2018年12月17日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
スタッフ佐藤です。
大物ミュージシャン達が集結した、いわゆる「スーパーグループ」。
有名所なら、クリーム、ブラインド・フェイス、バッド・カンパニー、CSN&Y、ELP、U.K.、GTRあたりですが、メンバーは実力派ながらバンド自体はさほど知名度が高くないというスーパーグループも結構存在します。
今回はそんな、「知られざるスーパーグループ」を取り上げてみたいと思います!
ウイングスのギタリストとしてお馴染みジミー・マカロック、元キーフ・ハートレー・バンドのミラー・アンダーソン、そしてビ・バップ・デラックスのベーシストだったチャーリー・ツマハイにより結成されたグループって、何という最高の「いぶし銀」バンド!
こちらもいぶし銀の度合いでは負けていませんね。元ユーライア・ヒープのデヴィッド・バイロン、元コロシアム~ハンブル・パイのギタリスト=デイヴ・クレムソン、そして元ウイングスのドラマー=ジェフ・ブリットン!突き抜けるようなリフワークが堪らない、キャッチーかつスピード感溢れるハード・ロックが炸裂する名盤!
ん?後にURIAH HEEP、JONESY、CAMEL、CARAVANなどに参加するメンバーが在籍って…。凄くないか?こんな「体操のお兄さん」ジャケで良かったの??
Jack LancasterやJohn G. Perry、元JETHRO TULLのドラマーClive Bunkerという英国裏街道オールスターというべきいぶし銀のメンバー達が結成したグループ!モダン・ポップにカンタベリー・フィーリングが加わったような、叙情がにじむ円熟のニッチ・ポップがさすが!
クラプトンも驚愕したホワイト・ブルース最高のギタリストMike Bloomfieldを中心に、FAMILY~BLIND FAITHのベースRich Grech、 CACTUS~BB&AのCarmine Appiceらによって、70年代中期に結成した英米混成スーパー・グループがこちら。これはクラプトン『スローハンド』に与えた影響もきっとあるはず!
「グループ」ではありませんが、この物凄い豪華メンバー参加のスーパーセッション作もご紹介したい!エリック・クラプトンにジェフ・ベックにトッド・ラングレンにキース・エマーソンにドクター・ジョン、ミッチ・ミッチェル、ハーヴェイ・マンデル、リンダ・ロンシュタット、バーニー・レドン、デラニー・ブラムレットって、英米メインストリームのオールスターではないかっ!
ジュリアード、バークリー両音楽大学で学んだ日本人パーカッショニストが76年に行った名作『GO』の再現ライヴを収録。スタジオ盤同様に演奏メンバーがまた凄くて、Klaus Schulze、Stevie Winwood、Al Di Meola、Michael Shrieve(サンタナ)という多国籍な顔ぶれ。何というコネクション…!
縦横無尽に飛び交う正統派オルガンサウンドが聴きたければコレ!バンド自体の知名度はそれなりにありますが、のちに各メンバーがBRAND X、ROXY MUSIC、GILLANなど名だたるバンドに加入する、逆スーパー・バンドという点でピックアップ。
ロン・ウッドの人望のなせる業!?ロッド・スチュワート、キース・リチャーズ、イアン・マクレガンなど豪華なメンバーを揃えた幻のグループの発掘ライヴ盤!
Derek Sherinianをはじめ、トップ・ドラマーVinnie Colaiuta、名セッション・ベーシストRic Fierabracci、ミートローフのヴァイオリン奏者&ヴォーカルの紅一点Ginny Lukeというスーパーグループの15年作。これだけの百戦錬磨のミュージシャンが集結しているのに、テクニックではなく、メロディ指向で、ヴァイオリンも躍動してるし、カンサスのファンは要チェックです。
後にSUN TREADERを経てBRAND Xへと加入することとなるPete Robinson、HARD STUFF、ROXY MUSICなどで活躍するJohn Gustafson、STRAPPS、GILLANへと参加するMick Underwoodによるキーボード・トリオ。Harvestレーベルからの70年作。その内容はハード・ロックを基本にクラシックやジャズなどの手法も使い分けるPete Robinsonのオルガンをメインに据えたヘヴィー・ロックの名作であり、オルガンのほかにピアノやハープシコードなどで巧みに表情を変え、楽曲によってはストリングスも導入したシンフォニック・ロック的な音楽性も聴かせます。
デジパック仕様、Peter Robinson自身による5.1 SURROUND SOUNDミックス音源を収録したDVDをプラスしたCD+DVDの2枚組、NTSC方式、リージョンフリー
名ギタリストMike Bloomfield、FAMILY〜BLIND FAITHのベースRich Grech、CACTUS〜BB&AのCarmine Appice、後にAORシーンで活躍するヴォーカルRay Kennedyなどによるスーパー・グループ。76年作。Mike Bloomfieldのエモーショナルなギターが冴え渡るブルージーな楽曲、Ray Kennedyのソウルフルな歌声が光るバラード、熟練の旨みが凝縮されたレイドバックした楽曲など、さすがの芳醇なアンサンブルが素晴らしい佳曲ぞろい。名作です。
69年に録音され、73年に2枚組でリリースされたスーパー・セッション・アルバム。何と言っても参加メンバーがびっくりするほど豪華!エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、トッド・ラングレン、キース・エマーソン、ドクター・ジョン、ミッチ・ミッチェル、ハーヴェイ・マンデル、リンダ・ロンシュタット、バーニー・レドン、デラニー・ブラムレットなどなど、英米超豪華メンバーの揃い踏み。演奏もさすがの切れ味。ロック・ファンは文句無しに楽しめる好企画盤です。
世界的評価を確立した日本人パーカッション奏者の作品、76年作。76年6月12日、スタジオ作「GO」を見事に再現した名ライブを収録しています。スタジオ作で参加したKlaus Schulze、Michael Shrieve、Stevie Winwood、Al Di Meolaらが集合し、壮大なコンセプトに基づくスペースジャズロックを繰り広げる様は圧巻の一言であり、改めてこのスーパーグループのポテンシャルの高さに驚かされます。ライブに適したKlaus Schulzeによるコズミックサウンドはどこまでも大きな広がりを見せ、STOMU YAMASHTAのパーカッションはよく跳ねており、クロスオーバー色の強いグルーヴィーな楽曲はスタジオ作以上に躍動感をもって感じられます。スタジオ作「GO」と共に全ロックファン必聴の名盤です。
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