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カケレコ店長の「日々是ロック」 – インドネシアSIMAK DIALOG、ポーランドMILLENIUM、オランダSILHOUETTEなど

こんにちは、カケレコ店長の田中です。

昨日入荷したCD、売れたCDの中から店長オススメの作品をピックアップするこちらのコーナー「日々是ロック」。

プログレ、ロック、ジャズ・ロック、サイケ、ハード・ロック、フォークなどジャンルを横断して世界のロックをカケハしてまいります。

まず一枚目は、先週末に入荷した注目の新譜から。

人気のインドネシアのジャズ/フュージョン・ロック新鋭バンドSIMAK DIALOによる最新ライヴ作。う~む、緻密かつ流麗なアンサンブル、やはり素晴らしいです。

SIMAK DIALOG/LIVE AT ORION

カンタベリーを彷彿させる優美なフェンダー・ローズ、精緻なタッチのエレキ、そして、ガムラン・ミュージックのエッセンスたっぷりなパーカッションが織りなすサウンドは、スタジオ盤と変わらぬ芳醇さ!

インドネシアの人気ジャズ・ロック新鋭による13年アメリカ公演音源!


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NHK-FMの『プログレ三昧』でDISCUSが取り上げられ、プログレ・ファンにとって注目すべきエリアとなったインドネシア。DISCUSにも勝るとも劣らない硬派かつイマジネーション溢れるジャズ・ロック/プログレの名作が続々と届いておりますので、ピックアップ!

ポーランドの人気プログレ新鋭バンドの最新作が再入荷しましたよ~。

MILLENIUM/IN SEARCH OF THE PERFECT MELODY

オープニングを飾る19分を超えるナンバーは、ベートーヴェンやワーグナーなど偉大なる作曲家へのオマージュであるとともに、ジェネシス「サパーズ・レディ」やピンク・フロイド「エコーズ」など偉大なるプログレ名曲へと捧げられた大曲!



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最近、ピンク・フロイドのDNAを継いだグループが登場していますが、ポーランドのMILLENIUMとともにカケレコで人気なのがこちら。

A SECRET RIVER/COLOURS OF SOLITUDE

ずばり「ピンク・フロイドのメランコリーと音響感覚 meets ジェネシスの幻想美」。モダンな音響センスを持ったSSWのバックを、ヴィンテージなプログレ新鋭バンドがサポートして幻想美を加えた、というようなスウェーデン新鋭、2014年デビュー作!

スウェーデンのプログレ新鋭と言えば、このバンドは筆頭格ですね!

ANGLAGARD/VILJANS OGA

アネクドテンと並ぶ北欧シンフォの雄、実に18年ぶりの2012年作!

北欧ならではの幻想性と神秘性、そして、クリムゾン『レッド』のDNAを受け継いだ荘厳さと実験精神との完璧な融合。

ずばり、00年代以降のプログレの金字塔!

90年代以降のプログレ・シーンを牽引する国と言えば、スウェーデンとイタリアですが、その2国に最近割って入る勢いなのがオランダ。この新譜は人気ですよ~。

SILHOUETTE/BEYOND THE SEVENTH WAVE

カケレコ月間ベストセラーになるなど出世作となった前作に続く2014年作4thが登場!

前作で極めたキャメル系シンフォ・サウンドに、モダンなエッジとダイナミズムが加わり、ドラマティックさを増したダッチ・シンフォ快作!

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2014年総まとめ「カケレコが選ぶプログレ/ロック新譜・リイシュー盤 2014」

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カケレコ的2014年総括として、2014年に発売されたCDの中から、ベストセラー盤をピックアップしつつ、いくつかのテーマに分けながら、1年間のプログレ/オールド・ロック・シーンを振り返ってまいります。


ダッチ・プログレ特集 ~商業の合理主義とプロテスタンティズムの敬虔主義が息づくオランダ生まれのプログレ名品選

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オランダならではの端正でいて素朴な人情味にも溢れたメロディアスなプログレッシヴ・ロック名作をセレクトいたしましょう。フォーカスの他にも愛すべきグループがたくさん居ますね。

イタリアの新鋭による人気作も再入荷しておりますので、2枚をピックアップ。どちらもジェネシス・ファンは必聴といえる人気作。

YLECLIPSE/SONGS FROM THE CRACKLING ATANOR

GENESIS系伊シンフォ新鋭の代表格と言えば?この12年作がまたまた傑作!

ハケット調の気品高いギターワークからトニー・バンクス直系のファンタスティックなシンセまで、もうこれでもかとGENESIS愛に満ち満ちた名品なんです☆

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新旧「ジェネシス・フォロワー」特集

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ジェネシスをスタートに、彼らから影響が色濃い繊細なサウンドを持った世界の新旧ジェネシス・フォロワーの名作を聴いてまいりましょう。

SUBMARINE SILENCE/SUBMARINE SILENCE

ジェネシスとキャメルの叙情性を混ぜ合わせたような、どこを切っても美メロが溢れ出る名作だと!

ジャケも『フォックストロット』と『スノーグース』を足して二で割ったみたい!

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ここからは、リイシュー盤をピックアップ。まずはアメリカのニッチなプログレをご紹介。

GLASS HARP/GLASS HARP

ツイン・リードじゃないけど、リリカルな楽曲とギターの雰囲気は、ウィッシュボーン・アッシュからの米国からの回答。

これはハーヴェストやネオンあたりのフォーキーなブリティッシュ・ロックが好きならたまらないはず!

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イギリスからニッチ&ディープな自主制作盤だけど、VERTIGOやHARVESTの作品に勝るとも劣らない作品を3枚セレクト。

POLIPHONY/POLIPHONY

原盤激レアなこの自主制作盤、トントン・マクートやランニング・マンやサムライあたりのファンは、「おおっ」となっちゃうだろうな!

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SECOND SIGN/SECOND SIGN

ずばり70年代ブリティッシュ・ロック・ファン必聴の激レア発掘音源!

とめどなく溢れる叙情美とバーバラ・ガスキンを彷彿させる女性ヴォーカル。グッときちゃいますよ~。

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SLOWBONE/REAL ROCK AND ROLL SWINDLE !

このツイン・リードは凄い!ツイン・リードっていってもギター2本ではなくて、ギターとオルガンがスピーディーかつメロディアスなリードを炸裂っ!

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ラストは我らが日本から!

週末にアップした「ニューロック」特集ページもあわせてチェック是非!

MASAHIKO SATOH & SOUNDBREAKERS/AMALGAMATION 恍惚の昭和元禄

フリージャズと、お囃子やら戦前のラジオなどの様々なコラージュが融合したサウンドは、もの凄いテンション!

こりゃ、日本ジャズ・ロックの最高峰!

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日本の「ニューロック」特集!

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GSの商業主義から脱却し、英米のサイケ/アート・ロックに影響を受けた「カウンター・カルチャー」のロック・ミュージックを指向した気骨ある若者たちの記録

いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。

またお会いいたしましょう。

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    もの凄いテンション!痺れます!日本ジャズ・ロックの最高峰!71年作。

    これは痺れました。なんたるカッコ良さ。フリージャズと、お囃子やら戦前のラジオなどの様々なコラージュが融合したサウンドは、もの凄いテンション!水谷公生、柳田ヒロなど参加。LOVE LIVE LIFEと共に、日本ジャズ・ロックの最高峰。

  • SECOND SIGN / SECOND SIGN

    ずばり70年代ブリティッシュ・ロック・ファン必聴の激レア発掘音源、溢れ出る叙情美にグッとくる必殺盤!

    70年代半ばに録音されながらお蔵入りとなった激レア発掘音源。オリジナル・マスター・テープからの再発盤。英国らしい叙情性が胸を打つ美しいメロディ、そしてしっとりと歌い上げるハイ・トーンの女性ヴォーカル。ライナーにはバーバラ・ガスキンを彷彿とさせると書いてありますが、確かにその通り。歌メロの裏で泣きのフレーズを紡ぎつづける歌心満点のギター、くすんだトーンのいかにもブリティッシュなオルガン。タメの効いたリズム・チェンジでドラマティックに彩るアレンジも見事。1曲目の「Golden Age」から名曲で、溢れ出る叙情美にグッとこないブリティッシュ・ロック・ファンはいないでしょう。リリカルな前半から後半に向けてスピード・アップしながら一気に畳みかける展開の中、どんどんとヒートアップする止めどないメロディアスなギター・ソロに拳を握りしめること間違いなし!2曲目は一転して優美なフルートが導く神秘的なフォーク・ロック。こちらも絶品。この1・2曲目は英ロック・ファン必殺と言える出来映えです。マスター・テープの状態のためか高音が割れ気味の音質が若干残念ですが、それをおぎなって余りある素晴らしい楽曲。英ロック/プログレ・ファン、是非、聴いてみてください!

  • SLOWBONE(SLOWBONE THE WONDERBOYS) / REAL ROCK AND ROLL SWINDLE !

    オルガンとギターのツイン・リードが炸裂!70年代にロンドンで活躍したキャッチーなハード・ロック・バンド、強烈です!

    71年〜77年に活躍したロンドンのハード・ロック・バンド。鍵盤奏者を含む4人組。72年、74年、77年に録音されたスタジオ音源12曲に加え、73年と74年のライヴ音源11曲、さらに75年のラジオ・インタビューを収録した編集盤。アイアン・メイデンやセックス・ピストルズへ与えた影響についてライナーで触れられていますが、音を聴いて納得。エネルギッシュに駆け抜けるリズム隊、エッジの立ったスリリングなギター・リフ、ハイ・トーンの絞り出すシャウト・ヴォーカル!そして、特筆なのが、ツイン・リード。それもギター2本ではなく、ギターとオルガンがメロディアスでスピード感いっぱいなツイン・リードを炸裂させています。初期YESのようなプログレッシヴな疾走ナンバーもカッコ良い。70年代中期の音源は、デヴィッド・ボウイを彷彿とさせるキャッチーなグラム・ロックも。これは素晴らしいグループ!オススメです!

  • MILLENIUM / IN SEARCH OF THE PERFECT MELODY

    ポーランド屈指のプログレ新鋭バンド、前作に負けず劣らずの傑作に仕上がった2014年作10th

    99年結成のポーランド屈指のプログレ新鋭バンド。最高傑作と言える圧倒的な強度のシンフォニック・ロックを聴かせた前作からわずか1年でリリースされた2014年作10thアルバム。「完璧なメロディを探して」というタイトル通り、アルバム冒頭から伸びやかなハイ・トーンのヴォーカルがアカペラで高らかに歌い上げ、鳥肌もの。間髪いれず、彼らの持ち味である、ピンク・フロイドゆずりのディレイ音による空間的なアンサンブルの中、ギター、続いてサックスがリードを取る展開もスケール大きいです。このタイトル・トラックは、ベートーヴェンやバッハやワーグナーなど偉大なる作曲家へのオマージュであるとともに、偉大なるプログレ大曲、ジェネシス「サパーズ・レディ」やピンク・フロイド「エコーズ」やイエス「危機」へのオマージュとして作られた19分を超える大曲。メランコリックでいてスタイリッシュな彼らならではのプログレッシヴ・ロックを極めた名曲です。ロング・トーンでまるで歌うように優美に奏でられるギターと夢想的なサックスが柔らかにメロディを紡ぎ合うインストあり、ストリングスが艶やかに彩る、愛とともに裏切りを描いた渾身のバラードあり、ピンク・フロイドゆずりの洗練を極めたアンサンブルとともに突き抜けたメロディ・センスで聴き手を壮大な音のストーリーへと導き感動を誘うサウンドは彼らの真骨頂。前作に負けず劣らずの傑作です。

    • LM90CDDGLYNX

      デジパック仕様 ※1曲目00:15にブツッという雑音、2曲目05:03以降に一部の音が奥に引っ込んだような感じになります。制作段階での問題と思われますので、何卒ご了承ください

  • POLIPHONY / POLIPHONY

    トントン・マクートやランニング・マンに通ずる73年の自主制作盤、フルートやエレピがたゆたう英国叙情に溢れたジャズ・ロック秘宝

    英国はバーミンガム出身のジャズ・ロック・グループ。73年に自主制作された唯一作。ギター、ベース、ドラム、ピアノ兼フルートの4人組で、全曲インストゥルメンタル。ちょっとバタバタとしていて英国的な哀愁に満ちたドラムとよく動くベースによるリズム隊を土台に、ファズを効かせたギターがたゆたうようにメロディアスなギターを奏で、そこに流麗なエレピや陰影に富んだフルートがからみます。洗練されているとは言えないものの、R&Bタッチの洒落たタッチと英国的な叙情性に富んだアンサンブルは愛すべき魅力いっぱい。トントン・マクートやランニング・マンやサムライあたりのファンは、「おおっ」となることでしょう。ちゃんとしたプロデューサーのもとしっかりと録音され、ネオンあたりからリリースされていれば、きっと人気作となっていたはずです。オススメの一枚。

  • A SECRET RIVER / COLOURS OF SOLITUDE

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    スウェーデン出身、Key奏者を含む4人組バンド、2014年のデビュー作。ゆったりとメランコリックに奏でられるギターのアルペジオと北欧らしい透明感のあるリリカルなピアノ、そして、包み込むように歌う翳りあるヴォーカルとハーモニー。そんなピンク・フロイドに通じる映像喚起的なサウンド・プロダクションと叙情美が印象的なヴォーカル・パートから、インスト・パートでは一気にジェネシス的なヴィンテージな幻想美が溢れ出すのが持ち味で、繊細なタッチでまるでさえずるようなギターのリードと、そこにユニゾンであわせるハモンド・オルガンやムーグ・シンセがハートフルな音像を描きます。美しくクリアなヴォーカルとメロディも特筆で、モダンな音響センスを持ったSSWのバックを、ヴィンテージなプログレ新鋭バンドがサポートして幻想美を加えた、というような感じ。派手さはありませんが、たしかな歌心とアンサンブルのセンスを持った実力派。好盤です。

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