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【ユーロロック周遊日記】フランク・ザッパも認めたドイツのテクニカル・シンフォ・グループSFFの76年1st『SYMPHONIC PICTURES』

一日一枚ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。
本日は、ドイツのテクニカル・シンフォ・バンドSFFによる76年デビュー作『SYMPHONIC PICTURES』をピックアップいたしましょう。

SFFは、ドイツで74年~78年に活動したトリオ・プログレ・バンド。出身はドイツともスイスとも言われますが詳細はわかっていません。ドラマーとキーボーディスト、そしてベーシストはギターとキーボードを兼任するマルチ奏者という変則トリオ編成が特徴的です。彼らは、クラウス・シュルツェやノイ!、ノヴァリスなどが在籍したBRAINレーベルより今回ご紹介する『SYNPHONIC PICTURES』でアルバムデビューを果たし、77年『SUNBURST』、78年『TICKET TO EVERY WHERE』と3枚の作品を発表しています。

このバンドについて語り草となっているのが、かのフランク・ザッパが偶然彼らのライヴ音源を耳にして興味を示し、デビュー作のプロデュースを買って出ていたというエピソード。結局スケジュールの関係で実現せずスコーピオンズなどで知られるディーター・ダークスがプロデューサーに収まったのですが、あのロック・シーンの巨人が認めたという事実だけでも、バンドの実力がわかろうというものですよね。

そのデビュー作『SYNPHONIC PICTURES』は、タイトに変拍子を叩き出すドラムスとスペイシーで流麗なシンセ、キレのあるギターが織りなすスリリングなテクニカル・シンフォニック・ロック。key奏者とベーシストが使用するメロトロンも印象的で、叙情的にたなびくような演奏はもちろんメロディを奏でるリード楽器的なプレイをも披露している点に注目です。

ではザッパも唸らせたその実力の程がよく表れたこちらのナンバーをお聴きください♪

試聴 Click!

リズムやギターにはジャズ・ロック的な硬質さがあるのですが、シンセ/メロトロン/ピアノを巧みに操るkeyがそこにシンフォニックな優美さを纏わせます。硬軟自在とはまさにこのこと。

厳密にはキーボード・トリオではないものの、キーボードをメインとしたトリオバンドと言えば大抵ELPがちらつくものですが、このバンドにELP色は皆無。完成度の高い独自のシンフォニック・ロックを作り上げています。ザッパの注目を引いたのもその突出したオリジナリティーによるところなのかも知れませんね。

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