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1970年名盤特集<英国編>

こんにちは。スタッフ増田です。

ついに2020年が幕を開けましたね!とうとう1970年代から半世紀・・・時間の経過に驚きつつ、色褪せることを知らないロックの素晴らしさには感嘆するばかりです。

という事で2020年の幕開けを記念し、ちょうど50年前の1970年に生まれた名盤をざっと振り返ってみたいと思います。とにかく名盤が盛り沢山なので、本日は英国編をお届け!

ピンク・フロイド/原子心母

69年に登場したクリムゾンの『宮殿』に続き、人々を震撼させたプログレ・アルバムと言えば『原子心母』。オーケストラを導入した23分の組曲や印象的なジャケによって、それまでのポピュラー・ミュージックとは異なるプログレッシヴ・ロックの芸術的な作品観を定着させた歴史的一枚です。

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キング・クリムゾン/ポセイドンのめざめ

衝撃のデビュー作に続きリリースされた2nd。メンバーの大幅な交代を経て制作されつつ、その内容は前作に負けず劣らず。キース・ティペットのピアノやゴードン・ハスケルの素朴なヴォーカルなど、前作にないバリエーション豊かな表現も加わった名盤。

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ジェントル・ジャイアント/ジェントル・ジャイアント

英国五大プログレに次ぐ重要グループのデビュー作!予測不可能の展開に目まぐるしい変拍子、偏屈なポップ・センス…。プログレ界屈指の超絶技巧集団として君臨していく彼らですが、本作では英国然とした叙情的なパートも多く含まれており聴きやすいです。

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CURVED AIR/AIR CONDITIONING

デビューといったらルネッサンスと並び英国女性ヴォーカル・プログレを代表するこちらのバンド(来日間近!)も!表現力豊かなヴォーカルの素晴らしさはもちろん、ロックにヴァイオリンを本格的に導入した初めてのグループでもあるんですよね。

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ソフト・マシーン/3RD

69年がプログレ誕生の年なら、1970年はジャズ・ロック飛躍の年。それを代表するのが、英国ジャズ・ロックの代表作にして「カンタベリー・ロック」というジャンルを確立させたと言っても過言ではないこちらの名作!

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EGG/EGG

カンタベリーといえば、名キーボーディストDave Stewartが率いたEGGが1970年にデビューしていますね。若き才気ほとばしるアグレッシヴなオルガン・プレイが堪能できる1st!

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NUCLEUS(IAN CARR NUCLEUS)/ELASTIC ROCK

イアン・カー、クリス・スペディングらを擁する、こちらの英ジャズ・ロックの代表的バンドも70年にデビュー。ジャズの緊張感とロックのダイナミズムを掛け合わせ、英国叙情で包み込んだサウンドは、これぞブリティッシュ・ジャズ・ロック!

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ディープ・パープル/イン・ロック

次はハード・ロックを見てみましょう。初期はサイケ/アート系バンドだったパープルがヴォーカリストのI.ギランを迎え、英ハード・ロック代名詞としての第一歩を踏み出した伝説の70年作!1曲目1音目からこの衝撃!これぞハード・ロック!

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ブラック・サバス/パラノイド

元祖ヘヴィ・メタルの筆頭、ブラック・サバスもこの年に登場。レイト60sのサイケデリック・ムーヴメント時から地下で渦巻くアングラ臭をプンプンさせながら、ツェッペリンも凌駕するスピード感で聴き手をなぎ倒すように突き進む!この映像、凄まじすぎ・・・。

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レッド・ツェッペリン/レッド・ツェッペリンIII

69年の1st、2ndに続きリリースされたレッド・ツェッペリンの3rdアルバム。過去作に比べアコースティックな楽曲が多くを締め当時は賛否両論だったものの、ただハードなだけではないツェッペリンの多彩で複雑な音楽性がよく表れた名作ですね。

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ウィッシュボーン・アッシュ/光なき世界

ハードロックの魅力の一つ、ツイン・リード・ギター。その元祖と言える彼らも1970年デビュー。この曲の後半が凄くって、大嵐がやってきたかのように荒れ狂うドラムに乗って、二人のギタリストがせめぎ合う興奮の展開にもう痺れっぱなし!

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CRESSIDA/CRESSIDA

70年といえば、忘れちゃいけないのがVertigoレーベル産三大オルガン・ロック!まずはCRESSIDAのデビュー作。繊細なメロディ、哀愁たっぷりのオルガンのトーン。これぞ英国オルガン・ロックですよ。

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AFFINITY/AFFINITY

キーフによるこれぞブリティッシュな香りムンムンのジャケがやばすぎですが、サウンドもまさにそのまま!淡いトーンのオルガン、ジャジーなフルート、陰影のある女性ヴォーカルがたまらないVertigo屈指の名作っ!

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STILL LIFE/STILL LIFE

お花を全面にあしらった可憐なアートワークかと思いきや・・・ジャケを開くとしゃれこうべが登場してゾクッとする、という趣向。この一筋縄ではいかなさがVertigo流!

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QUATERMASS/QUATERMASS

ついでに、オルガンやキーボードが大活躍するこちらの70年名盤もご紹介!実はこのバンド、各メンバーがBRAND X、ROXY MUSIC、GILLANなど名だたるバンドに加入することになる、言わば逆スーパー・バンドだったんですね。

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まだまだ紹介し足りないですが、今回はこの辺で!


1970年名盤特集<ユーロ編>

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1970年からちょうど50年!半世紀前にはどんな名盤が生まれていたのでしょうか?今回はユーロからピックアップ。

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  • KING CRIMSON / IN THE WAKE OF POSEIDON

    衝撃的デビュー作「クリムゾン・キングの宮殿」の構成を踏襲した70年2nd、前作に匹敵する重厚さドラマ性に加えジャズ系ミュージシャンを起用し新機軸も打ち出した一枚

    ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1970年に発表されたセカンド・アルバム『ポセイドンのめざめ』は、デビュー・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』の延長上に位置する作品となっています。『クリムゾン・キングの宮殿』発表後、ギタリストRobert Frippと作詞家Peter Sinfieldを除く3名が脱退を表明するも、諸事情によりGreg LakeとMichael Gilesは引き続き本作のレコーディングに参加。新たにKING CRIMSONに参加したのは、ピアニストKeith Tippett、管楽器奏者Mel Collins、ベーシストPeter Giles(Michael Gilesの実弟)、そしてヴォーカリストGorden Haskell。その結果、本作には8名ものミュージシャンの名前がクレジットされることになりました。音楽的にはデビュー・アルバムと同一線上で捉えることも可能ではありますが、例えばKeith Tippettのジャズ・ピアノをフィーチャーした「キャット・フード」、あるいは、ホルスト作曲の組曲「惑星(火星、戦争をもたらす者)」を思わせるリズムとカオティックなメロトロンが凄まじい相乗効果を生む「デヴィルズ・トライアングル」など、新たな試みも行われています。なお本作の後、Greg LakeはEMERSON, LAKE & PALMERとして再デビュー、そしてMichael GilesとPeter Gilesの兄弟はすでにKING CRIMSONを脱退していたIan McDonaldと共にMcDONALD AND GILESを結成します。

  • AFFINITY / AFFINITY

    紅一点のvoリンダ・ホイルを擁する英オルガン・ロックの人気グループ、70年唯一作

    VERTIGOレーベル発のブリティッシュ・ロックを代表するグループの70年唯一作。KEEFの手によるジャケットアートがよく知られているその内容は、特徴的なハスキー・ボイスの持ち主であるフィンランド出身のLinda Hoyleをフューチャーしたジャズ・ロック寄りのブリティッシュ・ロックであり、ハモンド・オルガンの渋い弾き倒しを中心に英国然としたアンサンブルを聴かせます。また、バンド以外にもLED ZEPPELINのJohn Paul Jonesによりアレンジされたブラス・セクションのダイナミックな響きが大きくその存在感を示す楽曲など、当時のブリティッシュ・ロックならではのアプローチが素晴らしい傑作と言えるでしょう。

  • STILL LIFE / STILL LIFE

    71年発表、VERTIGO発、クラシカルかつ陰影に富んだ英国オルガン・ロック、名作!

    VERTIGOレーベル発のプログレッシブ・ロックを代表するグループの71年唯一作。メンバー編成すらクレジットされていないため長らく謎に包まれていたグループですが、その内容はCRESSIDAなどと並ぶ英国ロックの代表作であり、イギリスらしい重厚な質感を持ったブリティッシュ・ロックという趣です。ブルージーでハードに盛り上げながらもジェントリーな響きを持ったバンド・アンサンブルは英国然とした湿り気と翳りを内包させており、ギターやフルートの彩りを交えながらもそのバンド・アンサンブルを引っ張るのはアグレッシブに弾き倒しを見せつつ懐の深いプレイを聴かせるハモンド・オルガン。英国の芳醇な香りを放つ名盤です。

  • QUATERMASS / QUATERMASS

    キーボード・トリオ編成のハード・ロック・グループ、レインボーがカバーした「Black Sheep Of The Family」収録の70年作、オルガンの響きがこれぞブリティッシュ!

    後にSUN TREADERを経てBRAND Xへと加入することとなるPete Robinson、HARD STUFF、ROXY MUSICなどで活躍するJohn Gustafson、STRAPPS、GILLANへと参加するMick Underwoodによるキーボード・トリオ。Harvestレーベルからの70年作。その内容はハード・ロックを基本にクラシックやジャズなどの手法も使い分けるPete Robinsonのオルガンをメインに据えたヘヴィー・ロックの名作であり、オルガンのほかにピアノやハープシコードなどで巧みに表情を変え、楽曲によってはストリングスも導入したシンフォニック・ロック的な音楽性も聴かせます。

  • PINK FLOYD / ATOM HEART MOTHER

    70年発表、プログレと言えばこのジャケ!A面の大作、B面の小曲集ともに美しく気品ある佇まいの名曲で固められた傑作

    サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1970年に発表された4thアルバム『原子心母』は、ヒプノシスによる牛のカバー・アート、英単語の直訳をそのまま並べた個性的な邦題、そして、日本盤帯に書かれた「ピンク・フロイドの道はプログレッシヴ・ロックの道なり!」というキャッチ・コピーが広く知られた名盤です。やはり一番の聴きどころは、スコットランド出身の前衛作曲家Ron Geesinをオーケストラ・アレンジャーに迎えた23分のタイトル曲「Atom Heart Mother」でしょう。ブラス・セクションや混声合唱を贅沢に配置したサウンドが、プログレッシヴ・ロック時代の幕開けを宣言するかのように堂々と響きます。一方、Roger Waters作曲の「もしも」、Rick Wright作曲の「サマー’68」、Dave Gilmour作曲の「デブでよろよろの太陽」は、共通して美しいメロディーが印象的な小品。そして、アルバムの最後にはミュージック・コンクレートの手法を用いた「アランのサイケデリック・ブレックファスト」が控えます。なおグループは、本作で初めて全英初登場1位を獲得しました。

    • TOCP8415

      95年規格、デジタル・リマスター、解説元から無し、歌詞対訳・レシピカード付き仕様、定価2548

      盤質:傷あり

      状態:並

      帯無

      帯無、若干カビあり

    • CP325274

      88年規格、角丸帯仕様、解説元からなし(対訳と年表付き)、定価2920+税

      盤質:傷あり

      状態:並

      帯有

      若干カビあり、帯中央部分に色褪せあり、帯に若干ケースツメ跡あり

  • DEEP PURPLE / IN ROCK

    「ハード・ロック・バンド」第二期パープルの幕開けを告げた70年作

  • GENTLE GIANT / GENTLE GIANT

    5大プログレも凌駕する超高度な演奏力と音楽性を有するプログレ・グループ、70年デビュー作

    Derek Shulman、Ray Shulman、Phil Shulmanの三兄弟を中心とする、ブリティッシュ・プログレの代表的なグループのひとつ。ポップ・フィーリング、古楽の様式美を思わせるクラシカルなアプローチ、そして高い演奏技術に定評があり、変拍子を含む複雑な構成の楽曲を軽々と弾きこなす超絶技巧グループです。『Gentle Giant』は1970年の記念すべきデビュー・アルバムであり、比較的とっつきやすい作品とされていますが、それはあくまで彼らのディスコグラフィーの中ではの話。デビュー・アルバムにしてすでに、後の彼らの個性となっていくポップなメロディーと複雑怪奇な楽曲構成は顔をのぞかせており、一度聴けばその完成度の高さに舌を巻くことでしょう。タフなリズム・セクションが跳躍するヘヴィー・プログレから、ヴァイオリンやチェロを迎え室内楽的に聴かせる牧歌的な楽曲まで様々なスタイルの音楽性を披露。マニアックな仕掛け、そしてそれに反するポップな全体像というミスマッチな個性は次作以降、より強固なものとなっていきます。プログレッシヴ・ロック前夜のサウンド・アイディアを放り込み独自の音楽性を提示した傑作です。

    • UICY94270

      廃盤、紙ジャケット仕様、SHM-CD、デジタル・リマスター、レーベルカード・内袋付仕様、定価2667+税

      盤質:傷あり

      状態:良好

      帯有

  • BLACK SABBATH / PARANOID

    彼らの出世作と言える70年作2nd、インパクト抜群のジャケは前作に続きキーフ

    70年にVertigoレーベルよりリリースの2nd。グループを代表する「Paranoid」や人気ナンバー「War Pig」など、後のブリティッシュ・ヘヴィ・メタルへとつながる古典といえる名曲を多数収録した傑作。キーフによるジャケットも素晴らしい。

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