2024年10月24日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊,世界のロック探求ナビ
タグ: 南米ロック
こんにちは。カケハシ・レコードです。
上着がいるような、いらないような、何とも言えない気温が続いており、体調管理に気を付けなければいけない今日この頃です。
本日は最近個人的にハマっている濃厚、濃密なフォルクローレ系の南米産プログレを求めて中古棚を探求してまいりましょう。
フォルクローレとロックの融合と言えば先ずはコチラ!シンフォとフォルクローレを高次元で融合させる後年の作品とは違い、まだまだ発展途上ながらも独自性は抜群!
タイトル曲「Todos Juntos」を聴けば新しい探求の扉が開かれるかも!?
SPEAKERSのメンバーを中心に結成されたコロンビアのジェネシス!クンビアやアンデス地方の民族音楽とロックを融合した独自のサウンドは聴きもの!
アルゼンチン産のフォルクローレ系プログレッシヴ・バンドの78年作と82年作をカップリングしたお買い得盤!78年作よりそれまでの、叙情的なフォルクローレの側面によりロックの要素が盛り込まれたクロスオーバーな傑作です。82年作はより洗練されていて聴きやすくなっており、合わせて必聴!
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コロンビアを代表するビート・グループSPEAKERSのHumberto Monroy率いるグループ。75年作の3rd。ドリーミー・サイケだった前作に比べ、ビートを強調していて、フォーク・ロック/サイケ・ポップ度が増した印象。ほのぼのハートフルなメロディとリコーダーやフルートによるドリーミーなアンサンブルは相変わらずで、見事な辺境サイケ・ポップ必殺盤になっています。暖かみいっぱいで、メロディやアンサンブルがスッと心に入ってきます。素晴らしすぎる名作。
GUESSCD013/GUPENCD012(GUERSSEN)
スリップケース付仕様
盤質:傷あり
状態:良好
若干ケースツメ跡あり、スリップケースは付いていません
72年結成のアルゼンチン出身プログレ・グループ、78年作と82年作を収録。哀愁漂うフォルクローレ調のバンド演奏を格調高い管弦楽器の調べがクラシカルに彩る、詩的な美しさを湛えたサウンドは、南米という枠を越えて見ても大変に個性的。聴きモノは78年作5曲目で、『CONCERT GROSSO』を思わせるゆったりと甘く優雅にオーケストラが流れてゆく前半、バンドネオンの音色が郷愁を誘う中盤、芳醇かつスリリングなシンフォニック・ロックが駆け抜けていく終盤と隙のない構成が見事な大名曲。南米プログレとしては飛び抜けて洗練された音像に驚きです。82年作も前作を踏襲したサウンドですが、管楽器が活躍度を増している印象で、ジャズやポップも織り交ぜたより色彩感ある演奏となっています。この時期のアルゼンチンにこんなにも知的で洗練度の高いグループがいたとは。両作ともに傑作です。
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