2023年9月27日 | カテゴリー:ライヴ・レポート,世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフ青山です。
9月26日に行われた、ダン・ペン & スプーナー・オールダム来日公演の東京2日目 1stステージをを観てまいりましたので、その模様を少しご紹介いたします!
いきなりですが・・・最高でした!年を重ねたレジェンドお2人の、リラックスしながらも深みのあるパフォーマンスに浸り幸せな約90分を過ごしました。
28日(木)の横浜公演、30日(土)の大阪公演はこれからですので、迷っている方にはぜひおすすめしたいです。
ビルボード ライヴ「ダン・ペン & スプーナー・オールダム来日公演」関連ページ
https://www.billboard-japan.com/special/detail/2605
紹介の後、観客の拍手で迎えられながらステージへあがる2人。ダン・ペンは82歳、スプーナー・オールダムは80歳。ダン・ペンは杖をつきながらの登場です。
お2人ともカジュアルな服装で、ダン・ペンはライトブルーのジーンズと紺色のシャツ、スプーナー・オールダムはブルー・ジーンズと白地に黒の柄が入ったシャツ、白のデニム・ジャケットという姿。近所のおじいちゃんといった雰囲気で、こちらもリラックスしてしまいます。
1曲目は2人の共作で、66年にJames & Bobby Purifyによってリリースされた「I’m Your Puppet」。
静かなアコギのイントロ、そこにスプーナー・オールダムのエレクトリック・ピアノが寄り添うように重なり、静かで優しい空気が会場を包みます。歌い出すとダン・ペンの力強い声にびっくり。当たり前ながら「お~、ダン・ペンの声だ。」と感動してしまいました。
続いても2人の共作で、ガールズ・グループThe Sweet Inspirationsに提供した「Sweet Inspiration」。深みあるダン・ペンのソウルフルな歌声にうっとり。2人のハモリも素敵でした!
その後は「Cry Like A Baby」「I Met Her In Church」など続きますが、これから公演があり楽しみにしている方も多いと思いますので、少しだけピックアップいたします。
曲の間には「あの時はハードワークだった」などと思い出話を挟みつつ演奏していくのですが、ほぼ聞き取れませんでした〜(涙)
中盤に聴かせてくれたのが「The Dark End Of The Street」。
ダン・ペンとチップス・モーマン作で、James Carrが67年にリリースし、リンダ・ロンシュタットやライ・クーダーなど多くのミュージシャンが取り上げた名曲ですね。
切なく美しいメロディと深みあるダン・ペンの歌声が胸に染み、感動もひとしお。時が止まったかのように引き込まれました。
そしてそして「Nobody’s Fool」も演ってくれました。「Ta ta ta ta ~」を生で聴けるとは!
最後の曲では、ステージバックのカーテンが開き、お2人のバックに東京の夜景が広がるという演出もありました。
約90分はあっと言う間でしたが、最後の最後まで充実した幸せな時間でした!また聴きたいなぁ。
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60年代から南部アラバマはマッスル・ショールズのフェイム・スタジオでソングライター&プロデューサーとして活躍したミュージシャン、73年作の1stソロ。心に染みるソウルフル&メロウなヴォーカル、流麗なメロディ、芳醇なギター、しっとりとメロディを包むホーン・セクション。サザン・ソウル・シーン屈指のソングライターとしての風格と、腕利きの猛者たちによるいぶし銀の演奏が光る、味わうほどに味の出る生涯の一枚!米SSW/スワンプ屈指の大傑作です。
米南部アラバマはマッスル・ショールズのFAMEスタジオで、ダン・ペンとのソングライター・チームとして、オルガン&ピアノのセッション・ミュージシャンとして活躍したミュージシャン。LAに移ってからは、ディラン、ジョー・コッカー、ジャクソン・ブラウン、ニール・ヤングの作品に参加するなどロック界で知られる名プレイヤーです。そんな彼が、72年にリリースした1stソロが本作。決してうまくはないものの、音程のゆらめきから叙情がしっとりとこぼれ落ちる「味」のあるヴォーカル、流麗で円熟したメロディ、柔らかに叙情を描くオルガンとピアノ。とにかく胸を締め付けるアーシー&メロウな佳曲がこれでもかと続きます。ダン・ペンの名作と並び、米スワンプ/SSW屈指の作品です!
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
紙ジャケに若干汚れあり
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