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洋風料理店で流せるプログレBGMセレクション☆

スタッフ佐藤です。

先日、洋風料理店を経営しておられるというカケレコユーザーの方より、こんなリクエストをいただきました。





お店のBGMに使えそうなアルバムを探しております。音楽に興味のない一般の方はサラッと聞き流せる軽快さで、且つ芸術性も感じさせる作品の「BGMセット」などあるとワクワクします。



というわけで今回はリクエストにお応えして、世界のプログレから洋風料理店で流していただけそうな「軽快さ」と「芸術性」を備えたBGMをセレクトしていきたいと思います。

BGMとして特におすすめな楽曲の試聴音源もご用意しましたので、皆様もご紹介するBGMに乗ってどんな料理が出てきそうか想像しながらお楽しみいただければ幸いです♪♪



西欧ロックの中心地イタリアからスタートいたしましょう~。

ARTI E MESTIERI / GIRO DI VALZER PER DOMANI

イタリアン・ジャズ・ロックの最高峰に位置する名バンドの75年2ndアルバム。

美しさと緊張感が拮抗するような前作よりは、優雅で滑らかなタッチが増えた本作の方がBGM向きでしょうか。

それでも、流麗なメロディの後ろで関係ない音楽をやっているかのように叩きまくるこのドラム!

Valzer per domani

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アーティスティックな感性を備えたグループが多いフランスからはこの素晴らしき一枚をチョイス☆

MINIMUM VITAL / AIR CARAVAN

中世音楽や舞曲をベースにした個性派フレンチ・シンフォを聴かせるグループ、19年作10th。

芳醇な地中海エッセンスや瑞々しいトラッド・エッセンスを織り交ぜリズミカルに畳みかける軽快なサウンドが耳に心地いい!

Air Caravan

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La compagnie

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スペインにもBGMにもってこいの作品がございますよ。2枚をピックアップ!

バルセロナ・トラクション / バルセロナ・トラクション

地中海の青空へと吸い込まれていくような、リリカルで可憐に舞うエレピがもう絶品。

その名の通りバルセロナ出身のキーボード・トリオが紡ぐ、メロディアスかつ緻密なクロスオーヴァ―・ジャズ・ロックが堪能できます。

ハットフィールド&ザ・ノースやリターン・トゥ・フォーエヴァーのファンにも聴いてもらいたい!

Has Vist Passar Els Ocells

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Estudi en Afro

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ピータ―・ロアー&ラッキー・グリ / ウィー・アー・ディギング・ザ・ビートルズ

上のBARCELONA TRACTIONで素晴らしいキーボードワークを聴かせたLucky Guri。

そのGuriをリーダーに、72年に制作された全曲ビートルズのカバー・アルバムがまた極上の出来栄えなんです。

全編インストなのでお洒落なBGMとしても最適ですし、よく耳を傾ければ強烈な躍動感とキラメキに満ちた演奏と「そう来るか!」というアレンジの妙が楽しめるナイスな一枚です。

Strawberry Fields Forever

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And I Love Her

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北欧もBGM向きの美しく幻想的な作品が多いですが、その中からこのアーティストを一押し!

JUKKA TOLONEN/SUMMER GAMES

フィンランドの至宝とも言うべきギタリストが放った2ndソロ。

さながらRETURN TO FOREVERへの北欧からの回答とも言えそうな、ジャジーで精緻かつポップで華やかなサウンドを聴かせてくれます。

北欧らしい凛とした透明感と繊細なリリシズムが堪らないなぁ。

Summer Games

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辺境代表はイスラエル!軽やかにして気品溢れる良作品揃いの中から厳選した2枚がこちら♪

TUNED TONE/TUNED TONE

このシンプル過ぎるジャケットではどんな中身か分からないと思いますが、実はSHESHET、KTZAT ACHERET、KAVERETというイスラエルが誇る名グループのメンバーが結成したスーパートリオが残した作品です。

全員が優れたコンポーザーなので、まばゆいイスラエル・ロック名品群の中でも特に美メロが満載。

そんな美メロを一層優美に彩るデリケートなアンサンブルも素晴らしいんです。

בלדה לאיו

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ARIK EINSTEIN & YONI RECHTER / WHEN I WAS A KID

イスラエル・ロックの最高峰SSWと言えば彼。

自身による優雅なピアノをフィーチャーした弾き語り調ナンバーを中心に、バンド演奏も織り交ぜながら洒脱に聴かせるスタイルは、これぞイスラエル・ロックと言える気品がたっぷり。

ヘブライ語のエキゾチックな響きも含め、小粋なBGMとして良いのではないでしょうか。

בגן החיות

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ユーラシアを離れ、今度はオーストラリアからとっておきの作品をご紹介♪

CROSSFIRE / CROSSFIRE

オーストラリアには、ニッチながらこんな洒脱でカッコいい音を聴かせる作品がありました。

軽快かつ流麗なギターのカッティング、緩急自在のリズム・セクション、そして、その上をたおやかに舞う管楽器のリード。

テクニカルにして清涼感もたっぷりのフュージョン・ロックが魅力です。

Remember the trees

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南米はアルゼンチンにも、是非プログレBGMとしてオススメしたい作品があります。2枚をどうぞ!

LA MAQUINA DE HACER PAJAROS / PELICULAS

アルゼンチン・ロック界の天才Charly Garcia率いるバンドの77年2ndアルバム。

個人的に「英米以外のお洒落なロック」を聴かれたら、必ずオススメしたい作品です。

この曲なんて「南米のスティーリー・ダン」とも形容したくなる洗練されたAORタッチに、プログレッシヴな構築的展開が加わったような最高の一曲!

Que se puede hacer salvo ver Peliculas

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RODOLFO MEDEROS Y GENERACION CERO / DE TODAS MANERAS

アルゼンチンと言ったらタンゴでしょ、という事であればこの作品。

音の方を一言で表すなら、「もしハットフィールドやソフト・マシーンがタンゴをやったら?」。

バンドネオン奏者によるリーダー作だけあって、哀愁ほとばしるバンドネオンが全編リードする上質なタンゴ・ロックを奏でます。

昼下がりから夕暮れにかけてあたりに流すと雰囲気があって良さそう♪

Todo ayer

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いかがだったでしょうか。

軽快さという点でフュージョン・タッチの作品が多めになりましたが、洋風料理にそれなりに合うセレクトになったのではないかと思います。

「○○で流せるプログレBGM」、今後もシリーズとして続けていきたいと思いますので、どうぞお楽しみ☆

ARTI E MESTIERIの在庫

  • ARTI E MESTIERI / PROGDAY

    03年の再始動作、過去の名曲4曲をプレイしたスタジオ・ライヴ作品

    アレアらと並びイタリアン・ジャズ・ロックの最高峰に位置するバンド。Frio ChiricoとBeppe Crovellaを中心とする編成で再始動、前作『Murales』から3年を経てリリースされた03年スタジオ・ライヴ作品。傑作1stよりオープニングを飾る「Gravita 9,81」と大作「Articolazioni」、ライヴ・アルバムでのみで聴けたファンタジックな英語曲「Comin’ Here To Get You」など全4曲を演奏。2人の演奏の素晴らしさは言わずもがなですが、前作でもプレイしたCorrado Trabuioの芳醇な響きのヴァイオリンが特筆もので、オリジナル版に忠実でありながらも独自の優美な表情を加えているように感じます。アルティ・ファンであれば一聴の価値ありの好盤です!

  • ARTI E MESTIERI / LIVE 1974-2000

    イタリアが誇る超絶技巧ジャズ・ロック・グループ、74年のライヴ音源&99-00年のライヴ音源を収録、全28曲

    1999年から2000年にかけてのライヴ音源18曲と74年の1stアルバム発表直前のライヴ10曲の2枚組ライヴアルバム。まるで途切れないテンションに思わず絶句。ジャズ・ロック・ファン、必聴

  • ARTI E MESTIERI / GIRO DI VALZER PER DOMANI

    イタリアが誇る超絶技巧ジャズ・ロック・バンド、超絶技巧派はそのままにフュージョン・タッチの軽やかさが加わった75年2nd

    プログレッシブ・ロック界を代表する技巧派ドラマーFurio Chiricoといぶし銀のプレイを聴かせるキーボーディストBeppe Crovellaを擁する、イタリアを代表するジャズ・ロックグループの75年2nd。その内容は、前デビュー作の路線を継承しながらよりジャズ・ロック寄りのアプローチを打ち出し、フュージョン色もほのかに香らせながら進行する作風です。楽曲が細分化されているため短くまとまった感じを受けるも、やはりその内容は前デビュー作に引けを取らない密度の濃さと超絶技巧の連続であり、前作よりタイトなサウンドで迫る名盤となっています。

  • ARTI E MESTIERI / ACQUARIO

    フリオ・キリコ以外のメンバーを一新した83年4th

    アレアらと並びイタリアン・ジャズ・ロックの最高峰に位置するバンド。超絶ドラマーFurio Chirico以外のメンバーを一新し、83年にスタジオ・ライヴで録音された4thアルバム。疾走するFurio Chiricoのドラムは言わずもがな、ドラムに煽られるかのように次々とスリリングなフレーズを応酬させるサックス、エレピ、ギターのテクニックも抜群。アンサンブルのまとまりとテンションは前作以上で、テクニカルなジャズ・ロックとして間違いなく一級品と呼ぶべき快作です。

  • ARTI E MESTIERI / CHILDREN’S BLUES

    イタリアン・ジャズ・ロックの雄、85年作

    アレアらと並びイタリアン・ジャズ・ロックの最高峰に位置するバンド。85年作の5thアルバム。前作以上にメロウかつファンキーな作風が印象的ですが、フリオ・キリコのドラムは相変わらず鋭利なフレーズを連発。主にサックスが担うジャズ/フュージョン然とした滑らかなメロディとドカドカと遠慮会釈なくタイトに叩き込むリズムとの温度差がこの作品ならではの独特なテンションを生み出しています。10分を越える大曲「Waiting For Laura At Banfora Hotel」が聴き所。

  • ARTI E MESTIERI / FIRST LIVE IN JAPAN

    05年6月の初来日公演を収録、全18曲

    アレアと並ぶイタリアン・ジャズ・ロック史上の名バンド、2005年に行われた初来日公演を収録。イタリアン・ロック・ファンにはなじみ深い1st『Tilt』と2nd『Giro Di Valzer Per Domani』を中心とするセットリストとなっており、最も勢いのあった初期の名曲群をたっぷりと堪能できます。00年代以降に参加の若手メンバーの演奏力も充実しており、オリジナルと遜色ないパフォーマンスが発揮された好ライヴ作となっています。

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MINIMUM VITALの在庫

  • MINIMUM VITAL / PAVANES

    古楽器の格調高さとともにイエスやジェントル・ジャイアント直系のダイナミズムもあるフランスの中世的プログレ・バンド、2015年作

    中世/古楽的ロックを追求するデュオ「VITAL DUO」でも活躍する双子のPayssan兄弟Thierry Payssan(Key)とJean-Luc Payssan(ギター)を中心に80年代から活躍するフランスのプログレ・バンド。09年作から6年ぶりの2015年作で2枚組の大作。中世トラッドや古楽、地中海音楽や南欧トラッドミュージックを織り交ぜながら、イエスやグリフォンやマイク・オールドフィールドからの影響を感じさせるサウンドは80年代のデビュー時から変わらず魅力的。オープニング・ナンバーからエネルギッシュで、性急に畳み掛けるリズム隊や前につんのめるようなシャープなエレキ・ギターによるドライヴ感とともに、古楽器が圧倒的なテクニックで格調高くも軽やかに鳴らされます。全体をシンフォニックにまとめあげるヴィンテージなキーボードもいい感じ。ベテランとは思えない、微笑ましくも尖った諧謔センスたっぷりのジャケのイメージ通りに切れ味バツグンな音楽センスがみなぎるさすがの快作。これは名作です!

  • MINIMUM VITAL / AIR CARAVAN’

    双子のPayssan兄弟を中心とするフレンチ・プログレ・バンド19年作、中世音楽をベースにした相変わらずのリズミカルなシンフォニック・ロックが魅力的!

    Thierry Payssan(Key)とJean-Luc Payssan(ギター)、双子のPayssan兄弟を中心に、80年代初頭より活動するフレンチ・シンフォニック・ロックの代表的バンド、19年作10th。同郷MALICORNEや英国のGRYPHONの流れを汲む、中世音楽、トラッド、舞曲をベースにした”踊れるプログレ”を本作でも追及しており、デビュー時より変わらぬアプローチをさらに推し進めたサウンドが魅力です。前のめり気味に畳みかける躍動感いっぱいのリズムに乗って、民族音楽のように賑々しく奏でられるシンセ&オルガンと、Mike Oldfieldばりにシャープで流麗にフレーズを弾くギター&緻密なアコギらが絡み合い、思わず体が動いてしまうようなリズミカルで華やかなシンフォニック・ロックを紡ぎます。アコギがジャカジャカとかき鳴らされシンセが高らかに舞う、地中海エッセンスも香る祝祭感に満ちた演奏は「CELEBRATION」のP.F.Mにも通じていてエキゾチズムたっぷり。一方、合間では技巧が炸裂するスリリングなテクニカル・シンフォも飛び出し、トラッド調ナンバーとの間に鮮やかなコントラストを作り上げていて素晴らしい。今回も期待を裏切らないサウンドを届けてくれる一枚!

  • MINIMUM VITAL / ENVOL TRIANGLE

    テクニカルなシンフォ・アンサンブルと舞曲のリズミカルさが融合した絶品フレンチ・プログレ、記念すべき85年1st!

    双子のPayssan兄弟、Thierry Payssan(Key)とJean-Luc Payssan(ギター)を中心とするフレンチ・シンフォ・グループによる、記念すべき85年デビュー作。彼らの持ち味が、キーボードとギターが流れるように繰り出すスピーディなフレーズの応酬と、トラッドや舞曲に影響を受けたリズミカルな疾走感を融合させた独自のスタイル。流麗さと躍動感が詰まったシンフォニック・ロックは痛快の一言です。神秘的な旋律を奏でる気品あるフルートのプレイにも注目。このテクニック全開でありつつどこまでも優雅で奥ゆかしいサウンドは、初期GENESISや初期CAMELのファンにもぜひお楽しみいただきたいところ。80sフレンチ・プログレではNo.1と言える出来栄えのシンフォ傑作です。

  • MINIMUM VITAL / CONNEXIONS

    古楽器の格調高さとともにイエスやジェントル・ジャイアント直系のダイナミズムもあるフランスの中世的プログレ・バンド、2016年リリースのライヴDVD

    中世/古楽的ロックを追求するデュオ「VITAL DUO」でも活躍する双子のPayssan兄弟Thierry Payssan(Key)とJean-Luc Payssan(ギター)を中心に80年代から活躍するフランスのプログレ・バンド。2015年、2014年、2012年のライヴ映像を収録したDVD。イエスやグリフォンやマイク・オールドフィールドからの影響を軸に、中世トラッドや古楽、地中海音楽や南欧トラッドミュージックのエッセンスを織り交ぜたサウンドが持ち味。このバンドはエネルギッシュな躍動感も魅力ですが、映像で見るとこれがまたカッコ良い!ギターとキーボード奏者が頭を激しく揺らしながら、音を自在に解き放っています。カケレコでも大人気だった2015年作『PAVANES』の楽曲も収録!

  • MINIMUM VITAL / LES SAISONS MARINES

    清涼感溢れる美メロが光る流麗なフレンチ・シンフォ、88年2nd

    双子のPayssan兄弟、Thierry Payssan(Key)とJean-Luc Payssan(ギター)を中心とするフレンチ・シンフォ・グループによる、88年の2ndアルバム。舞曲由来のリズミカルさと共に軽やかに疾走するシンフォニック・ロックを聴かせた1stに対し、本作はリズム隊に重量感が増しより緊張感あるタイトなシンフォニック・ロックを聴かせます。エッジの立ったハードなプレイも交えた技巧派ギターが演奏の主軸となり、シンセやオルガンがその周囲を流麗に舞い踊るアンサンブルは、両者が流れるようにソロを繋いでいた前作にも劣らず魅力的。リズムに関しては、舞曲的なリズミカルさから80年代的なダンサブルなノリへと傾いている曲もありますが、ギターのプレイと同期した時のキレのある演奏のカッコよさは前作以上でしょう。やはり傑作!

  • MINIMUM VITAL / LIVE MINNUENDO 2021

    双子のPayssan兄弟を中心とするフレンチ・シンフォの人気バンド、21年11月のスペイン公演を収録、ライヴとは思えぬ緻密かつ軽やかなアンサンブルに驚嘆!

    Thierry Payssan(Key)とJean-Luc Payssan(ギター)、双子のPayssan兄弟を中心に80年代初頭より活動するフレンチ・シンフォニック・ロックの人気バンド、21年11月のスペイン公演を収録した22年リリースのライヴ作品。最新アルバムである19年作『Air CARAVAN』や16年作『PAVANES』など近作のナンバーから80年代の初期代表曲までをプレイしています。リズム隊、キーボード、ギターが中世音楽や地中海音楽のエッセンスいっぱいに緻密に絡み合う彼らのサウンドですが、いやはや本当にライヴ?と疑ってしまうほどに一糸乱れぬアンサンブルにはただただ驚嘆してしまいます。香り立つ中世音楽エッセンスはGRYPHONを、軽やかに交差する超絶技巧はGENTLE GIANTを、緻密にしてスケール大きな楽曲展開はMIKE OLDFIELDを想起させる、そんな凄いバンドです。上記のアーティストがお気に入りな英プログレ・ファンには是非堪能して欲しい至上のパフォーマンス!

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BARCELONA TRACTIONの在庫

  • BARCELONA TRACTION / BARCELONA TRACTION

    バルセロナ出身、エレピが優美なメロディを奏でるジャズ・ロック/クロスオーバーの逸品、75年発表

    スペインはバルセロナ出身のジャズ・ロック・トリオ、75年作。バンドのリーダーは、Key奏者のLucky Guriで、バルセロナ・ジャズ・ロック・シーンの名手達が集まったビートルズのカヴァー作品(傑作!)に参加したり、後には地中海ジャズ・ロックの名バンドMUSICA URBANAに参加するなど、バルセロナ・シーンを代表するKey奏者。シャープに引き締まったドラム、流麗に動くメロディアスかつグルーヴィーなベースによる安定感抜群のリズム隊を土台に、エレピが地中海の青空へと吸い込まれていくようなリリカルにたゆたうメロディを奏でます。色彩感豊かなパーカッションやホイッスルなどによる味付けも地中海フレイヴァーたっぷり。バンドは、スペインはカタルーニャ地方のウッドストック・フェスと言える75年に行われた伝説の「Festival Canet Rock」に参加し、高い評価を得ます。バルセロナ産ジャズ・ロック「MUSICA LAIETANA」シーンを代表する一枚として名高い傑作です。

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PETER ROAR / LUCKY GURI / CHARLES BENAVENT / MAX SUNYER / SALVADOR FONTの在庫

  • PETER ROAR / LUCKY GURI / CHARLES BENAVENT / MAX SUNYER / SALVADOR FONT / WE ARE DIGGING THE BEATLES

    後にスパニッシュ・ジャズ・ロック・シーンで名を残す重鎮たちが70年代初期に産み落とした最高にカッコ良いビートルズ・カバー作

    後にBARCELONA TRACTION〜MUSICA URBANAとスパニッシュ・ジャズ・ロックを代表するグループで活躍する名Key奏者Lucky Guriと70年代初期のスパニッシュ・ジャズ・ロック・シーンを代表するグループMAQUINA!のサックス奏者Peter Roarを中心に、言わずとしれたICEBERGの名ギタリストMax Sunyerや、MAQUINA!のリズム隊が参加したスーパー・グループ。72年作の全曲ビートルズ・カバー・アルバム。もう、このレビュー書きながら、興奮しています!2曲目の「Strawberry Fields Forever」で泣きそうです。イージーリスニングな感じは微塵もなく、サイケ・ポップのカラフル感を残しつつ、ロック的シャープさとオシャレな洗練とが同居した最高にカッコ良くワクワク感溢れるサウンドを聴かせています。シャープでタイトな音色と手数多いフレージングがカッコ良すぎるドラムを中心に、ピアノとサックスが時にどっしりと時に軽やかに躍動し、NUCLEUS時代のChris Speddingを彷彿とさせるセンス溢れるMax Sunyerが脇を固めます。このキラメキが伝わるでしょうか。カケレコが自信を持ってオススメする大傑作!ビートルズ・ファンもサイケ・ポップ・ファンもニッチ・ポップ・ファンもジャズ・ロック・ファンもカンタベリー・ファンも全員必聴!

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TUNED TONEの在庫

  • TUNED TONE / TUNED TONE

    KTZAT ACHERET(NO NAMES)のメンバーが結成したグループ、優美なメロディが美しいイスラエル歌ものロックの逸品、79年作

    KTZAT ACHERET(NO NAMES)〜SHESHETで活躍したフルート奏者Shem Tov Levy。同じくNO NAMESで活躍し、SSWでも名を残すShlomo Ydov。イスラエルを代表するグループKAVERETのギタリスト&シンガーYitzhak Klepterの3人によるスーパー・トリオ。79年作。3人ともが名コンポーザーのため、本当にどの曲も佳曲揃い。たおやかなで胸に響くメロディ、優美なアコギにフルートとエレピが叙情を添えるアンサンブル。歌ものイスラエル・ロックの逸品。

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ARIK EINSTEIN & YONI RECHTERの在庫

  • ARIK EINSTEIN & YONI RECHTER / WHEN I WAS A KID

    KAVERATでの活躍も知られるイスラエル屈指のSSW/ピアニスト、実質彼のソロ作と言える89年作

    イスラエル・ロックの象徴的グループKAVERATでの活躍も知られる同国屈指のSSW/ピアニストYoni Rechterが、60年代半ばより活動した伝説的SSWのArik Einsteinとの連名でリリースした89年作。クレジットを見るとすべての作曲とアレンジメントをYoni Rechterが行なっているようで、実質的に彼のソロ作と言って良さそうです。フルートにSHESHETのShem-Tov Levi、ギターにCHURCHILL’S〜KAVERETのYitzhak Klepterら盟友が参加。自身による気品たっぷりに転がる優雅なピアノをフィーチャーした弾き語り調ナンバーを中心に、バンド演奏も織り交ぜながら洒脱に聴かせるスタイルは、これぞイスラエル・ロック。ジャジーにもクラシカルにもコロコロと調子を変える自在なピアノと、温かみをもって語り掛けるような優しいヘブライ語ヴォーカル、それを支えるように随所で軽やかに舞い上がるフルート&柔らかなトーンでメロディアスにフレーズを紡ぐギター。時折ビッグ・バンド風の派手な音も飛び出して、たおやかな佇まいにも華やかさを添えていて素晴らしい。イスラエル随一のSSWによる隠れた秀作です!

  • ARIK EINSTEIN & YONI RECHTER / SONGS BY AVRAHAM CHALFI

    KAVERATでの活躍も知られるイスラエル屈指のSSW/ピアニスト、実質彼のソロ作と言える88年作

    イスラエル・ロックの象徴的グループKAVERATでの活躍も知られる同国屈指のSSW/ピアニストYoni Rechterが、60年代半ばより活動した伝説的SSWのArik Einsteinとの連名でリリースした89年作。クレジット上ではArik Einsteinはバッキング・ヴォーカルのみの参加で、実質的にYoni Rechterのソロ・アルバムとなっています。しとやかな響きのピアノをメインに据えた弾き語り調で進行するサウンドは、気品高くもどこか気だるげな空気が漂っていて、これぞイスラエル・ロックと言いたくなる浮遊感ある聴き心地が癖になります。数曲で参加の女性シンガーYehudit RavitzやフルートのShem-Tov Leviら、SHESHETのメンバーの参加も凛とした音作りに貢献。クラシカルなタッチを基調にしつつ、ジャジーで洒脱なプレイも織り込んだ陰影豊かな演奏に心奪われること必至。ヘブライ語の神秘的な語感も合わせて、異国情緒あふれる歌ものロックの名品です!

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