ECLEC2235(ESOTERIC) 【2010年発売CD】
デジタル・リマスター。
打楽器が主導を取るジャズ・ロックサウンドをより明快に打ち出した79年作。マイク・オールドフィールドが参加したミニマルな表題曲も素晴らしいですが、ここではこのスペーシーなアフロ・ジャズ・ロック曲を!
David Allenを中心に結成され、個性的な浮遊感を持ったサイケデリックなスペース・ロックを確立。メンバーの出入りの多さからその人脈図は幾重にも枝分かれし、ファミリーバンドも多く存在し、プログレッシブ・ロックシーンに留まらず、エレクトロシーンなどにまでその影響を与えるグループの79年作。前作「Expresso II」でバンドの主導権を完全に掌握したPierre Moerlenですが、彼主導のGONGとして名義を変えて発表された本作は、David Allen脱退以降進めてきた打楽器が主導を取るジャズ・ロックサウンドをより明快に打ち出した名盤となっており、Mike Oldfieldが参加したミニマルな展開を見せる表題曲からDidier LockwoodのヴァイオリンやDidier Malherbeのサックスを生かしたナンバーまで、個性的な楽曲が素晴らしい作品と言えるでしょう。デジタル・リマスター。
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1. AEROPLANE |
2. CROSSCURRENTS |
3. DOWNWIND |
4. JIN-GO-LO-BA |
5. WHAT YOU KNOW |
6. EMOTIONS |
7. XTASEA |
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David Allen時代も良いですが。。。(3 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
79年 GONGから改名後の第1作
名盤「Radio Gnome Invisible」3部作を製作した後、リーダー格だった
David Allenらの脱退、その後「Shamal」「GAZEUSE !」「EXPRESSO II」
と発表を重ねる頃には、GONGのオリジナルメンバーは1人も居なくなって
しまいました。
その代わりアルバムを発表するごとにSTEVE HILLAGEやALLAN HOLDSWORTH
など腕利きのミュージシャンを参加させ何とかGONGとしての活動を継続。
サウンドのほうも、David Allen時代のGONGサウンドから徐々に変化して
ジャズロック的なアプローチになっていきます。
ARISTAに移籍し発表された本作は、バンド名をPIERRE MOERLEN''S GONGと
変更しての第1作。
MIKE OLDFIELD、DIDIER LOCKWOOD、STEVE WINWOODという豪華ゲスト陣の
プレイは当然一級品で、知る人ぞ知るといったDIDIER LOCKWOODのヴァイ
オリン、そして何と言ってもMIKE OLDFIELDのギターを大きく採用した
タイトル曲「DOWNWIND」は彼らの代表曲と言えるでしょう。
非常に個性的な名盤です。
この作品からモエルレンの会心作が続きます。(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
いささかナルシスティックなジャケットは、バンドの方向性を見定めたことと、リーダーとしての自覚の表れでしょう。パーカッションに何人もメンバーを配置しながら、ストイックなアンサンブルにこだわるこのバンドの作品の中で、意外にも熱いダイナミズムを感じさせます。
1.でのS.ウィンウッドの渋いオルガン、2.でのティディエ・ロックウッドのバイオリン、4.で聞かせるサンタナへのオマージュ、6.の静かで悲しい音楽世界など聴きどころは多々あります。でもやはり、もっとも好きなのは、タイトル曲3.でのビブラフォンの盛り上がり。この曲ではM.オールドフィールドの情念のギターも聴くことができます。
自らの名を冠した傑作(1 拍手)
プログレ者さん レビューをすべて見る
YouTube試聴で聴けるタイトル曲のM.オールドフィールドの彼独自の音色のギターも素晴らしいですが、なんといっても本作の主役はD.ロックウッドのヴァイオリンに尽きると思います。傑作「ガズース」とはサウンドが違いますが甲乙つけ難い傑作です。ホールズワースはガズースを自身のプレイで満足のいくものの一つとあげていましたが、ロックウッドも内心、本作を自身のプレイで満足のいくものの一つと思っているに違いありません。