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《サイケ》をキーワードに巡る、女性ヴォーカル周遊記~アメリカ、イギリス、南アフリカ、フランス、オランダ~《前編》

ようこそ、カケレコ・エアラインへ!
英米の名盤・定番を出発点に、ディープな作品へと国内をご案内した後、ユーロ&辺境へと誘うワールド・ロック・ツアー。

申し遅れました、私、本日のツアー・コンダクターを務めます、芹沢聡一郎です。
今回のツアーは、『《サイケ》をキーワードに巡る、女性ヴォーカル周遊記』

皆さんそれぞれ、ご贔屓にされている女性ヴォーカル、いらっしゃいますよね。
歌唱的な特徴で云えば、シャウト系、ウィスパー系、ハスキー系、スウィート系・・・
ルックス的な特徴で云えば、清楚系、派手系、お色気系、母系、妹系、義母系・・・

・・・コホンッ。
とまあ、大まかに挙げてみるとこんな感じでしょうか。

今回のツアーでは、そんな系統のひとつとして私芹沢が提案する、世界各国の《サイケ》な女性ヴォーカルを巡ってまいりましょう。

魚の水を得たるが如し、サイケ・ムーヴメントを泳ぎ回った彼女たち。
世界各国で、どのような、美女とサイケとの邂逅があったのでしょう・・・
さあ、まずはアメリカから、まいりましょう。

JEFFERSON AIRPLANE『SURREALISTIC PILLOW』

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シスコ・サウンドを象徴する女性ヴォーカル、JEFFERSON AIRPLANEのGrace Slick。サイケデリック・ムーヴメントを象徴する女性ヴォーカル、と言っても過言ではありませんね。醒めたような、恍惚としたような、獲物を見据えたような深遠な瞳。一度聴いたら耳から離れないほど強烈な、堂に入ったビブラート歌唱。67年リリースの本作『SURREALISTIC PILLOW』から加入した彼女がもたらした最大の功績は、自身作「White Rabbit」にも顕著なように、バンドにサイケなエッセンスを持ち込んだことです。

そしてこの時代、女性ヴォーカルをフロントに据えたサイケ・バンドが数多く出現します。新たなバンド形態の一雛形として、シーンにもたらした影響も計り知れませんね。

さて、お次もアメリカ、サンフランシスコで活動したグループをご紹介しましょう!

GOLD『MISSION ROCK』

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フィルモアの創設者Bill Grahamや、Country Joe McDonaldらシスコの大物たちに見初められながらも、シングル一枚のみを残して去ったという7人組ブルース・ヘヴィ・サイケ・バンド。シャウト型の女性ヴォーカル、エネルギーに満ち溢れたギター・オリエンテッドなサウンド、乱れ打つパーカッション。BIG BROTHER & THE HOLDING COMPANYと初期SANTANAを掛け合わせたような、隠れた好グループです。

SALLOOM SINCLAIR & THE MOTHER BEAR『SALLOOM SINCLAIR & THE MOTHER BEAR』

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この声の主はGOLDの二代目ヴォーカリストでもあるRobin Sinclair!ヒッピー調のルックスと、飛んでいっちゃいそうな危うさもJanisを彷彿させます。というか、おそらく相当憧れていたことでしょうね。声域は、Janis JoplinとLynn Carey(ex.MAMA LION)の中間位でしょうか。私芹沢、意外とこういったシャウト型の、気の強そうな女性に弱いんです。なんか、最近のカケミちゃんとダブるんだよな・・・

・・・コホンッ!
さて、もう一組アメリカのグループをご紹介させてください!

SOUND OF FEELING『UP INTO SILENCE』

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双子姉妹ヴォーカルと男性アレンジャーから成る、LAを拠点に活動したサイケ/ソフト・ロック・グループ。ジャケットそのままのアンニュイな魅惑を宿した双子姉妹のヴォーカルと流麗なハープの調べに微睡んでいると、次の楽曲ではファジーで狂気的な洗礼を浴びせられるという、USサイケ界ではちょっと知られたカルト盤です。

さて、『《サイケ》をキーワードに巡る、女性ヴォーカル周遊記』前編はここまで。後編はヨーロッパへ飛びます。

みなさん、ヨーロッパではどんな「サイケな彼女」が待ち受けているか、お愉しみに。
それでは、また近いうちにお会いいたしましょう。
お相手は、芹沢聡一郎でした。


《サイケ》をキーワードに巡る、女性ヴォーカル周遊記~アメリカ、イギリス、南アフリカ、フランス、オランダ~《後編》

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前編はサイケデリックカルチャーの発火点、アメリカの西海岸を巡りましたね。後編は、いよいよヨーロッパへ飛びます。まずはイギリスへまいりましょう!


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《サイケ》をキーワードに巡る、女性ヴォーカル周遊記

  • JEFFERSON AIRPLANE / SURREALISTIC PILLOW

    シスコ産王道サイケ・ロック・バンド、サマー・オブ・ラヴを象徴する67年2月リリースの傑作2nd

    60年代後期、米西海岸で沸き起こったサマー・オヴ・ラヴを象徴する彼らの2nd。67年2月リリース。歌唱、ルックスともに圧倒的な存在感を放つGrace Slickが本作より加入。メインヴォーカル時にとる、一度聴いたら耳から離れないほど強烈なビブラート歌唱。バックヴォーカルとしても男性陣と見事に溶けあった流麗なコーラスワークを聴かせてくれます。歌唱もさることながら、Graceがもたらした最大の功績は、自身作「White rabbit」に顕著であるように、バンドにサイケデリックな要素を持ち込んだこと。そうしたバンド的な意義、そして西海岸サイケデリック・カルチャー全盛期の象徴としての時代的な意義。その互いを兼ねそなえた大名盤。名曲「Somebody to Love」収録。

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