア・プログレ新鋭特集!

LITTLE TRAGEDIESとLOST WORLDを双頭に、豊かなクラシック音楽の土壌に根ざしたダイナミックかつ格調高いプログレ・グループが続々と登場しているロシアのプログレ新鋭シーンを特集!

いかがでしたか?
気になる作品が見つかれば幸いです!


聴かなくなったプログレ&オールド・ロックのCDがございましたら、カケレコを是非ご検討ください。
1枚1枚、専任スタッフが丁寧に査定させていただきます。

「カケレコのとことん査定」、詳しくはこちら。

買取詳細ページへ"

関連カテゴリー

日々是ロック

  • ALEX / ALEX and THAT’S THE DEAL

    CANファン必聴!Holger Czukay&Jaki Liebezeit参加、トルコ弦楽器奏者の幻の作品

    ケルン出身のトルコ民俗楽器奏者、ALEXが残した2枚のアルバム(74年1st、76年2nd)を収めた2in1。1stはトルコの弦楽器baglama(バーラマ)の弾き語りを軸にした、叙情豊かなオリエンタル・ソングがメイン。打って変わって2ndは、エレキギター、ベース、ドラムが加わったレイドバック&アーシーな米ルーツ・ロック調のバンドサウンドを軸に、Holger CzukayとJaki Liebezeitによる音響ギミックが見え隠れするクラウト・ロックの秘宝盤。初期CANファンは勿論、Holger Czukay『MOVIES』のテイストや、オリエンタルなサイケが好きな方にも大推薦!

  • JADE WARRIOR / LAST AUTUMN’S DREAM

    英国産エキゾ・サイケ・ロック、VERTIGO在籍最後となる72年リリース3rdアルバム

    グループ名通り、サムライの姿が描かれた和洋折衷の奇妙なジャケットが印象的な、72年リリースのサードにしてヴァーティゴ・レーベルでの最後の作品。トニーの弟デヴィッド・デューイが新たにギターでゲスト参加し、ファーストの叙情性とセカンドのハードネスを合わせながら更にオリジナリティ漂う作品に昇華。アコースティック・ナンバーでのニューエイジ的なアプローチも特筆に価する。オリジナル内袋封入。

  • AKTUALA / LA TERRA

    イタリア出身、エンブリヨやポポル・ヴーに通じるサイケデリック且つオリエンタルなサウンド、74年作2nd

    イタリアはローマで結成。中近東や北アフリカやアジアの民族音楽にフリージャズやサイケのエッセンスも加えたオリエンタルなプログレ・グループで、フランコ・バッティアートに見いだされて、BLA BLAレコードと契約、73年のデビュー作に続く74年の2nd。楽器クレジットにはアラビック・オーボエ、ハーモニカ、フルート、リード、サックス、スパニッシュ・ギター、モロッカン・ボンゴ、スネーク・ドラムなどが書かれています。 ゆったりとたおやかだったデビュー作に比べ、連打されるアラビックなパーカッションやかきむしられる弦楽器などリズムがフィーチャーされ、フリー・ジャズのエッセンスも増してより器楽的に洗練され、テンションが高まったサウンドが印象的。クリムゾン『太陽と戦慄』のジェイミー・ミューアの雰囲気やマウロ・パガーニやオザンナが好きなリスナーは一聴是非。

  • ZARTONG / ZARTONG

    東欧はアルメニア出身のプログレ・バンド、79年唯一作、ペルシア地方の民族楽器をフィーチャーしたエスニックなプログレ

    アルメニア出身のプログレ・バンド、79年唯一作。アルメニアというと、西にトルコ、東にカスピ海、南にイランと接する東欧の国。ペルシア地方伝統の民族楽器であるKEMATCHA(弦楽器)とSANTOUR(打楽器)の他、フォルクローレ調の管楽器をフィーチャーしたエスニック色濃厚なサウンドが印象的。ファンキーとはまた違うノリながらよく動きまわるベース、スペーシーというか何ともほの暗いトーンのエレキ・ギターは、フランスのバンドに通じる味わい。辺境プログレの逸品です。

  • VESPERO / SONGO

    05年デビュー、ロシア出身のサイケ・プログレ/ジャズ・ロック・バンド、意表を突くメロディアスで浮遊感たっぷりのシンフォニック・ロックを繰り広げる21年作!

    05年デビュー、ロシア出身のサイケ・プログレ/ジャズ・ロック・バンドによる21年作。GONGを受け継ぐようなエネルギッシュで疾走感抜群のスペース・サイケ・ジャズ・ロックを聴かせていた旧来とは打って変わって、女性スキャットを全面にフィーチャーしたメロディアスで浮遊感たっぷりのシンフォニック・ロック・スタイルを展開。リズム隊は相変わらず変拍子バリバリで刻みまくってますが、リードするヴァイオリン・キーボード・ギターは叙情的なトーンで美しく絡み合うプレイを聴かせていて、スペーシーさは残しつつも幻想的な広がりを持つアンサンブルで耳を奪います。中央アジア的な民族音楽エッセンスも、演奏に神秘的で深遠な雰囲気をもたらしていて素晴らしい。破天荒なサイケ・ジャズ・ロックから大きく姿を変えたサウンドに驚かされますが、壮大で深みあるシンフォニックなアプローチは見事に完成されていて聴き応え抜群です。シンフォ好きはもちろん、インドネシア・プログレあたりのオリエンタルな雰囲気が好きな方も是非聴いてみてください!

コメントをシェアしよう!

あわせて読みたい記事

中古CD買取案内

カケレコ洋楽ロック支店

新着記事

もっと見る

プロのライター&ミュージシャンによるコラム好評連載中!

文・市川哲史

文・深民淳

文・舩曳将仁

文・netherland dwarf

人気記事ランキング

* RSS FEED

ロック探求特集

図表や代表作品のジュークボックスなどを織り交ぜ、ジャンル毎の魅力に迫ります。