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秋に味わうカンタベリー・ロックのススメ!

木の葉舞う秋の昼下がり・・・。プログレファンの皆様にとって、こんなひとときに楽しみたいサウンドと言えば、やっぱりカンタベリー・ロックではないでしょうか。

そんなわけで、今回は奥深いカンタベリー・ロック・ワールドの入り口に位置するバンドたちを中心に取り上げてまいりたいと思います。

カンタベリー・ロック未体験という方は入門特集として、既にカンタベリーファンという方も、晩秋に聴くカンタベリー・ロックの味わい深さを改めて堪能していただけたら幸いです☆


SOFT MACHINE

カンタベリー・ロックと言えばやっぱりまずはこのバンド。ワイルド・フラワーズを母体とする、カンタベリー・ロックの源流を作った2バンドのうちの1つですね。
アヴァンギャルドなサイケデリック・ロックを演奏していた60年代末期、ロックにジャズの方法論を大胆に持ち込んだいわゆるジャズ・ロックのバンドとして代表的な存在となっていった70年代以降、それぞれに当時としては革新的なサウンドを聴かせています。Robert WyattやKevin Ayers、Karl Jenkinsなど、ソロアーティストとしても著名なミュージシャンが在籍しました。

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「SOFT MACHINE / 1st」
ロバート・ワイアット、ケヴィン・エアーズ、マイク・ラトリッジというクリームにも負けないであろうトリオによる、互いの才能がぶつかり合うデビュー作にして名盤。卓越したドラミングと繊細な歌声を聴かせるワイアット、非凡なベースプレイに加えストレンジな作曲センスが光るエアーズ、レスリーオルガンをワイルドに弾きこなすラトリッジ。いやはやすごいメンツがそろったものですね~。

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「SOFT MACHINE / 3rd」
ジャズ・ロック史のみならず英国プログレ史にも名を刻む名盤中の名盤3rd。20分前後の大曲4曲といういかにもプログレな構成もさることながら、フリージャズ的なインタープレイを軸として随所に実験的な手法を散りばめた演奏、そしてサイケデリックな毛羽立ち感を残した音響処理が、本作特有の存在感を際立たせています。70年という時代を表徴するようなサウンドと言えるかもしれません。

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「SOFT MACHINE / BUNDLES」
初期メンバーはラトリッジのみとなった70年代中期以降の作品中、特に高い人気を誇るのがこの75年作。人気の秘密はギター求道者アラン・ホールズワースの参加で、これまでバンドに存在しなかったギターが加わったことで、パワフルでテクニカルなフュージョン・サウンドが繰り広げられています。カッコいいソフツを味わいたいなら断然この作品ですね!

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CARAVAN

SOFT MACHINEはちょっと難解でとっつきにくいかな~、と思った方はこちらのバンドを先に聴いてみて!ワイルド・フラワーズを母体としソフト・マシーンとともにカンタベリー・ロックの源流に位置するバンドが彼らCARAVANです。そのサウンドは、ほのぼのとした柔らかなポップフィーリングに、サイケの名残を含んだささくれファズオルガンがピリッとした緊張感を加える、いかにも英国らしいロック・ミュージック。SOFT MACHINEに比べるとジャズ・ロック色は薄めで、ブリティッシュ・ロックの文脈の中で楽しめる親しみやすいサウンドが魅力的です。

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「CARAVAN / 1st」
ソフト・マシーンの3人がデビュー作にして既存のロック観を突き破るようなアヴァンギャルドなサウンドを志向していたのに対し、キャラヴァンはまさに68年という時代を反映した哀愁たっぷりのオルガン・ロックを聴かせています。とは言え、作曲/演奏いずれをとっても抜きんでた質の高さを誇っており、のちの活躍の片鱗はこのデビュー作より伺えますよね。オルガンがとにかくいい音してるんです♪

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「CARAVAN / IN THE LAND OF GREY AND PINK」
淡いピンクの色彩が印象深いアートワークも魅力の、彼らの最高傑作とも評される代表作3rd。特に後半を占める大曲「Nine Feet Underground」は、デイヴ・シンクレアによる時に叙情的に時にスリリングに紡がれるオルガンプレイと、リチャード・シンクレアのジェントル・ヴォイスが織りなす、一大ロック絵巻。カンタベリーロック・ファンだけでなく全てのプログレ・ファンが避けては通れない名作でしょう。

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「CARAVAN / CUNNING STUNTS」
カンタベリーロックと言うよりは、叙情的かつポップな70’sブリティッシュ・ロックという趣が強まった70年代中期の傑作。目玉はやはり後半の大曲「Dabsong Conshirtoe」。キャラヴァン史上もっとも美しいメロディとも言われる歌パートから、ハードロック風にもジャズロック風にも展開していく変幻自在さはキャラヴァンの真骨頂。大団円に向けて賑々しく駆け抜けていく後半が圧巻ですね。

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HENRY COW

SOFT MACHINEの知的で渋~いジャズ・ロック・サウンドが気に入ったという方は、さらに複雑かつ緊張感たっぷりに展開する彼らのサウンドもきっとお楽しみいただけるでしょう。いわゆるチェンバー/レコメン系の始祖と言えるバンドですね。アンチ商業主義を標榜した即興主体のアーティスティックかつストイックな音楽性は、RIO(ROCK IN OPPOSITION)と呼ばれるムーブメントとして欧米全土に広がっていきました。とは言え、硬質なアンサンブルの合間にそこはかとなく滲み出てくるのはやはりカンタベリーロックらしい芳醇な叙情性。特に管楽器の音色によく表れているんですよね

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「HENRY COW/ LEG END」
もはや職人技の域に達するまでの技巧を身につけた猛者たちによる、緻密にしてダイナミック、そしてカンタベリーらしい息吹も感じさせる傑作1st。即興をメインとする鋭くアヴァンギャルドに切れ込むプレイの応酬に思わず耳を奪われますが、ふいにコミカルなタッチや妙な間なども挿入され、遊びの要素も多分に感じさせるところがポイント。メンバーのミュージシャンシップの高さを見せつけるようなサウンドです。

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「HENRY COW/ UNREST」
この2ndでは、バスーン(ファゴット)やオーボエなどが導入され、いよいよチェンバー・ロックらしい編成を見せてきます。管楽器の増員で表現の幅が広がったのと同時にアヴァンギャルド指数も増加。しかしメロディの豊かさや曲構成の妙も際立っており、前作のサウンドを大きく推し進めた作品となっています。この時点でのHENRY COWサウンドを集約させた名曲「Ruins」は必聴!

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GONG

SOFT MACHINEの結成時メンバーだったオーストラリア人ヒッピーDeavid Allenを中心に結成。フランス公演からSOFT MACHINEが帰国した際にAllenだけが麻薬所持で英国への再入国を拒否されてしまいます。フランスに残留したAllenは、SOFTS在籍時に出会ったGILLY SMITHとともに現地で腕利きのミュージシャンたちを集めてGONGを立ち上げます。そのサウンドは、トリッピーなSEをふんだんに用いたサイケデリック/スペース・ロック的音響感覚と、テクニカルで洒脱なカンタベリー直系ジャズ・ロックを一つにしたもので、特に「ラジオ・グノーム三部作」がプログレファンには親しまれます。Allenら中心メンバーが抜けた後は、ドラマーPierre Moerlenが率いるフュージョン系グループへと変化。現在では、Deavid Allen’s GONGを受け継ぐトリッピーなサウンドを聴かせるグループと、後期GONGタイプのフュージョン系グループが入り乱れて存在する、巨大なGONGファミリーが形成されていることでも知られます。

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「GONG / CAMEMBERT ELECTRIQUE」
RADIO GNOME3部作前夜という位置づけの作品ですが、本作もかなりの力作。この時点ではまだ少~し変なブリティッシュ・ロックと言った趣で、SEや奇声が渦巻くGONGサウンドと英国ロック的な端正さがいい塩梅で共存しています。

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「GONG / YOU」
間違いなく「危機」や「狂気」とともに語り継がれるべきプログレッシヴ・ロックの最終到達地点と言えるのがこの「YOU」。クラウトロック勢と並びテクノ/トランスの源流を成した作品とも言われており、その歴史的重要性においても上記の作品に劣るものではありません。これまで能天気で余裕綽々という姿勢だったGONGが、ある意味でらしくなく「本気」を出した作品と言う印象も受けます。

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「GONG / DOWNWIND」
その「YOU」でも素晴らしい貢献を果たしたテクニカル・ドラマー/パーカッショニストPierre Moerlenが始動させた新生GONGの79年作。基本路線のジャズ・ロック/フュージョンに打楽器によるミニマル・ミュージック的な要素を織り込んだ、オリエンタルな風合いの演奏を展開。多彩な打楽器が緻密な文様を描いていくようなサウンドが聴きどころです。

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ゴング来日公演@ビルボードライブ東京 ライブレポート(10/31)

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上記4バンドを中心として一大勢力を築き上げていったカンタベリー・ロック。その4バンドを取り巻く実力派アーティスト・グループたちもご紹介いたしましょう☆

ROBERT WYATT

ソフト・マシーンではドラマー兼シンガーとして活躍、外部でもドラマーとして数々のセッションや客演をこなし、ソフツ脱退後は自身のバンドであるマッチング・モールを結成するなど順調な音楽活動を送っていましたが、73年に転落事故による半身不随という悲劇に見舞われます。以後は、持ち前の天性の歌声をフィーチャーした数々の名作を世に送り出すシンガー/キーボード奏者として、プログレファン以外からも広く知られる存在となりました。

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KEVIN AYERS

唯一参加したソフト・マシーンの1stでもそのストレンジな感性を爆発させていたプログレ界きってのボヘミアン。人を食ったようなユーモアセンスとどこか浮世離れした独特の作風でファンのみならずミュージシャンをも引きつける魅力を放った人物でした。ソロ作品では「チューブラー・ベルズ」発表以前のマイク・オールドフィールドやスティーヴ・ヒレッジ、アンディ・サマーズ、名手オリー・ハルソールなど腕利きギタリストたちの起用も聴きどころ。

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STEVE HILLAGE

60年代末~70年代初頭にかけてURIEL~ARZACHEL~KHANで活動、その後黄金期GONGのギタリストとして活躍し頭角を現します。ディレイを効果的に用いたサイケデリックかつスペイシーなギターサウンドが特徴的で、GONG脱退後はソロ・ミュージシャンとしても成功。80年前後から傾倒し始めたアンビエント志向は、90年代にSYSTEM 7としてテクノ/ダンスミュージックのシーンで結実し、現在もその道の大家として活躍を続けます。

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MATCHING MOLE

ソフツ脱退後のワイアットが71年に結成したグループ。元キャラヴァンのデイヴ・シンクレアやQUIET SUNのビル・マコーミック、HF&Nを結成するフィル・ミラーなどが在籍。ソフツを受け継ぐインプロを交えたジャズ・ロックにワイアットらしいユーモラスなポップセンスが加味されたサウンドを聴かせます。中でも1st収録「O CAROLINE」は、多くのカバーバージョンを生んだカンタベリー屈指の人気曲。

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EGG

URIEL~ARZACHELからヒレッジが脱退、残ったメンバーによって結成されたキーボード・トリオ編成のグループ。目玉は何と言ってもデイヴ・スチュワートの知性とアグレッシヴさを兼ね備えたオルガン・プレイ。後のNATINAL HEALTHやHATFIELD AND THE NORTHでの洗練された華麗なプレイも素晴らしいですが、70年代初頭らしい熱気を纏った演奏が楽しめるのはこのEGG時代ならでは。

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KHAN

ヒレッジがURIEL~ARZACHEL時代の盟友デイヴ・スチュワートらとともに結成。唯一作となる「SPACE SHANTY」は、後のGONGでも炸裂するヒレッジのスペーシーなギターワークとEGGで確立されたスチュワートのジャジーなファズ・オルガンが一枚の中で楽しめる逸品。スペース・ロック/カンタベリー・ロックの両側から見て重要な位置づけの作品です。

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HATFIELD & THE NORTH

カンタベリーロックシーンのスーパーグループと言えばこのHF&N。D.スチュワート、P.ミラー、P.パイル、R.シンクレアという各パートがカンタベリー・シーンで1、2を争う名手で構成されており、サウンド的にもそれを反映した洒脱なポップセンスとユーモア精神、そしてジャジーにして叙情にも富んだ隙のないアンサンブルと、カンタベリー・ロックの真髄をこれでもかと味わわせてくれます。特に2nd『ROTTER’S CLUB』は、カンタベリーシーンが生んだ最高傑作として高い人気を誇る一枚。

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GILGAMESH

名手アラン・ゴーウェンのキーボードを中心とするカンタベリー・ジャズ・ロック・グループ。サウンド的には同時期に活動したHF&Nをよりフュージョン寄りにしたような印象で、変拍子を交えて緻密に進行していくアンサンブルと叙情味溢れるロマンティックなパートが鮮やかに対比する、あまりに美しいインストゥルメンタル・ジャズ・ロックを展開。

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NATIONAL HEALTH

そのHF&Nとギルガメッシュの主要メンバーが集結した、カンタベリーの最終兵器(?)こそこのナショナル・ヘルスです。サウンドもHF&Nとギルガメッシュのいいとこ取りと言えるもので、カッチリとした構築的な楽曲と、変拍子満載ながらも一体感のある流れるような演奏、そして冴え渡るソロパートと、HF&Nの後継バンドにふさわしい完成度を持ちます。2ndではベースにジョン・グリーヴァス、ゲストにピーター・ブレグヴァドなどヘンリー・カウ組が参加。ますますカンタベリーオールスターの様相を呈します。

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秋も深まるこの時期にこそ味わい深く響くカンタベリー・ロックの数々、お楽しみいただけましたでしょうか?
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