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12月の特集「女性ヴォーカル・プログレ特集」

  • もう2018年も終わりかあ・・・あっ芹澤さん、こんにちは。
  • やあカケレコ君。12月と言えばクリスマスだけど、何かご予定は?
  • ・・・・・・・・・・・・。
  • ・・・この話はやめておこうか。
    せっかくの年末、寂しいカケレコ君も華やかな気分になれるように、今月は女性ヴォーカル・プログレを探求してみよう。
  • いいですね!女性ヴォーカル・プログレと言えばアニー・ハズラム擁するRENAISSANCEやソーニャ・クリスティーナのCURVED AIR、オランダのEARTH & FIREなんかが好きだなあ~。
  • RENAISSANCEやCURVED AIRのような幻想的で気品溢れるプログレには、美声女性ヴォーカリストの繊細な歌声が必要不可欠だね。
    もちろんAFFINITYで活躍したリンダ・ホイルのようなブルージーな歌声、HENRY COWSLAPP HAPPYで知られるダグマー・クラウゼのようなコケティッシュな歌声など、ひとえに女性ヴォーカルと言っても三者三様の魅力がある。
  • でもどのバンドもやっぱり華がありますね!う~ん、色んな女性ヴォーカル・プログレを聴いてみたくなってきました。
  • 丁度ここカケレコでも話題の女性ヴォーカルものが続々と入荷しているようだ。
    注目のバンド&作品を見ていこう!

RENAISSANCE/PROLOGUE

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  • おっ、RENAISSANCEはこの作品のリイシューが今年登場したんですね。
    「革命のエチュード」のイントロから疾走感溢れるピアノ・ロックに切り替わる展開、アニー・ハズラムの美麗なスキャット、何度聴いても本当に格好いいなあ~。
  • 元はYARD BIRDSのキース・レルフとジム・マッカーティ、キースの妹ジェーンらによって結成されたグループだけど、2枚のアルバムを残して解散。その後メンバーを一新して始動した新生RENAISSANCEの記念すべき第1作目がこの72年作だね。

    総合的な完成度では後の『燃ゆる灰』や『お伽噺』に劣るものの、クラシックとロック、フォークが交差した幻想的で気品漂うサウンドは既に健在。クラシカルなピアノと女性ヴォーカルの優美なアンサンブルを楽しむことができる好盤だよ。

CURVED AIR/PHANTASMAGORIA

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  • さらにCURVED AIRもリイシューが揃ってますね!どれも捨てがたいけど、一番はやっぱり3rdの『PHANTASMAGORIA』かなあ。
  • RENAISSANCEと並び英国の女性ヴォーカル・プログレを代表するCURVED AIR。ソーニャ・クリスティーナの透明感あるヴォーカルとダリル・ウェイの技巧的なヴァイオリンをフィーチャーし、クラシカル且つソフトなサイケデリアに包まれた非常にファンタジックなサウンドを特徴とするバンドだね。

    本作を最後に中心人物のダリル・ウェイらが脱退して一旦解散となってしまうけど、実験性とデリケートな幻想性が渾然一体となって迫る本作はまさに集大成と言える出来!

  • ここで中古棚からも一枚!フレンスを代表する女性ヴォーカル・プログレの傑作と言えばこの作品。

SANDROSE/SANDROSE

70年代仏シンフォを代表する一枚ですね。ソウルフルな女性ヴォーカルとメロトロン、そして名手J.P.アラルセンのエモーショナルでセンス溢れるギタープレイ。フレンチ・プログレらしい芸術的感性が光る名作!

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  • さて、ここからはそんな70年代女性ヴォーカル・プログレの遺伝子を受け継ぐ、注目の新鋭プログレ・グループをご紹介していくよ。
  • おお~、英国から東欧から我らが日本から、女性フロントマン擁するバンドが数多く登場していますね!
    その代表格といえば、やっぱりこのグループでしょうか?

【イギリス】MAGENTA/WE ARE SEVEN LIVE(2CD)

現英国シンフォ・シーンを牽引すると言っても過言ではない99年結成のベテラン・グループ。RENAISSANCEやMIKE OLDFIELDをはじめとする70年代プログレにこの上ない愛情を注ぐkey奏者Rob Reedの優れたソング・ライティング、そしてヴォーカリストChristinaの麗しい歌声を武器に、瑞々しさと古き良き哀愁が入り混じった英国叙情たっぷりのサウンドを聴かせます。
本作は18年英国公演を大ボリュームで収録した2CD!

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  • 現代のプログレ・シーンを語るにおいて欠かせない東欧ポーランドからも女性ヴォーカル作品が届いているのでピックアップ。

【ポーランド】ALBION/YOU’LL BE MINE

女性ヴォーカルをフィーチャーした92年結成のシンフォ・グループ。本作は前作から分裂を経て、ギタリストを中心にメンバーが再編された18年作なのですが、それでこの完成度は驚き。ひたすら泣きのフレーズを紡ぎ続けるギター、復帰したオリジナル女性ヴォーカルのエモーション溢れだす歌唱に心奪われます…。

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【ポーランド】RYSZARD KRAMARSKI PROJECT/SOUNDS FROM THE PAST

ポーランドの人気バンドMILLENIUMのキーボーディストによるソロ・プロジェクト第2弾となる18年作。20年前に彼が自主制作した98年の作品を、プロフェッショナルなサウンドでリアレンジ/再録した意欲作です!凛とした透明感と姉御な力強さを兼ね備えた女性ヴォーカルが素晴らしい!

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  • 次はギリシャから、一押しの女性ヴォーカル擁する新鋭プログレ・バンドをご紹介!

【ギリシャ】CICCADA/FINEST OF MIRACLES

05年にギリシャはアテネで結成されたグループ。幽玄かつ神秘的でいて、ここぞではヘヴィ&アヴァンギャルドに展開。女性ヴォーカルはマイク・オールドフィールドの作品に起用されそうな美声だし、このギリシャの新鋭、ずばりセンス抜群です。

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  • 次は我らが日本の女性ヴォーカル・プログレ・・・ってなんと、この18年作、ソーニャ・クリスティーナも参加しているんですか!

【日本】YUKA AND CHRONOSHIP/SHIP

Key/Voの船越由佳を中心に、元SENSE OF WONDERのベース田口俊をはじめ、経験豊富なベテラン・スタジオ・ミュージシャンらによって09年に結成されたグループ。何と言ってもソーニャ・クリスティーナの物悲しい歌声で幕を開ける32分の組曲がもうとんでもない完成度!もとより海外での評価が高い彼らですが、世界でもトップクラスのプログレ・バンドであることを証明した18年作4thです!

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【日本】MIZUKI DA FANTASIA/レインボウ・チェイサーズ 虹を追う人々

ストレンジ・デイズの岩本晃市郎氏がプロデュースを手掛ける、沖縄出身の女性ヴォーカリストMizukiを中心としたジャパニーズ・プログレ・グループ。初期クリムゾンばりの哀感溢れるメロトロン、フォーカスに通じる中世エッセンス、そしてエモーション豊かな凛と美しいヴォーカル。前作以上に気高く洗練された世界観を提示する18年作2nd!

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  • 最後は今月届いたばかりのこの作品で締めくくりましょう。澄み切った女性ヴォーカルとファンタジックでフォーキーな音世界を特徴とするハンガリーの注目新鋭グループ!

【ハンガリー】YESTERDAYS/SENKI MADARA

06年デビュー作『HOLDFENYKERT』でシンフォ・ファンの度肝を抜いた、ハンガリーの新鋭シンフォ・グループによる待望の18年作3rd。今作もこの世とは思えない淡く浮遊感ある美麗世界が眼前に広がってくるさすがの名品!

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    ハンガリーの新鋭シンフォ・グループによる18年作3rd、変わらずの淡く浮遊感ある幻想世界を描き出す渾身の傑作!

    06年デビュー作『HOLDFENYKERT』でシンフォ・ファンの度肝を抜いた、ハンガリー出身/ルーマニアを拠点とする新鋭シンフォ・グループ、18年作3rd。いや今作も素晴らしいですよ〜!シャープなキレを持つリズム・セクションを土台として、メロトロンが幻想のカーテンをなびかせ、フルートが幽玄を奏で、品のある艷やかなシンセが疾走し、そして柔らかなアコースティックギターが心地よく響く、驚くほどに瑞々しく透明度の高いアンサンブル。そこに命を吹き込むのが、土着的な響きを持つハンガリー語を息を呑むほど神秘的に聴かせる女性ヴォーカル。それらがしなやかに組み合わされて形作られていくどこまでも繊細な音世界は、過去作よりもさらに美しく洗練されている印象です。ここぞという場面でヴァイオリン奏法を駆使して優美に泣くギターのプレイも胸を打ちます。パーカッションを交えエキゾチックに彩る民族エッセンスもシンフォニックなサウンドに自然に溶け込んでいて素晴らしい。終始、この世とは思えない淡く浮遊感ある幻想世界が眼前に広がる名品。文句なしにおすすめ!

  • RENAISSANCE / PROLOGUE

    72年リリース、第二期ルネッサンスのデビュー作、ロック/フォーク/クラシックが交差する幻想的な名作

    YARD BIRDSのKeith Relf、Jim McCartyを中心に結成されるも、2枚のアルバムを残し解散したイギリスのグループ。72年にソプラノ・ボーカルAnnie Haslamを擁し新体制で活動を再開、ロック・フォーク・クラシックが交差する幻想的な楽曲は今なお色褪せることはありません。本作は72年にリリースされたデビューアルバム。「革命のエチュード」からの引用によるオープニングからクラシカルな味わいと英国ロックの気品、アコースティックな感性を全面に、Annie Haslamの伸びやかなスキャットが映えます。楽曲のふくよかさ、トータルプロダクションの上手さは後の作品に譲るも、彼らにしか作りえない素朴な叙情の片鱗を既に窺うことが出来る好盤です。

  • CURVED AIR / PHANTASMAGORIA

    ヴァイオリン奏者ダリル・ウェイ率いるグループ、72年3rd

    RENAISSANCEと共に、女性ボーカルがフロントを務めるプログレッシブ・ロックバンドの代表格であり、紅一点Sonja Kristinaのパワフルな歌声とDarryl Wayのヴァイオリンをクラシカル且つソフトなサイケデリアで包んだイギリスのグループによる72年3rd。グループの名曲「マリー・アントワネット」や「オーバー・アンド・アバーブ」を収録した最高傑作と名高い本作は、これまでのCURVED AIRの集大成といえるバラエティーに富んだ作風となっており、Sonja Kristinaの魅力が詰まったメロディアスな楽曲からFrancis Monkmanの趣向を感じる実験色、Darryl Wayのクラシカルな彩りが渾然一体となって迫る名盤です。本作を最後にグループは事実上解散し、Darryl Way、Francis Monkman不在のまま後に再編されます。

  • SANDROSE / SANDROSE

    フランス出身、70sユーロ・シンフォを代表する傑作、名手J.P.アラルセンの流麗かつ緊張感あふれるギターが炸裂する73年唯一作

    フレンチ・オルガンロックバンドEDEN ROSEから発展、女性ボーカリストのRose Podwojnyを加えて結成されたグループの73年唯一作。EDEN ROSEはキーボーディストHenri Garellaのサウンドがフューチャーされたオルガン・ロックでしたが、SANDROSEはソウルフルなRose Podwojnyの歌声とJean Pierre Alarcenのエモーショナルなギターを中心にしたアプローチであり、Henri GarellaはEDEN ROSEからの流れそのままのジャジーなオルガンに加え、KING CRIMSONやGENESISのようなメロトロンも使用し、シンフォニック・ロック然としたサウンドを作り出しています。

  • ALBION / YOU’LL BE MINE

    ポーランドの新鋭シンフォ・バンド、これでもかと泣きのフレーズを紡ぎ続けるギター、復帰したオリジナル女性ヴォーカルによるエモーション溢れる歌唱が素晴らしい18年作!

    ポーランドの新鋭シンフォ・グループ、18年作。前作までのキーボーディストらが別グループNOIBLAとして独立し、残ったギタリストJerzy Georgius Antczakを中心に前作や過去作にも参加していたベーシストとドラマー、そして復帰した初期の女性ヴォーカリストAnna Batkoという再編された4人編成となっています。以前までの広がりある幻想的でメランコリックな作風は残しつつも、プログラミングも散りばめたモダンでスタイリッシュなサウンドへと変化を遂げているのが特徴。キーボードはギタリストが兼任しているものの、やはりギターの存在感がアップしており、これでもかとドラマチックな泣きのフレーズを延々紡ぎ続けるギターが圧巻です。さらに復帰したオリジナル・ヴォーカリストがまた素晴らしい!前々作まで在籍した女性ヴォーカルのしっとりめの歌唱も良かったですが、時にシアトリカルとも言える表現力でエモーショナルに歌いこむ、コケットな魅力を秘めた歌唱に心奪われます。プログラミングによる装飾音も絡めつつ安定感抜群のプレイで2人を支えるリズム隊の仕事も特筆です。大きな再編を経たとは思えない完成度の高い音世界で聴かせる傑作!

  • YUKA & CHRONOSHIP / SHIP

    YUKA(船越由佳)を中心にベテラン・ミュージシャンたちが集結したジャパニーズ・プログレ・バンド、18年作

    98年にSSWとしてデビューした船越由佳(Key/Vo)を中心に、元SENSE OF WONDERのベース田口俊をはじめ、経験豊富なベテラン・スタジオ・ミュージシャン宮澤崇(G)、田中一光(Dr)によって09年に結成されたグループ。2018年作4thアルバム。何と言っても冒頭に配された、7つのパートからなる32分超の組曲が圧巻!ゲスト・ヴォーカルのSonja Kristina(カーヴド・エア)による物悲しい歌唱で幕を開け、ゴリゴリとアグレッシヴに弾きまくるギターと清廉で輝かしいトーンのシンセサイザーが絡み合いながら高みに上り詰めていく、あまりにスケールの大きなサウンドは息を呑むほどの素晴らしさです。組曲ではギターがリードするハードかつテクニカルに突き進むパートが多いのですが、常にキーボードが幻想的な色合いを付与しているのが印象的で、YESに通じるファンタジックで映像喚起力に満ちた世界観が全編にわたって広がります。終盤ではギターに負けじとK.エマーソンばりのスリリングで緊張感あるシンセのプレイで畳みかける展開も待っており、その目くるめく構成美には舌を巻くばかりです。John Wettonが歌う予定だったというケルティックな美しさを持つ最終曲は、伊豆田洋之(ピカデリー・サーカス)がヴォーカルを務めており、繊細なハイトーンが神秘的なサウンドにマッチしていて実に感動的。海外プログフェスへの参加や、前作が英CHERRY REDよりリリースされるなど、もとより海外での評価が高いバンドですが、ここにきて一段と凄まじい完成度に達しています。ただ一言、傑作!

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