2019年7月15日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: ロック&ポップス
イギリスのソウル・シンガー、ジョー・コッカー。この時点ではアメリカではあまり知られていませんでしたが、このウッドストック・フェスティバルのアクトで評判を高めます。
痙攣したような体の動きは、一度見たら忘れられません。
ジョー・コッカーのあとで、会場にはまたもや雨が降り出します。
嵐が少し収まったところで、主催者のマイケル・ラングの粋な演出がありました。空から花を降らせたのです。
(注2)
戦場のような忙しさの中で、よくこんな素敵なサプライズを思いついたものです。
雨のおかげでスケジュールは3時間以上遅れ、濡れたステージにはバンドは上がれず立ち往生していました。その時カントリー・ジョー・アンド・ザ・フィッシュが「俺たちに電気は要らない」とステージに。
雨がようやく落ち着き、午後8時を過ぎたところで、イギリスのブルース・ロック・バンド、テン・イヤーズ・アフターが登場。
途中カール・パーキンスの「Blue Suede Shoes」を交えながら、ジェットコースターのように激走するアルヴィンのギターと歌。痺れます。
ウッドストックに縁深いザ・バンド。ミュージシャン達も食い入るように見つめていたそう。
(注1 ロビー・ロバートソンの台詞より引用)
夜のヤスガー農場で、その演奏はどんな風に響いていたのでしょうか。
テキサス出身のギタリスト、ジョニー・ウィンター。
嬉々としてギターを弾いてますね。スライドがかっこいい!
興味深いインタビュー動画がありましたのでどうぞ。
映画やサントラに入っていないのはマネージャーの判断だったのですね。
(メイ・ウェストです↑)
当時大人気のブラス・ロック・バンド、ブラッド・スウェット&ティアーズ。
セカンドアルバムからバンドに加入のデヴィット・クレイトン・トーマスのパワフルなボーカルと、ホーンを交えた熱いバンドの演奏が会場を沸かせます。
デビューアルバムを出したばかりで、ウッドストック・フェスティバルが2回目のステージだったクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング。素晴らしいハーモニーと演奏で、観客の心をつかみます。
シカゴ生まれのブルースマン、ポール・バターフィールドのバンド。彼らが登場するころには夜は明け、18日の午前6時をまわっていました。
コロンビア大学の学生による、50年代のロックンロールへの愛に満ちたバンド。金ラメの衣装や時代がかったパフォーマンスに目を奪われます。
ウッドストック・フェスティバルの大トリ、ジミ・ヘンドリックスが登場する頃はもう18日月曜日の朝9時近く、帰ってしまった観客も大勢いました。
そして、有名なパフォーマンス、アメリカ国歌「THE STAR SPANGLED BANNER」を演奏。
(通常の国歌↓↓)
何というクライマックスでしょうか。ただただ、圧倒されてしまいますね。
ジミ・ヘンドリックスが2時間のセットを終え、ついに、長く熱いウッドストック・フェスティバルは幕を閉じました。
(注1)の引用はすべて、マイケル・ラング ホリー・ジョージ―ウォーレン著 室谷憲治訳『ウッドストックへの道』からのものです。
(注2)の引用はすべて、ジャック・カリー 棚橋志行訳 『ウッドストック伝説 甦る“愛と平和”の’60年代』からのものです。
70年発表、Leon Russellの協力の元、スワンプ人脈で構成された大所帯グループMAD DOGS & ENGLISHMENを結成して行われたライブの記録。Leon Russell、Jim Gordon、Jim Keltner、Jim Price、Rita Coolidgeと一流のセッション・マンが大挙して参加しているのに加え、初期作品でバックを務めたGREASE BANDのギター、Chris Staintonも名を連ねています。総勢21人のうち約半数がコーラスとして参加しており、ゴスペル色が濃厚。英国ロックの名曲を取り上げており、ホーン・セクション、コーラス隊を中心とした分厚いアレンジは圧巻です。本人によるソウルフルなヴォーカルはもちろんのこと、Leon RussellやRita Coolidgeもヴォーカルを取ることで変化を付けており、大作ながら飽きのこないアルバムとなっています。ジョー・コッカーのキャリアを代表するアルバムであり、且つスワンプ・ロックの古典として外せない一枚。
早弾きで知られるギタリストAlvin Lee率いるグループ、69年作3rd。初期のヘヴィなブルース・ロックを軸に、サイケ、ジャズ、フォークなどのエッセンスを取り入れてグッと進化。機関銃のように乱れ打ちされるパーカッション、初期フロイドにも通ずるサイケデリックなオルガンによるスケールの大きな楽曲や、グルーヴィーなオルガンにAlvinの芳醇なジャズ・ギターが絡む楽曲など雰囲気抜群。もちろん、Alvinのギターが火を吹くブルース・ロック・ナンバーも健在。TEN YEARS AFTERというとウッドストックでの強烈な早弾きで知られていますが、ブリティッシュ・ロックらしいコクのあるサウンドもまた魅力です。ブルース・ロックを新たなる地平へと進化させた傑作。
68年のデビュー作。R&B、ブルース、ゴスペル、カントリーといったアメリカ南部ロックを消化した芳醇なサウンドは絶品の一言。音と音の「間」のなんと雄弁なこと。まさに完璧なグルーヴ。メロディ・ラインの美しさも特筆もの。Eric Clapton、George Harrisonなど、本作により音楽性が変わるほどの衝撃を受けたミュージシャン多数。ロック史を変えた全ロック・ファン必携の大名盤。アメリカン・ロック史上に輝く金字塔。
アメリカン・ロックを代表する名グループ。傑作デビュー作に続き、69年にリリースされた2nd。「地下室のような」音をめざした1stに対し、本作のサウンド・コンセプトは、「木の温もりのある、ズシンとくる音」。まさに言い得て妙。数十年という時を刻んだ木だけが出せる芳醇な温もりを見事に感じさせてくれます。相変わらずの深みのあるアンサンブル、完璧なグルーヴ、奇跡的なメロディ。THE BAND渾身の傑作。
デジタル・リマスター、ボーナス・トラック7曲収録、SHM-CD、定価2674
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無、ビニールソフトケースの圧痕あり
デジタル・リマスター、ボーナス・トラック7曲
盤質:傷あり
状態:並
盤にカビあり、レーベル面に汚れあり、ケースツメ跡あり
デジタル・リマスター、ボーナス・トラック7曲
盤質:傷あり
状態:並
ケースツメ跡あり、ケースにスレあり、小さいカビあり
廃盤、紙ジャケット仕様、SACD/CDハイブリッド、シリアルナンバー入り、ブックレット付仕様
盤質:無傷/小傷
状態:良好
UDSACD2048(MOBILE FIDELITY SOUND)
廃盤、紙ジャケット仕様、SACD/CDハイブリッド、MOBILE FIDELITY高音質盤、シリアルナンバー入り
盤質:傷あり
状態:良好
ピンク帯、紙ジャケット仕様、24ビット・デジタル・リマスター、ボーナス・トラック5曲、定価2476+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
UDSACD2047(MOBILE FIDELITY SOUND)
廃盤、紙ジャケット仕様、SACD/CDハイブリッド、MOBILE FIDELITY高音質盤、シリアルナンバー入り、ブックレット付仕様
盤質:傷あり
状態:良好
スレあり
黒い帯、紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲、定価2476+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯に軽微な色褪せあり
2枚組、定価3568
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯無
帯無、1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり、小さいケースツメ跡あり
DVD、NTSC方式、リージョン2、日本語(シネマフォント)・英語字幕あり、帯・解説元からあったか不明、チャプターリスト付仕様、定価不明
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯-
5枚組ボックス、各CDペーパーケース仕様、ボーナス・トラック3曲
盤質:傷あり
状態:並
2枚は無傷〜傷少なめ、3枚は傷あり、かすかにタバコのにおいあり、若干カビあり
ホワイト・ブルースの幕を開けた65年の傑作デビュー作。クラプトンを驚愕させた米ロックが誇るギタリスト、マイク・ブルームフィールドと、知名度では劣るものの名ギタリストのエルヴィン・ビショップの2人による最高のギタープレイを中心に、ポール・バターフィールドのブルースハープが炸裂するサウンドは熱気とスピード感いっぱい。オープニングを飾る「Born In Chicago」からエネルギー全開で聴き手を飲み込みます。イギリスで言えば、『ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン』に当たる作品。ロック史上に残る傑作です。
ホワイト・ブルースの幕を開けた65年のデビュー作に続き、66年にリリースされた2nd。ブルース・ナンバーをエネルギッシュにストレートに聴かせた1stに比べ、アレンジにグッと幅が広がりました。特筆は12分を超えるタイトル・トラックで、ラーガ風味の長尺ギター・ソロが炸裂!1stと並び、米ロック史上に残る傑作です。
初回デジパック仕様、ボーナス・トラック1曲、定価2400+税、カラーブックレット・解説付仕様
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
デジタル・リマスター、定価2420+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
帯裏面にテープが貼ってあります、帯に軽微な圧痕あり、ケースに小さいヒビあり
2枚組、未発表ライヴ音源13曲含む2枚組全16曲、デジタル・リマスター、定価2680+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
解説に若干しわ・帯に軽微な折れあり
88697769272(EXPERIENCE HENDRIX)
4CD+1DVDの5枚組ボックス、デジパック仕様 、DVDはNTSC方式、リージョンフリー
盤質:傷あり
状態:良好
1は傷多め(曇りあり)、4枚は傷あり、スレあり
盤質:傷あり
状態:並
カビあり、黄ばみあり、ブックレットが一部デジパックより剥がれあり
67年リリースの衝撃のデビュー作。「Foxy Lady」「Manic Depression」「Red House」と続く冒頭の3曲から、もう強力!強力!ブルースに根ざしながらダイナミックでキャッチーな楽曲。とめどなく音が溢れるイマジネーションいっぱいのギター。この作品が無ければ、ロック史は全く違ったものになっていたでしょう。これぞ金字塔。
68年の3rd。ブルース、R&B、ジャズなどのブラック・ミュージックと、サイケデリックな時代の空気が化学反応を起こし、Jimi Hendrixの肉体を通してスパークしたような渾身の傑作。Jimi Hendrixの最高傑作であり、ロック史上に燦然と輝く金字塔。
紙ジャケット仕様、97年マスター採用、定価2427+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
軽微な圧痕あり
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