2013年3月18日 | カテゴリー:ライヴ・レポート,世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ
こんにちは、カケレコ・スタッフ佐藤です!
3月15日にクラブ・チッタで行われた「クリムゾン・プロジェクト&アングラガルド」来日公演1日目に行ってまいりました。
その模様を他国でのライヴ動画を交えてお伝えしてまいります!
開始約20分前に会場に入ると、ステージの幕はすでに開いており、セットされた楽器群が目に入ります。その中でも一際目を引くのがフロント位置に鎮座している真っ白い鍵盤楽器、メロトロンです。
1月に開催された「ヨーロピアン・ロック・フェス」ではアネクドテンの壮絶なメロトロン・サウンドに終始圧倒されたこともあり、今回も俄然期待が高まります。
開演時刻となる19時ちょうどにアングラガルドによる演奏がスタート。演奏が始まってまず何より印象的だったのが、フロントでフルート/サックスを操る女性メンバー、アンナ・ホルムグレンによるフルートの澄み切った中にも哀感の漂う音色でした。透明感溢れる音使いが特徴的な北欧プログレのサウンドとは本当に相性の良い楽器だと生で聴いて実感。
そう思っていると演奏は急転直下、叩きつけるようなドラミングに導かれ一気にヘヴィーなパートへと突入。フルート&メロトロンをメインとした静謐なパートとリズム隊&ギターがアグレッシヴに突き進むヘヴィーなパートが入れ替わり立ち替わり現れ構築美を築いていく、これぞアングラガルド!という演奏が続きます。
彼らは北欧プログレ勢の中でも「静」と「動」の対比がとくに強烈なバンドですが、その静動が切り替わる瞬間の切れ味はやはりさすがというところ。往年のゴブリンなども頭をよぎる、いつ来るかいつ来るかとハラハラするようなスリルに満ちたアンサンブルが見事です。
メロトロンはアネクドテンの思わずのけぞるような轟音メロトロンとは異なり、まさに「幽玄」という言葉がぴったりくるような繊細かつどこまでも深淵なサウンド。フルートとともに、アンサンブルに北欧の神秘的な森を想像させる幻想性を与えているのが印象的でした。メロトロンを兼任するフルート奏者は、他にもサックス、リコーダー、ピアニカとパートごとに様々な楽器に持ち替えては、アンサンブルに北欧らしい物悲しくも繊細な表情をつけていきます。
そして演奏面でのハイライトと言えるのが、12年作からのナンバー「LANGTANS KLOCKA」終盤でのダブル・サックスが吹き荒れるパート。サックスに持ち替えたフルート奏者とキーボード奏者がワルツ調の優雅なフレーズを吹く中、対照的にベース、ドラムはどんどんヘヴィーにパワフルになっていく、思わず息を飲む展開。次第にサックスも我を忘れたように金切り声を上げ始め、アンサンブルは混沌の渦に飲まれていきます。
まさしく手に汗握る演奏とはこのこと。ここでのテンションは「太陽と旋律」?「レッド」期のクリムゾンを彷彿させる圧倒的なもので、割れんばかりの拍手がそのパフォーマンスの充実ぶりを物語っていました。
「HOSTSEJD」「JORDROK」など1st、2ndからの楽曲でも、「静」のパートでのスタジオ作と寸分たがわぬ緻密さ、そして「動」のパートでのライヴならではの一音一音が聴き手に迫ってくるような存在感とが共存するパフォーマンスが本当に素晴らしかったです。
全体を通して感じられたのが、やはりキング・クリムゾンからの色濃い影響。70年代クリムゾンが持っていた緊張感と退廃の美に、北欧ならではの幻想性と透明感が加えられたようなサウンドは、まさに北欧のクリムゾンと呼んでよいほどの完成度。
間違いなく彼らはクリムゾンの遺伝子を正統に受け継ぐバンドなのだということが、そのライヴ・パフォーマンスから十二分に感じ取れるステージでした。
前座的な出演かとも見られていましたが、蓋を開けてみると全6曲およそ70分に及ぶ堂々たるステージで観客を魅了させてくれました。いや?、正直これだけでもうお腹いっぱいという感じです。
30分ほどの休憩を挟み、次はいよいよ主役となるクリムゾン・プロジェクトのステージ。BGMがふいに重厚な音の壁に変わり、すでに演奏が始まっていることに気づきます。オープニングを飾るのは「B’BLOOM」です。
幕が開くとステージにはタッチ・ギター担当のマーカス・ロイターとドラムのパット・マステロットの姿。トニー・レヴィン率いる「スティック・メン」の二人です。
ここでの注目はマステロットのドラミング。パワフルなんていうものじゃない、昨年夏に来日したVDGGのガイ・エヴァンスとも重なる、鬼気迫るまでのまさに怒涛のドラミングに度肝を抜かれます。そこにもうひとりのドラマー、トビアス・ラルフが加わり、さらに音の厚みを増すドラム。会場はすでに大熱狂に包まれています。
まだ主役たちが登場していないにもかかわらず、一曲目から大興奮の客席。そしてついに、エイドリアン・ブリュー、トニー・レヴィン、もうひとりの女性ベーシスト、ジュリー・スリックが登場し、「THRAK」「DINOSAUR」と90年代クリムゾンのナンバーをプレイ。
6人が一斉に音を出し始めると、その音の破壊力たるやもう並じゃありません。何せこれだけの個性派プレーヤー達。ダブル・トリオという特殊な編成が持つ効果以上に、メンバーひとりひとりの音の存在感がぶつかり合い拡散するような轟音アンサンブルに会場が震えます。ブリューも轟音アンサンブルに負けないパワフルなヴォーカルを披露。
そしてレヴィンの華麗なスティックさばきで幕を開ける「ELEPHANT TALK」。ここでついにブリューの真骨頂「泣き」ならぬ、「鳴き」のギターが炸裂します!往年と変わらぬ、いやそれ以上にも感じられる素晴らしい鳴きっぷりでした?!63歳にしてこの音を出すかぁ・・・!という感じです。
さらにここからがハイライト、ダブル・トリオによる超強烈な「レッド」!イントロだけでどよめく会場。爆発的なテンションで刻まれるリズムを引き裂くようにブリューのギターが飛翔します。至福の時というのはまさにこの瞬間のこと・・!
続いてはブリューのバンド・メンバー3人がステージを降り、「スティック・メン」のメンバー3人による演奏がスタート。「LARK’S TONGUES IN ASPIC PART2」が始まると、会場はさらにヒートアップ!破壊的なまでのヘヴィー・サウンドを持つオリジナルと比較すると、リズムがより強調されたテンションみなぎるアンサンブルが印象的でした。
ブリュー・バンドの3人が再登場し再び6人となったバンドは、『ディシプリン』からの2曲「FRAME BY FRAME」「INDISCIPLINE」をプレイ。 右手人差し指と中指に棒を装着して弦を叩くように演奏するファンク・フィンガーズ奏法を駆使するレヴィンのベースさばきに思わず目が釘付けになってしまいます。
全曲目が終了すると会場全員文句なしのスタンディング・オベーションで大喝采が響きました。アンコールは『ディシプリン』収録の「THELA HUN GINJEET」。観客は総立ちのまま、まるでクラブのような熱気に覆われる会場。そこで再度響きわたるブリュー渾身の鳴きギター!
このトリッキーかつエキセントリックなギター・サウンドを聴くだけで、彼がフランク・ザッパやロバート・フリップなどバンドメンバーを厳しい目で選ぶミュージシャンたちに重用されてきた理由が分かるというものです。もう本当に素晴らしい??!!
アングラガルドとほぼ同じくらい尺、約7?80分ほどのステージだったと思いますが、まさにまさに会場全体大興奮のうちに幕を閉じたのでした。いやはや、想像を遥かに上回る音量と音圧に圧倒されっぱなしでした・・・。
70年代クリムゾンの遺伝子を受け継ぐアングラガルドと、80~00年代のクリムゾンの音楽性を引き継ぐクリムゾン・プロジェクトが一緒にライヴを行ったというのが実に面白いですよね。
まるで70年代?00年代までのクリムゾンのライヴを堪能したような気分に浸ることができ、非常に満足度の高いライヴでした?!
【関連ジュークボックス】
90/00年代クリムゾンのスタジオ作品にフォーカス!
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北欧プログレの新鋭?70年代の遺伝子を受け継ぐ名グループたち
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紙ジャケット仕様、初回プレス限定ステッカー・ブックレット付仕様、デジタル・リマスター、定価2415
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、若干スレ・軽微な汚れあり
CLUB47(KING CRIMSON COLLECTORS CLUB)
デジパック仕様、DVDオーディオ2枚組、NTSC方式、リージョンフリー、スリップケース・ブックレット付仕様(画像はスリップケースです)
盤質:傷あり
状態:並
1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり、スリップケースに圧痕あり
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1969年に発表されたデビュー・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』は、プログレッシヴ・ロックのスタート地点となった大名盤であり、プログレッシヴ・ロックを聴くならまずはこのアルバムからと断言できる作品です。メンバーはギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストGreg Lake、ドラマーMichael Giles、管楽器に加えて鍵盤楽器(メロトロン)も担当するIan McDonald、そして作詞家Peter Sinfieldという布陣。「21世紀のスキッツォイド・マン」のオープニングから緊張感のある変拍子アンサンブルやユニゾン・フレーズが畳み掛け、「風に語りて」では牧歌的でありながら浮世離れした音世界を構築。“混沌こそ我が墓碑銘”の一節があまりに有名な「エピタフ (墓碑銘)」と、同じくリリックの幻想美に酔いしれる「ムーンチャイルド」を経て、メロトロンの洪水に溺れるシンフォニックな最終曲「クリムゾン・キングの宮殿」へ。“THE BEATLESの『Abbey Road』をチャート・トップから陥落させた”というエピソードの真偽はともかくとして、プログレッシヴ・ロック時代の幕開けを告げる衝撃的な作品であることは間違いありません。『クリムゾン・キングの宮殿』に触れずにプログレッシヴ・ロックを語ることは、まず不可能でしょう。
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、ブックレット・ステッカー付仕様、定価2500+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
若干圧痕あり
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1970年に発表されたセカンド・アルバム『ポセイドンのめざめ』は、デビュー・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』の延長上に位置する作品となっています。『クリムゾン・キングの宮殿』発表後、ギタリストRobert Frippと作詞家Peter Sinfieldを除く3名が脱退を表明するも、諸事情によりGreg LakeとMichael Gilesは引き続き本作のレコーディングに参加。新たにKING CRIMSONに参加したのは、ピアニストKeith Tippett、管楽器奏者Mel Collins、ベーシストPeter Giles(Michael Gilesの実弟)、そしてヴォーカリストGorden Haskell。その結果、本作には8名ものミュージシャンの名前がクレジットされることになりました。音楽的にはデビュー・アルバムと同一線上で捉えることも可能ではありますが、例えばKeith Tippettのジャズ・ピアノをフィーチャーした「キャット・フード」、あるいは、ホルスト作曲の組曲「惑星(火星、戦争をもたらす者)」を思わせるリズムとカオティックなメロトロンが凄まじい相乗効果を生む「デヴィルズ・トライアングル」など、新たな試みも行われています。なお本作の後、Greg LakeはEMERSON, LAKE & PALMERとして再デビュー、そしてMichael GilesとPeter Gilesの兄弟はすでにKING CRIMSONを脱退していたIan McDonaldと共にMcDONALD AND GILESを結成します。
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。セカンド・アルバム『ポセイドンのめざめ』を最後に、Greg Lake、Michael Giles、Peter Gilesが脱退。1970年に発表されたサード・アルバム『リザード』は、『ポセイドンのめざめ』に参加していたベース・ヴォーカリストGorden Haskellと管楽器奏者Mel Collinsが正式加入、さらにドラマーAndy McCullochを迎え入れ制作されました。ゲスト・ミュージシャンは、過去作にも参加のジャズ・ピアニストKeith Tippettがバンドメイト(コルネット奏者Mark Charigとトロンボーン奏者Nick Evens)を引き連れ参加している他、オーボエ奏者Robin Miller、さらにYESのヴォーカリストJon Andersonが、表題組曲「リザード」の「ルーパート王子のめざめ」で歌声を響かせています。本作は、Keith Tippettが持ち込んだフリー・ジャズのエッセンスがグループに新たな息吹を注ぎ込んだ作品であり、特に「インドア・ゲイムズ」や「ハッピー・ファミリー」におけるインプロヴィゼーションなどで、その影響をはっきりと聴き取ることができるでしょう。一方で、フルートが舞う「水の精」ではこれまでのKING CRIMSONらしい牧歌性も披露。ラストには20分を超える表題組曲「リザード」が控えます。フリー・ジャズへの接近を通じて、後のKING CRIMSONサウンドの重要なポイントとなる即興色を拡張した傑作です。
30TH ANNIVERSARY EDITION、デジタル・リマスター
盤質:傷あり
状態:並
カビあり
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。4thアルバム『アイランズ』を発表後に解散したKING CRIMSONですが、Robert Frippは新たなメンバーを探しKING CRIMSONを再始動。グループの最高傑作と名高い1972年の5thアルバム『太陽と戦慄』を世に送り出しました。メンバーはギタリストRobert Frippに加えて、ベース・ヴォーカリストJohn Wetton、ドラマーBill Bruford、パーカッション奏者Jamie Muir、ヴァイオリン奏者David Crossという布陣。本作は、確かな技巧を持ったミュージシャンたちによる最高品質の実験音楽作品であり、1曲目の「太陽と戦慄 パートI」と最終曲「太陽と戦慄 パートII」に象徴される、即興演奏を重視したメタリックなプログレッシヴ・ロックの大傑作となっています。また、2つの先鋭的な楽曲に挟まれた中盤の楽曲たちも素晴らしく、John Wettonのヴォーカルが冴えわたる「土曜日の本」や、最初期のKING CRIMSONサウンドが頭をよぎる「放浪者」、 ヘヴィーなギターとスキャットから始まる「イージー・マネー」 、Jamie Muirの話し太鼓(西アフリカの伝統的な太鼓の奏法)を曲名に冠した「トーキング・ドラム」と、どの楽曲も強烈な個性を持っています。ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックを聴くうえで、避けて通れない名盤です。
紙ジャケット仕様、40周年記念エディション、HQCD+DVD-AUDIOの2枚組、K2HDマスタリング、ブックレット・内袋・復刻巻帯付仕様、DVD-AUDIOはNTSC方式・リージョンフリー、定価4500+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
盤に内袋の跡あり
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。6thアルバム『暗黒の世界』後にヴァイオリン奏者David Crossが脱退。3人体制となったKING CRIMSONは、1974年に7thアルバム『レッド』をリリースしました。メンバーは、ギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストJohn Wetton、ドラマーBill Brufordという布陣。ゲストには、ソプラノ・サックス奏者Mel Collins、アルト・サックス奏者Ian Mcdonald、ヴァイオリン奏者David Cross、コルネット奏者Mark Charig、オーボエ奏者Robin Millerという旧メンバーあるいは過去作にもゲスト参加の経験を持つミュージシャンたちが迎えられています。その内容は、アルバムのオープニングを飾る「Red」から破壊的なギター・サウンドとアグレッシヴなリズム・セクションに驚愕する傑作。KING CRIMSON作品の中で最も素晴らしいバラード曲との呼び声も高い「堕落天使」、初期のKING CRIMSONサウンドをヘヴィーに再構築したような「再び赤い悪夢」、インプロヴィゼーションのライブ録音楽曲「神の導き」、抒情的なヴォーカルが印象的な前半部とギターやサックスが暴れまわる後半部から成る長尺曲「スターレス」と、全曲がプログレッシブ・ロック史に残る名曲です。本作のリリースをもって、KING CRIMSONは再び解散することとなりました。裏ジャケットに使われている、レッド・ゾーンに振り切れた音量メーターが、本作の狂暴な音楽性と当時のグループの状況を示唆しています。
ロバート・フリップによる89年リマスター、ファミリーツリー付き仕様、定価2233+税
盤質:傷あり
状態:
帯有
若干スレあり、カビあり
ロバート・フリップによる89年リマスター、ファミリーツリー付き仕様、定価2233+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
若干折れ・側面部に若干色褪せあり、ケースに若干スレあり
40TH ANNIVERSARY SERIES、デジパック仕様、スリップケース・ブックレット付仕様、CD+DVDの2枚組、ボーナストラック3曲、DVDはNTSC方式・リージョンフリー
盤質:無傷/小傷
状態:良好
スリップケースに若干圧痕あり
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。5thアルバム『太陽と戦慄』に続いて1974年にリリースされた6thアルバム『暗黒の世界』は、スタジオ・レコーディングとライブ・レコーディング(73年録音)が混在する変則的な作品となっています。収録曲順に見ていくと、「偉大なる詐欺師」と「人々の嘆き」は完全なスタジオ・レコーディング。「隠し事」はライヴ・レコーディングで、「夜を支配する人」はライヴ・レコーディングの冒頭から途中でスタジオ・レコーディングに切り替わります。「トリオ」はライブ・レコーディングで、「詭弁家」はライブ・レコーディングに後からスタジオ・ヴォーカルをかぶせた楽曲。「暗黒の世界」と「突破口」はライブ・レコーディングとなっています。前作『太陽と戦慄』でパーカッション奏者Jamie Muirが脱退したため、本作のメンバーはギタリストRobert Fripp、ベース・ヴォーカリストJohn Wetton、ドラマーBill Bruford、ヴァイオリン奏者David Crossという布陣。内容的には、初期の強烈なKING CRIMSONサウンドに回帰したようなスタジオ楽曲と、インプロヴィゼーションで聴かせるライブ楽曲に分かれています。本作を発表後にDavid Crossが脱退し3人体制となったKING CRIMSONは、次作『レッド』の制作に取り掛かります。
30TH ANNIVERSARY EDITION、デジタル・リマスター
盤質:無傷/小傷
状態:良好
廃盤希少、2枚組、ファミリーツリー付き仕様、定価3786+税
盤質:傷あり
状態:並
帯無
帯無、若干カビあり
75年発表のライブ・アルバム。「RED」発表前の74年に録音されており、当時のラインナップはRobert Fripp(g)、John Wetton(b、vo)、 Bill Bruford(ds)、David Cross(vln、key)の4人編成。アルバム中3曲でEddie Jobson(vln、key)のパートがダビングされています。鮮やかなヴァイオリンの旋律を切り刻むメタリックなギター・リフ、グイグイとウネリを生み出して暴走するリズム隊。この時期ならではのパワフル且つ緊迫感溢れる即興演奏に終始圧倒されっぱなし。代表的名曲「21st Century Schizoid Man」では原曲のサックス部分をヴァイオリンで再現しており、よりヒステリックな爆発力を楽しむことが出来ます。沸点目掛けて上り詰めるRED期クリムゾンの凄さを体験出来る名ライブ盤。
紙ジャケット仕様、24bitリマスター、HDCD、3曲追加収録、ブックレット・歌詞対訳付仕様、定価2200+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
スレあり
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1984年に発表された10thアルバム『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー』は、8thアルバム『ディシプリン』と9thアルバム『ビート』と同一メンバーにて制作されました。メンバーは、ギタリストRobert Fripp、ギター・ヴォーカリストAdrian Brew、ベーシストTony Levin、そしてドラマーBill Brufordという布陣。本作は、KING CRIMSONのスタジオ・アルバムの中ではあまり目立たない存在かもしれません。その理由は、契約履行のために作ったアルバムという印象が強いことや、Adrian Brewのポップ・センスに寄せた出来になっていることなどが挙げられるでしょう。確かにアルバム前半には分かりやすいヴォーカル・ナンバーが収録され聴き手を困惑させるかもしれませんが、後半ではKING CRIMSON版インダストリアル・ロックとでも名付けたくなるようなインストゥルメンタルが配置されています。もちろんインプロヴィゼーションもフィーチャーされており、最終楽曲のタイトルは、なんと「太陽と戦慄 パートIII」。Robert Fripp本人も本作に対してはポジティブな感想を持っていないようですが、8thアルバム『ディシプリン』からの一連の流れを知る意味で、チェックしておきたいアルバムでしょう。
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック5曲、ブックレット・ステッカー・内袋付仕様、定価2625
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、若干汚れ・若干圧痕・軽微な色褪せあり
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1980年代に『ディシプリン』『ビート』『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー』を発表し活動を休止したKING CRIMSONの次なるリリースは、94年のミニアルバム『ヴルーム』。この時期のKING CRIMSONは
ギタリストRobert FrippとAdrian Brew、ベーシストTrey GunnとTony Levin、ドラマーPat MastelottoとBill Brufordという布陣から「ダブルトリオ期」と呼ばれています。本作は、95年のフル・アルバム『スラック』へのウォーミング・アップのような意味合いの作品であり、事実6曲中4曲がアルバム用にリミックスされ『スラック』にも収録されています。内容は、7thアルバム『レッド』に通じるヘヴィーな楽曲を中心としており、KING CRIMSONの進化はまだまだ続くと確信させられる出来栄えです。
紙ジャケット仕様、初回プレス限定ステッカー付仕様、デジタル・リマスター、定価2300+税
盤質:無傷/小傷
状態:並
帯無
帯無、軽微なカビあり
ギタリストRobert Frippを中心に結成され、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック・シーンの頂点に君臨し続けるグループ。プログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルを構成する要素の多くは彼らがロック・シーンに持ち込んだものであり、現在もなお数多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1980年代に『ディシプリン』『ビート』『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー』を発表し活動を休止したKING CRIMSONは、94年に久々の新作となるミニアルバム『ヴルーム』を送り出し、翌95年には『ヴルーム』の楽曲を含むフル・アルバム『スラック』を発表しました。この時期のKING CRIMSONはギタリストRobert FrippとAdrian Brew、ベーシストTrey GunnとTony Levin、ドラマーPat MastelottoとBill Brufordという布陣から「ダブルトリオ期」と呼ばれています。内容は、冒頭の「ヴルーム」を聴いただけで7thアルバム『レッド』の衝撃がよみがえるような、強烈なヘヴィー・プログレッシヴ・ロックとなっています。Robert Frippは、新たなKING CRIMSONの音楽性を「ヌーヴォ・メタル (Nuovo Metal)」と標榜しました。
紙ジャケット仕様、HDCD、デジタル・リマスター、定価2345
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、側面部に色褪せあり
盤質:傷あり
状態:良好
スリップケースに角潰れあり
DGM96042(DISCIPLINE GLOBAL MOBILE)
デジパック仕様、ブックレット・ポスター付き仕様
盤質:全面に多数傷
状態:
盤に曇りあり、小さい破れあり
紙ジャケット仕様、2枚組、デジタル・リマスター、定価3675
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯中央部分に軽微な色褪せあり、初回プレス限定の「THE COLLECTORS KING CRIMSON SAMPLER VOL.3」(5曲入り)付属
紙ジャケット仕様、2枚組、デジタル・リマスター、定価3500+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
帯中央部分に色褪せあり、カビあり、盤に軽微な曇りあり
まさか00年代のエストニアに、ソフト・マシーンやハットフィールドのDNAを継ぐカンタベリーなグループが生まれるとは・・・。硬質さとリリシズム、それを包むエストニアならではの透明感。絶品です。
MKDKCD0029(MKDK)
2390円 (税込2629円)
売り切れ
まさか00年代のエストニアに、ソフト・マシーンやハットフィールドのDNAを継ぐカンタベリーなグループが生まれるとは・・・。硬質さとリリシズム、それを包むエストニアならではの透明感。絶品です。
KRC9001(KAKEHASHI RECORDS)
2990円 (税込3289円)
売り切れ
何とスタジオ・ジブリの作品世界に触発され制作されたという19年作7th!従来の壮大なシンフォニック・ロックに、息をのむような深みある「静」の表現力が加わった傑作です!
SCR1022(SEACREST OY)
1990円 (税込2189円)
売り切れ
ツーンと透明感のあるトーンとファンタスティックなフレージング。これぞ北欧プログレの魅力がつまったキーボードやギターが良いなぁ。MOON SAFARIに続いてカケレコで大人気のグループがこちら!
BRIGHTEYE BRISON/BELIEVERS AND DECEIVERS
PRCD031(PROGRESS)
1590円 (税込1749円)
90年代の北欧のみならず新世代プログレ・シーンの幕を開けた衝撃のデビュー作!初期クリムゾン直系の溢れんばかりのメロトロンと叙情美、そしてグランジを通過した肉感的ヘヴィネス!テンションみなぎる大傑作!
ARC1001プラケース
990円 (税込1089円)
「太陽と戦慄」期クリムゾンやヘンリー・カウ的な攻撃性を軸に、HF&Nに通ずる繊細さと緻密さ、フランスらしい芸術性や演劇性を融合させたサウンドは、素晴らしき完成度!
VOC1031(VOCATION)
2890円 (税込3179円)
在庫あり
張りつめた旋律美を持つテクニカル・シンフォに、『太陽と戦慄』の硬質なヘヴィネスを加え、ロシアらしいエレガンスでまとめ上げたこのセンスは超一級!
LOST WORLD BAND(LOST WORLD)/SOUND SOURCE
FGBG4840(MUSEA)
2390円
2190円 (税込2409)
220円お得!
在庫あり
張りつめた旋律美を持つテクニカル・シンフォに、『太陽と戦慄』の硬質なヘヴィネスを加え、ロシアらしいエレガンスでまとめ上げたこのセンスは超一級!
LOST WORLD BAND(LOST WORLD)/SOUND SOURCE
FGBG4840(MUSEA)
2390円 (税込2629円)
売り切れ
ハンガリーのプログレ・グループ、96年リリース作。クリムゾンで言えば、格調高い『リザード』と硬質で狂暴な『太陽と戦慄』を掛け合わせた感じかと。一聴の価値ありです。
BGCD009(PERIFERIC)
630円 (税込693円)
鋭角に切り込むリフ&ロングトーンを多用したアヴァンギャルドな音運びがカッコいい、フリップ影響下のギタープレイに痺れます。『太陽と戦慄』や『ディシプリン』の遺伝子を受け継いだチリの新鋭!
FGBG4666(MUSEA)
2290円 (税込2519円)
在庫あり
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