2020年4月18日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,今週のカケレコFacebook
4月17日は恐竜の日でした。1923年のこの日、アメリカの動物学者ロイ・チャップマン・アンドリュース率いる探検隊がゴビ砂漠に向けて北京を出発し、この旅行中に恐竜の卵の化石を世界で初めて発見することになったからだそう。
この発見が、その後の本格的な恐竜研究の始まりになったそうで、いま恐竜の時代に思いを馳せられるのも、この日があったからなんですね。
そこで今週のFacebook『カケレコのロック探求日誌』では、「恐竜ジャケ」の作品をご紹介しましたので、お楽しみください。
1枚目はQUATERMASSの70年唯一作『QUATERMASS』。ヒプノシスによる、ビルの間を翼竜が飛ぶ斬新なデザインそしてモノトーンの無機質な雰囲気のジャケットは、いつ見ても色褪せないかっこよさがあります。
内容も言わずもがな。RAINBOWが取り上げた、キーボードが縦横無尽に飛び交うヘヴィな「Black Sheep Of The Family」をはじめ、ピアノやハープシコードなども使い表情豊かに聴かせるキーボード・プログレの傑作です。(青山)
2枚目も翼竜が登場する一枚で、FLOCKの70年作2nd『DINOSAUR SWAMPS』です。
後にマハヴィシュヌ・オーケストラで活躍するヴァイオリン奏者ジェリー・グッドマン在籍のグループですね。
アメリカならではのカントリー/スワンピーなロック・サウンドを土台に、ジャズやクラシックの要素を違和感なく放り込んでいくスタイルが痛快にしてセンス抜群!(佐藤)
最後にお送りする「恐竜ジャケ」は、ドイツのプログレ・ハード・グループ、TWENTY SIXTY SIX & THENの72年唯一作『REFLECTIONS ON THE FUTURE』。
ジャケはいかにもB級…という感じですが、実は結構実力派なグループ。ちょっとIan Gillanを思わせる英国人ヴォーカリストGeff Harrisonの力強いヴォーカル、エッジの効いたディストーション・ギター、オルガンやメロトロンも取り入れた壮大で起伏あるサウンド!
ドイツのバンドにありがちなごった煮感やドタバタ感はあるものの、プログレもハード・ロックも好きな方なら必ずや楽しめる完成度の高い一枚となっています。それにしてもこのジャケ、他は鳥なのに何で一匹だけ恐竜なのかなあ…(増田)
なかなか思いつかなかった「恐竜ジャケ」。バンド名だったらT.REXが思いつきますが、これは恐竜じゃないしなぁ・・・。
みなさんはどの作品を思い浮かべますか?
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音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。今回取り上げるのは、英国キーボード・ロックの金字塔QUATERMASSの70年作!
後にSUN TREADERを経てBRAND Xへと加入することとなるPete Robinson、HARD STUFF、ROXY MUSICなどで活躍するJohn Gustafson、STRAPPS、GILLANへと参加するMick Underwoodによるキーボード・トリオ。Harvestレーベルからの70年作。その内容はハード・ロックを基本にクラシックやジャズなどの手法も使い分けるPete Robinsonのオルガンをメインに据えたヘヴィー・ロックの名作であり、オルガンのほかにピアノやハープシコードなどで巧みに表情を変え、楽曲によってはストリングスも導入したシンフォニック・ロック的な音楽性も聴かせます。
デジパック仕様、Peter Robinson自身による5.1 SURROUND SOUNDミックス音源を収録したDVDをプラスしたCD+DVDの2枚組、NTSC方式、リージョンフリー
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