2022年6月30日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: ロック&ポップス
こんにちは。ロック・ファンの皆様を魅惑の音楽探求へとご案内する月間企画。6月のテーマは【素晴らしき英国ポップの世界】です。
第1回~3回は、英国ポップの名盤を起点にニッチな作品へと探求してまいりました。
今回は、英国を飛び出して各国のポップ作をご紹介♪ どれも英国ポップ好きにおすすめの作品です。ぜひさらなるロック探求をお楽しみください!
最初はビートルズの覆面バンドと噂された、カナダのグループの76年作の1stから!
ビートリッシュなポップ・アルバム企画では常連中の常連ですね。
ジャケットの雰囲気そのままの明るいパワー・ポップなバンド・アンサンブルとメロトロンやストリングスをフィーチャーした優美なアレンジが絶妙にブレンドしたサウンドは絶品!甘酸っぱさが広がるヴォーカル&ハーモニーも胸キュンものです。
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コラム「そしてロックで泣け!」が好評だった音楽ライター舩曳将仁氏による、新連載コラム「世界のジャケ写から」。世界のプログレ作品より魅力的なジャケットを取り上げ、アーティストと作品、楽曲の魅力に迫ってまいります。
次はユーロから、プログレ・ファンにお馴染みの作品をご紹介!
60年代に大活躍したイタリアのビート・ポップ・グループが、時代の流れに呼応してプログレッシヴ・ロックを指向して制作した70年作。一般的にはプログレ・ファンに聴かれている作品ですが、ゾンビーズ『オデッセイ&オラクル』に通じるドラマティックなポップ作品として評価した方が正当。このメロディのマジカルさ。どうです?
エキゾチックなイメージがある中東にもこんな作品があったとは!イスラエル・ロックを代表するグループの73年デビュー作!
もしポール・マッカートニーがカンタベリー出身で、ジョン・レノンじゃなくロバート・ワイアットと出会っていたら?って感じのマジカルすぎるこの作品、もう聴きました?
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最後はアジアからピックアップ!
マレーシアのグループ、74年リリースの唯一作。ちょっといかついメンバー写真からは想像できない美しく繊細なメロディとハーモニーにびっくり!ビートルズの遺伝子を受け継いだ偉大な一枚です。
第1回~3回はこちら!
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第1回目は HOLLIES の代表作『BUTTERFLY』から出発し、英国然とした情緒溢れる「ヴォーカル・ハーモニー」をキーワードに、ニッチな英国ポップを探求する旅に出掛けたいと思います。
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ロック・ファンの皆様を魅惑の音楽探求へとご案内する月間企画、6月のテーマは【素晴らしき英国ポップの世界】。第3回目は10ccの『10cc(1st)』から、ユニークなアイディアが随所に散りばめられた「ひねりあるサウンド」が魅力の作品をご紹介してまいります。
マレーシアのグループ、74年リリースの唯一作。ライナーには、ペルーのWe All Togetherに似ていると書いてありますが、確かにその通り。ビートリッシュな美しくリリカルなメロディー、甘美なヴォーカル&ハーモニー、ストリングスが彩るドラマティックなアレンジは、その手のサウンドが好きな方は卒倒ものでしょう。全曲英語。ビートルズの遺伝子を受け継いだ偉大な一枚。
Yoni Rechterなど、後々もイスラエルの音楽シーンで活躍を続ける名ミュージシャンが複数在籍した70年代イスラエル・ロックを代表するグループ。73年作の1st。ずばり好グループです!有名なグループで例えると、WIGWAMに近い印象。60年代ブリティッシュ・ポップのDNAを受け継ぐ優美でキャッチーなメロディ、卓越したコーラス・ワーク、カンタベリーを彷彿とさせるエレピや流麗なギターなどジャズ・ロックのエッセンス、そしてシリアスになり過ぎないユーモアや遊び心。これだけのグループがほとんど知られていないということに驚くほどの完成度。カンタベリー・ミュージックや北欧プログレが好きな方は是非、聴いてみてください!本当に素晴らしいです。あまりのワクワク感に笑みがこぼれます。
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