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ヴォーカルに注目してプログレ新鋭を聴いてみよう!

スタッフ佐藤です。

70年代の全盛期には、ジョン・アンダーソン、ジョン・ウェットン、グレッグ・レイク、ピーター・ハミル、ピーター・ガブリエル…といった名ヴォーカリストが活躍していたプログレッシヴ・ロック・シーン。

00年代以降、再び全世界的な隆盛を続けているプログレッシヴ・ロック・シーンですが、ヴォーカリストがかつてのようにスポットを浴びる機会は決して多くないのが現状です。

そこで、現在のプログレ・シーンにはどんな魅力的なヴォーカリストがいるのか探ってみよう、というのが本記事の趣旨になります。
実力派を厳選して取り上げてまいりますよ☆

David Longdon(BIG BIG TRAIN)

現在の英国プログレ・シーンの牽引するバンドと言えばBIG BIG TRAIN。09年よりヴォーカリストを務めるのがDavid Longdonで、ヴォーカルの他にもフルート、キーボード、ギターを操るマルチプレイヤーです。その歌声は、ピーター・ガブリエルからあの「アク」を取り除き美声にしたような感じ。GENESISの英国叙情を正統に受け継いだバンドにとっては、彼以上のヴォーカリストはいないでしょう!

GRIMSPOUND

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Pete Jones(TIGER MOTH TALES)

そのBIG BIG TRAINからも強い影響を受けたという、盲目の天才マルチ奏者&コンポーザーPete Jones。彼のソロプロジェクトTIGER MOTH TALESでは、ほぼすべての楽器を自身で演奏している点からもう凄いのですが、その真価はヴォーカルにこそ現れていると言っていいかも知れません。まるでピーター・ガブリエルを艶のある美声にしたようなクリアかつ繊細なヴォーカルは、TIGER MOTH TALESのロマンティックなサウンドに抜群に映えるんですよね~。うっとりとしてしまいます。

DEPTH OF WINTER

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Michael Whiteman(I AM THE MANIC WHALE)

2015年に英国はレディングにて結成された新鋭プログレ・バンドI AM THE MANIC WHALEでベース/ヴォーカルを務めるのが彼。エモーショナルに歌い上げるちょっぴり粘りあるハイトーンが特徴で、リリカルで爽やかなバンド・サウンドとは相性抜群。音作りの面では、フラワー・キングス、ビッグ・ビッグ・トレイン、スポックス・ビアード等からの影響を、英国らしい端正さ瑞々しさで料理したサウンドが感動的で、このメロディアスさと音の瑞々しさはあのMOON SAFARIにも匹敵するものではないでしょうか。

GATHERING THE WATERS

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Alessandro Corvaglia(LA MASCHERA DI CERA)

オザンナやムゼオ・ローゼンバッハなど往年のイタリアン・ヘヴィ・シンフォを受け継ぐグループはイタリアに多く存在しますが、その頂点と言えばFabio Zunffanti率いるこのLA MASCHERA DI CERAでしょう。ヴォーカリストAlessandro Corvagliaは、強烈なダミ声で邪悪さをたっぷり滲ませながら歌うスタイルが特徴的。まるで魔術師のような(?)風貌からして雰囲気満点ですよね。

LE PORTE DEL DOMANI

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Francesco Ciapica(IL TEMPIO DELLE CLESSIDRE)

初期にはムゼオ・ローゼンバッハの名ヴォーカリストStefano LUPO Galifiが在籍していた新鋭ヘヴィ・シンフォ・バンドで、彼の後任という重責を任されたのがFrancesco Ciapica。そのパフォーマンスは驚くべきもので、前任者に匹敵するどころか上回ってさえいる素晴らしい声量と熱量のヴォーカルを披露しバンドのさらなる躍進の原動力となりました。

IL-LUDERE

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Alberto Piras(DEUS EX MACHINA)

90年代イタリアきってのモンスター・バンドと言える「現代のAREA」DEUS EX MACHINAのヴォーカリスト。まるでDemetrio StratosとRobert Plantを融合させたかのような強靭かつ艶のあるヴォーカル・パフォーマンスには唖然とさせられます。始動から四半世紀を超えたこの16年作でも、円熟味は感じさせながらもギラギラしたエネルギーを放つヴォーカルは健在です!

DEVOTO

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Angel Belinchon(DRY RIVER)

今注目度急上昇中のスペイン新鋭DRY RIVERで、フレディ・マーキュリー愛溢れる力強いヴォーカルを聴かせているのがAngel Belinchon。スペイン語ヴォーカル特有の熱くまくしたてるようなスタイルから、多声コーラスと共にパワフルに舞い上がる歌唱、そして美しいバラードでの伸びのあるハイトーンまで、全編で素晴らしいパフォーマンスを披露します。けっしてフレディと声質や声域が近いわけではないのですが、歌い方やニュアンスは本当によく研究されている印象を受けます。

2038

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Patrik Lundstrom(KAIPA)

現在は北欧の名バンドKAIPAでその素晴らしいヴォーカルを聴かせるPatrick Lundstromも、フレディ・マーキュリーの面影を感じさせるヴォーカリストの一人と言えるでしょう。フレディばりの声量でワイルドに歌い上げる強靭なヴォーカル・スタイルは、元バンドRITUALの時から少しも変わっていません。北欧プログレ最高峰のヴォーカリストと言っていいでしょう!

KAIPA/CHILDREN OF THE SOUNDS

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Hasse Froberg(HASSE FROBERG & MUSICAL COMPANION)

ご存知ザ・フラワー・キングス不動のリード・ヴォーカルですね。TFKでは落ち着いた声質でクールに歌うロイネ・ストルトと対比するように、独特のハスキーヴォイスで熱く歌うハッセ。そんな彼の別働バンドがまた素晴らしくって、TFKにクイーンや10cc風のポップ・エッセンスを取り入れたようなユニークなサウンドを展開。ハッセのヴォーカルもポップさ満載の新境地を見せていて必聴です!

HFMC

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Petter Sandstrom(MOON SAFARI)

今や現プログレシーンの顔とも言える北欧の名バンドMOON SAFARIでフロントマンを務めるのが、ハンチング帽がトレードマークのPetter Sandstrom。あまりにも清涼感に溢れた爽やかさ100%の歌声は、まさに北欧のヴォーカリスト像そのもの。そこに透明度の高い多声コーラスが寄り添うスタイルで、瞬く間にリスナーを虜にしてしまいます。繊細なパートではよりクリアな美声の持ち主Simon Akessonがヴォーカルを取ることも。2人のヴォーカルの対比もまた聴きどころです。

BLOMLJUD

3rdが出世作となりましたが、2ndの時点でもう凄かった!美しく流麗なメロディと雄大なスケールのシンフォ然とした演奏が理想的に合わさっていて、プログレアルバムとしての完成度は一番かも!

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Lukasz Gall(MILLENIUM)


2014年まで、現ポーランドの中核的シンフォ・グループMILLENIUMのヴォーカルを努めていたLukasz Gall。その歌声は、現代的なスタイリッシュさと東欧らしい翳りのあるメランコリックさがバランスしたとても魅力的なもの。ジェネシスの叙情美とフロイドの内省感を合わせたようなアンサンブルに、切々と訴えかけるようにエモーショナルなヴォーカルが乗るサウンドは、途方もない音のドラマを味わわせてくれます!今のヴォーカリストも素敵ですが、個人的には彼のヴォーカルあってのMILLENIUMという感じがします。

EGO

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    08年リリース、これでもかと叙情性溢れるファンタスティックな北欧シンフォ、名作!

    スウェーデンのシンフォニック・ロック・グループ、08年作2nd。柔らかく広がるメロディアスなキーボード、流麗なピアノ、繊細なタッチのアコギ。ヘヴィさは無く、手工芸品のように丁寧に音を編んだファンタスティックなアンサンブルが持ち味。ただ、緩さは無く、キメのパートでのドラマティックさと優美さは、GENESISにも負けていません。親しみ溢れる歌声のヴォーカルと優美なメロディ、そして卓越したコーラス・ワーク。とにかくアンサンブルのどこを切っても、叙情性がとめどなく溢れ出ます。70年代の作品と言われても分からない、温かみ溢れるサウンドもアンサンブルの魅力を一層引き出しています。北欧シンフォの名作。

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    12年デビュー、メンバーほぼ全員がクイーンとドリーム・シアターをフェイバリットに挙げるスペインの新鋭プログレ・バンド、前作より3年ぶりとなった18年作3rd。前2作も素晴らしいアルバムでしたが、この3rd、もうとことんエネルギッシュで痛快。聴いていてこんなに楽しくってワクワクするプログレって他にないかもしれませんっ!ベースとなるのは最も影響を受けているクイーンとドリーム・シアターの合わせ技。そこにシンフォ、ロックン・ロール、様式美ハード・ロック、ビッグ・バンド・ジャズ、フュージョンなどを自在に結合させて、スペイン産らしい情熱的かつダイナミックなプログレに仕立て上げた、エネルギーがぎっちり詰まったサウンドを構築しています。歌い回しにフレディ・マーキュリー愛を感じさせる声量みなぎるスペイン語ヴォーカルとオペラチックな分厚いコーラスがドラマチックに舞い上がるクイーン風のヴォーカル・パートから、ド派手に鳴らすヴィンテージ・トーンのオルガン&クラシカルで可憐なタッチのピアノを操るキーボードが溢れ出し、ギターがテクニカルかつハードエッジに疾走。ギターはメタリックにゴリゴリしてはいるのですが、同時にコシの強いグルーヴ感があり、ロックンロールのノリの良さが先立っているのが特徴。硬質ながら人間味たっぷりに熱く弾き飛ばすプレイ・スタイルがカッコいい!ギターが牽引する強度あるヘヴィ・プログレに突如ゴージャスなビッグ・バンドが絡んできたり、クラシカルな速弾きが炸裂する様式美系ハード・ロックがごく自然に南国風フュージョンに発展したりと、あまりに先の読めない奇想天外なサウンドには軽く目眩が起きそうなほど。その後には一転して美しいメロディが冴え渡る叙情バラードを持ってくるセンスも憎い限りです。前作が彼らの完成形かと思いきや、まだまだ進化するDRY RIVERサウンドを見せつける大傑作!おすすめです!

  • MILLENIUM / EGO

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    99年結成のポーランド屈指のプログレ新鋭バンド。ネオ・プログレとピンク・フロイドの影響の元に、メランコリックで映像喚起的なサウンドでデビューし、徐々に洗練させながら、前々作、前作で到達した、「プログレ」の枠を超えた、ピンク・フロイド『ウォール』ばりのスタイリッシュな「ロック」サウンド。2013年作9thである本作では、スタイリッシュさはそのままに、叙情性を増し、シンフォニック・ロックとして孤高のサウンドを聴かせています。映像喚起的なSEから入り、中欧の森を思わせるアコギのリードが静かに鳴るイントロ。その静寂を打ち破って轟くヘヴィなギターとキーボードによる音の壁とギルモアばりに伸びやかに泣くリード・ギター。そして、何より素晴らしいのがメロディーとヴォーカル。ピンク・フロイドの内省感とネオ・プログレの叙情美とが出会ったような美旋律、そして伸びやかさの中に翳りを感じさせるハイトーンが魅力のヴォーカルは、もう絶品の一言。99年のデビュー作での「空間的な音響センスに溢れたシンフォニック・ロック」を、これまでの作品で培ったテクニックとサウンド・メイキングのセンスにより圧倒的な強度で聴かせた一大傑作。熱くも透徹としたロマンティシズム。これはずばり最高傑作!

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    現CAMELの英マルチ・ミュージシャン&コンポーザーPeter Jonesによるプロジェクト、待望の3rdアルバムとなる17年作!80sキャメルをモダンかつゴージャスに再現したかのようなイマジネーション溢れまくりの大傑作シンフォ、すごい才能です…!

    1980年に英国はノッティンガムシャーに生まれ、1歳の頃に病気により視力を失った盲目のマルチ・ミュージシャン&コンポーザーPeter Jonesによるプロジェクト、待望の3rdアルバムとなる17年作!16年よりCAMELのメンバーとしてツアーにも参加する彼。前2作で聴かせたコンポーザー&プレイヤーとしてのレベルの高さはもはや揺るぎないものでしたが、いやはや今作も凄い完成度です。まるで80年代以降のシリアスなテーマ性を持ったキャメルを、ゴージャスなサウンドプロダクションで再現したかのような、モダンかつロマンティックで雄大なシンフォニック・ロックが眼前に広がるこの感じ…何というイマジネーション。BIG BIG TRAINあたりに通じるモダンでスタイリッシュな音像も活きていて、往年のプログレと現代のバンドらしいモダンなセンスがこれほど不可分に結びついたサウンドはそうそうないでしょう。これでもかとファンタジックなフレーズを紡ぎ出すキーボード、アンディ・ラティマーばりにドラマチックに泣くギター、芳醇に響くクラリネット&リコーダー、そして端正に歌い上げる美声のヴォーカル。彼一人で各楽器をこれだけ自在に操る才能にはただただ脱帽。各パートが次々と展開していく、映画を観ているような情報量の多い音像は前作からの持ち味ですが、それを複雑に感じさせない淀みなく流れるような緻密な構築性にも舌を巻きます。改めてとんでもない才能を見せつけられる思いのシンフォ傑作です。

  • I AM THE MANIC WHALE / GATHERING THE WATERS

    英新鋭プログレ・バンド、17年作2nd、端正な英国らしさに満ち溢れた極上のプログレッシヴ・ロックを聴かせる感動作、激カケレコメンド!

    2015年に英国はレディングにて結成された新鋭プログレ・バンド、待望の2ndとなる17年作。デビュー時より、ジェネシス、フラワー・キングス、ビッグ・ビッグ・トレイン、スポックス・ビアードより影響を受けたことを公言していたバンドですが、今作も、まさにそれらのバンドを一つに束ねてしまったかのようなグレイトなサウンド!エッジの立ったキレのあるギターと豊かな広がりを持つファンタスティックで清涼感あるキーボードを中心に描かれる、端正かつハートフルなプログレッシヴ・ロックに一曲目から早速胸打たれます。アンサンブルに優しく寄り添うようなメロトロンの使い方もグッド。線は細めながら溌剌としたフレッシュな歌声の男性ヴォーカルも大変いいし、多彩に変化する美しいコーラスも特筆ものです。ビッグ・ビッグ・トレインに通じるジェントルかつキャッチーなモダン・プログレッシヴ質感、フラワー・キングスの熱くドラマチックな叙情性、初期スポックス・ビアードの華やかなポップ・センスを融合させたようなサウンドと言っていいでしょう。さらに素晴らしいのが、初〜中期ジェネシスが持っていた「英国臭さ」とも言える英国のバンドしか醸し出せない芳醇さ薫り高さをしっかりと感じさせてくれる点。メロディやフレーズの端々にそういったエッセンスが散りばめられていてたまりません。何という瑞々しいサウンド。これは全ての英国ロック/プログレ・ファンへのこの上ない贈り物と言い切ってしまいたい感動作。激カケレコメンド!

  • LA MASCHERA DI CERA / LE PORTE DEL DOMANI

    充実の00年代伊プログレシーンを牽引する奇才Fabio Zuffanti率いるヴィンテージ・プログレ・バンド12年作、LE ORMEの名作『FELONA E SORONA』の続編として作られたコンセプト作!

    FINISTERE〜LA MASCHERA DI CERA〜HOSTSONATENで00年代伊プログレシーンを牽引する奇才Fabio Zuffantiが70年イタリアン・ロックへのオマージュをコンセプトに結成したプログレ・バンド、2012年作6th。LE ORMEの72年の名作『FELONA E SORONA』の続編として制作されたコンセプト作。ゲストとしてDELIRIUMのフルート奏者Martin Griceが参加。オープニングから、前のめりな焦燥感で手数多く畳みかけるドラムとアグレッシヴに吹かれるフルートと荘厳なコラールがこれぞイタリアン・ロックと言える先鋭的なドラマティックさで聴き手を飲み込むと、ヴィンテージなトーンの荘厳なキーボード、リリカルなタッチの格調高いピアノ、伸びやかなトーンのメロディアスなギターがこれでもかとドラマティックにメロディを浴びせます。『FELONA E SORONA』の印象的なテーマも巧みに挿入され、ヴィンテージ・プログレ・ファンはただただ興奮と涙するしかありません。イタリアらしい力強くエモーショナルに歌い上げるヴォーカルが胸を打つ叙情的なパートも素晴らしく、バックではメロトロンが荘厳に鳴らされ、フルートがもの悲しくメロディをサポートします。めくるめく「静」と「動」の圧倒的な対比。往年のあらゆるイタリアン・ロックのDNAを受け継ぎ、現代的なヴィヴィッドな音像で練り上げた、隙のない一枚に仕上がっています。これは素晴らしすぎる傑作です!

  • BIG BIG TRAIN / GRIMSPOUND

    名実ともに現英国プログレの頂点に位置するバンドによる17年作、モダンなスタイリッシュさとジェネシスなど70年代憧憬テイストを絶妙に取り合わせる手腕が光る傑作、1曲でJudy Dybleがヴォーカル参加!

    90年に結成され、今や名実ともに現英国プログレの頂点に位置するバンドによる17年作。静謐な世界の中をギターが幻想的にたゆたう導入から、一気にクライマックスが押し寄せるようなアンサンブルがなだれ込んでくるオープニングの時点で、早くも傑作を予感させます。ヴォーカル・パートでは、ピアノやオルガン、クリーントーンのバッキングを中心とする落ち着いたアンサンブルで歌をしっかりと聴かせており、シンセとギターが力強く溢れるインスト・パートと劇的な対比をなすメリハリあるサウンドメイクが一際印象的。滾々と湧き出すイメージのメロトロンをバックに、古楽のようにヴァイオリン/ヴィオラ格調高く鳴らされる詩的な美しさを湛えたパートを挿入する構成の妙も見事です。ギターとヴォーカルを主体に組み立てられたスタイリッシュなアンサンブルに、キーボードが担うジェネシス彷彿の70年代的ヴィンテージ・テイストを纏わせ、舞うように優美な弦楽器を絡ませた完成度の高いサウンドが、従来作にも増して感動をもたらします。70年代英フォーク調で始まる6曲目でヴォーカルを取るゲストのJudy Dybleも世界観を彩っており必聴。貫禄すら漂う傑作です。

  • KAIPA / CHILDREN OF THE SOUNDS

    北欧を代表するシンフォニック・ロック・グループによる17年作、ずばり北欧シンフォに求めるあらゆる要素が凝縮され結晶となったような文句なしの大傑作!

    スウェーデン出身、75年にデビューした北欧を代表するシンフォニック・ロック・グループ。2017年リリースの13thアルバム。一曲目からクライマックス!Hans Lundinの芳醇にしてそそり立つように荘厳なオルガン、Per Nelssonの雄弁にメロディを紡ぐギターが折り重なり、エネルギッシュながらも輝かしい気品に満ちた幻想的な音世界を構築。そこにPatrick LundstromとAleena Gibsonの男女ヴォーカルによる、溢れんばかりのエモーションを込めた熱唱が絡み合いアンサンブルを伴って劇的に高まっていきます。北欧シンフォらしい神秘性と凄まじいまでのエネルギーの放射が見事に共存したサウンドに早くも驚愕…。特に素晴らしいのが、KAIPAのギタリストとしてすでに偉大な前任者Roine Stoltの印象を払拭したPer Nelssonによる、音数多く畳み掛けるようにスリリングなギター。イマジネーションが溢れ出るままに美麗フレーズを次々と紡ぎ出すプレイに息をのみます。Patrickのフレディー・マーキュリーを宿した野性味あるヴォーカルも優美なサウンドの中で活き活きと立ち上がってるし、タイトかつ緻密なリズムプレイでアンサンブルをダイナミックに牽引するMorgan Agren&Jonas Reingoldの鉄壁リズム隊もさすが。そしてオルガンとシンセを駆使して魔法のようにファンタジックで色彩感に満ちたサウンドを生み出すHans Lundin。改めて凄いメンバーが揃っていることを実感します。さらに、Hansが操るハープシコードやゲスト奏者による室内楽風のヴァイオリンを大胆にフィーチャーし中世音楽風の格調高いエッセンスを加えたナンバーも圧倒的に素晴らしく、中世風味を違和感なくKAIPAのサウンドに溶け込ませていて、その手腕にバンドとして更なる音楽性の成熟を感じさせます。もう北欧シンフォニック・ロックとして他の追随を許さない高みに到達した感さえあります。北欧シンフォに求めるあらゆる要素が凝縮され結晶となったような、文句なしの大傑作。

  • IL TEMPIO DELLE CLESSIDRE / IL-LUDERE

    新鋭イタリアン・ヘヴィ・シンフォ・バンド、17年作3rd、モダンでキャッチーでスタイリッシュなヘヴィ・シンフォを構築した傑作、Mattias Olssonが全面参加!

    過去にはMUSEO ROSENBACHのヴォーカリストStefano LUPO Galifiが在籍したことでも知られる新鋭イタリアン・ヘヴィ・シンフォ・バンド、スタジオアルバムとしては3作目となる17年作。何と言っても本作では元ANGLAGARDで数々のプロジェクトを運営・参加するMattias Olssonが全面参加しているのが注目ポイント。ヴィンテージ・トーンのオルガンを軸に力強く鳴る輝かしいキーボード群、重厚にして華麗な伸びのあるギター、そして前作より加入し前任者に負けないどころか上回ってさえいる素晴らしい表現力のヴォーカル。イタリアン・ヘヴィ・シンフォ伝統の荒ぶるエネルギーをぶつけるような重みあるサウンドと、北欧プログレのセンスと言える洗練を感じさせるシャープな音像が一つになり、唯一無二のスタイリッシュなヘヴィ・シンフォ・サウンドが出来上がっています。音の質感自体はこれまで通り彼らのヘヴィ・シンフォニック・ロックでありながら一貫してモダンであり時にはキャッチーでもあるという凄い一枚。哀愁溢れるバラードナンバーも絶品です。これまでもハイクオリティな音を聴かせるいいバンドでしたが、ここに来て化けた印象があります。必聴!

  • DEUS EX MACHINA / DEVOTO

    90年代以降イタリアン・プログレの最高峰バンド、16年作

    91年にデビューした、アレアのDNAを注ぐイタリアの新鋭プログレ・バンド。2016年の7thアルバム。高速で切り替えしまくる変拍子リズムに食ってかかるようなハード・エッジなギター、そして、デメトリオ・ストラトスやバンコのジャコモのDNAを確かに受け継いだ力強いヴォーカル。さらに、地中海の風を運ぶヴァイオリン、ソフト・マシーン的なエレピなどが合わさって、圧倒的にアグレッシヴでいて色彩豊かなイタリアならではのアヴァン・ジャズ・ロックを聴かせます。キレ味抜群なのに豊潤。やはり凄いグループです。傑作。

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