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MEET THE SONGS 第46回 BLUE CHEER の『VINCEBUS ERUPTUM』  

今日のMEET THE SONGSは、ハード・ロック/ヘヴィ・メタルの源流といえるBLUE CHEER のデビュー作『VINCEBUS ERUPTUM』をピックアップいたします。

モンタレー・ポップ・フェスティヴァルでのジミ・ヘンドリックスの演奏に影響を受け、パワー・トリオになることを決めたブルー・チアー。サンフランシスコを拠点に活動した彼らは、68年に衝撃のデビュー作『VINCEBUS ERUPTUM』をリリースします。
LSDの名前をつけたバンド名そのままに、ドラッグの香りがたっぷりする大音量でヘヴィーな音を、ピースフルな気運高まるサンフランシスコに投下。

エディ・コクランの「SUMMERTIME BLUES」のヘヴィーなカヴァーによって名を知らしめたブルー・チアーですが、ベーシストのディッキー・ピーターソンによるオリジナル曲はより混沌としたサイケ色濃いナンバー。

早速、聴いてみましょう!こんがらがるように鳴り響くファズ・ギターにくらくらしてしまう「Doctor Please」をどうぞ。

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こちらはジャズ・ピアノ奏者モーズ・アリソンのカヴァー曲「Parchment Farm」。最初こそ軽快なテンポですが、後半は気だるい空気が漂う混沌としたサイケに仕上がっています。

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やはりこれを聴かなければ終われませんね。名曲「Summertime Blues」をどうぞ!

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彼らはこの作品からわずか7ヶ月後に、キーボードを迎えた2nd『OUTSIDE INSIDE』をリリースしていますが、パワフルさはそのままに、グンニャリとしたサウンドに彩られたサイケの好作です。

それでは、2ndから「Babylon」をお聴き下さい!

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    ジェファーソン・エアプレインらが鳴らしたいわゆる「シスコ・サウンド」とは一線を画す、ヘヴィでワイルドなシスコ産サイケ・ロックを提示した超重要トリオの記念すべき68年デビュー作!ガレージ、サイケデリック・ロックの大名盤としても、ハード・ロック、メタル・ロック確立以前のDNAを併せ持った、プレ・ハード・ロックの名盤としても力強いサウンドを聴かせています。ジャンルや理屈を超えて迫ってくる音のカタマリが当時のサイケデリック・シーンの物凄さを伝えているように感じられますね。Eddie Cochran「Summertime Blues」の強烈カヴァーで幕開ける冒頭の段階で完全にノックアウト!圧倒的にヘヴィでエネルギッシュな音像に頭から呑み込まれてください。

  • BLUE CHEER / OH ! PLEASANT HOPE

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