2021年9月14日 | カテゴリー:MEET THE SONGS,世界のロック探求ナビ
タグ: サイケ
定番からニッチ盤まで、僕らのロック・ミュージックを紹介しているMEET THE SONSG、本日取り上げさせていただくのはこちら、
全員がピエロのメイクでステージに立ち、時にはパントマイムを披露することもあったという謎に包まれたグループ、HELLO PEOPLEが68年にリリースしたデビュー作、『HELLO PEOPLE』です。
全体的にはサイケでポップな本作、どの曲も根底にあるのはメロウでキャッチーなメロディーですが、ドリーミーなフルートが怪しくも心地よく揺れるメロウなナンバーから、ファズ・ギターが激しく鳴り響くナンバーまで、幅広い彼らの音楽性がギュッと詰まった作品となっています。
中でも耳が釘付けになったのはT-9:Paris In The Rain。雨のパリ、この見た目でアンニュイなタイトル、これだけでも引き付けられてしまいました。もちろん内容も素晴らしいののでした。PET SOUNDSを彷彿とさせるような、憂いを内包した甘さを醸し出す美メロ。ひっそりとリズムを刻むパーカッション以外は、全編がフルートとピアノのみというシンプルな構成ですが、時折顔を見せる不協和音が効果的に聴者の耳を刺激してきます。コーラスワークも素晴らしく、涙腺に響きます。
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