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ソフト・マシーンの3rd~5th期がお好きな方へおすすめする世界のジャズ・ロック・セレクション!

スタッフ佐藤です。

今日の探求のスタート地点は、英国ジャズ・ロックの人気グループSOFT MACHINEでいきたいと思います。

サイケデリック・ジャズ・ポップと呼ぶべき1st~2nd期、フリー・ジャズや実験音楽の要素を反映し英国流儀のジャズ・ロックを確立した3rd~5th期、シンセやエレピを積極的に導入しフュージョンに呼応した6th~7th期、ギタリストを擁しテクニカル・ハード・フュージョンを繰り広げた8th(Bundles)~9th(Softs)期と、その変遷はまさに英国ジャズ・ロックの歴史そのものと言って良いでしょう。

今回は、おそらくもっとも人気があるだろう『Third』~『Fifth』期ソフト・マシーンがお好きな方に特にオススメしたい、ジャズ・ロック作品を見ていきたいと思います。

それではソフト・マシーンの歴史的名盤からスタート!

SOFT MACHINE/THIRD

英国ジャズ・ロックの代表作にして、「カンタベリー・ロック」というジャンルを確立させたと言っても過言ではない歴史的傑作!

1st~2ndの頃の遊び心に富んだサイケデリックな手触りと、フリー・ジャズのミステリアスで深遠な質感が絶妙にミックスされていて、「硬派だけど聴きにくくない」奇跡的な一枚!

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イタリアからは21年にリイシューされたこの一押し作品をご紹介!

SPIRALE/SPIRALE

『Third』あたりのソフツに仄かな民族テイストを纏わせたような、渋くも躍動感あるジャズ・ロックが実にカッコ良し。

英ジャズ・ロック譲りの職人気質とラテン・ジャズみたいな奔放さが合わさったこのサウンド、他じゃなかなか聴けません。

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カケレコ・ロングセラーとなっているこちらの伊ジャズ・ロックもいいですよ~

FREE WAVE SYSTEM/NONOSTANTE TUTTO

ソフト・マシーン『4th』収録の悶絶オープニング・ナンバー「Teeth」が好き?

でしたら、このマイナーなイタリアン・ジャズ・ロック・グループ、気に入ってくれると思います☆

中期SOFT MACHINEやBRAND Xなどのジャズ・ロックをベースに、地中海のヌケの良さを加えたサウンドは、相当のレベル!

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あなたは何枚知ってる?ディープに広がるマイナー・イタリアン・ジャズ・ロックの世界☆

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無名ながらもハイレベルなサウンドを聴かせるグループがゴロゴロ存在しているイタリアン・ジャズ・ロック・シーン。そんな猛者揃いのマイナー・イタリアン・ジャズ・ロックより厳選してご紹介してまいりましょう☆

フランスには猛者たちが英国ジャズ・ロックを志向したこの名盤がありました!

SPEED LIMIT/SPEED LIMIT

ヨシコ・セファー率いるバンドなのでマグマ~ザオ直系かと思いますよね?

ところが彼の朗々と歌うようなサックスはかなりE.ディーン風だし、ギターの奔放に音数を詰め込む速弾きはかなりJ.グッドソールだし、ベースもP.ジョーンズばりにうねっていて、これは中期ソフツやブランドXファンに直撃。

エイジャズ・ロック・ファンには是非聴いて欲しい!

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【作品追加】マイナー・フレンチ・ジャズ・ロック探求!

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知られざるマイナー・フレンチ・ジャズ・ロックを一挙ご紹介!

北欧からはあの巨匠ギタリスト率いるグループのニッチ盤をどうぞ!

MIN BUL/MIN BUL

若きテリエ・リピダルが率いたマイナー・グループ。

これがズバリ『4th』あたりのソフツやマハヴィシュヌへの挑戦状とも言える、北欧フリー・ジャズ/ジャズ・ロックの悶絶盤!

ダークで緊張感みなぎるリズム隊、そしてシャープかつアグレッシヴに切り込むテリエのギターが鳥肌モノ!

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寒さも吹き飛ばすハード&スリリングな北欧ジャズ・ロック特集!

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北欧といえばひんやりと幻想性に包まれたサウンドをイメージしますが、ジャズ・ロックは意外にもアグレッシヴで熱気ムンムン!?北欧が生んだ情熱的なジャズ・ロック作品をご紹介!

ベルギーからは、エルトン・ディーンと共演も果たすこの新鋭がおすすめ!

WRONG OBJECT/INTO THE HERD

まるで「Third」期ソフツを「太陽と戦慄」期クリムゾンばりのヘヴィネスで再解釈したみたい!?

ダブル・サックス編成のベルギー新鋭による迫力満点のヘヴィ・ジャズ・ロック19年作!

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一気に南米アルゼンチンへ移動!

RODOLFO MEDEROS GENERACION CERO/EN VIVO

アルゼンチン屈指のバンドネオン奏者による77年ライヴを収録!

『Fourth』~『Fifth』の深遠なフリー・ジャズ・ソフツにロマンティックなバンドネオンを絡ませたようなパフォーマンスは、情熱と優雅さを兼ね備えていて素晴らしいです。

ESPIRITUのオリジナルメンバーGustavo Fedelによるピアノも要注目!

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洋風料理店で流せるプログレBGMセレクション☆

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最後は我が国日本からとっておきの一枚を!

CUBIC ZERO 立方体・零/FLYING UMISHIDA

ジョン・ゾーンに学んだ女性サックス奏者が率いる日本のアヴァン・ジャズ・クインテット!?

ソフツ『3rd』に入ってそうなしなやかなテーマを持つジャズ・ロックに挑戦的なノイズ・サックスが乗っかる5曲目はきっとジャズ・ロック好きは堪らないはず。

前衛的ではありながらも突き放すような孤高さはなく、ヒューマンな表情に富む演奏が秀逸な一枚!

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COLUMN THE REFLECTION 第38回 すごい世界を発見 !! 北の大地から現在形として発信された驚きのジャズ・ロックの世界 Nonoyaレーベル 文・後藤秀樹

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音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」。今回は少し趣向を変えて、北海道発のジャズ/アヴァン・ロック系レーベル、nonoyaレコーズの作品に注目してまいります!

いかがだったでしょうか。
気になる作品が見つかりましたら幸いです☆

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  • FREE WAVE SYSTEM / NONOSTANTE TUTTO

    テクニック抜群!イタリアのジャズ/フュージョン・ロック・グループ、81年作

    イタリアのグループ、81年作。手数多くシャープなドラム、時にリードも取るアグレッシヴなベース、軽快かつ流麗なインタープレイからグルーヴ感溢れるバッキングまで印象的なエレピ&ピアノ、グイグイと引っ張る力強いサックスによるジャズ/フュージョン・ロック。変拍子のキレの良さなど、テクニック抜群。4thあたりのSOFT MACHINEやBRAND Xなどの英ジャズ・ロックをベースに、地中海のヌケの良さを加えたサウンドは、かなりレベル高いです。クロスオーバー寄りのジャズ・ロックが好みの方は必聴のグループ。おすすめです。

  • SPEED LIMIT / SPEED LIMIT

    MAGMA〜ZAOのヨシコ・セファーなどによるプロジェクト・バンド、BRAND Xなどの英国ジャズ・ロックを志向したサウンドを聴かせる74年作1st

    MAGMA〜ZAOのサックス奏者ヨシコ・セファーが同じくZAOのベーシストJoel DugrenotやキーボーディストJean-Louis Bucchiらと結成したプロジェクト、74年作1st。本作はMAGMA影響下のサウンドを聴かせる所謂ズール系ジャズ・ロックとはやや毛色が異なり、フリージャズ色はあるものの中期SOFT MACHINEやBRAND Xなど英国ジャズ・ロックに接近したサウンドを聴かせるのが特徴です。セファーのサックスもエルトン・ディーンを思わせる朗々とした歌うようなプレイが印象的だし、ギターの奔放なフレージングセンスや音数を詰め込むような速弾きはかなりジョン・グッドソール的だし、ベースは曲によってはもろパーシー・ジョーンズだったりと、アンサンブルの端々に英国ジャズ・ロック的な流儀が感じ取れるのが本作の面白み。しかしフレンチ・ジャズ・ロック・シーンの猛者たちだけあって隙のないサウンドに仕上がっているのはやはり流石と言うべきでしょう。フレンチ・ジャズ・ロックとしては異色ながら、英国ジャズ・ロックの名盤たちと同列に聴かれるべきクオリティを持った好盤です。

  • SPIRALE / SPIRALE

    ローマ出身のジャズ・ロック・グループ、『Third』期ソフツに民族フレイヴァーを纏わせたような個性派ジャズ・ロックを聴かせる74年唯一作

    イタリアはローマ出身、サックス/フルート奏者を含む5人組ジャズ・ロック・バンドが74年に残した唯一の作品。『Third』〜『Fifth』あたりのSOFT MACHINEに、パーカッションによる民族音楽テイストを纏わせたような、渋くも躍動感あるジャズ・ロックが個性的です。サックスとピアノによる即興風の緊張感ある掛け合いが、不意にパーカスを伴って陽気に舞い上がる展開が面白く、英ジャズ・ロック譲りの職人気質とラテン・ジャズのような奔放さが代わるがわる現れるスタイルは他ではなかなか聴けません。華麗でメロディアスなテーマが印象的なM1、スピーディなアンサンブルに乗ってヴァイオリンがスリリングに弾きまくるパートを持つM4などは、ARTI E MESTIERIも彷彿。『Third』期SOFT MACHINE好きの方には是非聴いてみて欲しいです!

  • CUBIC ZERO / FLYING UMISHIDA

    ジョン・ゾーンに学んだ女性サックス奏者が率いる日本のアヴァン・ジャズ・クインテット、18年作

    巨匠ジョン・ゾーンにも学んだ女性サックス奏者で、鬼才ドラマー吉田達也との活動でも知られる、吉田野乃子が率いるエレクトリック・ノイズ・ジャズ・ロック・バンド、18年作。師匠譲りと言えるノイズ・サックスの存在感に圧倒されるアヴァンギャルドで強靭なジャズ・ロックを展開。爆発的な手数で疾走するドラムと地を這うように唸るベース、硬質かつどこか陰影を帯びたタッチのギター、芳醇かつミステリアスな響きのエレピ。そしてサックスは、肉声による絶叫にさえ聴こえてくる生々しいプレイが不意にエルトン・ディーンのような軽やかでメロディアスなプレイへと自在に姿を変える、その切り替わりが実に見事です。ソフツ『3rd』に入ってそうなしなやかなテーマを持つジャズ・ロックに挑戦的なノイズ・サックスが乗っかる5曲目はきっとジャズ・ロック好きは堪らないし、スリリングかつちょっぴりユーモラスな即興演奏も随所で飛び出してきて聴き所満載。前衛的ではありながらも突き放すような感じはなく、人間的な表情に富む演奏が秀逸な一枚です。

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