2012年1月17日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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こんにちは、カケレコ店長の田中です。
今から10年以上前に出たムック本『ニッチ・ポップ』鈴木祐・小西勝著が好きなんですよね。
これが出た当時は中古レコード屋でバイトをしてたんですが、今まで見向きもされなかった盤が、この本に載ったことで人気が出て、査定額どうしよう!?って店長が悩んでてたのを思い出します。
カケレコもこんな風に、忘れられている愛すべき作品に光りを当てる仕事を、丁寧にやっていきたいなと思ってます。
さぁて、この本に載っている中で一枚、ピックアップしましょう。
第5章【ルックス重視、ダサ坊おことわり】に掲載されているHUDSON-FORDです!
と言っても、頭髪はないですし^^、決してルックスが好くないのが、いかにもニッチ・ポップでたまりません。
この本をまだ読んだことが無い方は、是非、中古書店で探してみてくださいね。
本が見つからなければ、カケレコの【70s大英帝国ポップ】コーナーでも愛すべき作品達にきっと会うことができるでしょう。
ポール・マッカートニー直系のメロディ・センスと英国的な哀愁がにじみ出たヴォーカル&メロディがとにかく絶品。
RDI33053(RETRO DISC INTERNATIONAL)
1290円 (税込1419円)
これはビートリッシュな英ニッチ・ポップの極めつけですね。なぜかフランスでしかリリースされなかった幻の作品。田舎のバッドフィンガーって感じで胸キュン必至!
GEM80(FLAWED GEMS)
2490円 (税込2739円)
在庫あり
FRESHCD176(FRESH)
1490円 (税込1639円)
VELVET OPERA〜STRAWBSで活躍したRichard Hudson(G/Vo)、John Ford(G、B、Vo)の2人によるデュオ。73年作の1st。ポール・マッカートニー直系のメロディ・センスと英国的な哀愁がにじみ出たヴォーカル&メロディがとにかく絶品。Gerry Raffertyあたりに通ずる雰囲気を感じます。中域がまろやかなメロウなギターを中心に、ピアノ、ストリングス、キーボード、バンジョーなどが、メロディを優しく包み込みます。スウィートで憂いのあるハーモニーと哀愁のバンジョーが胸に染みる「Angels」、必殺のメロディと格調高くリリカルなピアノ&ストリングスが素晴らしすぎる「I Wanted You」、ポール・マッカートニーが作るアコースティックな小曲に通ずる「Let Her Cry」、鮮やかな展開が見事なビートリッシュな「Revedations」など、とにかくキャッチーなメロディ・センスと奥行きのあるアレンジが素晴らしすぎます。メロディアスな曲だけでなく、1曲目「Crying Blues」など、粘っこくファンキーなリズムがキャッチーなメロディに絡みつくハード・ポップも魅力的。ブリティッシュ・ポップのファンは絶対に買いの一枚。おすすめです。
VELVET OPERA〜STRAWBSで活躍したRichard Hudson(G/Vo)、John Ford(G、B、Vo)の2人によるデュオ。75年作3rd。1曲目「Did Worlds Collide ?」からポップ・ファンの心を鷲づかみELO風のシンセのイントロから始まり、ハードなギターが視界を一気に広げ、そこにスウィートでヌケの良いメロディ&ハーモニーが現れる!サビのキャッチー過ぎるメロディに思わずニンマリ。ちょっと変拍子入ったギター・ソロも勢いがあって、さらにニンマリ!この曲を聴いて心躍らないポップ・ファンは居ないでしょう!その他の曲もキャッチーなメロディの金太郎飴。2ndよりもグッと洗練され、メロディの魅力も一層増しています。ELOやPILOTあたりと比べても何ら遜色は無いブリティッシュ・ポップの名作!このデュオの作品にはずれ無し。
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