2018年9月8日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,今週のカケレコFacebook
こんにちは。
今週は、台風と地震があり、大変な一週間でしたね・・・
昨日、無事だとお便りがあったお客様もいらっしゃり、スタッフ一同ホッといたしました。
どうか、皆様の無事と、一日も早い復興を願っております。
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今週は、「2枚組アルバム」というテーマで、facebookに投稿してまいりました。
聴きごたえのある作品ばかりです。宜しければご覧ください。
一日目の今日は、世界で最も売れた2枚組アルバム、ピンク・フロイド『ザ・ウォール』です。
観客との間に感じた大きな「壁」をもとに、ロジャー・ウォーターズがアイデアを膨らませ、79年に8か月をかけて制作された今作。
オーケストラやSEを巧みに使用し、ロック・スターである主人公、ピンクの人生を軸に人との「壁」、社会との「壁」を描き切った、圧倒的な傑作です。(みなと)
本日の一枚(二枚)には、ボブ・ディランが1966年に発表した『ブロンド・オン・ブロンド』をセレクト!
昨日の『ザ・ウォール』が史上最も売れた2枚組アルバムならば、本作はロック史上初と云われる2枚組アルバム。
プロテスト・フォーク・シンガーという従来のディラン像から脱却し、エレキギターに持ち替えたあの歴史的な日から一年余り。
濃厚な「フォーク・ロッカー=ボブ・ディラン」の世界を堪能できる名盤に仕上がっています。
「ノルウェーの森」を思わせる瑞々しい「4th Time Around」、優しく哀愁いっぱいに歌い上げる名曲「Just Like A Woman」、ラストの11分にわたる叙情的なワルツ「Sad Eyed Lady Of The Lowlands」などなど…。
前作『Highway 61 Revisited』も大好きな作品ですが、力強さと繊細さが絶妙に織り合わされたこのアルバムにより特別なものを感じています。(佐藤)
今日取り上げるのは、エルトン・ジョンの『黄昏のレンガ路』。エルトン・ジョンの最高傑作として上げる人も多いですよね。
1973年の人気絶頂の中リリースされた今作は、しっとり胸を打つバラード、軽快なR&B、陽気なレゲエ・ナンバーなど、バラエティに富んだ楽曲が休む暇も無く続き、且つアルバムとしての一体感があるという、エルトン・ジョンのミュージシャンとしての創造性と勢いに満ちたアルバムです。
そしてプログレの店、カケハシ・レコードとしては圧巻の長尺曲「葬送〜血まみれの恋はおしまい」に注目したいところです。
風の音とシンセサイザーが陰鬱に響くオープニング・・・やがてドラムとギターがゆっくりと入り次第に盛り上がり、エルトンのピアノが鳴ると一気に加速、エネルギッシュなボーカルが始まる頃には、もうすっかり夜が明けたように晴れ晴れとした曲調になっています。このドラマチックな展開には、何度聴いてもぞくぞくとさせられます。まさにエルトン流プログレッシブ・ロックといったところです。(みなと)
♪グッバイ・イエロー・ブリック・ロード
♪葬送〜血まみれの恋はおしまい
スタッフ増田がご紹介いたしますのは、ギリシャのプログレ・グループ、アフロディテズ・チャイルドによる72年作『666』です。
アフロディテズ・チャイルドといえば、ギリシャが世界に誇るミュージシャン、ヴァンゲリスが在籍していたグループ。
かくいう私も「炎のランナー」などの有名な曲からヴァンゲリスを知り、このアフロディテズ・チャイルドの名盤に辿り着いた訳ですが…。この作品、邦題に「アフロディテズ・チャイルドの不思議な世界」と付けられている通り、本当に不思議なアルバムですよね。
黙示録をテーマにしたコンセプト作とのことですが、中を開けてみると、人々の歓声が入った賑やかな楽曲があったり、神話を思わせる静謐な楽曲があったり、女の人が狂気的に叫び続けている楽曲があったり…。旋律やハーモニーも英国や米国のロックとは違って、どこか地中海的でエキゾチック。
しかし他では聴いたことのない、古代ギリシャらしい荘厳さとほのかな狂気の入り混じったサウンドに、気付けば虜になっていました。
奇妙で、かつ計り知れないほど美しい独特の音世界。彼らが2枚組という壮大なスケールで創り上げたこの「不思議な世界」を、ぜひ味わってみて下さい。(増田)
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世間ではあまり知られていないが、聴いたら思わず涙がホロリ、もしくは嗚咽をあげて泣きむせぶ、そんなロックの隠れた「泣ける名曲」を紹介。お相手は、叙情メロディとネコをこよなく愛する音楽ライターの舩曳将仁。
最後にご紹介するのはノルウェーきってのプログレ名作と名高いJUNIPHER GREENEによる71年作『FRIENDSHIP』です。
な、なんとこの作品、ノルウェー・シーンにおける最初期のプログレ・アルバムであると同時に、ノルウェー初の2枚組アルバムなんだとか。
それのみならず内容もかなりハイ・レベル。いぶし銀のフルートに哀愁あるヴォーカル、主張し過ぎないファズ・ギター、そして叙情いっぱいのオルガンをフィーチャーしたハード&ジャジーなアンサンブルは「え?これ英国産じゃないの?」と思ってしまうことうけあいです。
さらにアルバムの最後には26分に及ぶ大曲を収録。歯切れよく明るいオルガン・ハードを基調としつつも、時に哀愁のあるパートを織り交ぜてスピーディーに展開していくこの組曲…いや~これはもうブリティッシュ・ロック・ファンなら心鷲掴みでしょう。
マイナーな作品ですが、こちらもスタッフ増田イチ押し!&ぜひぜひ皆様のイチ押し2枚組アルバムも教えて頂けると幸いです♪(増田)
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ペーパーケース仕様、ブックレット付き仕様
盤質:全面に多数傷
状態:良好
盤にビニール跡あり、圧痕あり
70年11月21日に行われたモントルー・ジャズ・フェスティバル公演を収録したライヴ音源。収録曲は、
■ DISC 1
1. Astronomy Domine
2. Fat Old Sun
3. Cymbaline
4. Atom Heart Mother
5. The Embryo
6. Green Is The Colour
7. Careful With The Axe Eugene
■ DISC 2
1. Set The Controls For The Heart Of The Sun
2. A Saucerful Of Secrets
3. Just Another 12 Bar
4. More Blues
2枚組、24ビット・デジタル・リマスタリング、スリップケース付き仕様(画像はスリップケースです)、定価3495+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
いたみあり
CD+DVDの2枚組ボックス、ディスクは日本プレス、ボックス・ブックレット・ポストカードは直輸入、DVDはNTSC方式・リージョンフリー、帯・解説・ブックレット付仕様、定価5500+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
1枚は無傷〜傷少なめ、帯に若干圧痕あり
ブルーレイディスク2枚組、特殊ペーパーケース・スリップケース付き仕様、解説・60ページブックレット付き、日本語字幕あり、帯元からなし、定価9000+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯-
梱包の輸送箱に若干油染みあり
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1967年に発表されたデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』は、Syd Barrett期のPINK FLOYDサウンドが収められた貴重な作品です。PINK FLOYDと言えば、ベーシストRoger Watersを中心とした体制で大躍進を遂げる70年代の印象がありますが、本作はSyd Barrettを中心とした体制で制作された作品であり、大半の楽曲をSyd Barrett作曲しています。その内容は、強烈な酩酊感と浮遊感を持ったブリティッシュ・サイケデリック・ロックであり、Syd Barrettの個性が発揮されたアルバム。旧邦題が『サイケデリックの新鋭』だったことにも納得のトリップ感覚を持った、60年代らしい作品です。
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1968年に発表されたセカンド・アルバム『神秘』は、中心メンバーSyd Barrettが在籍した最後の作品であり、後にベーシストRoger Watersと共にグループの屋台骨を支えることになるギタリストDave Gilmourが初めて参加した作品でもあります。注目すべきは10分を超えるタイトル曲「神秘」であり、Syd Barrett以外の4名が作曲者としてクレジットされ、後のPINK FLOYDサウンドの原点とも解釈できる具体音の使用やサウンド・エフェクトの手法などが試みられています。また、ベーシストRoger WatersやキーボーディストRick Wrightがソングライターとしての才能を開花させ始めたアルバムとも言えるでしょう。精神の危機を迎えたSyd Barrettは、本作では「ジャグバンド・ブルース」の1曲のみ作曲者としてクレジットされPINK FLOYDを脱退。Syd Barrettの離脱は、その後のグループに暗い影を落とし続けることになります。
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1969年に発表された『モア』は、バーベット・シュローダーの監督作品「モア」のサウンドトラック・アルバム。本作の特筆すべき点は、Roger Waters、Rick Wright、Nick Mason、Dave Gilmourという4人編成での初めてのアルバムであるということでしょう。音楽的には、インストゥルメンタル楽曲(5曲)よりもヴォーカル楽曲(8曲)に比重が置かれている点が意外ですが、これはすでにあったストックを流用したことと関係があるのかもしれません。わずか8日間で制作が終了したのも、そのためでしょう。PINK FLOYDが新たなロック・サウンドを創造すべく実験精神に溢れていた時代の必聴作です。ちなみに、旧邦題は『幻想の中に』。
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1969年に2枚組で発表されたサード・アルバム『ウマグマ』は、1枚目がライブ・アルバム、2枚目がメンバーたちのソロ作品を収録したスタジオ・アルバムとなっています。1枚目のライブ・アルバムは、バーミンガム・マザース・クラブとマンチェスター商科大学でのステージを収録しており、ライブの人気曲だった「天の支配」、「ユージン、斧に気をつけろ」、「太陽讃歌」、「神秘」をワイルドなサイケデリック・ロック・サウンドでプレイしています。一方2枚目には、Rick Wrightの「シシファス組曲」、Roger Watersの「グランチェスターの牧場」と「毛のふさふさした動物の不思議な歌」、Dave Gilmourの「ナロウ・ウェイ三部作」、Nick Masonの「統領のガーデン・パーティ三部作」が収められており、こちらは実験的な色合いの強い内容となっています。
2枚組、デジタル・リマスター、ポスター・スリップケース付き仕様、定価4791
盤質:無傷/小傷
状態:並
帯有
解説無、1枚は傷あり、1枚は無傷〜傷少なめ、若干カビあり
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1970年に発表された4thアルバム『原子心母』は、ヒプノシスによる牛のカバー・アート、英単語の直訳をそのまま並べた個性的な邦題、そして、日本盤帯に書かれた「ピンク・フロイドの道はプログレッシヴ・ロックの道なり!」というキャッチ・コピーが広く知られた名盤です。やはり一番の聴きどころは、スコットランド出身の前衛作曲家Ron Geesinをオーケストラ・アレンジャーに迎えた23分のタイトル曲「Atom Heart Mother」でしょう。ブラス・セクションや混声合唱を贅沢に配置したサウンドが、プログレッシヴ・ロック時代の幕開けを宣言するかのように堂々と響きます。一方、Roger Waters作曲の「もしも」、Rick Wright作曲の「サマー’68」、Dave Gilmour作曲の「デブでよろよろの太陽」は、共通して美しいメロディーが印象的な小品。そして、アルバムの最後にはミュージック・コンクレートの手法を用いた「アランのサイケデリック・ブレックファスト」が控えます。なおグループは、本作で初めて全英初登場1位を獲得しました。
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1971年に発表された5thアルバム『おせっかい』は、ヒプノシスによる耳と波紋を重ね焼きしたアートワークが印象的な作品です。本作の最も大きなポイントは、4人体制のPINK FLOYDが初めて、彼らだけの手で作り上げた純粋なスタジオ・アルバムであるということでしょう。なぜなら『モア』はサウンドトラックであり、『ウマグマ』はライブ・レコーディングとメンバーたちのソロ作品から成る変則的なアルバム、『原子心母』は前衛作曲家Ron Geesinがアルバムの出来栄えに大きく関与していたためです。やはりオープニングに置かれた「吹けよ風、呼べよ嵐」と、エンディングに置かれた「エコーズ」が、本作を名盤に押し上げています。「吹けよ風、呼べよ嵐」は、広がりのあるRoger Watersのベースの反復とフェードイン・フェードアウトを繰り返すRick Wrightのオルガンを核とする前半、そしてDave Gilmourのヘヴィーなギターが加わる中盤から一瞬の静寂を経て、Nick Masonのハード・ロック・ドラムが加わる後半から成る名曲。一方の「エコーズ」は23分を超える大曲であり、現在多くの音楽ファンがPINK FLOYD「らしさ」と受け止める音楽的な振る舞いが確立された重要な楽曲です。
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1973年に発表された『狂気』は、“人間の内面に潜む狂気”をテーマに制作されたPINK FLOYDの代表作のひとつ。このクラスの名盤ともなれば、もはやプログレッシヴ・ロックという音楽ジャンルに限定する必要すらありません。本作は、世界で最も売れた音楽アルバム(推定5000万枚以上)のひとつであり、ビルボード・チャートに741週(15年)連続チャート・イン、さらに発売から2年を経過したアルバムのみを扱うカタログ・チャートに至っては1630週(30年)以上チャート・インするというギネス記録を打ち立てた大傑作です。あえてプログレッシヴ・ロックの側面から指摘するならば、本作は「コンセプト・アルバム」という表現方法を象徴するアルバムだということでしょう。本作の成功によって、コンセプトの中核を担ったベーシストRoger Watersのグループ内での発言権が増し、次作以降のPINK FLOYDにも大きな影響をもたらすことになります。ロック・ミュージックの歴史に燦然と輝く名盤であり、当然ながらプログレッシヴ・ロックを語る上で外すことはできない作品です。
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、オリジナルLPレーベル面レプリカ2枚・ポスター2枚・ステッカー2種付仕様、年表・歌詞対訳付仕様、解説元から無し、定価2427+税
盤質:無傷/小傷
状態:不良
帯無
帯無、目立つカビあり
廃盤希少、丸角帯仕様(3%税表記)、解説元々なし(対訳付き)、定価3190+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、側面部に目立つ色褪せあり
廃盤希少、丸角帯仕様(3%税表記)、解説元々なし(対訳付き)、定価3190+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
帯付き超希少、若干カビあり
廃盤、スリップケース付ペーパーケース仕様、2枚組、デラックス・エディション、デジタル・リマスター、定価3524+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
盤に内袋の跡あり
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1973年発表の『狂気』の大ヒットを経て、PINK FLOYDは日用品を使った前衛音楽「Household Objects」を企画。しかし、これは実際にレコーディングも行われていましたが、途中で頓挫しました。そして、1975年に発表された『炎〜あなたがここにいてほしい』は、全米および全英1位を獲得した前作『狂気』と並ぶPINK FLOYDの代表作のひとつとなりました。最大の聴きどころは、アルバム冒頭と最後に収められた9つのパートから成る「クレイジー・ダイアモンド」でしょう。この大曲は、(Roger Waters自身は否定しているものの)早くにグループを離脱することになってしまったSyd Barrettに捧げられた楽曲だと言われています。さらに、79年にリリースされる傑作『ザ・ウォール』につながるテーマが登場する「ようこそマシーンへ」、プログレ・フォーク・ミュージシャンRoy Harperをゲスト・ヴォーカリストに迎えた「葉巻はいかが」、そしてRoger WatersとDavid Gilmourが揃って「グループの最高の楽曲のひとつ」と胸を張る「あなたがここにいてほしい」が収められています。『狂気』に続き、本作も間違いなく名盤です。
00年規格、デジタル・リマスター、定価2548
盤質:傷あり
状態:並
帯有
ケースにスレあり、トレーに黄ばみあり、ジャケに指紋汚れあり、帯にケースツメ跡あり
廃盤、スリップケース付ペーパーケース仕様(画僧はスリップケースです)、スタジオ・アルバム(11年リマスター)+未発表音源の2枚組、定価3524+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1977年に発表された『アニマルズ』は、ビジネスマンを「犬」、資本家を「豚」、平凡な労働者を「羊」に喩えた社会風刺的なコンセプト・アルバムとなっており、アートワークを担当したヒプノシスは、バタシー発電所上空に巨大な豚の風船を飛ばし本作のカバーアートを撮影しました。本作は、アルバムのプロローグ「翼を持った豚(パート1)」とエピローグ「翼を持った豚(パート2)」という小品に、『ドッグ』、『ピッグス(三種類のタイプ)』、『シープ』の3曲が挟まれる構成となっており、そのうち『ドッグ』と『シープ』は、前作『炎〜あなたがここにいてほしい』への収録が見送られた楽曲をベースに改変。Roger Watersが新たに、アルバムの核となる『ピッグス(三種類のタイプ)』を作曲しています。これまでの音楽性に比べると、そのコンセプトの影響もあってか非常にアグレッシブに迫るロック・サウンドが収められていることがポイントとなる名盤です。
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与え続けています。1979年に発表された大作『The Wall』は「全世界で最も売れた(3000万枚以上)2枚組のアルバム」であり、『狂気』や『炎〜あなたがここにいてほしい』と並ぶ、グループの代表作のひとつ。その内容は、バンドの実権を掌握したRoger Watersの思想が強く表れたロック・オペラ。Roger WatersとSyd Barrettの姿が投影されていると言われるロック・スター「ピンク」を主人公に、彼が人生の中で経験してきた教育に対する違和感や社会の中での疎外感を「壁」に見立て、各曲が切れ目なく進行していきます。本作を引っ提げて行われたツアーでは、ステージと客席の間に実際に「壁」を構築し、大きな話題となりました。2010年代に入って以降も、例えばRoger Watersによる大規模な再現ツアーが行われていることからも、PINK FLOYDのディスコグラフィーの中での本作の重要度が分かるでしょう。シングル・カットされ全米・全英1位を獲得した「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール (パート2) 」や、コンサートの定番曲「コンフォタブリー・ナム」といった名曲も収められた、ロック・ミュージックの歴史上類を見ない傑作です。
紙ジャケット仕様、2枚組、デジタル・リマスター、年表・歌詞対訳付き仕様、タイトル入りプラ製シート・内袋2枚付仕様、レーベルカード4枚入り、定価3495
盤質:全面に多数傷
状態:並
帯有
プラ製シートなし、レーベルカード1枚に若干折れあり、内袋1枚に若干汚れあり、帯に若干カビあり
サイケデリック・ロック全盛期に登場しデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』をリリースするも、中心メンバーのギタリストSyd Barrettが脱退。以降、ベーシストRoger Waters、ギタリストDave Gilmour、キーボーディストRick Wright、ドラマーNick Masonという布陣でブリティッシュ・ロック史に残る傑作を連発し、1996年には「ロックの殿堂」入りも果たした世界的なグループ。奥深いテーマに基づいたコンセプト・アルバムの数々は、現在に至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与えて続けています。1983年に発表された『ファイナル・カット』は、前作『The Wall』制作時にRick Wrightがグループを解雇(その後のツアーにはサポート・メンバーとして参加)されたため、69年作『モア』から続いた鉄壁の布陣が崩壊。Roger Waters、Dave Gilmour、Nick Masonの3名にナショナル・フィルハーモニック・オーケストラをはじめとするゲスト・ミュージシャンを迎え制作されました。本作もまた『The Wall』と同様、Roger Watersの私的な色合いが強く出た作品であり、反戦や政治批判を非常に重苦しいサウンドに乗せて表現。ブックレットには第二次世界大戦中にイタリアで戦死した父親の名前がクレジットされています。本作でRoger WatersはDave Gilmour、Nick Masonとの確執をより強固なものとしてしまい、85年にグループを脱退。本作がRoger Watersにとって、PINK FLOYD名義のラスト・アルバムとなりました。
87年規格、定価3200(税表記なし)
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、若干折れあり、若干側面部に色褪せあり
廃盤希少!紙ジャケット仕様、2枚組、88年オリジナル・マスター使用、オリジナルLPレーベル面レプリカ4枚付仕様、内袋付仕様、定価3600+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
94年の「対(TSUI)」ツアーの模様を収めたライヴ・アルバム。アメリカ、ヨーロッパを回る77都市、110回の公演で300万人以上を動員したツアーは「史上最大の光と音のスペクタクルショー」として今や伝説として語り継がれるツアーとなった。荘厳なピンクフロイドの音世界とともに、史上最大のステージセット、複雑怪奇な映像を写し出す大円形スクリーン、目が痛くなるほどの光の洪水(ヴァリライトが生き物のように動き回り、レーザー光線が会場中を照らし出す)、牙の生えたブタが宙を舞い、巨大ミラーボールが光を放ち、これでもかと言わんばかりの花火の嵐・・・。まさに「美」としかいいようのない、それまでのコンサートの定義を大きく変えるものであった。今作の目玉はなんといっても「狂気」全曲再演収録。75年の最後の演奏以来19年振りに94年7月のデトロイト公演で復活。ここに収録されているのは、8月ドイツ、9月イタリア、10月ロンドンのライヴより。1-(2)の「天の支配」はUS公演ではオープニング・ナンバーだったのだが、誰もが度肝を抜かれたシド・バレット在籍時の1stアルバムからの曲。
三方背ケース入り仕様、ブックレット一体型ペーパーケース仕様、2枚組、帯元から無し、定価4078+税
盤質:傷あり
状態:並
帯-
電池切れ、カビあり、解説に折れあり
盤質:傷あり
状態:良好
電池切れ、三方背ケースにスレあり
初回限定3枚組(2CD+DVD)、スリップケース付、DVDはNTSC方式/リージョン記載なし
盤質:無傷/小傷
状態:良好
2枚組、スリップケース付仕様、全60P英文ブックレット・日本版完全翻訳ブックレット付仕様、定価3600+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
2枚組、スリップケース付き仕様、英文ブックレット・日本版ブックレット付、アルバム未収録曲15曲収録、定価3780、全47曲
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
2枚組、スリップケース付仕様、ブックレット付仕様
盤質:無傷/小傷
状態:良好
封入物に軽微な折れあり、スリップケースにスレあり
2枚組、スリップケース・ブックレット付き仕様、Blu-spec CD2、定価3990、全35曲
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
2枚組、Blu-spec CD2、ボーナス・トラック1曲、定価2800+税、全29曲
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
1枚は盤無傷/小傷程度
「風に吹かれて」「戦争の親玉」「激しい雨が降る」など代表曲を収録。プロテスト・フォークの傑作。
65年にリリースされた、BOB DYLAN通算5作目にして、ファン驚愕のフォーク・ロックへの大転換を示した問題作にして、ポピュラー・ミュージックの世界の流れを変えてしまった重要作。映画『DON’T LOOK BACK』冒頭の史上初のミュージック・クリップと言われる、「Subterranean Homesick Blues」で幕を開ける本作は、フォーク・ミュージックと電化楽器によるロックンロールの融合と共に、詩的イメージの断片がカット・アップのように、濁流、奔流の如く猛烈な勢いで駆け巡るサウンドと歌、言葉の万華鏡。この後、『HIGHWAY 61 REVISITED』、『BLOND ON BLONDE』へと続く驚異の変貌を遂げる、羅刹のようなディランの芸術性の躍進が始まるきっかけの作品でもありました。収録曲全てが今となっては代表曲。僕もこのアルバムがきっかけで電化ディランにハマりました。是非入門盤そして生涯盤として一家に一枚!
アメリカン・ロック史上に残る大名曲「Like A Rolling Stone」をはじめ、ディランのエネルギーが満ちあふれた佳曲がずらりと並んだ代表作。Al Kooper、Mike Bloomfieldなど、バックの演奏も冴え渡り、完璧なフォーク・ロックを聴かせる。アメリカン・ロック屈指の傑作。
初期ディランの傑作であり、米フォーク・ロックの傑作であり、アメリカン・ロックの金字塔。ナッシュビルの名うてのスタジオ・ミュージシャンがサポートした豊かなアンサンブルも見事。
紙ジャケット仕様、Blu-spec CD2、99年デジタル・リマスター、ポスター・ステッカー付仕様、定価2100+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
帯中央部分に色褪せあり
紙ジャケット仕様、13年デジタル・リマスター、Blu-spec CD2、歌詞・対訳付き、内袋付仕様、定価2100+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
デジパック仕様(トールサイズ)、3枚組、97年デジタル・リマスター、60ページカラーブックレット・国内情報記載シート・情報記載シール付き仕様、定価5400+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯-
2枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり、国内情報記載シート無し・情報記載シール無し、デジパックに色褪せ・若干スレあり
盤質:無傷/小傷
状態:良好
ブックレットにヨレあり
36枚組ボックス、各CDはペーパーケース仕様、カラーライナー付き仕様
盤質:傷あり
状態:良好
2枚組、三方背ケース・ブックレット付き仕様、Blu-spec CD2、定価3600+税、全36曲収録
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
三方背ケース付き仕様、2枚組、Blu-spec CD2、68pブックレット付仕様、定価3600+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
盤質:無傷/小傷
状態:並
1枚は傷あり、2枚は無傷〜傷少なめ、若干カビあり
紙ジャケット仕様、SHM-CD、英国1970年オリジナルアナログマスターテープを基にした2018年マスター、定価2667+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
若干帯中央部分に色褪せあり
ギリシャのシンセ・キーボディストとしてその名を世界に轟かせたヴァンゲリスが、ソロ活動前に率いていた、メロディアスなサイケデリック・バンドの記念すべきデビュー・アルバム。ヨーロッパ各地で大ヒットを記録した「Rain And Tear」を収録!浮遊感の漂う哀愁のヨーロピアン・サウンドは、後に『ブレード・ランナー』の音楽を担当する世界のヴァンゲリスの才能の片鱗を十二分に語っていると言えるでしょう。
誰もが知る世界のキーボーディスト、ヴァンゲリスがソロ活動を始める前に率いたのが、このAPHRODITE’S CHILD!メロトロンを深く用いた深遠なメロディック・サウンドは、一聴するとProcol Harumの「青い影」さえを思い起こさせるかのようです。こちらは69年リリースの彼らのセカンド・アルバム。鐘の音がメロディックなWake Upを初め、甘い旋律を得意とするサイケデリック・バンドと言えるでしょう!
72年作の3rdである本作は、黙示録をテーマとした一大コンセプト作品。ロック、ポップ、クラシック、ジャズ、民族音楽などが渾然一体となっためくるめくサウンド、叙情と狂気を同時に孕んだ圧倒的な表現力は、これぞプログレッシヴ・ロック!VANGELIS率いるAPHRODITE’S CHILDが70年代に世に送り出した一大傑作。
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