2013年12月10日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: 日々是ロック
こんにちは。
カケレコ店長の田中です。
昨日売れたCDの中から店長オススメの作品をピックアップするコーナー。
プログレ、ロック、ジャズ・ロック、サイケ、ハード・ロック、フォークなどジャンルを横断して世界のロックをカケハしてまいります。
まずは、11月の月間ランキング8位で、昨日再入荷したサザン・ロックの人気リイシュー盤からスタート!
カプリコーンからのでデビュー作で、サザン・ロックのヌケの良さを軸に、ウェストコースト・ロックの爽やかなポップ・フィーリングもあって、ボストンに通じるハード・ポップさもあって、こりゃ最高!
すごくポップで、イーグルスなどウェストコースト・ロックやキャパビリティ・ブラウンあたりの英ニッチ・ポップのファンにもオススメですよ~。
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ジョージア、アラバマ、テネシー、テキサス、フロリダ、オクラホマ、アーカンソー州といったアメリカ南部生まれのミュージシャンによる、ハードでいてヌケがよく、哀愁いっぱいのサザン・ロックをご紹介。
サザン・ロックは最近リイシューが活発。
「サザン・ロック」で在庫を検索してみると?人気順でどうぞ。クリック!
お次も最近リイシューされた作品。ジャケも含めて、愛すべき英フォーク・ロックですね。
このカエル・ジャケのセンスは微妙なんだけど、そこがいかにも英ニッチ・ポップって感じで愛すべきだし、パブロック風味のフォーク・ロック・サウンドにグッときちゃう好盤!
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フェアポート・コンヴェンションの初代ヴォーカリストであり、ソロやバンドで米ウェストコースト・ロック憧憬の愛すべき名作を残し、今も活動を続ける名SSW、イアン・マシューズをピックアップ。
韓国BIG PINKからのリイシュー盤もあいかわらず人気です。
BIG PINKのリイシュー盤を人気順に並べてみると?クリック!
ベアズヴィルから71年作で、録音はナッシュビル、エンジニアにはトッド・ラングレンも参加!ということで、熱いスワンプをやっても、「気品」や「陰影」を感じさせるんですよね~。ウッドストック名盤!
最近注目の00年代アヴァン/チェンバー・ロック・シーン。昨日入荷した仏新鋭をピックアップ。
初期ヘンリー・カウに『レッド』期クリムゾンの暗黒ヘヴィネスを注入すると?このフランスの新鋭グループ、これは素晴らしいです。
暗黒じゃない、こんなにも透明感あるアヴァン・プログレもあるんです。
これぞロシアと言える透明感とクラシカルな格調高さ。ピアノと女性ヴォーカルとのデュオで、天上から射す光のように艶やかで澄み切った逸品。
ヴィンテージな音を出すハード・ロック新鋭にも注目!
ん、ベルギー?しかも、新鋭?うそでしょ!? ツェッペリンやパープルに通ずるこのビンテージ感、たまらん・・・。
プログレ新鋭の中では、キャメルやジェネシスのDNAを継ぐリリカルなシンフォが人気。このイタリア・シンフォはロングセラーの人気作。
キャメル『スノー・グース』にヴォーカルが入ったら!? イタリアの90年代初期を代表する、気品溢れる絶品叙情派シンフォですね。
イタリアのメロディアスなプログレでは、最近ではこれが人気。
イタリアのコンポーザーの手による楽曲を腕利きミュージシャンが演奏するプロジェクト13年作。どこまでも瑞々しくナチュラルな演奏に、近年話題のシンガーPelleKの耽美な美声が映える~!!
本家キャメルも『スノーグース』のニューレコーディング作をリリースしましたが、こんなカヴァー作品も人気。
キャメルの名作「SNOW GOOSE」をジャズ・ロック・テイストでカヴァーしたイタリアの新鋭!あの名インスト作に堂々と伊語の語りを入れちゃうあたり、さすがはイタリアですね!
イタリアの新鋭作品で徐々に売れているのが、こちら。女性ヴォーカルのファンはチェック是非。
OSANNAを始め、DELIRIUMらとも共演する女性ヴォーカリスト率いるイタリアの新鋭!ゲスト参加したクリスチャン・デカンプやソーニャ・クリスティーナとの共演も見事などこまでもドラマティックなシンフォ逸品。
さぁ、ここからは70年代のプログレ・リイシュー盤をピックアップしていきましょう。まずはアメリカから!
ジェネシス meets ハットフィールドって感じのグループをなんと70年代後期のアメリカに発見!オリジナルは自主制作で、原盤はかなり高騰しているようですね。注目のリイシュー盤です。
お次はユーゴスラビア!ユーゴの作品も最近リイシューが進んでいて注目です。特集記事もございますので、チェック是非。
腕時計を宇宙服のように見立てたジャケ!秘宝臭ぷんぷんですね!音の方も東欧ならではの独特な翳りに覆われていて雰囲気ばつぐん。旧ユーゴ屈指のプログレ名作!
ラストは英ハードでガツンと!
その名は、ザル・クレミンソン。マイナーながら、パトゥのオリー・ハルソールやニュークリアスのクリス・スペディングに通じる、いぶし銀のギター名手。支えるリズム隊も強力でこの70年作、ずばり英ハード名作。
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英国はグラスゴー出身で、後にアレックス・ハーヴェイと出会い、センセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンドへと発展するグループ。なんといっても、ザル・クレミンソンのいぶし銀ギターが特筆もの!
1日1枚ロック定番を特集するコーナー「MEET THE SONGS」では、昨日、パトゥをピックアップしました。テア・ガスとあわせてチェック是非。
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ジャジー&ソウルフルなブリティッシュ・ハード・ロック・バンドPATTOの1st『PATTO』と2nd『HOLD YOUR FIRE』。
いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの1枚が見つかれば嬉しいです。
また明日、お会いいたしましょう。
イタリアのシンフォ・グループ、91年作の1st。広がりのあるファンタスティックなシンセ&エレピ、哀愁溢れるリコーダー&サックス、歌心溢れるリリカルなギターをフィーチャーしたシンフォニック・ロック。繊細なタッチで丁寧に紡がれる気品に満ちたサウンドは、CAMELや初期GENESISにも一歩も引けを取らない完成度。ヴォーカル・メロディの素晴らしさも特筆もので、どの部分を切り取ってもリリシズムが溢れ出てきます。これは本当に素晴らしいですよ。傑作。
ヴィンテージ感覚溢れるベルギーのハード・ロック・グループ。08年作。 レーベルからのインフォには、LED ZEPPEINやDEEP PURPLEなど60年代?70年代のハード・ロックからの影響を軸に、ジャジーなエッセンスを加えたサウンド、とありましたが、たしかにその通り!中域が太くコシのあるギター・リフ、淡くむせぶオルガン、全体に流れる荘厳な雰囲気など、70年代の発掘音源と言われても分からないヴィンテージ感覚いっぱいのサウンドが印象的。クラシカルなフルートをフィーチャーし、叙情性溢れるメロディとヘヴィなアンサンブルで畳み掛ける楽曲などは、往年のジャーマン・ハードを彷彿とさせます。好グループ。
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