2016年4月7日 | カテゴリー:皆様と選ぶイメージソング
全国的に桜が見頃ですね。
カケレコの事務所がある埼玉県寄居町でも今月に入りあちこちで綺麗な桜の花が咲いています。
こちらの画像は、今月1日に寄居で撮った桜の写真。
今回はこの桜の写真から思い浮かぶロック・ソングをツイッター上で募集いたしました!
桜の儚さや美しさ、春の穏やかな陽気などをイメージさせる曲の数々が集まりましたので、ご紹介してまいりましょう~。
ぜひ写真の桜を眺めながらお楽しみいただければ幸いです☆
「儚くも美しい桜とこの牧歌的なメロディーがピッタリ合うと思いました。それとこの曲が収録されているアルバムジャケットと桜がリンクしたのかも知れません(笑)。」ということで選んでいただきました。たしかに曲の朗らかな雰囲気が、桜の咲く公園を散策している気分にさせてくれるようです。ジャケットのピンク色もそんなイメージをより膨らませてくれますよね。
「暖かく牧歌的なイメージから、マッチング・モールのオー・キャロラインに一票です。」ということで、カンタベリー・ロックからはこの名曲も挙げていただきました。牧歌的な温かみとカンタベリーらしい淡い色彩感が桜のイメージにマッチしてますよね~。ワイアットの優しい歌声も素敵だし、何度聴いてもたまらない名曲です。
『幻惑のブロードウェイ』収録の幻想的なバラード・ナンバーですね。デリケートなタッチで紡がれる演奏が、桜の儚く繊細な印象とマッチしていてかなりいい感じ♪
「The EnidのSpringいかがでしょう?春の爽やかさ、桜の儚さというよりは、爆発的な春爛漫といった雰囲気ですが」ということで、エニドからはずばり「Spring」をご提案いただきました。春が到来した喜びをダイナミックに表現したようなクラシカル・サウンドが素晴らしいですね!「咲き誇る桜」のイメージでしょうか。
「MarillionのMade Againはいかがでしょうか?春らしく爽やかで、新生活スタート!という感じがします。」ということで、マリリオンからは94年作『BRAVE』収録の名曲「Made Again」を選んでいただきました。躍動感溢れる後半部分が特に春っぽさ抜群で美しいですね。たしかに新生活への後押しをしてくれるような希望を感じさせるナンバーです。
フランスのタイフォンからは、当時シングルB面としてリリースされた隠れた名曲「Cherry」を挙げていただきました。2nd『WINDOWS』のボーナス・トラックとして耳にした方も多いのではないでしょうか。美しい曲調で桜の情景ともピッタリなんですよね~。Cherryはサクランボだけではなく桜の木も意味するそうですが、桜を歌った曲だとしたら、桜の風景と合うのも納得です。
「なんとなく曲調が春っぽいNicky Hopkins – Waiting For The Bandに一票!」ということで、英ロック界で華麗に活躍した名セッション・ピアニストのこの曲を挙げていただきました!柔らかなタッチのピアノと優しげな歌声、この曲はたしかに春っぽさに溢れていますね。絶品です☆
「HERONのSmiling Ladiesなんてどうでしょう?小鳥のさえずりも聞こえてきそうな感じなんで。」ということで、フィールドレコーディングで制作された英フォークの名盤からのナンバーを挙げていただきました。ヘロンは草原のイメージがあったのですが、桜の写真と一緒に聴いてみると、とてもマッチしていて素晴らしいんですよね。小鳥のさえずりも雰囲気満点です。
こちらは別記事へのリプライだったのですが、こ、これは合うんじゃない!?ということでビートルズ屈指の人気曲も勝手に挙げさせていただきました。極上の泣きのギターと桜、最高ですよね。夜桜でもイケそうな感じがします。
そうきたか!と思ったのが、フレディと大御所オペラ歌手モンセラート・カバリエによるこの共演曲。格調高いオペラ調と和のテイストが融合したあまりに美しいナンバーですよね。これは合わないはずがありません。それにしてもフレディ、日本語の発音上手いですね~。
80年代以降大きな人気を博したドイツのポップ・グループFreiHeitが88年に発表したこのナンバーも挙げていただきました。ヘヴンリーな雰囲気が、儚く美しい桜のイメージとよくマッチしています。
最後にカケレコのセレクトもご紹介。英国のSSWアルバート・ハモンドの「安らぎの世界へ」です。ホリーズのバージョンでよく知られる本曲ですが、より素朴な情感が表れたハモンドによるオリジナル・バージョンを選んでみました。いかがでしょうか?
いかがでしたでしょうか。ぜひ身近な桜を眺める際にも、ここに挙がった曲たちと一緒にお楽しみいただければ嬉しく思います。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
SOFT MACHINEと同じWILDE FLOWERSを母体にRichard Sinclairらによって結成されたグループであり、カンタベリー・ジャズ・ロックシーンを代表するグループの71年3rd。彼らの代表作との評価も高いその内容は、淡いサイケデリック・ロックの質感と、Richard Sinclairの甘く響くボーカル、Dave Sinclairの各種キーボードによるマイルドなアンサンブルが上質に響くカンタベリー・シーン屈指の名盤であり、英国然とした湿り気を帯びた雰囲気とSOFT MACHINEよりもポップ且つメロディアスな音楽性が素晴らしい1枚。20分超の大作も採用し、プログレッシブ・ロックならではのスリリングなインタープレイを見せ付けながらも、やはりナイーブでセンチメンタルな叙情に溢れた傑作です。
KING CRIMSON、PINK FLOYD、YES、EMERSON,LAKE & PALMERと並び、ブリティッシュ・プログレの「5大バンド」のひとつに数えられる重要グループ。ヴォーカリストPeter Gabrielによる演劇的なステージ・パフォーマンスと、寓話的に彩られたシンフォニックな楽曲で70年代前半を駆け抜け、Peter Gabriel脱退後はドラマーPhil Collinsを中心とした体制で活動。80年代以降はポップなアリーナ・ロック・バンドへと変貌し、プログレッシヴ・ロックに留まらず世界的な成功(2010年「ロックの殿堂」入り)を収めたグループです。1974年に発表された6枚目のスタジオ・アルバム『幻惑のブロードウェイ』は、「Peter Gabriel期GENESIS」のラスト・アルバムであり、2枚組のボリュームでのリリースとなった作品。これまでの幻想的なジャケット・アートが、ヒプノシスによるアートワークに取って代わられている点が目を引くその内容は、「ニューヨーク出身のプエルトリコの青年ラエル」の物語をテーマにしたコンセプト・アルバムとなっています。Peter Gabrielの自己探求の色合いがコンセプトに強く表れた作品と考えられており、熱心なファンから様々な解釈が語られてきたという難解な側面もある、問題作にして大傑作。音楽的にはヒプノシスのアートワークが示す通り、GENESISの個性であった英国の抒情性が後退し垢抜けたサウンドへと変化しています。なお本作は、全英10位、全米41位を記録しています。
廃盤、紙ジャケット仕様、2枚組、初回盤(Virgin祭マーク入り)、解説元から無し、歌詞対訳・ファミリーツリー付仕様、内袋付仕様、定価3495
盤質:傷あり
状態:並
帯有
若干カビあり
カンタベリー・シーンを代表するグループであり、SOFT MACHINEで4枚のアルバムに参加後脱退したRobert Wyattにより結成。独特のポップセンスを持った音楽性が魅力の72年デビュー作である本作は、元CARAVANのDave Sinclair、元QUIET SUNのBill MacCormick、後にHATFIELD AND THE NORTHに参加するPhil Millerといったビッグネームが集い製作された名盤であり、非常にポップな魅力に溢れたユーモラスなジャズ・ロック作品という趣です。インプロヴィゼーション色も強く現れており、淡いサイケデリアを描きつつ進行する様はとても個性的。大きくメロトロンが取り上げられている作品としても有名な名盤です。
2枚組、12年新規リマスター、ボーナス・トラックとして「O Caroline」のシングルverや20分を超える未発表スタジオ音源を収録、DISC2には71年12月/72年1月のスタジオ・セッション音源、72年1月/4月のBBC音源を収録(スリップケースは付いていません)
ジャケットにケース形状上によるケースツメ跡、折れなどがある場合がございます。ご了承ください。
ベトナム系フランス人を中心に結成され、ASIA MINORと並び、混血グループの強みを生かした無国籍な魅力を持ちながらも、フランス産らしいシンフォニック・ロックと独特の哀愁、そしてテクニカルなバンド・アンサンブルで有名なグループの76年2nd。基本的な路線は前作と変わらず、普遍的なメロディーと哀愁を放ちながら、ハードに、そしてシンフォニックに盛り上げる作風となっていますが、前作以上に幻想を帯びた楽曲構成とアレンジの上手さが見て取れ、彼らの持ち味である美しいメロディーと絶妙に絡みついた、デビュー作と並ぶ傑作となっています。
紙ジャケット仕様、07年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲、定価2095+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
紙ジャケット仕様、07年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲、定価2095+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
68年作。ロック、ポップス、ブルース、フォーク、クラシック、前衛音楽、インド音楽、これらすべてを呑み込み、彼ら一流の音楽センスで咀嚼し、異なるジャンルがぶつかり合う化学反応そのままに一気にぶちまけた、才気みなぎる大傑作。洗練された前作「Sgt.Pepper’s 〜」の反動からか、音を整理することなく、それぞれのメンバーのアンテナが向かうままに、剥き出しの音が鳴らされています。アルバム全体の統一感こそ薄いですが、1曲1曲はかなり尖っています。あのビートルズの、あのメンバー達の「アンテナ」が閉じこめられてるんですから、そりゃ、半端ではなくエネルギッシュ。
紙ジャケット仕様、2枚組、SHM-CD、09年デジタル・リマスター(ステレオ盤)、英語・日本語ブックレット付仕様、オリジナルポスター・メンバーポートレート付き仕様、定価3752+税、ステッカーなし(初回盤かアンコール盤か不明)
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯ミシン目に沿って切れ目あり、ジャケット若干経年変化によるヤケあり
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!